ちーふか さん

ちーふかさん: 新。引きこもり文学青年の読書日記
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プロフィール

ハンドル名ちーふか さん
ブログタイトル新。引きこもり文学青年の読書日記
サイト紹介文文学・人文/社会科学系の書評が中心。その他に音楽や美術、映画、旅行、古着の話題など。
参加カテゴリー
更新頻度情報提供96回 / 196日(平均3.4回/週) - 参加 2007/11/15 17:48

ちーふか さんのブログ記事

記事削除機能過去の記事 … 前へ 1 2 
  • 2008/04/19 17:03三崎亜記 『となり町戦争』
  • 三崎亜記 『となり町戦争』 集英社文庫第17回のすばる新人賞を獲得し、著者のデビュー作となった本作。地方都市間の見えない戦争という特異な状況を描き、以前にちょっとしたブームを起こしていたので、読まれた方も多いのではないでしょうか。主人公は一人暮らしのサラリーマン男性。彼はある日、町の広報紙に「隣町との開戦のお知らせ」が載っているのを目にします。しかし、開戦日を過ぎても町はなんら変わることのない [続きを読む]
  • 2008/04/19 00:00絲山秋子 『イッツ・オンリー・トーク』
  • 絲山秋子 『イッツ・オンリー・トーク』 文春文庫リーマンデビュー以来、リアルタイムの日本文芸とはすっかりご無沙汰の私。この絲山秋子女史は私が就職する直前にデビューし、面白い人が出てきたなと思ったような記憶があります。本作は、今や芥川賞作家としてすっかりメジャーな存在となった彼女のデビュー作。10年あまり勤めた会社を鬱病で辞め、細々と絵を描きながら暮らす30代半ばの、著者本人と思しき女性が本作の ... [続きを読む]
  • 2008/04/17 21:44日本の聖地
  • 久保田展弘 『日本の聖地』 講談社学術文庫宗教学研究者である著者が、日本各地に点在する「聖地」と呼ばれる土地について論じることにより、日本における宗教の特質について明らかにしようと試みる講談社学術文庫の一冊です。本書は12の章より成り立っており、それぞれの章ごとに具体的な一箇所の聖地について言及されております。各土地について以下に箇条書きしますと、アイヌの大地(北海道)/熊野/三輪山・葛城連峰 ... [続きを読む]
  • 2008/04/16 00:55茂出木心護 『洋食や』
  • 茂出木心護 『洋食や』 中公文庫BIBLIO著者は日本橋の洋食屋「たいめいけん」のマスターとして、またテレビの料理番組出演などを通して、日本における「洋食」の普及に尽力した洋食界の草分け。らしいです。らしい、というのは要するに私がこの人のことを存じ上げなかったからなのですが、本書に収められた江戸っ子気質に溢れるエッセイはまさに珠玉と言うに相応しいものでした。ものによっては文庫本の一頁にも満たない ... [続きを読む]
  • 2008/04/15 00:24吉本隆明 『最後の親鸞』
  • 吉本隆明 『最後の親鸞』 ちくま学芸文庫浄土真宗の開祖親鸞。教科書的に述べるならば、実に味も素っ気もない要約になってしまいます。ですが、ひたすら念仏を唱えることで仏になれると説く称名念仏の思想や、悪人こそ救われるとする悪人正機の教えなど、時代に対して極めてラジカルな主張をなし、その結果としての越後への配流と処刑直前からの奇跡的な生還など、当時の日本にとって、彼は本来の意味でのパンクな存在であ [続きを読む]
  • 2008/04/13 22:47フェスの季節へ 渚音楽祭・春2008
