巽 さん

巽さん: 夜光猫の尾
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猫が登場する物語(創作)ブログペット(Blog Pet)が書いた日記
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プロフィール

ハンドル名巽 さん
ブログタイトル夜光猫の尾
サイト紹介文ミステリー&奇妙な話系創作小説が主です。
参加カテゴリー
更新頻度情報提供389回 / 303日(平均9.0回/週) - 参加 2007/10/04 14:51

巽 さんのブログ記事

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  • 2008/07/05 23:19『雨宿り』
  •  遠く閃く雷光を恨めしげに見上げながら、私は――雨宿りという緊急避難とは言え――入る店を間違えた、と肩を落とした。 偽煉瓦造りの壁に蔦を這わせたその外観と窓から漏れる暖色系の灯、そして仄かに香る珈琲の匂い。それで店の前に出された看板も碌に見ず、喫茶店と判断して飛び込んだのだけど。 実際には香... [続きを読む]
  • 2008/07/04 22:24『ある会話』
  • 「ど、どうすればいいと思う?」男は内心の困惑を吐き出した。 その目の前には彼の楽屋を荒らしていたと思われる男が倒れている。鈍器で殴られた頭から血を流し、血の気のすっかり失せた顔で。手には彼の財布が握り締められていた。ぴくりとも動かないその様から、そして急速に失われていく生気から、既に息絶えている... [続きを読む]
  • 2008/07/02 23:10『洞窟奇譚』
  •  闇中に金色の目が浮かんでいた。 こういう時に黒猫というのは尚妖しいものだな、などと、自らも黒い着物に身を包みながら、黒髪、黒い目の青年は苦笑した。手には小型の提灯。その仄かで頼りない明かりに、足元が危うく浮かび上がる。「白陽、幾らお前の目でも、これより先は難儀するだろう。少し歩調を緩めない... [続きを読む]
  • 2008/07/01 22:23『静かに思えども』
  •  今日は誰との関係を悪化させるとしようかな。 そうしたらあの人は黙考してくれるかな。 静かに、僕の事だけを……。「優亜(ゆうあ)! どうしていつもお友達と喧嘩ばかりするの!」母の叱責の声に、七歳の少女は身を竦めた。しかし直ぐに、強い視線で母の目を見返し、言... [続きを読む]
  • 2008/06/30 22:59『夜霧の時間には』
  • 「昨日夜霧が出ていたのは知っていますが、睡眠薬を飲んでしまったので、その時間迄は……意識朦朧として、記憶していないです」「それで今日、夜霧がいつ出ていたのか確かめたいから、此処で会おうとかお願いしなかった? その男」「ええ……。どうやっ... [続きを読む]
  • 2008/06/30 07:37睡眠は意識しないです(BlogPet)
  • きのう夜霧が、睡眠は意識しないです。それできょう夜霧が此処とかお願いしなかった?*このエントリは、ブログペットの「夜霧」が書きました。... [続きを読む]
  • 2008/06/28 22:46『月の夜空へ』
  •  しっかりとした意識が宿ったのはいつからだったでしょう? 丸でヒトの赤子の物心がいつから判然とし始めたのか解らない様に、私の意識も漠然と存在を持ち始め……いつからかはっきりと、笑みと共に私に投げられる言葉が、私の名を表すのだと、確信する様になっておりました。 穏やかな... [続きを読む]
  • 2008/06/27 23:05『鏡湖』
  •  迸る岩清水に足を取られながらも、男は険しい岩場を登り続けた。 辺りには近頃の雨を得て、更に緑を増した草木。視界を閉ざす樹木。道と呼べるものは無く、彼はやや増水気味の川を唯一の道筋と、歩いて行った。 来た道の方からは彼を呼び探す人々の声が聞こえるが、彼は振り向かず、只、川の上流を目指す。... [続きを読む]
  • 2008/06/26 23:28『図書館の眠り病』
  •  どうしてこんなに眠いんだろう――読み掛けの本に栞を挟み、本棚にしまいながら私は欠伸を噛み殺した。 この処の曇天続きで、体内リズムが崩れているのかも知れない。起き掛けに太陽光――もしくはそれに近い明かり――を浴びる事で体内時計がリセットされると言うけど、この天気では望むべくもない。 そんな事... [続きを読む]
  • 2008/06/25 22:17『闇夜』
