|
- 2008/08/02 00:20「フリーランチの時代」 (小川一水/ハヤカワ文庫)
- フリーランチの時代 (ハヤカワ文庫 JA オ 6-8)(2008/07)小川 一水商品詳細を見る小川一水さんの新刊が出てたので、久しぶりに読んでみました。 じっくり読むつもりが、気がついたらのめり込んでた… あっけなく異星人とコンタクトして人類進化しちゃう、「フリーランチの時代」、 脳からの出力以外を機械に移植された女性が、人間と自我の所在を問う、「Live me Me」、 ニッチな雑業をこなしながら宇宙船に引きこ ... [続きを読む]
|
- 2008/07/25 21:50「帝都探偵物語? 人造生命の秘密」 (赤城毅/光文社文庫)
- 帝都探偵物語〈1〉人造生命の秘密 (光文社文庫)(2003/02)赤城 毅商品詳細を見る前回に引き続き、大正モノ。こっちも面白かったです。帝都を揺るがす、不死身の怪人騒動と、死者蘇生を目論む狂気の軍医。さらに不穏な動きを見せる憲兵隊…探偵・小暮三十郎は、これら怪事件に巻き込まれ…という話。80年代風ハンサムさんの主人公、彼を助ける令嬢と美少年、おどろおどろしい怪事件、軍部を牛耳る悪の大尉…一点のブレ ... [続きを読む]
|
- 2008/07/25 02:44「冥都七事件」 (物集高音/祥伝社文庫)
- 大東京三十五区 冥都七事件 (祥伝社文庫)(2004/06)物集 高音商品詳細を見るたまにはミステリ。なんとなく手に取ったのですが、出色でした。ときは昭和の始め。帝都東京を賑わす不可思議な騒動に、早稲田のせっかち学生・阿閉くんと、大家の老人・玄翁先生のコンビが挑む…という連作短編。覆面作家・物集高音さんの代表作ですね。丁寧に描写された昭和初期・レトロモダンの情景も鮮やかに、夜鳴き石や幽霊電車など、胡 ... [続きを読む]
|
- 2008/07/19 03:32「七ツ風の島物語」 (SS)
- 七つ風の島物語10年越しにやりたかった作品を、やっとこさ入手、クリアしました。いまさらどころの話じゃないですが、やっぱり素晴らしいゲーム。サナギから孵った竜人ガープ。見回せばそこは七つ風の島。知恵を持つ竜人が島で出逢うトモダチと、風と、忘れものの話。「MOTHER」「moon」とあわせて、"不思議生物雰囲気ゲーム・3種の神器"みたいな認識がありますね。デザインは、ゼイラムやブラックロッドの挿 ... [続きを読む]
|
- 2008/07/16 02:15「羆嵐」 (吉村昭/新潮文庫)
- 羆嵐 (新潮文庫)(1982/11)吉村 昭商品詳細を見るたまには質実な本も読むですよ。日本最大の害獣事件、三毛別羆事件。大正時代、北海道の集落を襲った巨大熊の恐怖と、翻弄される人間たちを描いたドキュメンタリー小説(実話)。わずか二晩で6人もの人間が惨殺され、熊の猛威に住む土地を奪われる村人。あれやこれやと右往左往する警察や地域住民の中で、ひとり黙々と牙を研ぐ老猟師。生々しいクマの殺戮描写は下手 ... [続きを読む]
|
|
|
- 2008/07/15 01:44「見えない都市」 (イタロ・カルヴィーノ/河出文庫)
- 見えない都市 (河出文庫)(2003/07)イタロ カルヴィーノ商品詳細を見る彼岸に旅立ちたいほど暑い日が続く今日このごろ。海外幻想文学でトリップ、逃避するのがマイブームwフビライ・ハンの寵臣となったマルコポーロが、数々の空想都市を語る、という形式の連作短編。ハンモックに吊るされた峡谷の町、巨大な柱上に建ち地上を見下ろす空中都市、地上と同形に作られた死者の為の地下都市を有する町…目が眩むほど多彩な奇 ... [続きを読む]
|
- 2008/07/15 00:29「ハローサマー、グッドバイ」 (マイクル・コーニィ/河出文庫)