  • 渚音楽祭・春2008@お台場オープンコートフェスシーズンの始まりを告げる渚音楽祭・春。今回も行ってまいりました!渚って言うのはねー、お台場のフジテレビの真ん前の広場(駐車場?)で毎年春と秋の二回やってるフェスの小さい版みたいなイベントです。http://www.nagisamusicfestival.jp/↑これねそこまで大物は出ないけれどそれなりに通好みのメンツだし、近場でフェスの雰囲気が感じられるし、早割り券だと2日で4000 ... [続きを読む]
  • 2008/04/13 21:46映画批評の根源へ 佐々木基一『映像の芸術』
  • 佐々木基一 『映像の芸術』 講談社学術文庫作家・文芸評論家の著者による映画論集。実は私この人のこと知らなくてウィキペディアで調べてたんですが、1914年生まれの東京帝大卒で「現代文学」同人と、コテコテの文学青年っぷりに驚きました。日本における映画評論の第一人者でもあるらしく、不勉強にすっかり恥じ入る次第であります。で、本書で論じられる作品は、時代的にはリュミエールやエイゼンシュタインといった [続きを読む]
  • 2008/04/12 10:38もうすぐ情報処理試験ですね
  • 上原孝之 『情報処理教科書 テクニカルエンジニア(情報セキュリティ)』 翔泳社来週は情報処理試験なもので、エセSEもお勉強です。とはいえ、先週は花見、今週は今から渚2008、試験前日はフジロック飲み。遊んでばっかりで全くやる気が見えないですが。まぁ春の情処は相性がいいので、報奨金のためにも頑張りたいところです。渚楽しみ♪フジは泥棒猫サマソニとエレガーデンのせいでかなりモチベーション低下。。。 ... [続きを読む]
  • 2008/04/10 23:49浅田彰再考
  • 浅田彰 『ヘルメスの音楽』 ちくま学芸文庫かつてニュー・アカデミズムという名のもと、ファッションとしての学問が空前のブームを巻き起こしたことがあります。当時若干26歳にして『構造と力』を著し、そのムーブメントの中心人物として一世を風靡したのが本書の著者、浅田彰。ニューアカが流行していた1980年代初頭には、残念ながら私は生まれたてほやほやであったため、実際の空気を感じることは出来ませんでしたが、バ ... [続きを読む]
  • 2008/04/09 23:56『ファウスト 第一部』
  • ゲーテ 『ファウスト 第一部』 相良守峯 訳  岩波文庫ひさーしぶりに大文字の文学です。最近は現代思想系の本ばかり読んだり、映画ばっかり観てたものですから。自称文学青年なのにねぇ。で、私が今さら解説するまでもないほど有名な本書。自身は確か高校の初めくらいに一度読んだ憶えがあるのですが、改めて読んでみると新しい発見が色々あって面白いですね。大いなる蛇足は百も承知の上で簡単にストーリィを紹介 [続きを読む]
  • 2008/04/09 00:38小澤俊夫 『昔話のコスモロジー』 
  • 小澤俊夫 『昔話のコスモロジー』 講談社学術文庫世界中に遍く分布する昔話。様々なヴァリエーションを持ち、荒唐無稽のようでいて妙に論理的だったりもするそれら中から、日本と世界各国のいわゆる異類婚姻譚を抽出して分析し、その中に現れる共通性を見出すと同時に日本昔話の独自性を明らかにしてゆこうという趣旨の本です。一言補足しますと、異類婚姻譚というのは口承文芸や神話研究の世界で使われる用語で、人間と人 [続きを読む]
  • 2008/04/07 23:12国宝 薬師寺展
  • 「国宝 薬師寺展」 @上野 東京国立博物館2008年3月25日(火)〜6月8日(日) http://www.tnm.jp/jp/servlet/Con?pageId=X00/processId=00へ行ってまいりました。花見の場所取り中ヒマだったもので。実は私、この花見で派手にやらかしてしまうわけですが。それはこのブログとは別の話。てか記憶ねーし。 で、この展覧会は例の奈良遷都1300年記念イベントの一環でして、国宝でもある金堂の日光・月光菩薩立像がそろって展 ... [続きを読む]
  • 2008/03/27 23:55それでもジョイ・ディヴィジョンはカリスマなんです
