葉月 悠 さん

葉月 悠さん: Novel*Novel*Novel
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ライトファンタジー小説
ライトファンタジー小説

プロフィール

ハンドル名葉月 悠 さん
ブログタイトルNovel*Novel*Novel
サイト紹介文葉月 悠が思いつくままに書いた作品をUPしていきます。ファンタジー小説が主です。
自由文特にソードワールド小説を書ています。他にもネタがあればアップ予定。ファンタジーモノが主になると思います。
参加カテゴリー
更新頻度情報提供14回 / 231日(平均0.4回/週) - 参加 2007/11/23 11:27

葉月 悠 さんのブログ記事

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  • 2008/01/12 13:37第2章 変化
  • 繁華街から脇道に入ると、民家が並ぶ道に出る。ここまで少し歩いたが、未だに人と会っていない。まるで、町全体が神隠しに遭ったようだった。 神隠し。 その単語を思い出して、エリスは自身が震えるのを感じていた。まるで、新聞にあった通りだ。それより酷いかもしれない。もしかして、自分は恐ろしい所に迷い込んでしまったのではないだろうか。真実を知るなどという馬鹿げた事は放り出して、一目散に逃げ出した方が良かった ... [続きを読む]
  • 2008/01/12 13:35第1章 始まり
  • 夏でありながら気温は低く、白い息が視界を曇らせる。動かなくなったバイクを路肩で止めて、女は軽く溜息をついた。 彼女はシャツにジーンズという涼しげな格好で来た事を、心底後悔していた。入り口に来るまでは太陽が照りついていたのに、今は無惨にも初冬の気温になってしまっている。 濃霧が立ちこめ、周りの様子がよく分からない。寒々しい街の中で、彼女はバイクを軽く蹴った。意味は無い、帰る事もできないのだから。 ... [続きを読む]
  • 2007/11/29 22:59第2話 冒険者の店「星草のささやき」亭
  • オランには、いくつかの冒険者の店がある。冒険者の店とは宿や酒場の他に、冒険者たちに仕事を斡旋してくれる一面を持つ。初めて訪れた町で仕事をするには、まずは冒険者の店で仕事を貰うことが成功への早道なのである。 「星草のささやき」亭も、そんな数ある冒険者の店のひとつだ。ただ珍しいのは、宿のマスターが若いエルフであること、さらに美しい女性であることだろう。大体女性がマスターを務める場合は恰幅のいい、男にも... [続きを読む]
  • 2007/11/26 09:25第2話 魔物は銀の光と共に
  • 翌朝、彼らはイスターの案内の元、村へと出発した。情報収集は特にこれといったものはなく、むしろカミューラが前金200ガメルをそっくりそのままギルドの顔役に情報料として渡してしまったりと、収穫よりもマイナスになってしまった感がある。 仕事を成し遂げた彼女の話を聞いたゼクスは、やや呆れ顔でケルンに尋ねた。 「あのさぁ、ケルン。同僚のお前に聞きたいんだが、どーしてカミュは盗賊なんだ……?」 「……まぁ、どうも ... [続きを読む]
  • 2007/11/24 00:01第1話 依頼は昼のさえずりと共に
  • ここはオランの、小さな冒険者の宿――『富と権力の扉』亭。 昼の日差しが差し込む中、ガランとした店内には、3人の冒険者たちが佇んでいた。その中の一人は、特に盛んに昼ご飯を貪り食っていた。 年の頃は15くらいか。黒髪黒目、長身で鍛えられた身体をしており、足元には愛用のグレートアックスが立てかけられていた。彼はこの店でも屈強な戦士の一人である。 「ん、やっぱりマスターの肉料理は格別だな! あと、これとこれ ... [続きを読む]
  • 2007/11/23 15:07 第五章 深紅に染まる
  • 最初に八王子署に訪れた時、日向は何も言わずに取調室に入れてくれた。奴は奴なりに、只事ではない事を感じ取ってくれたのだろう。 その日、佐伯は、この一週間の犯行を全て自供した。 忍び込み二回、空き巣一回の計三回。全て同じ藍原家で、金品等は盗んでいないが、それでも窃盗未遂罪が適用される。出所直後の犯行なので、また執行猶予はつかないまま刑務所行きかもしれない。その覚悟はもう付いていた。 日向は複雑な表 ... [続きを読む]
  • 2007/11/23 15:06 第四章 黒い瞳
