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- 2008/02/05 16:34自分さえよければ-1
- 雑感を書きます、と言いましたが、次々回の小説のあらすじになってしまうかもしれません。 ですから、ここに書くことはフィクョンだと考えてください。 数年経てばフィクションでなくなるのでしょうが、今はフィクションです。 題名は「自分さえよければ」にしました。何か事件や問題が発生した時、この言葉を当てはめてみてください。心地よくフィットします。 「朝ズバッ」のみのもんたにこの言葉を叫んでもらおうと思ってメール... [続きを読む]
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- 2008/01/27 16:17雑感-1
- 小説[無力]が終了しました。次の物語まで、しばらく時間をもらって、雑感を書かせてもらいます。 今、時代が大きく曲がろうとしています。時代の流れは戦争やクーデターでもおきないかぎり、変化の方向が出て、10年程経って、気がついた時には変わっているものです。目に見える変化は、まず政治の世界に出てきます。最近の政治討論を聞いていると、自民党が死に体になっていることがよくわかります。なぜ、自民党が死のうとして... [続きを読む]
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- 2008/01/03 11:50無力-完
- 60 危機管理室には、不自然な沈黙が流れた。政府首脳席にいる多勢の人に不安を与える流れになっている。保身本能が全機能を動員して働いていたが、出口が見つからない不安で一杯だった。 根岸の席へメモが届けられた。 「皆さん。各テレビ局は独自の世論調査を、この放送と並行して実施しております。それによりますと、このクーデターを支持する意見が圧倒的多数を占めています。調査の手法や設問に違いはありますが、支持す... [続きを読む]
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- 2007/12/16 08:51無力ー9
- 52 防衛庁の地下三階で、限られた人数による秘密の作戦会議が開かれた。防衛庁の建物の中で、クーデターの作戦会議が行われるいることを想像する人はいないだろう。二日間で作りあげた作戦は町村のノートにしか書かれていない。武田がよく動いてくれた。出席者は、陸上と航空の両幕僚長、統合参謀本部の北山本部長、陸自の安藤一佐、そして町村の五人だった。 「あの世に行く顔ぶれとしては、申し分ないな」 真田航空幕僚長が... [続きを読む]
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- 2007/12/01 09:04無力ー8
- 47 町村は寺の裏手から本堂に近づいた。何度も忍び込んだことのある床下に入り込み、加代と二人の兵士の到着を待った。三人の足が見え、本堂に消えていく。話し声が上から聴こえて来て、本堂に別の人間がいたことを知って、背中に汗が流れた。しばらくすると、二人の兵士が本堂から出てきて境内の木立の方へ歩いていった。敵が三人で、二手に分かれていることが事態を難しくしてしまったことは確かだった。だが、悩んでいる場... [続きを読む]
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- 2007/11/17 08:52無力ー7
- 40 町村は携帯電話を持って市民病院の村上の部屋へ行った。点滴をしながら、テレビを見ている村上の様子は元気を取り戻していた。 「どうですか」 「おっ。もう、大丈夫や。食ってなかっただけやからな。ここの飯はうまい。ほんまにええもんばっか食わしてもろたわ」 「元気そうです。それと、これ」 町村は携帯電話を渡した。 「おおきに。すぐにやってみるわ」 「その格好ではやりにくいでしょう。自分が電話しますよ。会社... [続きを読む]
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- 2007/11/04 07:10無力ー6
- 32 携帯電話が振動した。メールには「至急 戻られたし」のメッセージがあった。緊急以外は使わないと言っていたので、町村は荷物をまとめて出発した。眼下の市街地では生活が始まっていて、人の動きがよく見えた。敵の哨戒行動は始まっていると考えるべきで、慎重に帰路をたどった。そして、誰とも遭遇することもなく、第二中継基地に到着したが、二時間以上かかっていた。 「第一まで戻ります」 一人で待っていてくれた倉持... [続きを読む]
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- 2007/10/20 08:18無力ー5
- 25 校内放送が流暢な日本語で始まった。各部屋で代表者を二人選んで職員室まで来るようにという内容だった。ケンさんと呼ばれる男と、三十前後の年齢の男性が選ばれて部屋を出て行った。加代は昨日から世話になっている女性に、初めて礼を言ってから自己紹介した。 「気にせんといて。私は原田敬子。これは孫の修と恵。父親は単身赴任で大阪、母親は仕事の研修会とかで東京。昨日帰ってくる予定やったのに連絡がとれんままや。... [続きを読む]
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- 2007/09/30 20:31無力-4
- 20 国道27号線で発砲が起きてからは、あらゆる場所で銃器が使われているようだった。舞鶴地方総監部の屋上にあるカメラの映像がその惨劇を映し出していた。駆けつけた警察官は銃を抜く前に群集の集中砲火で倒れていく。パトカーには無数の銃弾が打ち込まれ、乗っていた警察官は何もできないまま殺害されていた。道路に溢れ出た武装集団に、あらゆる車両が略奪されているが、逃げる人たちには発砲されていない。上陸した群集... [続きを読む]
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- 2007/09/17 07:01無力ー3
- 12 統合参謀本部の作戦会議室は、よどんだ雰囲気の中にあった。各部隊の出動提案も住民避難勧告も受け入れてもらうことが出来なかっただけではなく、政府発表もされないこととなった。初期警戒マニュアルに従って偵察行動をとっている各機から送られてきている映像は、乗船している人間が難民に見える映像ばかりであった。汚れた衣服の子供たち、老人、そして幼児を抱いた女たち。彼らは日本の偵察機に向かって声をあげ、笑顔... [続きを読む]
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- 2007/09/11 06:45無力ー2
- 5 共和国では、半年ほど前から日本軍による侵略の危機が盛んに放送されていて、人民の結束を訴えていた。敵の上陸作戦を阻止するために、海岸線の防衛強化が叫ばれ、多くの人民移動が実施されている。南浦などの西海岸から船舶の移動も実行されていた。 清新の市街を見おろす場所にある、61招待所に宿泊するようになって一ヶ月がたった。日本語学科の学生の大半が参加させられているので、学生達は旅行気分であったが、次第に重... [続きを読む]
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- 2007/09/08 12:12無力ー1
- 1 長梅雨の予測が出されていたのに、日中は初夏のような日差しが続き、その暑さはまだおさまっていなかった。お茶の水駅のホームで、加代は上着を脱いで腕にかけた。丸みのある顔に、いつものような柔らかい表情はなく、目は遠くを見つめている。上着を脱いだほうが、その均整のとれたスタイルが強調され、男達の視線が注がれていたが、気がついていないようだった。電車がホームに入ってきた音に反応して、中央線の車内に乗り込... [続きを読む]
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