さとみ さん

さとみさん: 桜咲く頃
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プロフィール

ハンドル名さとみ さん
ブログタイトル桜咲く頃
サイト紹介文「嫁UG」第2弾 美しき桜子の華麗で悲しき生涯。あたなもご一緒に辿ってみませんか?
自由文今度は事実を元に、大正・昭和を生きた祖母、桜子の生涯を昼ドラ風小説もどきで読みやすく書いてみました。
お昼のドラマにはまっているそこの奥様。
ぜひ一度、ご覧になってくださいませ。
参加カテゴリー
更新頻度情報提供179回 / 259日(平均4.8回/週) - 参加 2007/11/21 19:51

さとみ さんのブログ記事

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  • 2008/06/18 12:26190. 最後の時(2)
  • 「すぐに家へ戻りなさい!」突然教師にそんな事を言われて平常ではいられまい。均はかばんを引っつかむと慌てて教室を後にした。「先生、一体何があったんですか!?」半ば走るように階段を下りながら後ろから着いてくる教師に尋ねた。均のペースに付いていくのも精一杯の教師はひーひー言いながら必死で説明をした。「さ、さっき、おうちの方から電話があって・・・ぜえぜえ お宅が今大変な事になって・・・・・・いるらしい・・ [続きを読む]
  • 2008/06/17 15:39松波均
  • 均くん。ようやく完成しました。こんなんなりました。(笑) かなり桜子さんと信吾を意識して描いてみましたがいかがでしょう?イメージに合いますか?で、ですね。今現在『桜咲く頃』では季節が冬という事で背景に雪なんぞ降らせてみました。 ってな事で右近くんの登場シーンは終わったので次回から均くんをTOPに持ってきますね。あ〜・・・・。今日も肩凝った。(またか)◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇ [続きを読む]
  • 2008/06/16 12:58189.最後の時(1)
  • あの騒動から数ヶ月が過ぎようとしていた。あれほどまでに金色を誇っていた銀杏の葉もすでに落ちてしまい、残されたのはもの寂しい枝のみになってしまった。もう冬だった。くしくも右近の特別公演によって窮地を救われた松波座。お正月を越えた頃には田辺によって解雇された従業員たちもほとんどが戻ってきたと同時に松波座も昔の姿を取り戻していた。支配人に復帰した辰吉も然り。何かと手伝おうとする均にこう釘を刺した。「松波 [続きを読む]
  • 2008/06/13 12:01188.美しい人の面影(4)
  • 「ああ、もうこんな時間か。 均。長居をしちゃってごめんね。 僕、もう行かなくちゃ。」ん〜、と大きく背伸びをした右近。すっくと立ち上がった。「ううん。僕こそ引き止めてごめんね でもまたこうして右近と小さいときのように いろんなことを語り明かせて嬉しかったよ。」均も右近同様立ち上がりどちらかともなく仏間を出た。玄関へと向かう長い廊下は物音一つしない静寂が漂っている。明け方のこの時間帯。屋敷の人間はまだ [続きを読む]
  • 2008/06/12 12:22187.美しい人の面影(3)
  • 母、桜子の恋。それはただ一つ。・・・・・・・信吾あんちゃん。均の脳裏に父以上に慕った信吾の精悍な顔が浮かんだ。今、あんちゃんはどこに居るんだろう?なぜお母ちゃんが亡くなったというのに帰ってこないの?いや。お母ちゃんが亡くなってしまったから帰ってこないのか。それともやはり噂どおりあんちゃんも死んだというのか・・・・?・・・・もし。もし、あんちゃんが帰ってきていたならきっとお母ちゃんも死なずにすんだか [続きを読む]
  • 2008/06/11 13:32朝霧右近Part2
