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- 2008/06/24 19:00第40話「死守」
- 授業後に覚えていたことは、小渕の首筋に2箇所小さなほくろがあることぐらいだった。この授業で学んだことは、米が日本だけのものではないということぐらいだ。「クリちゃ〜ん!!」ん?シミチン?その瞬間、俺の中で変な感情が湧き上がってきた。俺のナマアシだ・・・シミチンが小渕のナマアシを見たら・・・シミチンが小渕のナマアシに夢中になったら・・・俺のナマアシではなくなってしまうじゃないか!!「クリちゃ〜ん!」俺... [続きを読む]
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- 2008/06/23 23:36第43話「プール開き大作戦」
- 放課後、俺はプールに向かった。シミチンのことはせめて死なないでと祈ることしか出来ない。本当は助けたいところだけど、相手が悪い。それに俺は夏制服でプールに向かっていると夏を誰よりも満喫している気分になった。水泳の季節だ!開放的な季節だ!相川先輩だ!プールにつくとイケメン斉藤がいた。「よ!ハマ男(オ)」「男はいらないです」「あれ?相川先輩は?」「よろこべ!なんと!今日休みだ!」「マジですか?」俺は、き... [続きを読む]
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- 2008/06/23 23:35第42話「シミチンVS大山」
- 「いや、私はっきりと聞こえたの、耳がいいから」「気のせいじゃない?」「気のせいじゃない!!ゲッっぷ!」げええぇっぷした〜〜!!シミチンはかかとを踏んでいた上履きをしっかりと履きなおした。大山は獲物を前にした猛獣のように吐息を吐いている。鼻息が頭の上に・・・荒い・・・荒いよ・・・シミチンは立ち上がり俺の方をむいた。「クリちゃん・・・俺、先帰るから」シミチンは声を殺して言った。「えっ・・・何で?」「ま... [続きを読む]
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- 2008/06/23 23:34第41話「新たな出会い」
- 売店は食堂と隣接したところにある。売店に行った俺はメロンパンを買った。シミチンはコロッケを買った。俺とシミチンは食堂のテーブルに座った。「クリちゃん!クリちゃん!あれ見てみ!」シミチンが何かを見つけ指差した。俺は、振り返り、シミチンが指した方を見つめた。あれは・・・柔道部のマネージャーの大山だ・・・俺はシミチンの指差している腕を掴んで下ろさせた。「何だよ」「ダメなんだって」「何で?面白いべあれ?」... [続きを読む]
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- 2008/06/23 23:32第39話「ナマアシ」
- 一時間目、地理の授業中。俺はまったく授業に集中出来ない状態だ。小渕は隣の席で大胆に足を組んでいる。スカートの裾が・・・裾が・・・すべて作戦だ・・・作戦だったんだ・・・この格好をするための冬制服だったのだ。この女・・・やりやがる。ん!?・・・ぶっほっ!!小渕のやつ・・・机の横に足を投げ出して組みやがった。なんてことを・・・すぐそこにこんなもんがあっては東南アジアの主食の話など頭に入るわけがない。タロ... [続きを読む]
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- 2008/06/19 19:00第38話「生足の陰謀」
- 教室につくと衣替えによって教室の雰囲気が変わって見えた。爽やか!白い!教室がなんとなく明るい!あの子は誰だ?あんな子うちのクラスにいたのか?あの子もだ、誰?教室を間違えてしまったのかと思った。教室にいる男子も気のせいだろうか、いつもよりにやけ顔だ。俺も、変にあやしく思われないようにしなくては・・・「おっは〜!!」小渕の声だ。俺は後ろを振り向いて返事をした。「あ、おはよう・・・な!」“ファーッ!!”... [続きを読む]
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- 2008/06/18 19:00第37話「夏の誘惑」
