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- 2008/04/11 13:09第三章「風俗の扉」*面接*
- HPで脱いでいたって。お金が発生するわけじゃなく。誰かからちやほやされたって借金が減るわけではない。見てみぬふりを続けていたら、カードでのキャッシングはいつの間にか4社に増えていた。月末から、月初はいつも戦争。携帯にかかってくる電話はすべて督促。携帯に出なければ、今度は、自宅に電話がゆく。「何か、変な電話があったわよ。」と母親に言われ。「また押し売りじゃないの?」とその度に、はぐらかす。1社返すために [続きを読む]
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- 2008/04/09 23:50第三章「風俗の扉」*エステ*
- エステサロンのお姉さんは。「まだお若いから、すぐに痩せられますよ。」と、にこやかに笑う。ヒートマットの上で、汗だくになり、1時間以上も、体を暖められたせいで、アタシは脳みそまで、きっとドロドロに溶けていたんだろう・・・「月20万くらいのお給料のOLさんで、ご実家に住んでらっしゃるなら、5万円くらいずつでも、楽に返済できますよ。」その言葉は、魔法だった。普通の仕事を探せば、20万くらいは稼げるもんな・・・も [続きを読む]
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- 2008/04/09 23:47第三章「風俗の扉」*エステ*
- それから何日たっても。卓巳からは連絡がなかった。アタシから、電話もできず。前のように、突然会いに行く勇気もない・・・・時がたてば、すべてなかったことにならないかと。そんなことばかり考えていた。相変わらず、仕事をしていないアタシ。朝が来て、「会社に行く」と家を出ても、行き場所がなくて。近くの駅をうろついた後、ファーストフードに入り浸る毎日。「働かなきゃいけない」という気持ちばかりが空回りして。アル... [続きを読む]
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- 2008/04/09 10:19第二章「浮気」*決別*
- 元に戻ったアタシ達。バイト探さなきゃ。といいながら、アタシはダラダラと、毎日を卓巳の部屋で過ごしていた。ただ、一度裏切られた傷は、そう簡単には癒えず。以前よりも頻繁に、パソコンと携帯のメールをチェックするようになった。チカコからは、アタシと仲直りした頃から、着信もメールもなかったし、卓巳の行動にも、怪しいところは見られなかった。けれど、仲直りした日の、二日続けての外泊のせいで、アタシの親は、以前... [続きを読む]
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- 2008/04/09 10:14第二章「浮気」*決別*
- オトコと別れて一人になると。少しだけ気分が晴れていた。卓巳のことが好きなのだから。それで、いいじゃないか。仕返しは。もう済んだ・・・・・アタシは、そのまま電車に乗って、卓巳に会いに行った。彼のバイトのシフトは、だいたい頭に入っている。その日は、いつもなら早番。彼の職場の、向かいのビルで、卓巳を待つことにした。17:00を過ぎたころから、ぞろぞろと人が出てくる。向かいのビルにたたずむアタシを、不思議そう [続きを読む]
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- 2008/04/08 10:08第二章「浮気」*仕返し*
- 電話の向こうで、不思議な音楽が流れた後、すぐに、相手とつながった。「こんにちわ。」「こんにちわ。」オトコは、29歳。他愛の無い会話。ヤれるかヤれないかの値踏み。相手の口調から、どんな外見か、想像を膨らます。そりゃあブサイクじゃないほうがいい。たった一夜限りでも。携帯の番号を教えたら、やることはただ1つ。話して1時間もたたないうちに、アタシは駅で、その男と待ち合わせていた。車で現れたそのオトコは、細い [続きを読む]
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- 2008/04/08 10:04第二章「浮気」*仕返し*
- いつの間にか、日が暮れていた・・・・どのくらいそうしていただろう・・・ぐちゃぐちゃの部屋の中で、アタシはふと我に返る。このまま、部屋にいて、卓巳の帰りを待つのが、怖い・・・面と向かって問いただすなんて。アタシには・・・できない・・・・コンドームの袋とハブラシのゴミとお泊りセットの化粧水と、乳液・・・・スズキがアタシに残していった挑戦状すべてをテーブルに並べた。「どういうことか説明してください」と手 [続きを読む]
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- 2008/04/07 20:22第二章「浮気」*知らないカノジョ*
- スズキは、アタシの報復に、気づいていたのだろうか?ある日。卓巳とライブの後、バンドの掲示板にこんなメッセージが書かれていた。投稿者:ナナシさん♪ 「はじめまして♪今日のライブとってもかっこよかったです!ところで、ベースの卓巳さんて、すごい女ったらしらしいですね。私の友達が、ヤっちゃったらしくて、アソコがすごく大きくてよかった♪って言ってましたあ。卓巳さんて、彼女いるんですよね?大丈夫なのかなあ? [続きを読む]
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- 2008/04/07 20:21第二章「浮気」*知らないカノジョ*