- ハローサマー、グッドバイ (河出文庫 コ 4-1)(2008/07/04)マイクル・コーニイ商品詳細を見るえらく間が空いてしまいましたが、普通に元気です。そんなことよりコレの復刊に感無量。何年も読みたかった小説が、ついにッ…!夏の休暇を過ごすために港町パラークシを訪れたドローヴ少年と、町にある宿屋の娘、ブラウンアイズ。幼い恋を謳歌するふたりが過ごす、冒険と青春の日々。しかしいつしか、戦争と大きな秘密の影が町 ... [続きを読む]
|
- 2008/06/03 04:13「武装島田倉庫」 (椎名誠/新潮文庫)
- 武装島田倉庫 (新潮文庫)椎名誠さんという作家に対する認識、「ジーンズの人。なんか旅してる。小学校の教科書に載ってた」を悔い改めると同時に、褒めちぎりたいと思います。ハンパじゃなく面白かった!おそらく近未来の「戦後」日本、町はガレキと化し、異常進化した生物や略奪団の脅威に晒される世界を舞台に、それぞれ懸命に生きる男たちを描いた連作短編。所謂デストピアものであり、人間が食物連鎖の頂点から失 ... [続きを読む]
|
- 2008/06/02 03:13「黒水村」 (黒史郎/一迅社文庫)
- 黒水村 (一迅社文庫 く 1-1)(2008/05/20)黒 史郎商品詳細を見る村とか因習とか大好物なもんで、ついつい手に取ってしまった一冊を。問題のある生徒を集めた課外学習として、9人の男女が向かった先は黒水村。アカモロと呼ばれる内蔵のような作物を収穫し、黒い雨が降る村で、次々に怪異が襲い掛かる…みたいな話。クトゥルーや民間伝承の小ネタが散りばめられたゾンビホラー、てとこでしょうか。謎の食べ物、奇怪な風習、 ... [続きを読む]
|
- 2008/05/23 02:13「鼠と竜のゲーム」 (コードウェイナー・スミス/ハヤカワ文庫)
- 鼠と竜のゲーム―人類補完機構 (ハヤカワ文庫 SF 471)ちょくちょく読み進めていた一冊を、やっと読み終えました。好きな作家と関連して名前を見つけたり、薦められたり、妙に縁のあった作品。様々な時代を経て、補完機構なる組織に統べられている世界。相棒である猫と精神を同化させて宇宙に潜む"竜"を狩る表題作や、肉体を捨てて外宇宙の探査を行うチームの話「スキャナーにいきがいはない」など、独自に築かれた未来... [続きを読む]
|
- 2008/05/15 04:24「龍盤七朝 DRAGON BUSTER1」 (秋山瑞人/電撃文庫)
- DRAGONBUSTER 1 (1) (電撃文庫 あ 8-13 龍盤七朝)(2008/05/10)秋山 瑞人商品詳細を見るモンハンにかまけて読書が停滞気味ですが…待ちに待った龍盤シリーズが始まったので、早速読みました。世間知らずで勝ち気な公女・月華(ベルカ)と、天賦の剣才を持ちながらも卑賤の血から虐げられている少年・涼孤(ジャンゴ)、67年前の戦乱で殺戮の限りを尽くした謎の少女との因縁を巡りながら、交錯するふたりの運命を描いた架空 ... [続きを読む]
|
- 2008/05/06 01:25「百物語」 (杉浦日向子/新潮文庫)
- 百物語 (新潮文庫)(1995/11)杉浦 日向子商品詳細を見る例えば、平山夢明さんの「怖い話」シリーズより、「新耳袋」の方が好きで。不思議がポンと其処に在る感じ…当たり前に不可解が転がってる感じが。そういう「ただ其処に在る怪異」感において、ひとつの極点がこの作品。無聊の慰めに、来客から怪談を集める隠居老人が聞く百物語。看板に偽り無く、作法どおりに100から1引いた99本のオムニバスです。神隠しや死の知ら ... [続きを読む]
|
- 2008/05/01 03:10「自分の小さな「箱」から脱出する方法」 (アービンジャー・インスティチュート/大和書房)