- 今日から六月だ。衣替えの季節だ。男子の制服は半そでシャツになり。女子の制服は白いセーラー服に赤いスカーフ、紺のスカート。登校していると女子生徒の制服が気になってしょうがない。俺は無意識に女子生徒を目で追ってしまう。“ファーッ!!”ううぉ!!車が警笛を鳴らしてきた。何だよ!うるさいな・・・あっ!。俺は、車道の真ん中を走っていたことに気づいた。車の運転手は車の中で何か文句を言っている。すいませんと俺は... [続きを読む]
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- 2008/06/17 19:00第36話「小渕の家」
- 俺は、自分の発言を謝罪した。なんとか、学校ではばらされなくてすみそうだ。「あっ、私んちあそこだから」小渕の指差す方向に大きな屋敷がある。「あれ?」「そう、あの家」「大きいね」「そうかな、普通だと思うけど」俺の家の5倍くらいはある。あれが普通だとすれば、俺の家は小屋みたいなもんだ。「ばいばーい、じゃまた学校で!明日楽しみにしててね」「えっ!・・・何?何を楽しみに?」あっ!!「ばらさないって言ったじゃ... [続きを読む]
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- 2008/06/16 19:00第35話「仲直り」
- 小渕がこっちに歩いてくる。小渕とは、隣の席なのに最近口をきいていない。もう別に水着の一件のことなんてどうでもよかったけど、話すタイミングが見つからないままだった。「クリちゃん、いつもここ通んの?」「いや・・・たまたまだよ・・・」「ふ〜ん」あぁ・・・何も言えない・・・俺はかつあげされているところを女に助けられた・・・それも、同じクラスの小渕に・・・俺はなんて無様な男なんだ・・・「こっち?」小渕は塞が... [続きを読む]
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- 2008/06/14 19:00第34話「囁き」
- そこにはママチャリにのった小渕がいた。「何してんだよ」小渕は自転車から降りて、こっちに向かってきた。こんな恥ずかしいところを見られるなんて最悪だ。「おい!お前らどこの鼻たれ坊主だよ」パンチパーマは俺の胸倉を掴んでいた手を離した。そして、小渕に近づいていく。あぁ、あいつバカだろ・・・そうだ、今のうちに逃げるか!でも、ここで逃げたら俺最低だなぁ・・・小渕はパンチパーマを睨み続けている。「お前こそどこの... [続きを読む]
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- 2008/06/13 19:00第33話「乱入者」
- 「うちに帰ってもお金ないんです、本当に」「じゃあ仕方ないな」パンチパーマは俺の自転車のカゴからバッグを取った。「あっ」「これ預かっとくからお金と交換な」バカな・・・元々俺のものをお金で取り戻す?そんな道理は間違っている・・・が、相手はアホだ。う〜ん、どうしたもんかなぁ・・・よし!「勘弁してください」「お金で勘弁してやるっつってんだろ?わかんねぇガキだなぁ」パンチパーマが指にはめていた指輪を外しはじ... [続きを読む]
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- 2008/06/12 19:00第32話「ハズレくじ」
- 「はいはいは〜いこっち〜」パンチパーマの一人が俺呼んでいる。俺は最後の願いを込め、後ろを振り向いてみた。「いや、お前だから」・・・だよね〜俺は三人がいる方へ自転車をこいで近づいていった。俺はすでに観念していた。ひょろっと背の高いノッポが道を指差して言った。「ここね〜ここの部分だけ俺らの道路なんだわ〜」ええっ!そうだったんですか!!なんて驚くと思うなよ・・・反論しても意味がないことは分かってる。俺は... [続きを読む]
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- 2008/06/11 19:00第31話「近道は近くない」