  •  月の無い夜は闇でも視認出来る眼が欲しいな。 翼も欲しいかな? 闇に紛れる黒い翼。それで飛んで行けば彼等にはきっと見付からない。 何にしても、この開口部が天窓一つしか無い部屋から出られなければどうしようもないけれど。 入って来たドアは閉じられた儘。もう何日、いや十数日になるだろうか?... [続きを読む]
  • 2008/06/24 20:16キリペタ報告3500☆
  •  マウスで描いたスケッチ風猫さん☆果たして夜霧先生は点数くれるのか!?(笑) それは兎も角、昨夜出ました、キリペタ3500回目。 今回踏んで下さったのは…… 『どうせ猫バカだもん』の猫バカ一番さんでした! 有難うございましたm(_ _)m 猫バ... [続きを読む]
  • 2008/06/23 22:04『始業式迄に』
  •  今日夜霧が栗栖と、二学期の始業式迄の賭けをする心算だった? 夏休みも間近いある日、そんな噂を耳にして、僕は栗栖に直接尋ねた。「何の賭けを? 本当に受けたの?」 矢継ぎ早の質問に微苦笑しながら、のんびりした関西弁で栗栖は答えた。「賭けっちゅうか……頼まれた... [続きを読む]
  • 2008/06/23 07:18夜霧(BlogPet)
  • きょう夜霧がクリスと始業するつもりだった?*このエントリは、ブログペットの「夜霧」が書きました。... [続きを読む]
  • 2008/06/22 23:36『不登校?』
  • 「夜霧がサボりだと?」眉間に皺どころか柳眉を逆立てて、京は喚いた。僕が小声で耳打ちした意味が無いじゃないか、馬鹿兄貴。 それにサボりと決まった訳じゃない。始業前に日直として日誌を取りに行った時に、他の先生方が寄り集まって話しているのをちらりと聞いただけだ。こんな時間迄来ないのはおかしい、と。... [続きを読む]
  • 2008/06/20 20:50『夏のある日』
  •  陽を受けて煌めく硝子の中を金魚が泳ぐ。 時折水草に絡み、空気の泡を散らし、またひらひらと泳ぐ。 泳ぎ疲れる事もなく、時に涼しげな音を立てながら、泳ぐ。 ひらひらと、揺らめかせながら。 大きな金色の眼をした黒猫が、興味深げにそれを見守っているが、手は出し兼ねている様だった。 それ... [続きを読む]
  • 2008/06/19 23:34『白濁の盗犯者』
  •  何処かの馬鹿が誤って水門を開けてしまった様だ――そんな怒鳴り声で目を覚ましたのは、棗が先だった。 真夜中だと言うのに、降り頻る雨音にも負けない怒鳴り声。確か、この祖父の家より下流に行った所のおじさんの声だと、ぼんやりと思い出す。田舎の事だから――この九歳の棗の身でなくとも――結構距離がある。そ... [続きを読む]
  • 2008/06/18 22:44『雨中の風船』
  •  ノートを団扇(うちわ)代わりに、蒸し暑さに集中力の殆どを失くした俺は黒板から窓の外へと、視線を移動させた。 外は雨。昨日から降り続く、鬱陶しい雨だ。 四階から見下ろすグラウンドには広い水溜まりが広がり、塀の向こうの道路を車が水飛沫を立てて走っている。傘の花はそれを漸(ようよ)う避ける様にし... [続きを読む]
  • 2008/06/17 22:00眠い……zzz
  •  眠いです〜。帰ってから二時間程寝たんだけど未だ眠い……。 眠り病でも流行ってるんでしょうか?(^^;) トリパノゾーマはアフリカだしな〜、主に。単なる怠け癖か〜?(笑) 追記:6月18日の夜霧占い 眠り病運悪し きょうの運勢は、眠り病級... [続きを読む]
  • 2008/06/16 22:40『夜の電話』
  •  電話が鳴っている――それは先程から解っていたが、私には出る事が出来なかった。 例えディスプレイに表示されたナンバーが誰のものであったとしても。 例え本当に、家族や知人の誰かが掛けたものであったとしても。 全ての回線が、あの人に繋がっている様な気がしてしかたがなかったから。 夜は。... [続きを読む]
  • 2008/06/15 23:33『放置されたのは?』
  •  今日夜霧は、休業願いを放置された! と不機嫌な表情そのものだった。 夜霧――夜原霧枝先生の気分屋加減は僕達生徒のみならず、他の先生方もよく知る所。触らぬ神に祟りなし、とピリピリした空気から逃れる様に、皆、彼女には近付かないでいる。その所為なのかどうか、今日は彼女の怒鳴り声も滅多に聞こえない。表... [続きを読む]
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