  • 一週間も続いた雨は、ようやく小雨になってきていた。気温も少しずつ上がっている。 駅前の広場から外を覗き込みながら、佐伯はワンカップの焼酎を一気に煽った。久々に酔いが回り始めていたが、構わない。 昼の広場は人々でごった返している。彼らは自分や仲間のホームレスを遠巻きに見、また目を逸らし、淡々と歩いていた。いつもの光景だ。見慣れたいつもの、下らない世の中。 ぼんやりと眺めていると、仲間の一人が持っ ... [続きを読む]
  • 2007/11/23 15:06 第三章 白く煙る冷たい雨
  • 八王子署は今日もまた、連れ込まれた犯罪者たちで大いに賑わっている。そんな中、全くそぐわない自分がいるのだ。妙におかしな気分になって、佐伯は皮肉げに笑う。 盗難係も同じように、スリやら引ったくりやらの犯人が事情聴取を受けているようだった。中には、そのまま取調室に連行される輩もいる。五年前と全く変わらない。そして五年前と同じように、そこに見慣れた姿があった。 「おい、日向」 日向が顔を上げる。その ... [続きを読む]
  • 2007/11/23 15:05 第二章 血のような赤
  • あれからもう二日ほど、例の家の近くで張り込んでいた。今日は鞄の中に道具を持ってきている。幸運にも雨は止む事を知らず、馬鹿みたいにザァザァ降っている。雨は仕事の音を隠してくれる。ヤマを踏むなら、今夜だ。 張り込んでさらに分かった事は、全て自分に好都合な事ばかりだった。やはり、子供と夫は現在いないらしい。犬は飼っていないようだ。さらに仕事のしやすさで言うならば、目の前の街路樹が目くらましになるし、遠 ... [続きを読む]
  • 2007/11/23 02:18 Ramer Fire Willの場合
  • 「Fire at will(撃て)」。その冗談みたいな名前が、奴の呼び名だった。 最初その名を聞いた時、思わず笑い転げた。実に的を得ていたからだ。 ウィル――マスターはウィルと呼んでいる――は、レイマーだ。 ハンターの中でも、狙撃の達人が持つ称号である。彼らは銃を愛しい女のように可愛がり、遠方から敵を狙い、決して外さない。その正確さは千差万別だが、極めた者になると500m先のメセタのど真ん中を鼻歌交じりに打ち抜く ... [続きを読む]
  • 2007/11/23 02:17 雛は飛び立つ、蒼き空へと
  •   ――心の臓が凍る―― 例えるならば、まさにこの瞬間だろう。 彼女が扉を開けた刹那、目に飛び込んだのは家族の笑顔ではなく、滅茶苦茶にされた室内だった。家具の何もかもが、打ち捨てられ、破壊され、切り刻まれていた。 ぱさ、と乾いた音を立てて、持っていた買い物袋が指をすり抜け、地面に落ちる。中に入っていた果物が、ころころと転がっていき――血の海の中で、赤く染まっていく。 「お爺ちゃん……お婆ちゃん……?」... [続きを読む]
  • 2007/11/23 02:15 第1章 恋する乙女と恋される魔法使い
  • ジョッキのぶつかる威勢の良い音と共に、客の笑い声が響き渡る。そろそろ家々から夕食の香りが漂うそんな時分に、不釣合いなゲッソリとした顔で入ってくる冒険者たちがいた。 「信じられん……どーして俺様という有能な魔術師がいながら、こんなに骨折り損の依頼ばかりが続くんだ?」 「ううっ、ファリス様……これは試練なのでしょうか?」 先頭に入ってきたのは、淡い金髪の魔術師と茶髪の快活そうな少女だった。特に少女の姿 ... [続きを読む]
  • 2007/11/23 02:14 第1章 お転婆とインプ
  • お転婆の魔法少女スカイアと、ファリスに魅せられたインプのエルゴは、幼い頃にひょんな事件で知り合うことになった友達である。其の絆は固く、以降スカイアが15歳になって旅立つ時ですら、エルゴは付き従うように旅についていった。 スカイアの暴走ぶりは凄まじく、いつもエルゴがブレーキをかけている有様だ。ファリスに認められた恐らく世界で唯一のインプとして、そして親友として、彼女を人の道から外させてはならない。エ ... [続きを読む]
  • 2007/11/23 02:12 エピローグ
  • 「お父様、カヴェレリアを助けて頂いたのですね。ありがとうございました」 「礼など言うな。私はただ、邪神の信者を捕らえたかっただけだ。見過ごす事はできぬ」 「またそんな事を……数年前も、同じような事を言ってカヴェレリアを救ったのは、お父様ではないですか」 「あれはお前たちの兄がやった事。私は何も関与してはおらん、いいな」 「……はい、分かりました。そういう事にしておきますね。でも……びっくりしましたわ ... [続きを読む]
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