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- 2007/11/24 21:34Utarouのなんちゃって哲学〓「自己同一性の確保その〓」
- 先日、匿名の方から次のようなコメントを頂きました。興味深いお話ですね。これは心臓移植を受けた、ある国の心臓外科医の言葉です。「この体内に巣食った忌々しいエイリアンめ…」どう思われますか? うーん、難しい問題です。まず、このコメントを解析する必要があります。 心臓移植をし、他人を助ける立場であるはずの心臓外科医が、逆に自ら移植を受けることになるという皮肉な事実がまずショッキングで、人の興味を掻き... [続きを読む]
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- 2007/11/16 20:47Utarouのなんちゃって哲学〓「死と動きその1 脳死の周辺から」
- 皆さんご無沙汰しております。今日のテーマは人間の「死」についてです。 前回のテーマ「人をなぜ殺してはいけないのか?」では、哲学者の思想を借りたりしていましたが、ここからは本当になんちゃって哲学になります。変人が何か言っている程度にご理解いただければと思います。 すべての宗教が人を死の恐怖から救うために存在するとよく言われますが、それほど、「死」という問題は、生命を持つ我々に深く関係しているのです... [続きを読む]
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- 2007/11/11 18:21ストーカーレスストーキング21 第二章第四節「惨め」§3,4,5
- '''§3''' 三年生の二学期の中ごろ、章太郎は選挙管理委員の仕事をすることになり、わけの分からないまま、気付いたときには委員長の役職に就いてしまっていた。偶然、隣のクラスの委員が加地さんであり、委員長という立場上、多少は彼女と話す機会があったことは彼には喜ばしいことであったが、ある日、彼が事務的な用事で彼女を呼び止め、立ち話しているとき、こう尋ねられてしまったのである... [続きを読む]
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- 2007/11/10 16:27ストーカーレスストーキング20 第二章第四節「惨め」§1、2
- '''§1''' 中学二年にあがるときにクラス替えがある。章太郎は再び他人の視線を気にせずに暮らせることに安堵を覚えていた。贅沢な話ではあるが、彼は自分が注目されることにひどく怯えていたのである。 クラス替えのあと、最初の一年は何事も無く、平穏に過ぎていった。誰から好かれるわけでも、嫌われるわけでもない色の無い風景が彼にとっては慣れ親しんだ風景で、”いてもいなくてもいい、空... [続きを読む]
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- 2007/11/08 23:53ストーカーレスストーキング19 第二章第三節裏「固執」
- '''参照:他愛の無いやり取り''''''§1'''「私、何をやっているの?」 女は自分にとって何の利益ももたらさないその行いに対して、もっともらしい理由を付け、正当化するのだった。 「相手がこのサイトに嵌れば、会社にとって利益になるはずよ。」2007年9月26日10:34 メール送信※※※本文:「連絡遅くなってごめんなさい。」件名:「母が急に倒れてしまって、サ... [続きを読む]
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- 2007/11/08 20:49他愛の無いやり取り3
- Date: Mon, 24 Sep 2007 15:48:29 +0900 (JST) From: kusun*******@yahoo.co.jp アドレスブックに追加 Subject: 再び、長くなりそうです。 To: happy*****@yahoo.co.jp メールが着たらすぐ、返信したいところなのですが、いつもはパソコンの無いところにいまして、前にも申し上げましたが、午後3時ごろと、午後9時ごろの二回しかメールをチェックしていません。そのため、美沙さんにはいつもお待たせさせてしまう形になり、大... [続きを読む]
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- 2007/11/04 22:14他愛の無いやり取り2
- Date: Sat, 22 Sep 2007 19:31:40 +0900 From: happy*******@yahoo.co.jp アドレスブックに追加 To: kusuno*****@yahoo.co.jp Subject: Re: お互いの事を知り合うのは大切だと思います。 そうなんですか。「ショーシャンクの空に」も「ハンニバルライジング」もみましたよ。「アドルフに告ぐ」は聞いた事はあるんですが読んだことはないんですよ。あと苦手なタイプとしては臭いや不潔な感じの人ですね。口臭とかワキガとか。あ... [続きを読む]
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- 2007/11/04 20:50他愛の無いやり取り1
- Date: Fri, 21 Sep 2007 17:25:44 +0900 (JST) From: kusuno****@yahoo.co.jp アドレスブックに追加 Subject: お互いの事を知り合うのは大切だと思います。 To: happy********@yahoo.co.jp 毛フェチは毛全般です。髪の毛とかあそこの毛とか。もともと、動物が好きで、動物のふさふさした(インターネット上では「もふもふ」という)毛を触るのがとても好きなんです。優しくなでてやると、すごく気持ちよい顔をするでしょう。僕... [続きを読む]