- 二人、会えない日には。「電話が欲しい」と言ったアタシのワガママを、卓巳はずっと長い間、きいてくれていた。その日も、仕事終わりの彼から、「おやすみ」と電話がかかってきた。電話を切って、卓巳がアパートに着くころ、外で雷が鳴り始める。ふと心配になったアタシは、卓巳に電話をした。彼の携帯は、その夜。”電波の届かないところ”にあった。この頃から・・・電話はつながらないことが多くなっていき、「飲み会」という... [続きを読む]
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- 2008/04/07 20:14第二章「浮気」*知らないカノジョ*
- 卓巳との、お金の貸し借りが始まった頃から、アタシ達の間に、少しずつ亀裂が入り始めていたらしい・・・アタシは、卓巳を「愛すること」に一生懸命で、そんなことには、少しも気がつかなかったのだけれど・・・卓巳が欲しいと言っていたバイクが、ある日。アパートの裏手に止まっていた。誰に買ってもらったのか・・・・きっと親になんだろうけど。アタシは深く詮索をせず、「早く、後ろに乗りたいな!」と嬉しそうにしてみせた... [続きを読む]
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- 2008/04/02 16:20第一章「初めての恋」*卓巳*
- アタシは、大学を卒業後、親を安心させる為に、とりあえず、契約社員としての仕事を見つけてきた。本当は、22時までしかやっていない会社のテレフォンオペレーターだったのだけれど、アタシは夜勤があると嘘をつき、今までよりも多く、卓巳の家に入り浸った。とても、真面目な勤務態度とは、言い難い・・・遅刻、欠勤が多く、たいした給料ももらえなかった。でも、卓巳から要求される額は上がる一方で。アタシは、次第に、自分の... [続きを読む]
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- 2008/04/02 15:19第一章「初めての恋」*卓巳*
- バンド活動を、サークル外でするようになった頃から、卓巳はほとんど学校に行かなくなった。もちろん単位は取れず、留年が決定した大学2年の後期・・・「大学行ってても、意味ないからやめることにした。」と突然、彼は言った。「そんな・・もったいないよ。」と制止するアタシ。「面倒くせえんだよ。」と・・・聞く耳など持たない。卓巳は、親からもらっていた、3年生の前期の学費を、既に、カードの支払いに使ってしまったよう... [続きを読む]
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- 2008/04/02 15:18第一章「初めての恋」*卓巳*
- この事件の後ぐらいから、卓巳は、アタシがいようといまいと、お構いナシに、行動するようになっていった。駅のホームで傘の持ち方の悪い奴を、後ろから蹴飛ばしてみたり。気に入らない後輩を、ぶん殴ったり・・・・「何で、そういうことするの?」というアタシの問いに、卓巳はいつも、何も答えなかった。そして、アタシに対しても、態度が変わってゆく。デートの最中に、突然機嫌が悪くなって、理由も言わないまま、先に帰ってし [続きを読む]
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- 2008/04/02 15:17第一章「初めての恋」*卓巳*
- 付き合い始めて、半年ぐらいたったころ、同じバンドのメンバーから、「卓巳に、殴られたりとか、してないよね?」と質問されたことがあった。確かに、喧嘩っ早くて、チンピラみたいな男だったけれど、アタシにだけは、手を挙げたことはなかった。だから、「そんなこと、あるわけないじゃん。」と笑いながら答えた覚えがある。付き合い始めた当初は、彼の暴力的な一面を見ることは、まったく無かった。一緒にいて、楽しかったし、今 [続きを読む]
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- 2008/04/01 19:30目次(加筆修正中)
- 更新情報 10日ぶりの更新です。お待たせしました・・・★5/20 第七章 初めてのピンサロ 更新 ★目次★::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::プロローグ 第一章 初めての恋*1.アタシ *2.初体験 *3.卓巳 第二章 浮気 *1.知らないカノジョ *2.仕返し *3.決別 第三章 風俗の扉 *1.エステ *2.面接 *3.テレクラ *4.アキヒロ 第四章 別れ [続きを読む]
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- 2008/04/01 15:16第一章「初めての恋」*初体験*
- キスをした、その次のデートから、アタシは、毎日、上下お揃いの下着を着て、ムダ毛の処理を欠かさなかった。いつ、何があってもいいように・・・アタシ達のデートは、昼間は、普通に映画を見たり、ご飯を食べたり・・・。夜になると、新宿都庁の裏や、池袋の公園へ向かう。人の気配がないところを選んでは、夢中でキスをした。服を着たまま、ブラジャーをたくし上げられ、パンティーの中に手を入れられる。そこまでしていても、ラ [続きを読む]
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- 2008/04/01 15:15第一章「初めての恋」*初体験*
