- 2008/05/12 14:16『人魚らいふ♪』
- るるるん、らららん♪ 私は人魚♪ 蒼い海は私の楽園♪ さぁ、何して遊ぼっかな? お魚さんとかくれんぼ♪ 追いかけっこも楽しいよ♪ 貝さん、お話聞かせてね♪ 真珠をくれるの? ありがとう! 海草さんと一緒にダンス♪ ゆらゆらゆられて海の底♪ たくさん遊んだらお腹がすいちゃった。 さぁ、お食事にしましょうね。 え? 何を食べるのかって? それはもちろん……。 お魚さんを頭から、ムシャム [続きを読む]
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- 2008/05/02 00:40『金の斧、銀の斧ーん?』
- ここは、とある研究室。 「博士、ついにやりましたね」 助手が目を潤ませている。 博士も満足そうに頷いた。 「あぁ、ついに完成だ。最終テストをしよう」 「まず、この湖に斧を落とす」 博士は斧を放り投げた。 水しぶきがあがり、斧が湖の中に沈んでいく。 すると間もなく水面がぶくぶくと泡立ち、水の中から一人の美女が現れた。 「私は湖の女神です。あなたが落としたのはこの金の斧ですか?」 博士 ... [続きを読む]
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- 2008/04/30 00:59『命の代わりになくしたもの』
- ある中年男がビルの上から落ちた。 幸いにも落ちた場所が植え込みの上で、それを見た人がすぐに救急車を呼んだため、男は一命を取りとめた。 医者が、男の妻に言った。「まだ意識が戻らないので、予断は許せません」「そうですか……。でも、どうして自殺未遂なんて……」 涙ぐんで倒れそうになる妻を高校生の娘が支えた。「お母さん、しっかりして。お父さんは自殺なんてするような人じゃないよ。うちのお父さんは立派な ... [続きを読む]
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- 2008/04/24 18:02『浦島太郎とエステ』
- どろろろろーん。 玉手箱を開けた浦島は、中から出てきた白い煙にびっくり驚いた。「なんじゃこりゃ?」 まだ若者だったはずの浦島の姿は、腰の曲がったお爺さんに変わってしまった。「いったいどういう事だ? なんでわしがこんな事に……」 唖然としている浦島のもとへ若い女が近付いてきた。「どうかなさいましたか?」「見てくれ、この手、この足。どうやらわしは老人になってしまったらしい。まったく何てことだ、 ... [続きを読む]
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- 2008/04/19 18:20『一滴の水』
- 「俺さ……時々、変な夢を見るんだよ」 ベッドの上で、K氏は女の髪をなでていた。「変な夢って?」「それがさ、コップが1つ出てくるんだ」「……で?」「それだけなんだ。何も入っていない空(から)のコップが置いてあって、俺はそれをじっと見てるんだけど何も起こらない。静止画みたいな夢だろ?」「えー何それ? 意味わかんないんだけど」「そうだよな。俺も意味わかんない」 K氏と女はお互いの顔を見て、微笑んだ。 ... [続きを読む]
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- 2008/04/15 14:57『平凡からの脱出』
- その日、買い物メモとエコバックを手にした私は、スーパーへの道すがらこんなことを考えていた。 毎日毎日、同じことの繰り返し。平凡すぎるほど平凡な日々だ。 まったくこの平凡から脱出できるなら、悪魔に魂を売ってもいいくらいだよ。 すると突然、目の前に悪魔が現れた。「どーも。悪魔です。今、魂を売りたいと思ったのはあなたですか?」 非常に悪魔らしい格好をしている上に、宙に浮いていたので本物だと思っ ... [続きを読む]
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- 2008/04/09 11:20『カフェオレ』
- 夕方、会社帰りにスーパーによった私は、タイムセールの品を次々とカゴに放り込んだ。「これでよし、と」 スーパーの次は、保育園へ行って娘のミユをひろう。 自転車の前かごに買い物袋を入れ、後ろにはミユを乗せた。「ママ、今日ねアサミ先生が面白いこと言ったんだよ。あのね……」 ミユが機嫌良く、今日の報告を始めた時、私は突然あることに気がついた。「あっ! あぁー」「どうしたの、ママ?」「うわー。ママ ... [続きを読む]
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- 2008/04/05 17:54『戦隊ヒーロー』
- 夕食の支度をしていたら、5歳になる一人息子のユウキがまとわりついてきた。「ねぇ、お母さん、ソーナンジャーってさ、強いよねー。カッコイイよねー」 最近、ユウキが夢中になっている戦隊ヒーローもの。 レッド、ブルー、イエロー、グリーン、ブラック。色違いの五人の戦士が悪と戦う話だ。「僕さぁ、大きくなったらソーナンジャーみたいに強くなるんだ。それで悪いやつをやっつけるの」 ユウキは言いながら、レッ ... [続きを読む]
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- 2008/04/01 22:36『彼と彼女の共通の趣味』