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- 2007/11/03 22:34ストーカーレスストーキング18 第二章第三節「怖い」
- '''§3''' 入学説明会にもあらわれなかった一人の男子生徒が、その教室の隅にぽつんと座っていた。自分の実家に再び戻ってきたとはいえ、2年前の友人はそのクラスにおらず、彼はまた一人だった。小学校六年間ですっかり、その定位置になれてしまっていた彼は、何の違和感も無く、そのクラスの空気となったのだった。彼がそこにいることに誰も注意を払っていないかのように、クラスの皆は彼の周り... [続きを読む]
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- 2007/10/30 14:09ストーカーレスストーキング17 第二章第二節「虚勢」
- 2007年9月21日'''§1''' 麻美はいつものように管理する「女たち」のメールをチェックしていた。2007年9月20日23:45メール受信楠木件名:「メールアドレスを送る前に確認したいのですが。」本文:「童貞を捨てるつもりはありません。それでも相手していただけますか。」「あら、昨日の子。でも変ね。」 メールを受け取ったのは「美沙」のほうであった。しかし、童貞を捨てるつもりがないのなら、... [続きを読む]
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- 2007/10/29 20:53Utarouのなんちゃって哲学〓「なぜ人を殺してはいけないのか。その2」
- 皆様ご無沙汰しています。前回はなぜ人を殺してはいけないのかについてを現象学的立場から考察してみました。論理に破綻が見られなかったためか、もしくは誰も見ていなかったためかは分かりませんが、特にこれといった反論がなかったので、次の考察に進みたいと思います。 前回、「なぜ人を殺してはいけないのか?」という問いの裏には「私は人を殺し得る」という表明が隠されているといいましたが、実はそこにはもう一つ考えな... [続きを読む]
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- 2007/10/25 22:04ストーカーレスストーキング16 第二章第二節「恐怖」
- '''§1''' その恐怖は突然襲ってきた。 彼がそのころ通っていた田舎の小学校は一学年が70名ほど2クラスの小規模の学校だった。だから、自分と同学年の生徒の顔と名前を把握することは容易なことであった。その閉じられた空間の中では、噂話は瞬く間に広まるものである。 あるとき、いつものように昼休みを一人、図書室で過ごし、午後の授業を受けるため、教室に向かって廊下を歩いているときだ... [続きを読む]
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- 2007/10/24 17:24Utarouのなんちゃって哲学〓「なぜ人を殺してはいけないのか。」
- 今回は「死と動き」について考えるつもりでしたが、凡人パパさんの記事(トラックバック済み)で取り上げられていた問題僕が大学時代に悩み、自分の中では一応の結論が出た、「なぜ人を殺してはいけないのか。」について、思い出してみます。結論から申し上げますと「私が人を殺すことを望んでいないから」です。 ただここで私という主体を矮小に捉えてしまうと、「じゃ、望めば殺していいのか?」ということになってしまいます... [続きを読む]
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- 2007/10/23 20:50Utarouのなんちゃって哲学〓「哲学学」
- 哲学とは生きることである。最近やっと分かったことがあります。僕は自分の人生について深く考えたくて、大学で哲学を専攻しました。しかし、大学で学ぶ哲学とは、他人の思想を学ぶことであって、自ら考えることではありませんでした。いわゆる「哲学学」というやつです。他人の思想がわからなければ、確かに自分の考えを深めることはできません。しかし、他人の思想を理解するには、自分の人生はあまりにも短く、他人の人生はあま... [続きを読む]
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- 2007/10/23 11:26ストーカーレスストーキング15 第二章第一節裏「サクラ」§2
- '''§2''' 麻美は男性会員からメールが届いていることを確認するため、自分の管理する女性のプロフィールをいつものように巡回していた。一番星 色白の美少女の写真 29歳 タイトル:「名前は樹です、私、足がちょっと不自由なんです。」 自己紹介:「事故にあっちゃって、今はリハビリ中なんですけど、 なんかとっても不安になっちゃうときがあって… ... [続きを読む]
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- 2007/10/23 11:14ストーカーレスストーキング14 第二章第一節裏「サクラ」§1
- 2007年9月20日'''§1''' 麻美はいつものように、自分に振り分けられた男どもからのメールを裁いていた。彼女の仕事はいわゆる出会い系の「サクラ」であった。彼女が働く、株式会社D.Wではサクラの業務は分業制である。すなわち、男たちにひたすらメールを送りつける「メイラー」、男たちとメールのやり取りをする「レスポンサー」、さらに「レスポンサー」の中でも顧客を生かさず殺さずにそのサイ... [続きを読む]
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- 2007/10/21 20:45ストーカーレスストーキング13 第二章第一節「萌芽」
- 閑話休題。 物語は、主人公の恋愛遍歴へと移る。語るにはあまりにも味気ない物語がその後の彼のストーカーとしての萌芽と位置づけられる以上、無視して通り過ぎることはできない。読者を退屈させることを承知で、私は筆を進めなければならない。'''§1''' 章太郎が小学三年の三学期に彼の人生にある変化がおきた。それは誰にでも起こることであったが、彼にとってはその後の人生の方向性をある... [続きを読む]