  • 『コントロール』 監督:アントン・コービン時はパンク・ロックが一瞬の輝きを放っていた1970年代後半。当時、内省的な詩世界とポストパンク的なアプローチにより時代を先取りしていたのがジョイ・ディヴィジョン。そのジョイ・ディヴィジョンのヴォーカリストとして絶大なカリスマを誇りながらも、アメリカツアーを目前に23歳という若さで謎の自死をとげたイアン・カーティスの、苦悩に満ちた生涯を描いた作品が本作です。 ... [続きを読む]
  • 2008/03/23 20:35英語のお勉強
  • 森田勝之 『『タイム』ボキャブラリー これだけは絶対の1000ワード』 西部タイム何度か書いてきたと思いますが、私風呂の中では英語関連の本を読むことにしているのです。でも、風呂で読むと紙がすぐでろでろになってしまんですよね。なもので、高い本をここに当てるのはもったいない。で、例によってブックオフの100円コーナーで漁ってきた本です。「タイム」紙から記事を100本ピックアップしてナマの英文に触れると同時 ... [続きを読む]
  • 2008/03/22 22:13『エレファント』
  • 『エレファント』 監督:ガス・ヴァン・サントアメリカはコロラド州、コロンバイン高校で1999年に起きた銃乱射事件をモチーフにした作品です。本作は2003年度のカンヌ映画祭で、最高賞のパルム・ドールと監督賞を史上初めて同時受賞しました。本作は数人の生徒達の、事件その日の高校生活を描き出すことで成立しています。主人公一人一人の行動の流れをそれぞれカメラが追い、ある場面ではお互いの動線が交錯し、互いの視 ... [続きを読む]
  • 2008/03/20 10:58おばちゃんと図書館とタルコフスキーと
  • 『鏡』 監督:アンドレイ・タルコフスキー先日、ちと所用があって地元の市立図書館に行ってきたんですよ。そこはごくごく普通の図書館なんだけど、小さな文化センターみたいのが併設されていて、週一で映画の上映会をやってるらしいのね。だから、どんなのやってるか一応チェックしてみるか。トトロとか? と思って上映スケジュール見たら、なんと今月はタルコフスキー特集!マニアックすぎるwwwお客さんは意外と多 ... [続きを読む]
  • 2008/03/16 21:21直木孝次郎 『日本神話と古代国家』 
  • 直木孝次郎 『日本神話と古代国家』 講談社学術文庫歴史学者の著者による、記紀神話と古代国家に関する論文集です。本書中では一貫して、記紀神話とは古代の王権がその権力を補強する材料として民間に伝わる物語を再構成したものであるとの基本的認識に立ち、記紀のテクストを文字通りに受け取るのではなく、そこから推測される編集過程を考察することによって古代日本の真の姿を解明するというのがその主要なテーマとなっ ... [続きを読む]
  • 2008/03/16 01:27ブリヂストン美術館 コレクションの新地平を観る
  • 『コレクションの新地平 −20世紀美術の息吹』@ブリヂストン美術館 このたび、ブリヂストン美術館へ初訪問。東京駅は八重洲口から徒歩5分程でしょうか、なかなかいいロケーションです。開催されていたのは、『コレクションの新地平 −20世紀美術の息吹』という、ブリヂストン美術館の収蔵品の展示プログラム。http://www.bridgestone-museum.gr.jp/exhibit/index.php?id=70本展はブリヂストン二代目の死後10周年を記念 ... [続きを読む]
  • 2008/03/16 00:35講談社現代新書 『バリ島』
  • 永渕康之 『バリ島』 講談社現代新書芸術の島・宗教の島として、観光客が一年中押し寄せるバリ島。インドネシアの辺境に過ぎなかったこの島が、いつから、どのようにして、独自の文化を今に伝える島というイメージを喧伝されるに至ったのかについてのメカニズムを、コロニアリズムと観光人類学的な視点から解明する本です。タイトルは『バリ島』ですが、お気楽な観光ガイドとして手に取ると困惑するでしょう。バリ史や人 ... [続きを読む]
