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- 2008/03/15 08:28■感謝
- おかげさまで何件かの業者様からご連絡を頂きました、感謝です。 ただ、まだ現在のところ、完全には「安定して」とはいかないような気もしますが、とりあえずは多少安堵致しました。ありがとうございました。どの業界も中々大変な時代のようです。先日もある歴史資料館で、「ここも来年度からは民間委託になります」と、嘆いておられました。余所では既に民間に委託されている所も多いのですが、色々と問題点も浮き上がってきてい... [続きを読む]
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- 2008/02/26 15:20■裂地の調達
- 最近、この表装という業界は混沌としています。何百年続いた織本さんが倒産したり問屋さんが店を閉めたり。どうやら再編の真っただ中のようです。表具には「保存」と「鑑賞」という二つの要素がありますが、見栄えという点からは色柄や寸法の取り合わせが重要ですので、多くの布地の種類を持っていなくては思うような取り合わせは出来ません。ですから余裕があればせっせと新しい布地を買い込みますが、なるべく異なる色柄や種類を... [続きを読む]
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- 2007/10/20 15:04■系図の「複写」・・・書
- ご自分で書かず複写依頼される多くは、「自分は筆文字が書けないから」がほとんどです。が、筆を持ったことがなければ無理かもしれませんが、巻子仕立ての場合は年賀状程度を書かれている方なら、それが例え下手でも、他人に見せびらかすものではありませんから十分大丈夫です。[正確さ]だけに留意して自信を持って書いて下さい。ただ「書き方」は原本に倣えばよいのですからそう難しい事ではありませんが、「名前」がほとんどです... [続きを読む]
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- 2007/10/17 21:52■系図の「複写」・・・用紙
- 中には系図をご自分で書かれてお持ち頂くものも無論あります。ところが折角清書されてあるのに、用紙が画仙紙だったり障子紙だったりと大変残念なことも多くあります。きちんとした表装をすれば丈夫さは加わりますが、出来ればちゃんとした和紙に書くべきものでしょう。修復の多くは江戸中期〜明治初期に書かれたものが多いのですが、表装は傷んでいても本紙はしっかりしています。これは和紙なればこその賜物です。... [続きを読む]
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- 2007/10/15 15:26■系図
- 系図(家系図)の複写・複製(左欄:系図複製室)をしていますが、最近は新しく作りたいというご要望が増えています。これまではどちらかと言うと直系の方から家に伝わる系図の修復の依頼が多く、未記入の分を追記する程度がほとんどでしたが、最近は次男・三男の方からの、新しく作りたいという依頼が多くなりました。行政書士さんに依頼されて家系を調査される方も多いようですが、私どもではほとんどが原本の複製です。役所や過... [続きを読む]
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- 2005/01/22 15:48■古文書の裏打ち(無表装)
- 古文書には、軸や巻子に表装し鑑賞するようなものではないが、資料として貴重な書付文書類が圧倒的に多いと思います。そしてそれらの多くは破れたり虫に食われたり…。これらを保存するに当り、先ず 「裏打ち」 という事が頭をよぎるかもしれません。しかし、何でも裏打ちすれば良いと言うものでもありません。裏打ちをすると「厚く」なります、厚くなると折り目がしっかり付き、むしろそこから切れる原因にもなります。折り曲げて... [続きを読む]
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- 2005/01/21 15:48■墨の滲み
- 裏打ちをすると墨の滲むものがあります。墨色を追求するあまりの膠(ニカワ)分の少ない墨や、長く磨り置いた墨などを使用する時は、一旦試してみると良いでしょう。作品と同じ紙に、同じように書いて乾かします、乾いてからそれをたっぷり湿らせて4〜5分置き、ティッシュなどで押さえて、墨写りがしなければ先ず大丈夫です。墨を止める方法はありますが、余計な費用が掛ったり、化学薬品を使う所もありますのでなるべく書いたま... [続きを読む]
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- 2005/01/20 15:48■表装と作品の範囲
- よく、「余白は適当に切って下さい」と言われる事がありますが、私達表具師は通常自分の裁量で本紙の余白を断つことはありません。書にしろ絵にしろ「余白」は作品の一部です。不必要な余白は必ず、作家様側において「指示」して下さい。人夫々感覚は異なりますので、折角の意図が損なわれる場合もあります。その指示の仕方ですが、表に「鉛筆で印」を付けるのが良いでしょう。「折り目」を付けての指示は他の折れ目と間違えたり、... [続きを読む]
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- 2005/01/19 15:48■屏風(2)隅皺
- 前回に「ツガイ」の事を書きましたが、これは外見には見えません。「傷み」ではありませんが、時々隅の方に中心に向かった「シワ」があるものを見かけます。これは「スミジワ」と言いますが、この原因は一つには中の骨が枯れて縮んだため、外側とのバランスが崩れて起こるもの、一つには、張り方の悪いもの、があります。前者は、よく枯れた材料を使うことや、さらにそれを防止する隅板を入れることなどで防止出来ます。後者は、張... [続きを読む]
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- 2005/01/18 15:48■掛軸の見方
- 時々「掛軸の良し悪しはどうやって見分けたら良いか」とたずねられる事があります。…ん〜、難しい…。プロでもこれは中々難しいのです。つまり、見える部分はほんの一部、裏打ち紙の質、手の入れ具合など、見え難い部分がほとんどです。それに、目的が「鑑賞」主体か、「保存」が主体かによっても評価の基準が変わります。ただ基本的な事は、例え「保存」が主体であっても「見栄え」が悪くてはどうにもなりません。最初に見るとこ... [続きを読む]
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- 2005/01/17 15:48■漉き嵌め
- ある郷土資料の修復を見積もって欲しいと依頼がありました。相当に傷みが激しく、隅の方はちょっと開けないほど綴れていましたが、貴重な資料なので文字は全て保全したいとの事でした。百丁前後ありましたので、かなりの費用が掛る旨申し上げたところ、「漉き嵌め機は無いんですか?うんと安いんでしょ?」と、ご返事が返ってきました。折りも折り、数日後、ある機械メーカーさんから『漉き嵌め機』の案内が届きました。「これまで... [続きを読む]
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- 2005/01/16 15:48■続・入札
- 先日、昨年落札した業者さんの和綴じを見る機会がありました。唖然…確かに裏打ちをして製本してありますが、まるで素人の仕事。綴じは緩々、題箋は仕様書の標題をそのまま貼り、厚味の調整もなし、挙句の果てに文字は切れ・・・なるほどこれならうんと安く出来る筈です。もっとも、入札説明会では『裏打ちをして製本しなおす』というだけの条件ですから、もっともと言えばもっともな結果ではあります…。... [続きを読む]
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- 2005/01/15 15:48■解読・判読
- 表具の修復もそうですが、特に文字の多い古文書や書物の場合、修復には、古文書の文字が「“ある程度”は読める」ことが要求されます。古文書の文字や文章は、中々そう簡単には読めるものではないのですが、それでもある程度はそれが出来ないと、バラバラになった紙片を、紙片の形だけで元に戻すのはこれまた至難の技です。否応無く、どういう文字か、どういう筆の流れか…を、見極め、個々の文字を「判読」することも求められてし... [続きを読む]
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- 2005/01/14 15:48■浸み抜き
- 「シミ」を抜くこと自体は、それほど難しいことではありません。大抵のものは落とせます。但し、“元の墨や顔料を損なわずに”抜かなければならないところが難しいのです。薬品を使い、水を使いして抜きますので、どうしても多少は色落ちしたり薄くなったりしがちです。それをそうならないように腐心するのが一番難しい所です。 ... [続きを読む]
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