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- 2007/10/20 20:52現代の「もふもふ」について考える〓
- ↑の画像はもふもふ界では超有名な画像です。 皆さんは動物をなでると、すごく癒される経験をされたことはないでしょうか?もふもふの原点はまさにその'''癒し'''にあるのです。 この癒しの源は一体どこから来るのでしょう? 人間には猫のようなふんわりした毛は存在しません。人類の祖先の類人猿の絵なんかを見ると、現代人よりずっと毛深かったのが窺えます。だから、動物たちの毛をなでると、... [続きを読む]
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- 2007/10/19 20:36ストーカーレスストーキング12 第一章第三節裏「Ne miseremini sui」§4
- §4 友枝は苦しんでいた、夫がほとんど家を留守にしている以上、章太郎の教育は彼女の手にかかっていた。言うことを聞いてくれない息子をどうすれば立派に教育できるのか。真剣になればなるほど、息子の粗ばかり目立ち、怒りが湧き上がってくる。そして時たま、息子を叱る時にサディスティックな快感を感じる自分がいるのに、気づいてしまうのだった。怒りが収まり、冷静になると、自分のしたことに後悔はするものの、そんなこと... [続きを読む]
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- 2007/10/19 20:17ストーカーレスストーキング11 第一章第三節裏「Ne miseremini sui」§3
- '''§3''' 章太郎が継母と暮らすようになってから、一年が過ぎようとしているある日、家族に新しい一員が加わった。彼に妹ができたのである。その頃になると、友枝は自分の感情を閉じ込めておくことをやめ、言うことを聞かない息子を叱り付け、叩くことを覚えていた。延々と言葉攻めを繰り返し、必要ならば拳骨を握り締めて、章太郎に躾をするのだった。絶対に抵抗してこないものに対して行う、こ [続きを読む]
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- 2007/10/19 20:03ストーカーレスストーキング10 第一章第三節裏「Ne miseremini sui」§2
- '''§2''' 自分の言うことを聞いてくれない息子に対し、友枝の不信感は強まるばかりだった。夫は結婚した後もこれまでと変わらず、毎晩仕事仲間と飲み明かしてばかりだった。「こんなはずじゃなかったのに。」 章太郎を寝かしつけ、いつ帰るかもわからない夫を待ちながら、彼女はそう思わざるを得なかった。血のつながらない息子と二人きりで生活する時間が増えれば増えるほど、その思いは強まる... [続きを読む]
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- 2007/10/19 20:00ストーカーレスストーキング9 第一章第三節裏「Ne miseremini sui」§1
- '''§1''' 友枝が章太郎と暮らし始めてから、三か月ほどたった。「章ちゃん、そこの入れ物とって頂戴。」「、、、、、、。」 継母の友枝は、時たま、章太郎が問いかけに対して返事をしないことに苛立ちを感じていた。それは彼が意識的に彼女の言うことを無視しているように彼女には思われたからだ。「ねえ、章ちゃん! 聞こえてるの!?そこの入れ物よ。」「あ、はい、お母さん。」 章太郎は... [続きを読む]
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- 2007/10/19 19:40ストーカーレスストーキング8 第一章第三節「白痴」§5
- §5 彼は再び、待ち合わせ場所を訪れた。自宅からそこまでの道のりで彼はある種のトリップ状態にあった。音楽に身を任せて、自己を開放し尽くしたときの快感はどんなドラックをも凌駕すると言われている。音楽に携わるものなら一度はその一端に触れたことがあるだろうし、彼もまた、表現者の端くれとして、その蜜の甘さを味わったことがあった。今彼は、その時とほとんど変わりのない状態だった。 その快感を単純に表現するなら [続きを読む]
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- 2007/10/19 19:25ストーカーレスストーキング7 第一章第三節「白痴」§3,4
- '''§3''' 彼は相手に返信するためだけに、駅前から家に戻ってきていた。携帯電話でメールの受信はできたものの、その出会い系サイトにアクセスし、メールを送ることができなかったので、このような回りくどい方法を取らざるを得なかった。「メール、来ないな。車の運転中かな?」 そう考えながら、約束の時間が迫るのをじっと待っていた。彼は明らかに恐怖していた。今までは漠然とよぎるだけ... [続きを読む]
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- 2007/10/19 19:04ストーカーレスストーキング6 第一章第三節「白痴」§2
- '''§2''' 彼は一時間の仮眠から目を覚ました。時刻は午後六時を少し過ぎたところだった。これから、一人の女と一晩を過ごし、肌を重ね合わせ続けなければならなくなるかもしれない彼にはそれは是非とも必要なことであった。彼女と触れ合う間に一瞬でも気を抜けば、すべてが終わってしまう。「相手はもはや正常ではないと考えたほうがいい。変な話、寝込みを襲われることだって、十分にありえる... [続きを読む]
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