- 部活が終わり、鉄男と一緒に帰ることにした。鉄男はげっそりとして柔道場から出てきた。鉄男は相当疲れているようだ。俺も相川先輩にしごかれ疲れていたが、鉄男を見ていると何もいえない。少し遠くから鉄男を見ていて、心なしか痩せたように見えた。俺も相川先輩のしごきを毎日受けていることもあり、少し慣れてきた気がする。筋肉だって少しは・・・腕や体を触ってみたが、自分ではどうも分からない。たぶん、毎日の練習がつらく... [続きを読む]
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- 2008/06/11 02:04第30話「嵐の後」
- 鉄男はほとんど自分の弁当を食べていない。鉄男は大山の弁当を食うのに必死だった。いくら大きな体で大食いの鉄男だとはいえ人間だ。人が昼食にぺろりと食べきれる量ではない。だが、鉄男はがんばった。放課後に聞いた話だが、大山が言った「残さず食べてね♪」という一言が、鉄男には「残したらお前消すぞ!」と聞こえたそうだ。俺も、そう聞こえた気がしないでもない。鉄男は気合で20分かけて食事を終えた。クラスの生徒は大食い... [続きを読む]
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- 2008/06/03 19:00第29話「マグロの一本食い」
- 「あぁ〜おともだちぃ〜?名前教えてよ〜ぅ」やめてくれ・・・本名は辞めてくれ〜鉄男は俺にすまないといった表情を見せて言った。「浜九里男君・・・小学生の頃からの友達なんだ」終わった・・・「マッジー!!じゃあ超マブでしょ?超マブ?じゃあ私も仲良くしなきゃ!ヨロシクゥ!!私、大山千重!!」手を差し伸べられたので出さないわけにはいかなかった。俺の両手をがっしりと握りしめる大山。はぅっ・・・がっ・・・手がぁ・... [続きを読む]
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- 2008/06/02 19:00第28話「ラスボス」
- 「てっちゃ〜ん!!もう!恥ずかしいのぉ?照れ屋さんっ!」俺は鉄男を横目に見た。鉄男は泣きそうな顔をしていた。俺は下を向いたまま小声で聞いた。「誰?」「柔道部のマネージャー」「まじで・・・名前は?」「大山千重さん」「何年?」「一年」「一年!?ウソだろ〜!?」意を決してゆっくりと顔をあげる鉄男。俺もゆっくりと顔を上げた。撃たないでと心から願う兵士のように・・・鉄男を見つめる女は一度見たら忘れられないイ... [続きを読む]
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- 2008/06/01 19:00第27話「辞められない理由」
- 今日も揚げ物とごはんだ。おいしいといえばおいしいのだが・・・父ちゃんは聞いても何の揚げものか教えてくれない。作ってくれるだけありがたいと思い、何も言わずに食べている。俺は揚げ物を口に運ぶ固いし・・・何か臭い・・・鉄男も大きな弁当箱を開け食べ始めた。「辞めたいな〜」「辞めたいなら、辞めればいいだろ?」その言葉をあまり言わないで欲しい・・・俺自身にもその言葉が突き刺さる。「でも・・・やめられないんだ・... [続きを読む]
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- 2008/05/31 19:00第26話「重い空気」
- 入学して2ヶ月が経とうとしていた。今は5月の下旬、外は朝から雨だ。チャイムが鳴り、昼休みの始まりを告げる。俺は弁当を持って鉄男の席の隣に座る。「お〜い、元気か〜?」「う〜ん・・・九里男は〜?」「まぁまぁかな・・・」俺も鉄男も、入った部活のことで悩んでいた。鉄男から聞いた話では先輩のしごきが相当酷いらしい。体育の時間に見たのだが鉄男の体は痣だらけだ。俺も表面的な痛さはないものの・・・精神的には限界だっ... [続きを読む]
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- 2008/05/30 19:00第25話「鬼天使」
- 俺は完全に相川先輩についていくことが出来なくなった。「あっれ〜何してるの〜浜君!早くおいでよ〜」俺と相川先輩で25メートル差がついていた。「あ〜ぁ…すびまぜん…うぐっ」周りを見ると他の部員が哀れそうに俺を見ていた。「じゃあ・・・今日は上がろっか?」相川先輩はそういってプールから上がった。俺もプールからプールサイドに上がった。というより、うちあげられた感じだ。重力が・・・俺、地球に負けてる・・・体に力 [続きを読む]