- 今日は太郎と花子のお見合いの日。 初対面の若い二人が、かしこまって向かい合っていた。「あのぉ……」「……はい」「太郎さんのご趣味は何ですの?」「僕の趣味は旅行です」「まぁ、素敵」「でも最近は仕事が忙しくてね。まとまった休みが取れなくて、どこにも行ってないんです」「そうですか」「だから僕の最近の趣味は、地図を見ることです。地図は面白いですよ。日本地図でも世界地図でも、いろんな国のいろんな地方 ... [続きを読む]
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- 2008/03/22 12:19休止のお知らせ
- 春休みに入りま〜す。 次回の更新は4月になりま〜す。 ... [続きを読む]
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- 2008/03/21 00:00『日常にひそむヒント』
- 午前0時。 一人の男がくたくたに疲れきった様子で帰宅した。 妻が布団の中からのそのそと這い出てきて「お帰りなさーい」と言った。「聞いて聞いて。今日はすごい話があるのよー」 冷えきった夕食を温め直しながら、妻が続ける。 先ほどまで寝ていたとは思えないほどのハイテンション。「近所の富士崎マーケットで、なんと卵が1パック50円。信じられる? 50円だよ。今までの底値の記録をかるく更新しちゃった ... [続きを読む]
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- 2008/03/18 11:00暖房器具の片付けどき (今日のテーマ)
- BlogPet 今日のテーマ 暖房器具の片付けどき「暖房器具はまだ出してますか?出してる方はいつぐらいで片付けます? もう片付けたかたはどれぐらいで片付けましたか?」 つい先日までの私は「湯たんぽ」を愛用していました。 でも私の住む京都府南部では、最近、わりと暖かい日が続いています。 もうすっかり春なんですよね。 だからもう「湯たんぽ」は押入れに片付けてしまってもいいんですけど……。 ちょっと迷いま ... [続きを読む]
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- 2008/03/16 23:27『人形にこめた想い』
- 「ねぇあなた。あの人形って気持ち悪くない?」 妻にそう言われ、私は振り向いた。「何だか髪の毛が伸びているような気するのよ」「気のせいだろ?」「そうかしら? でもそう見えるのよ。顔だって全然かわいらしくないし、気味が悪いわ」 妻が言っているのは、私が一年ほど前に祖母の形見分けでもらってきた日本人形だ。 元々は祖父が祖母にプレゼントした品だった。先に祖父が亡くなって、独り暮らしになった祖母は寂 ... [続きを読む]
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- 2008/03/14 22:51『大きな古時計』
- 大きなのっぽの古時計が止まった。僕のお爺さんの時計だ。 お爺さんが天国に昇ったその日、古時計も動くのをやめてしまった。 それだけじゃない。電子レンジも冷蔵庫も掃除機も。独り暮らしだったお爺さんの家のありとあらゆるものが一斉に動かなくなった。「立つ鳥、後を濁さずって言うわよね」とお母さんが言う。「残された私たちが遺品の整理をする時に、これはまだ使えるか使えないか、粗大ごみかリサイクル店かって ... [続きを読む]
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- 2008/03/13 23:44『老けてみられたい男』
- ある青年が、化粧品店を訪れた。「男性用化粧品はありますか?」「ございますよ。どんなものをお探しですか?」 女性店員がにこやかに対応した。「実は僕、若く見られてしまうのが悩みなんです。もっと貫禄をつけたい。化粧でもっと落ち着いて見せることは可能ですか? できれば10歳……いや、20歳くらい上の年齢に見られたいんです」「まぁ……」 少し幼さの残る顔立ち。高校生くらいだろうか。 どうせ気になる女 ... [続きを読む]
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- 2008/03/11 10:26『ターンオーバー』
- バーのカウンターで男が水割りを飲んでいた。 ゆっくりと深いため息をつく。 そこへ女が近づいてきた。「どうかしたの? ため息なんて」 男も女もこの店の常連客だ。 それぞれが何度か店に通ううちに顔見知りになり、会話を交わすようになった。 男の薬指には指輪が光っている。「うちの奴がさ、全然、飯を作ってくれないんだよ。洗濯も掃除もろくにしない。そのくせ金遣いだけは荒くて……」「本当にひどい奥さん ... [続きを読む]
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- 2008/03/08 14:04『スペシャル美人女優メイク』
- 私は美人女優。 美貌にはかなり自信がある。 今日は大好きな彼のマンションに遊びに来た。「泊まっていってもいいかな?」「俺はいいけど……。いいのか? 週刊誌に撮られるかもしれないぞ」 大丈夫よ。スキャンダルがゼロじゃつまらないじゃない。時々、週刊誌に登場するのも人気のある印だもん。 先にシャワーを浴びた私を、彼が不思議そうな顔で見た。「そういえば化粧を落とした君の顔って見たことがないなぁ。 ... [続きを読む]