  • さとみです♪今日は、本編をお休みしてリクエストがありました右近くんの素顔なんぞ描いてみました。どうでしょう? 着流しがゼブラなのは気にすんな。(笑)で、描いたついでと言っちゃ何なんですがやっぱり美少年のバックには薔薇でしょうって事で背負わせてみました。 次は均くんでも描こうかな。( ̄▽+ ̄*)◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇2つのランキングに参 [続きを読む]
  •   関連キーワード
  • 薔薇
  • 2008/06/10 13:16186.美しい人の面影(2)
  • 「そう桜姫さ。 あの方は僕の原点。 僕の永遠の憧れの女性。 あの方ほどに誇り高く美しい女性は居ない。 だから、あの方がいなければ今の朝霧右近はないのさ。」桜子の遺影へと視線を向けて誇らしげに微笑んだ右近。その横顔を見ながら均は問うた。「ねえ右近。でもどうしてお母ちゃんなの? 君のお母上だって昔、僕のお母ちゃんと並んで この町の2大美女と謳われた人じゃないか。 それこそ君のお母上をモデルにすれば良か [続きを読む]
  • 2008/06/09 12:36185.美しき人の面影(1)
  • まっすぐな一筋の煙を燻らす線香。その香は静寂に包まれた部屋中を覆った。右近は目を硬く閉じ仏壇に手を合わせたまま微動だにしなかった。いや。その背は小刻みに震えていた。「緑、葵。 均と右近さんを二人にしてさしあげましょう。」頼子の言葉が二人の背を押した。緑と葵は無言で頷くと頼子と共にそっと部屋を出て行った。均と右近。二人っきりになった広い仏間に残されたのは静寂のみ。彼らの息遣い以外何も聞こえなかった。 [続きを読む]
  • 2008/06/06 12:25184.スーパースタア(6)
  • 「まあ、まあ!!右近さんじゃありませんか!?」「頼子おばあさま。ごぶさたして申し訳ございません。 お元気そうでなによりです。」均の祖母、頼子は懐かしい右近の来訪に事の他喜んで出迎えた。右近もまたこれ以上ないと言うくらい美しい笑顔を浮かべて頼子の手を優しく握った。「ええ、ええ。おかげさまでなんとか生きながらえておりますのよ。 それにしても右近さん。 この度は松波座の危機を救っていただいたそうで 本当 [続きを読む]
  • 2008/06/05 12:50183.スーパースタア(5)
  • 松波座が以前の賑わいを取り戻したとしてもそれはあくまでも朝霧一座、右近のおかげによるところがほとんど。その朝霧一座とて次の公演が控えている以上このままずっと松波座で演じることは不可能だった。均には時間が無かった。朝霧一座が公演を行うこの3日間。この3日間こそが彼にとっての本当の意味での勝負だった。均は舞台の裏方を勤める傍ら空いた時間を利用して今後の公演の為、あちこちを奔走した。本来ならまだ学生であ [続きを読む]
  • 2008/06/04 12:35182.スーパースタア(4)
  • 1時間後。急場仕込ではあったが朝霧一座の公演はなんとか無事、始まった。一仕事終えた均。舞台袖で花魁に扮した右近の舞う姿を見ていた。その姿にほーとため息が漏れる。言わずと知れた右近は男。もちろん幼き頃から彼を知っている均にはそんな事くらい分かっている。分かっているものの右近のその美しさ。その艶やかさは均でも胸がときめく程であった。振り向いたその仕草は純真無垢な乙女のごとく清らかと思えば流したその視線 [続きを読む]
  • 2008/06/03 12:13181.スーパースタア(3)
  • またもや均に釣られるように松波座の入り口へと視線を向けた辰吉。目をひん剥いて驚いた。「小早川先生!? それに田代先生まで!? ど、どないしましたんや!?」そこには会計士の小早川、弁護士の田代の姿があった。いや。彼らのみならず松波座元従業員の姿、そして町の若い衆たちまでもが各々手にかなづちや色んな道具を持ち続々と松波座へ入って来ていた。その数ゆうに30人を超えていただろうか。皆、口々にさあ、やろう... [続きを読む]
  • 2008/06/02 12:52180.スーパースタア(2)