  • 2008/03/15 23:37映画 『ブロークン・フラワーズ』
  • 『ブロークン・フラワーズ』 監督:ジム・ジャームシュジム・ジャームシュによる2005年発表の作品。本作は世間的な評価も高く、カンヌ映画祭では大賞を獲りました。現時点ではジム・ジャームシュの最新作にあたります。ビル・マーレイ演じる主人公は、元プレイボーイにしてIT企業の(元?)社長。そして、世界で最も格好悪くフレッドペリーのジャージを着こなす男。彼はさえない中年男になった今も気ままで少し寂しい独身生活 ... [続きを読む]
  • 2008/03/11 23:03『戦後短篇小説再発見? ―漂流する家族』
  • 『戦後短篇小説再発見? ―漂流する家族』 講談社文芸文庫以前にも何度か書いた「戦後短篇小説再発見」シリーズの一冊です。本巻のテーマは「家族」、いつもどおり収録作品を一覧しますと、安岡章太郎 「愛玩」久生十蘭   「母子像」幸田文    「雛」中村真一郎 「天使の生活」庄野潤三   「蟹」森内俊雄   「門を出て」尾辻克彦   「シンメトリック」黒井千次   「隠れ鬼」津島祐子   「黙市」 ... [続きを読む]
  • 2008/03/10 23:57岩波新書 『美の近代』
  • 粟津則雄 『美の近代』 岩波新書フランス文学者の著者による近代美学論です。本書中ではヴァレリーとボードレール、オディロン・ルドンとモネ、ゴッホとゴーギャン、マラルメとランボオ、パウル・クレーとピカソ、そしてワーグナーをめぐる人々、といったように近代芸術の創始者達をそれぞれ近しい思想を持った、それゆえに激しく反発しあう存在同士を比較対照することにより、近代の孕む「自我」や「認識」といった諸問題 ... [続きを読む]
  • 2008/03/09 21:35アクセス制限の件
  • 業者がうざいので、とりあえず片っ端から投稿禁止にすることにしました。規制引っかかるけど、どうしても投稿したいという奇特な方は、f_fukachi@hotmail.comの方まで連絡ください。連絡先は捨てアドなんでまた替わるかも。どうもどっかの外人が聖書関連の言葉検索してコメント入れるツール使ってるっぽいね。それもあんまり性能の良くない奴。「新約聖書」で検索かけるのはいいけど、日本語ブログに英語で書いてもしょう [続きを読む]
  • 2008/03/09 19:32『鳥葬の国』
  • 川喜田二郎 『鳥葬の国 -秘境ヒマラヤ探検記』 講談社学術文庫1920年生まれの人類学者・民族学者:川喜田二郎による、1958年のネパール調査のフィールドノート。日本の文化人類学黎明期を代表する著作の一つです。一般の方にとって著者の名前は、人類学者としてよりも「KJ法」の提唱者としてのほうが有名かもしれません。本書では戦後間もない頃、まだ日本人の海外渡航も自由ではなかった1950年代に、手探り状態でパーティ [続きを読む]
  • 2008/03/08 22:14『ダフト・パンク エレクトロマ』
  • 『ダフト・パンク エレクトロマ』 監督:トーマ・バンガルテル, ギ=マニュエル フランスのエレクトロニカ・ユニット、「ダフト・パンク」の二人が初監督を務めた映画。我々とは別世界に生きるロボット二人組(格好はダフト・パンクのあのステージ衣装そのもの!)が、人間になることを夢見て旅に出るという物語を、台詞は全くなしの映像と音楽のみで表現した映像作品。異常なまでに長回しのフィルムと、様々な過去の映画が ... [続きを読む]
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