マダムN さん

マダムNさん: マダムNの児童文学作品
  マダムNさん 携帯プロフィール QRコード   

参加トラコミュ

トラコミュに参加してみませんか?

トラコミュに参加してみませんか?

あなたの書いた記事をテーマにそったトラコミュにトラックバックすることで、共通の趣味や話題をもったブロガーとつながります。

トラコミュ検索はこちらから

プロフィール

ハンドル名マダムN さん
ブログタイトルマダムNの児童文学作品
サイト紹介文作家の卵歴36年目のマダムです。当ブログでは、児童文学作品を紹介しています。
自由文現在ブログで連載している児童文学作品は、『不思議な接着剤』です。
主人公は紘平という名の少年。別居中の父親の部屋で見つけた不思議な接着剤が様々な事件を惹き起こします。彼は、喘息持ちのひ弱な弟、幼馴染の少女と一緒に遊んでいた電器店の倉庫の先に、不思議な接着剤で、いつかテレビで見た巨大な洞窟をくっつけてしまうのです。そこで彼らが出会うものは……。
シリーズものになる予定の第一作目です。
参加カテゴリー
更新頻度情報提供40回 / 303日(平均0.9回/週) - 参加 2007/10/31 23:43

マダムN さんのブログ記事

記事削除機能過去の記事 … 1 2 次へ
  • 2008/05/03 19:31不思議な接着剤 ―連載45―
  •  皿にとり出されたケーキは、ひしゃげたシルクハットにそっくりでした。「どうして、こうなったのかなあ。シフォンって、気むずかし屋でね。きれいに焼きあがって見えても、とり出しにかかったら、こうなることって、よくあることなんだ」 瞳は、ひどくがっかりし... [続きを読む]
  • 2008/03/24 11:21不思議な接着剤 ―連載44―
  •  そして、紘平は、思ったことを実行しました。 不思議な接着剤、すなわち、アルケミー株式会社製品の超化学反応系接着剤クッツケールがひき起こした事件の一切合切を、瞳に話したのでした。 瞳は、竹ぐしとパレットナイフをもちいて、ケーキを型からとり出す作... [続きを読む]
  • 2008/02/26 18:33不思議な接着剤 ―連載43―
  •   瞳につづいて入ったキッチンには、あまいにおいがただよっていました。 テーブルに、空きびんと、それにささった筒がありました。筒は、逆さになったケーキの型でした。  キツネ色に焼けたケーキが、筒の下からはみだしています。「シフォンケーキ... [続きを読む]
  • 2008/02/17 08:09不思議な接着剤 ―連載42―
  •  瞳は、ピアノを習っていました。 瞳はピアノの練習が嫌いではありませんでしたが、その指づかいには、友だちが遊びにくる前に練習を終えてしまいたい、というせっかちさがあらわれていました。 かのじょは、同じかしょで、3回つかえました。 ピアノの音... [続きを読む]
  • 2008/02/07 04:56不思議な接着剤 ―連載41―
  •   ねんのために、紘平は、朝刊の日づけを見ました。 間違いありませんでした。 不思議な接着剤の作用で、21日の木曜日だったはずの今日は、23日の土曜日となっていました。 その土曜日に、おさななじみの瞳と遊ぶ約束があったことを、紘平は思い出し... [続きを読む]
  • 2008/01/08 08:13不思議な接着剤 ―連載40―
  •  クッツケールで、カレンダーの中の数字20と23、つまり20日と23日をくっつけたあとで、紘平は眠ってしまったようでした。 目がさめてみると、朝だったのです。 小鳥がさえずり、カーテンのすきまから、ひかりがほとばしっていましたから。 それで... [続きを読む]
  • 2008/01/07 18:12不思議な接着剤 ―連載39―
  •  白いネコをだいた少女の絵が描かれた下に、西暦年と月がありました。 西暦というのは、キリストが誕生したとされる年を元年にして、年を数える、年代の数えかたです。 西暦年と月の下には、曜日が横ならびをし、曜日の下には、数字が順ぐりにわりふられて整列... [続きを読む]
  • 2007/12/22 16:35不思議な接着剤 ―連載38―
  •  しかし、もちろん、そのねたは使えませんでした。 あしたは、工作より、放送の原稿をさきにすませることになるでしょう。 そして、きっと、工作をする時間がたりなくなって、どうしようもないできそこないを、提出するはめになるのでしょう。先生の首をかしげ... [続きを読む]
  • 2007/12/16 18:02不思議な接着剤 ―連載37―
  •  放送室には、機械係、音楽係、アナウンサー、それに放送内容の記録をとる書記がつめます。 係のクラスの生徒が、放送室に給食を運んでくれますが、放送中はだれもがいそがしくて、たべるひまなどありません。 終ってから、みんなであわただしく給食をたべ、給... [続きを読む]
  • 2007/12/10 15:38不思議な接着剤 ―連載36―
  • 5 あしたは、しあさって  おかあさんと翔太は、家に帰りつくと、洗面所で顔と手足をきれいにしただけで、寝にいってしまいました。居間には、紘平とつくりかけの工作がのこりました。 おかあさんは、寝まきに着がえてから、階段をおりてきて、紘平にいいま... [続きを読む]
  • 2007/11/28 17:38不思議な接着剤 ―連載35―
  •  ですが、小さな勇者は、病院の外へ出て、ネコがいなくなっていることを知ると、大泣きしそうになりました。あのピアノの声でです。 翔太は、おそらく、いままではネコとの再会を思って、そのことで頭のなかがいっぱいで、泣くひまがなかったというわけなのでしょう... [続きを読む]