- 自分の小さな「箱」から脱出する方法(2006/10/19)アービンジャー インスティチュート、金森 重樹 他商品詳細を見るこういうのは苦手ジャンルなのですが、ちょっとしたきっかけがあって手にとってみました。この手の本における究極、とも言われる伝説の作品「箱」の復刊本です。集団行動の妨げになる人間関係や、家庭不和の例を取り上げながら、我々が陥ってしまう「自己欺瞞」について説いていく、といった内容。小手先の ... [続きを読む]
|
- 2008/04/26 00:24「怪奇探偵小説名作選7 蘭郁二郎集 魔像」 (蘭郁二郎/ちくま文庫)
- 怪奇探偵小説名作選〈7〉蘭郁二郎集―魔像 (ちくま文庫)(2003/06)蘭 郁二郎商品詳細を見る手に入り難い絶版本ですが、図書館で見つけたので読みました。蘭郁二郎は普通に買える著作が一冊もないっていうね…orz睡眠を削る実験の果てに狂気の人形愛に走る「蝕眠譜」、恋煩いと閉塞感に悩み、轢殺魔として目覚める男を描く「鉄路」、女性の足に変質的な魅力を抱き、隠し部屋から女湯を覗き続ける「足の裏」など、フェチっぽく ... [続きを読む]
|
- 2008/04/22 00:07「墨攻」 (酒見賢一/新潮文庫)
- 墨攻 (新潮文庫)(1994/06)酒見 賢一商品詳細を見る前々から地味に気になっていた一冊を読みました。「鮮やか!」という言葉がピッタリな作品でしたよ。中国は春秋戦国時代、侵略の危機にある小国・梁にただ独り派遣された墨子教団の男・革離。素人ばかり数千名の手勢で、迫り来る2万の軍勢から、城を守り通すことができるか…という話。歴史書における記述の少なさや、後の世で一切の姿を消していることから、中国史上 ... [続きを読む]
|
- 2008/04/18 22:07「狸ビール」 (伊藤礼/講談社文庫)
- 狸ビール (講談社文庫)流行りにのってモンスターハンターなど始めてみたのですが、戦う以前に、肉すら上手く焼けなくてしょんぼりですorz生活能力の無さが、こんなところで露呈するなんてッ…――と、そんな現状に関連して、リアル狩りの本など。かつて鳥撃ちがより身近だった頃、これにハマって山に通い続けた著者のエッセイ。狸の肉を食いすぎて体が臭くなったり、撃った鴨の美味しい食べ方を追求したり、学者仲間と騒い ... [続きを読む]
|
- 2008/04/15 00:53「Sister」 (Sonic Youth)
- Sister(1994/10/11)Sonic Youth商品詳細を見る一番好きなバンドは?と聞かれたら、Sonic Youthと答えます。全部聴いてしまうのが勿体無くて永らく残していた、最後の未聴作品「Sister」を、ようやっと聴きました。ロックの入りはご多分に漏れず、NIRVANA。それからは、名のあるものなら、それこそなんでも。そんな時代が、あったのです。購読誌は、今は亡きBUZZ。洋邦問わずロックを紹介してくれる雑誌は意外と少なく ... [続きを読む]
|
- 2008/04/11 01:37「神野悪五郎只今退散仕る」 (高原英理/毎日新聞社)
- 神野悪五郎只今退散仕る(2007/07)高原 英理商品詳細を見る高原英理さんの、読み損ねていた一冊を。なんか意外な作風でした。勝ち気な少女、紫都子は、中二の夏休み、妖怪が出るという屋敷にひと月泊まるよう祖母に命じられる。妹の妙子や、従兄弟の祥も巻き込みながら様々な妖と出逢うが、やがて強大な怨霊と対決することになって…という話。高原さんと言えば暗黒ゴシック、という印象でしたが、そんな先入観とは裏腹 ... [続きを読む]
|
- 2008/04/10 18:36「回転テーブルはむつかしい。」 (蒼井優/メディアファクトリー)
- 蒼井優 PHOTO BOOK 『回転テーブルはむつかしい。』 (ダ・ヴィンチブックス)(2008/03/20)蒼井優/アイビー・チェン商品詳細を見る元来「写真集」というものには抵抗があったのですが、つい買ってしまった…w蒼井優さんのフォトエッセイというか、そんな感じの本です。「花とアリス」で彼女の演技に感動して以来、出てる映画をとりあえず観る程度にはファンだったり。本書は、台湾でカキ氷を食べまくる蒼井さんの図、といっ ... [続きを読む]