  • 程なくして広場を練り歩いていた花魁一行は松波座前へと到着した。妖艶に微笑む右近を真ん中に一座がその横にずらりと並ぶ。おおー!!と野太い歓声。そしてきゃー!!という黄色い歓声が上がった。観客達は皆目の前の本物の右近に興奮しきっていた。均は観客たちに気づかれぬよう右近の背後にしゃがんで近づくとこっそり話しかけた。「右近、助かったよ。 急な頼みで悪かったね。」右近は顔を前に向けたまま均と同じくこっそり... [続きを読む]
  • 2008/06/01 10:55朝霧右近
  • 新しい美形キャラ。右近くん。描きたい欲求にかられてついつい描いてみました。こんなんでどうでしょうか? いや〜・・・。肩こった。(笑)◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇2つのランキングに参加中です(●´ω`●)ゞ皆様の1日1回の【応援クリック】でランキングが上がりますのでモチベーションUPの為、ご協力くださると嬉しいです♪ ↓         ... [続きを読む]
  • 2008/05/30 12:21179.スーパースタア(1)
  • それは本当に突然の出来事だった。松波座前広場で巻き起こっていた騒動が嘘のように突然、し〜んと静まり返ったのだ。しかしそれは束の間。次の瞬間。その静寂は、天をも貫くほどのキャーという黄色い声によって破られた。「坊!?今のは!?」「うん。きっと”彼”だ!!」そう言うや否や窓辺へと駆け寄った均。窓の外を確認するなりその顔には満面の笑みがこぼれた。「坊?一体なんなんでっか?」つられるように辰吉も窓の外を... [続きを読む]
  • 2008/05/29 13:38178.救世主
  • ”任せてもらいまっせ”勢いのあまりそう言ったものの残念ながら辰吉にはこの場を収めるべく、いい手がある訳ではなかった。だが長年努めた松波座支配人のプライドに賭けてもこの場を収めるつもりでいた。もちろん均にだってこの老人の気持ちは痛いほど十分伝わっていた。しかし今はまだ辰吉の出番ではない。均は辰吉の目を見るとにっこりと笑った。「ううん。辰じいの気持ちはすごく嬉しいけど もう手は打ってあるんだ。」「手ぇ [続きを読む]
  • 2008/05/28 12:08177.プライド
  • 大騒ぎになったのは松波座だけではなかった。小石を池に投げ込んだ時の波紋が徐々に周りへと広がるように町中も大騒ぎとなっていた。町の人間にしてみれば松波座は目の前の神聖な山に祭られたお宮と同じくこの地の観光の目玉。そう。松波座は松波家だけのものではあらず。町中、すべての人間達の大事な宝物だった。その大事な松波座が未曾有の危機に陥っているもんだからこりゃ、大変だとばかりにこの騒動はすぐに松波家屋敷にも... [続きを読む]
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  • 観光
  • 2008/05/26 12:03176.不測の事態
  • その頃、松波座では文字のごとく大騒ぎとなっていた。田辺の部下たち、そして雇われていた役者たちは訳も分からぬまま荷物をまとめると我先にと松波座を逃げるようにして出て行った。観客たちはこの後どうすんだよ!?などと叫んでいる。この様子を克彦は社長室の窓から見ていた。均はというと田辺が出て行った時と同じ姿勢のままソファに座って何かを考えている。何もしなくても金を運んでくれる田辺を追い出したことが克彦には... [続きを読む]
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  • 役者
  • 2008/05/23 12:20175.思惑
  • 車の窓越しに見る空は秋の空にふさわしく天高く広がっていた。窓を少しだけ開けた車内には心地よい風がふんわりとケンジの頬をなでる。そのあまりの気持ちよさにうっつらとしそうになった自分に気づいてケンジはハッと目を覚ました。やべえ、やべえ。また田辺さんに怒られる所だった・・・・。何事も無かったかのようにケンジは背筋を伸ばして座りなおした。後部座席では田辺と野村が何事かを話しているどうせ聞いても分かりっこ... [続きを読む]