- 処女じゃなくなったのは、19歳の春。付き合い始めたのは秋だったのに、ずいぶん長い間お預けをしていた。「今は好きじゃないけど、それでもいい?」なんて言ったもんだから、卓巳もずっと手を出せないでいたらしい。付き合い始めて、1ヶ月くらいたったころ、サークルの飲み会の帰り。1次会で帰るアタシを、卓巳は、駅まで、送ってくれた。ほろ酔い気分も手伝ってか、何気ない話の途中に、「もう・・・好きになってくれた?」と、... [続きを読む]
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- 2008/04/01 15:13第一章「初めての恋」*アタシ*
- 夏休みになる頃には、少しずつ、「男」という存在に慣れてきて、サークル内でバンドも組むことができた。毎年、夏に行われる、サークルの合宿。「男の子も一緒に行くような旅行には行かせられない」と反対する母親を、どうにか説得して、アタシは、合宿に参加することができた。そこで・・・・神様はアタシにイタズラをする。恒例の怖い話大会でたまたま横に座っていた卓巳。○○大学法学部。同じバンドではなかったけれど、同期... [続きを読む]
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- 2008/04/01 15:12第一章「初めての恋」*アタシ*
- 父は警察官。母は教師。アタシは、人よりも少しだけ厳格な家庭で育った。小さな頃からピアノ、英会話を習い、成績は常にトップクラス。そうであることを望まれていたし、そうでなければいけないと思っていた。学期末の通知表は、いつも「よくできました」「がんばろう」なんて成績を取ってきたら、母だけでなく、祖父にまで怒られた・・・だから、アタシは、ずっとよい子を演じなければならなかった。"演じる"というよ... [続きを読む]
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- 2008/04/01 15:09プロローグ
- どんな酔っ払いであっても・・・ものすごい力で胸をもまれても・・・髪の毛をぐちゃぐちゃにされ無理やりアレをねじ込まれても・・・アタシはソープ嬢。白い液体が吐き出されるその瞬間まで笑顔で接客する。→ ... [続きを読む]
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- 2008/03/31 22:02第十章 「2つ目の恋」*SEXFRIEND*
- 携帯が鳴っている・・・きっとカズだろう・・・だけど、出ることが出来ない。心を落ち着かせなくちゃ・・・アタシは自分の中の、不思議な感情と戦っていた。携帯がまた鳴り始める。このまま出ないわけにはいかない・・・「もしもし。」「お!ごめん、電車だった?」「ううん。大丈夫、今降りたところ。今日はありがとう。」電話の向こうのカズに、気持ちを悟られないように・・・アタシは、つとめて明るく振舞った。少しだけ話を... [続きを読む]
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- 2008/03/26 22:46第十章 「2つ目の恋」*SEXFRIEND*
- カズとバイバイして、一人になった電車。少しだけ心細くて、窓から外を見ていた。カズは、モモカでないアタシを好きになってくれるだろうか・・・アタシ自身を・・・好きになってくれるだろうか・・・窓に映る、自分に問いかける。携帯が鳴る。カズからのメール・・・「今日は本当に楽しかったよ。これからもよろしく。」アタシは微笑んだ・・・返事を返そうとする・・・と・・またメールが入った。「久しぶり。元気してる?ごめ... [続きを読む]
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- 2008/03/22 00:26第十章 「2つ目の恋」*和樹*
- 帰り道。アタシ達は何の迷いもなく、手をつないで歩いた。少しだけ混んでいる電車に乗り込む。優先席の隣のドアに寄りかかるアタシに、カズは覆いかぶさるようにして、人混みから守ってくれている。「満ち足りた気持ち」というものを、久々に感じていた・・・。カズのことが好きかどうか・・・今後、好きになれるのどうか・・・そんなこと分からない。昔の傷が癒えたともいえない。ましてや・・・・風俗だってまだ、やめられない... [続きを読む]
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- 2008/03/18 21:30第十章 「2つ目の恋」*和樹*
- 次の週。アタシとカズはディズニーランドに行った。朝8時半。駅で待ち合わせ・・・舞浜行きの電車は、朝のラッシュで、とても混んでいる。二人微妙な距離間のまま、電車に乗り込んだ。付き合ってもいない、中途半端な関係のアタシ達は、抱き合うことも出来ず。顔をあわせることも出来ず。周りの乗客につぶされながら、ただ、吊り広告を見上げるしかなかった・・・沈黙に耐えかねたカズが、「大丈夫?」と、アタシを抱き寄せる。心 [続きを読む]
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- 2008/03/11 21:37第十章 「2つ目の恋」*和樹*
- カズとは、その後、何度もメールや電話のやりとりをした。聞き上手、なのだろうか?話していて、本当に心地いい・・・。カズは、地方の出身で、高校を出たあと、鉄道関係の職場に就職し、東京の寮で暮らしていた・・・何度目かの電話で、「飲みに行こう」と誘われる。お店のある駅ではない、居酒屋で待ち合わせ。カウンターに二人並んで座ると、カズは少し緊張しているようで、話し方がぎこちない。そんな微妙な空気も、時間がたつ [続きを読む]
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