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- 2008/05/30 09:29第24話「水責めの刑」
- カエルになりかけながらも相川先輩に褒められた。うれしい・・・俺、実はものすごい水泳の才能があったりして・・・開花だ・・・開花した〜!!俺は気づかない内に口をあんぐり開けて中空を見つめていた。「浜君!?」「えっ!あっ!」まずいまずい・・・禁顔(キンガン)※1してた・・・「すいません、ちょっと考えごとしてて」「じゃ、次はまたクロールね」「えっ!?あ、はい」相川先輩は休む間もなくクロールで泳ぎ出した。俺... [続きを読む]
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- 2008/05/26 19:30第23話「カエル変化」
- 「浜君、何泳げる?」「え〜っと、バタフライ意外なら・・・」「そっか〜じゃあクロールであっちまで泳ごっか?」「は、はい!!」「ついてきてね♪」相川先輩が先に泳ぎ始めた。スイスイとしなやかにクロールで泳いでいくあぁ美しい・・・なんて美しいフォームなんだ。水しぶきが輝いている・・・あぁ・・・俺、プールの水になりたい・・・あの手でかかれたい!あのキックで飛び跳ねる水しぶきのようにはじけ飛ばされたい!!少し [続きを読む]
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- 2008/05/25 19:30第22話「断れないお誘い」
- 俺は相川先輩とプールから上がりベンチの所に向かった。ほどなくして、部員全員がベンチ前に集まった。「はーい、じゃあ今日も今から練習はじめる系で〜よろしく〜」イケメン斉藤はパンッと手を叩くと同時にプールに飛び込んだ。ケビン先輩は飛び込み台の上に座り、考える人のポーズをとった。2年の男子の先輩2人はデッキブラシを持ってきてプールサイドの掃除を始めた。女子部員は一番右の8コースだけを使い泳ぎ始めた。マネー [続きを読む]
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- 2008/05/22 19:30第19話「レッツスイミング」
- 俺は小渕とシミチンのせいで部活初日を休んでしまった。昨日一日で、なんとか立ち直ることができた。今日こそは絶対に部活に行く。相川先輩と一緒に泳ぐために・・・俺は放課後、すぐに部活に行く準備を始めた。もうバッグは手放さない・・・「死ねっ!」小渕がそう言って教室を出て行った。今日一日、小渕のことを無視し続けてやった。死ね?死なないよーだ。シミチンには、廊下で会った時、もううちのクラスに来るなと言った。で [続きを読む]
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- 2008/05/22 02:18第21話「殺意、パニック、楽園」
- プールだ・・・新しいとまではいかないが、十分に広い25メートルプールだ。このプールを水泳部だけで独占出来ると思ったら少しワクワクした。ん!?プールに何か浮いている。あれは・・・イケメン斉藤だ。背中だけがプカッと浮いている。あれっ?あれって・・・溺れてる!?俺はプールサイドを走ってイケメン斉藤に近づいた。「先輩!先輩!」反応がないので、俺はイケメン斉藤を引き上げようとプールに近づいた。「ニンギョ〜ッ! [続きを読む]
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- 2008/05/22 02:16第20話「ケビン先輩」
- 少しして、2年生が鍵をもって走ってきた。「こんにちは、石毛先輩!」「俺…赤松だけど」はぁっ!・・・間違えてしもた・・・「すいません…」赤松先輩がプールの門のカギを開けた。「よ〜し、着替えてプールに集合!」イケメン斉藤はそう言うと、上着を投げ捨て、ズボンを脱いだ。制服の下にすでにモコパンを穿いている。「ヒャッホー!!」イケメン斉藤はそのままプールに飛び込んだ。どんだけだよ・・・俺はケビン先輩と・・・ [続きを読む]
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