  • 2007/11/26 19:38不思議な接着剤 ―連載34―
  •  ながい時間がたちました。 というのは、紘平の感じかたで、じっさいには15分が経過しただけでした。ふたりが出てきました。 翔太は、まだ、右目のまわりをはらしていましたが、泣いてはいませんでした。おかあさんは、顔をあからめています。 おかあさ... [続きを読む]
  • 2007/11/24 17:55不思議な接着剤 ―連載33―
  •  看護師さんがいったように、すぐに診察の順番がきました。 なぜって、待ち合い室には、紘平たちのほかに3人いただけだったからです。 おかあさんは、救急病院の待ち合い室が、翔太と同じ新型のインフルエンザにかかった――つまりピアノ協奏曲そっくりの声で泣... [続きを読む]
  • 2007/11/23 15:05不思議な接着剤 ―連載32―
  • 「あら、まあ、ぼうやは……。お目めは、どうしたのかな?」と、看護師さんは、翔太のほうへ身をかがめて、いいました。「ネコにさわったようですの。この子は、アレルギーでして」と、おかあさんがいうと、看護師さんは、ほほえみました。「今日は、それで、お... [続きを読む]
  • 2007/11/20 02:32不思議な接着剤 ―連載31―
  •  動物の毛にさわると、翔太は目がかゆくなり、ときには、目のまわりがはれることもあったのです。 そういいながらも、紘平は、翔太といっしょに、すこしの時間、ネコとあそんでしまいました。 兄弟は、病院の正面玄関わきの茂みへ、ネコをかくしました。帰ると... [続きを読む]
  • 2007/11/18 19:02不思議な接着剤 ―連載30―
  •  紘平は、翔太を見つけました。 弟はしゃがんで、木のかげに逃げこんだネコをなでていました。白い子ネコです。 紘平を見ると、ネコは緊張した顔つきで、身構えました。ネコは、じぶんには気をゆるしていないように思えましたが、紘平はネコをつかまえました。... [続きを読む]
  • 2007/11/17 17:52不思議な接着剤 ―連載29―
  •  おかあさんの運転する車がつぎの信号で左にまがれば、救急病院に指定されている総合病院の、白い大きな建物が見えるはずでした。 おかあさんは、そのように車を進め、病院の門から駐車場に入り、そこで車をとめました。 3人は、車からおりました。おかあさ... [続きを読む]
  • 2007/11/16 21:12不思議な接着剤 ―連載28―
  •   夜になったばかりの街は、ぼんやりとした暗さでした。 街灯は、手もちぶさたのあかりを、街灯どうしでなげかけあっていました。 遊戯施設の巨大なあかりは、眠そうでした。ハンバーガー店に、ドーナツ店に、コンビニのあかりは、計算されただけの空間を、き... [続きを読む]
  • 2007/11/15 15:12不思議な接着剤 ―連載27―
  • ――ぼくたち、ちゃんと帰ってこられるんだろうか。翔太が病院で、ピアノの声で泣いたら、どんなことになるのだろう? なんとしてでも、弟をまもらなければ、と紘平は思いました。 家を出てからの道のりが、はるかなものに感じられました。いっそ、行きの道を帰り... [続きを読む]
  • 2007/11/13 08:06不思議な接着剤 ―連載26―
  • 4 青い目のネコ 夜、おかあさんとどこかへでかけるとき、紘平はきまって、もう二度と家に帰ってこられないような、変な不安がうすくひろがるのでした。 べつに、おかあさんが運転が下手だからとか、そういったこととは関係がありません。 どうして、そ... [続きを読む]
  • 2007/11/11 20:06不思議な接着剤 ―連載25―
  •  おかあさんは、さいごまでいわせずに、きっぱりといいました。「紘平。あなたのせいじゃありませんよ。毛布をかけてくれなかったせいで、翔太が、インフルエンザにかかったということはあるかもしれないわね。でも、だからって、新型ウイルスの責任まで、とろうとす... [続きを読む]
  • 2007/11/08 16:10不思議な接着剤 ―連載24―
  •  そう思った紘平は、クッツケールの説明書になにか解決のてがかりはないかと、あらためてそれを読みました。 そうすると、解決のてがかりらしいことが、書いてないこともありませんでした。〈応急処置および取り扱い上の注意〉の箇所です。   ●接着を後悔した... [続きを読む]
  • 2007/11/07 17:14不思議な接着剤 ―連載23―
  •  きっと、おかあさんは、泣きすぎて頭がおかしくなってしまうでしょう。 そうなると、おかあさんは、学習塾で子どもたちに勉強をおしえることはできなくなりますし、勉強が苦手な子どもは、学校のテストで零点をとってしまい、テスト用紙をやぶることになるでしょう... [続きを読む]
  • 2007/11/05 15:30不思議な接着剤 ―連載22―
  •  ふいに、紘平は、クッツケールの説明書にあった、いったん接着したもの同士は、二度とはがれない。という、不吉な注意事項を思い出しました。 がくぜんとしながら、ポケットに押し込んだ接着剤のパッケージをとり出して、もう一度読んでみます。パッケージの裏... [続きを読む]
  • 2007/11/02 10:44不思議な接着剤 ―連載21―
  •  紘平は、居間に入ると、ソファのそばに毛布をそっと置き、廊下に引きかえしました。 ひとりになって、これからすることを、だれにも見られないようにする必要があったのです。 さいわい、おかあさんは、目のまえで起きている現象に心をうばわれてしまっていて... [続きを読む]
過去の記事 … 1 2 次へ

にほんブログ村

>

マダムNの児童文学作品