|
- 2008/04/07 22:52「恐怖の黄金時代」 (南條竹則/集英社新書)
- 恐怖の黄金時代―英国怪奇小説の巨匠たち (集英社新書)(2000/07)南條 竹則商品詳細を見るたまには新書など。結局ホラー関連ですが。二十世紀初頭の怪奇小説家、中でもラブクラフトが絶賛してやまない4人(ブラックウッド、マッケン、ダンセイニ、ジェイムズ)を軸に、その生涯やエピソード、作品を紹介するエッセイです。洋物の本によくある、解説の著者来歴を集めたような感じ。翻訳モノに手を出してからの日数は浅い ... [続きを読む]
|
- 2008/04/02 02:24「Echo Park」 (advantage Lucy)
- Echo Park(2005/09/28)advantage Lucy商品詳細を見るちょっといい自転車を買ったので、晴れた日には運動がてら遠出をしています。こういうときのBGMは、やっぱりルーシーが最上。「red bicycle」なんて曲もあるし…って僕の自転車白いですがw同世代の方だと、カウントダウンTVの主題歌になってた「グッバイ」が有名でしょうか。素朴でかわいらしいアイコさんのvoと、やっぱり朴訥としたバンドサウンドがステキなバンドで ... [続きを読む]
|
- 2008/03/31 22:37「ゴーレム100」 (アルフレッド・ベスター/国書刊行会)
- ゴーレム100 (未来の文学)(2007/06)アルフレッド・ベスター商品詳細を見る賛否両論なベスター最狂の一冊「ゴーレム100」、やっと読みました。彼岸すら通り越して、次元の彼方にイッちゃった感のある怪作。8人の有閑セレブが暇つぶしに行った儀式で、不定形の化け物(というか概念?)ゴーレム召喚!それを追うクールなインド人警官と、香水作る科学者男と、精神科医のおねーさん。俗悪極まるスラム街から、心的宇宙の果て ... [続きを読む]
|
- 2008/03/28 02:34「アサッテの人」 (諏訪哲史/講談社)
- アサッテの人(2007/07/21)諏訪 哲史商品詳細を見る面白かったんですが、面白さが伝えにくい本だなあ、これは。まあ、ポイント絞って、さらっと所感だけ。唐突に奇声を発したくなったり、意味のない言葉なんだけど字面が面白くて気に入っちゃったり、相手の問いかけとまったく関係ないこと言っちゃったり、そういうのってあるよね的なことを、とことん見つめて、見つめすぎて失踪した「叔父さん」をめぐる話。そう、誤 ... [続きを読む]
|
- 2008/03/26 02:21「水惑星年代記」 (大石まさる/少年画報社/1〜5巻)
- 水惑星年代記(2006/07/26)大石 まさる商品詳細を見る自分の人生がマンガになったら、どんな画風で描かれるんだろう…最近、なんとなくそんなことを考えます。願わくば、この作品みたいなタッチで描かれる日々を、過ごしたいものです。というわけで新刊も素晴らしかった、「水惑星年代記」シリーズを。軌道エレベーターによって惑星間移動の活発になった未来。水位の上昇で大きく地形が変化し、水没しつつある地球と、星を ... [続きを読む]
|
- 2008/03/22 04:05「ザ・シナリオ 東京タワー」 (松尾スズキ/扶桑社)
- ザ・シナリオ 東京タワー オカンとボクと、時々、オトン(2007/03/28)松尾 スズキ商品詳細を見る松尾スズキさんの脚本はとりあえず読む教の教徒なのです。って映画未見ですがorzあらすじはいいかな…リリー・フランキーさんのベストセラー「東京タワー」映画版、その準備稿にあたる台本です。(この段階だと4時間30分あるそうな…)正直、最初に「東京タワー」を知ったときは「また流行りの感動バナシが増えたか」くらいに ... [続きを読む]
|