  • 2008/05/22 11:58174.前代未聞の大騒動(2)
  • 皆のざわめきがピークを迎えたまさにその時だった。主役登場といわんばかりに田辺が皆の前へと現れた。その目は眼光鋭くその姿は小さいながらも威厳と威圧感に満ちていた。一瞬で静まり返る広場。部下たちは皆、田辺の只ならぬ様子を察知し彼が何を言い出すのかと身体中をこわばらせてその姿を見つめていた。それに比べて周りを取り囲む観客たち。彼らの目にはこれも松波座の余興の一つと思えたのか。今から起きることにわくわく... [続きを読む]
  • 2008/05/21 12:23173.前代未聞の大騒動(1)
  • あの時野村から聞いた田辺の話をあれほど忘れまいと心に誓ったはずのケンジ。だがいつしか年月が経ちあの戦争の記憶さえも人々から薄れかかるようにケンジの中でもその話はすっかり忘れ去られていた。「おい!! おいケンジ!! 聞こえてるのか!?」自分を声高に呼ぶ声にハッと我に返る。そうか・・・。ここは松波座だったっけ。どうにも俺にはぼーとする癖が抜けねえや・・・・。ケンジは頭をぼりぼりとかきながら声の主を覗... [続きを読む]
  • 2008/05/20 12:26172.噂の真相
  • ぞくっと背筋に、寒いものが走って若い衆、ケンジは思わず自分の身体を抱きしめていた。華やかな表舞台と違って松波座の裏とはなんとも薄気味悪い。そんな雰囲気もあってかはたまたいつも冷静な田辺が自分へと声を荒げたこともあってかケンジはこの身の毛もよだつような恐ろしい噂を思わず思い出さずには居られなかった。その時自分の言葉にふと違和感を覚えた。噂?ちげーよ・・・・。これは噂なんかじゃない。そうだよ!!これ... [続きを読む]
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  • 舞台
  • 2008/05/19 12:13171.人の心を持たざる者(11)
  • 雨が降りしきる中田辺のゲームは終焉を迎えた。母なる大地には雨と泥、そして血にまみれた屍がそこかしこに転がっている。「あ〜あ・・・・・。 随分と弾の無駄遣いをしてしまったもんだ。 というよりも、部下まで殺しちゃったのはちとまずかったか。 ま・・・・・・いっか。ははははは!!」 もはや、この地には自分以外生きている者は存在しない。誰も田辺の言葉に相槌を打つ者もいない。にも関わらず田辺は誇らしげに笑っ... [続きを読む]
  • 2008/05/17 12:29170.人の心を持たざる者(10)
  • 「自分は・・・・・ 自分は裁かれることになんの恐れもありません。」 人として人間として田辺だけは許せない。それで己自身をも罪人として裁かれようともいとわない。  日本兵に迷いは無かった。いつの間にか他の日本兵たちも彼を守るように立っていた。そして一様に彼と同意見だといわんばかりに田辺へと厳しい視線を向けていた。「なんだ、なんだ、お前たちまで・・・・。」呆れたように日本兵一人ひとりの顔を見渡した田辺 [続きを読む]
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  • 日本
  • 2008/05/16 12:38169.人の心を持たざる者(9)
  • いつの間にかザーという音を立てて雨が本格的に降り始めていた。その雨は田辺と日本兵たちの身体を容赦なく濡らした。濡れた前髪から滴る雨粒が目に入る。それでも日本兵は田辺から視線を外すことはなかった。「・・・・・あなたは あれを正当防衛だと言うのですか? よしんば最初の女に関しては正当防衛だったとしても 全員を殺す必要などなかったはずです。 自分は・・・・・・・ 自分はあなたのした事を許せません。」「... [続きを読む]
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