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- 2008/03/06 15:57『惚れ薬』
- A氏が、友人のN博士の元を訪れた。 研究室のドアを開けようとして、A氏は動きを止めた。 中からN博士と助手の声が聞こえてくる。「博士、ついに究極の惚れ薬が完成しましたね」「あぁ、これで私の悩みも解消される。実は……恥ずかしい話だが、私はこの歳にして女性と付き合ったことが一度もないんだ。このまま一生独りというのもさみしいような気がしてきた」「博士はずっと研究一筋でしたからね」「しかし、この薬 ... [続きを読む]
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- 2008/03/03 15:18 『3月3日は耳の日』
- 3月3日は雛祭り……だけじゃなくて「耳の日」でもあります。「きゃーーーー!」 ヒロくんを抱えて、お母さんは耳鼻科に飛んで行きました。「先生、うちの子、見てください」「どうされました?」「耳に……、耳に大豆が……」 ヒロくんはまだ一歳半。お母さんがちょっと目を離したすきに、好奇心から耳に大豆を入れてみたのです。「あらららら。でも大丈夫ですよ」 先生も看護師さんもとても落ち着いています。 それ ... [続きを読む]
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- 2008/02/29 23:10 『ふしぎなポケット』
- 僕の洋服には不思議なポケットがついている。 ポケットをたたくとビスケットが一つ。 もう一度たたくとビスケットは二つ。 さらにもう一度たたくとビスケットは三つ。 たたいてみるたびにビスケットはふえる……。 * 20年後。 大人になってから不思議なポケットのことはすっかり忘れていた俺だったが、久々に帰った実家の押し入れで、それと再会した。 母さんったらこんな服まで捨てずに取ってあるの ... [続きを読む]
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- 2008/02/28 00:57 「G.L.C.A」 自己紹介
- えー、ワタクシ、G.L.C.Aという秘密組織に勧誘され、よくわからないまま入会してみました。 もしかしてヤバいかもしれません……。 一応、表向きは「小説サイトを運営する女性ブロガーさんの交流を深める」というそれなりの面目がありますが、裏ではあんなことやこんなこと……。これ以上は書けません。危険すぎます。 G.L.C.A本部室はここをクリックしてください。 ま、そんな冗談は置いといて、G.L.C.A用に自己紹介を ... [続きを読む]
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- 2008/02/26 10:10『あなたの後ろに誰かいる』
- 私は占い師。 来る日も来る日も私の元には占いをして欲しい人が集まってくる。 人は誰しも迷うもの。一つの決断を下す前に、誰かに後押しをして欲しいものなのだ。「そうすると、二人の男性のどちらとお付き合いするか迷っておられる……という訳ですね?」 目の前に座った美女に向かって私は語りかけた。「では相性をお調べしましょう」 私は紙に複雑な図形を描きながら、美女と二人の男の相性を調べた。「ふむ。な [続きを読む]
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- 2008/02/22 19:14『笑いの絶えなかった家族』
- 泣きたいときは笑っちゃおう。 辛いときほど笑っちゃおう。 声に出して笑ってみれば、悩みがつまらないことに思えてくる。「あははは」 何? 笑えないって? とにかく無理やり笑いなさい。 最初は無理して笑っていても、笑っているうちに脳細胞が勘違いして本当に楽しくなってくる。 自分で自分の脳をだますのだ。 * 私、3Kgも太っちゃった、あはははー。 うちの子のテスト、0点だったわ、あ [続きを読む]
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- 2008/02/18 17:58 『世界に一つだけの花』
- 「ねぇ、パパ」「うん?」 「私、アイドルになりたいの。今度、東京でオーディションがあるんだけど行ってもいい?」 娘の突然の告白に、父親は面食らった。娘は小学六年生。親から見れば、まだまだヒヨコだ。「ママは何て言ってるんだ?」「……駄目だって。でも私の夢なんだよ。パパなら応援してくれるでしょう? パパはいつだって私の味方だよね?」 父親は「うーん」と唸りつつ渋い顔をした。「でもな、芸能界って厳 ... [続きを読む]
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- 2008/02/16 22:51 『お母さん、これ買って』
- (1)デパートにて。母親と女の子の会話。「お母さん、このリカちゃん人形、買って」「ダメよ」「買ってってばー」「ダメったらダメです」「買って買って買って買って」「ダメったらダメったらダメったらダメ!」(2)後日、同じデパートにて、同じ親子の会話。「お母さん、このリカちゃん人形……」「いいよ。買ってあげる」「買ってくれなんて言ってないでしょう?」「でも欲しそうな顔をしてるじゃないか。買って ... [続きを読む]
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