kalavinka さん

kalavinkaさん: 陰鬱な日々と救いのない世界
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プロフィール

ハンドル名kalavinka さん
ブログタイトル陰鬱な日々と救いのない世界
サイト紹介文高校時代から始まる自伝小説です。
自由文ノンフィクションですが、名前等は変えています。読むと気分が悪くなる事請け負いなので、感情移入しやすい人、欝の人は見ない方が無難。
高校時代0話から始まります。名前以外は完全に実話。一日一段落ずつの更新を予定しています。
参加カテゴリー
更新頻度情報提供27回 / 152日(平均1.2回/週) - 参加 2007/12/02 01:15

kalavinka さんのブログ記事

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  • 2007/12/30 00:55高校時代26
  •  受験後に井口や安富といつもの喫茶店に集まった。安富は志望校に見事合格したらしい。これで数年後にはベンツと愛人に囲まれた生活とやらを送るための第一段階をクリアしたのだろう。素直に彼の健闘を称えた。私は彼の人間性を心の底から軽蔑しているが、その努力は認めていた。確実に言える事は彼は馬鹿ではなかった。難関国立大学医学部現役合格、実に見事な戦績だと言い彼の新たなる門出を祝った。私と井口は二人とも志望校不... [続きを読む]
  • 2007/12/28 22:33高校時代25
  •  カウンセリングを受ける中で救いという物を考えるようになった。その過程で神は何処におわすかという事を考えるようになり、宗教に興味を持った。意外かもしれないが、私はキリスト教の教会の門を叩いた。それがプロテスタントだったのは偶然だが、運命論的な言い方をすれば同時に必然でもあった。私が教会を初めて訪れた時、牧師は薄闇の中、左手にビールの缶、右手に煙草を携えていた。闇を切り裂く細長い煙を途切れさせ、彼は... [続きを読む]
  • 2007/12/27 00:20高校時代24
  •  学校ではちょっとした謎の事件が起きた。教室の後ろの黒板に大きく「げーせんでもっとくうみまる」と、殴り書きがされていたのだ。皆、何事かと騒いでいたが、何の事はない。海春という名前のやつが自分の名前が難しくて書けなかっただけらしい。「ゲーセンで待っとく、海春」と書きたかったらしいが、ひらがなすらろくに書けないため、謎の暗号文になったという寸法だ。馬鹿にも程がある。 ある日変な先生が実験室に連れて行っ... [続きを読む]
  • 2007/12/25 22:57高校時代23
  •  ある日変な先生がプログラムの話をしていたので、私は家のパソコンでまたプログラムを書いた。電子軌道の大きさを計算させるための単純なものだった。Emacsの起動が面倒だと思い、色々本を読みviというソフトを使い始めた。こちらは編集モードとコマンドモードがあり、さっぱり訳のわからない代物だったが、起動が早かった。viの使い方を説明している本はFreeBSDというシステムを使っていたので、私はLinuxからFreeBSDに変えた。... [続きを読む]
  • 2007/12/24 20:19高校時代22
  •  大分軍団が北九州校にいたため、私は福岡校から北九州校に変えた。家はちょうど福岡市と北九州市の真ん中だったので、どちらでも構わなかった。私が所属を変えると、井口が追いかけて来て彼も北九州校に来た。彼の家は福岡市の方が近いだろうに、実に酔狂な奴だ。私は相変わらず金がなかったので、予備校ではお湯を沸かして、味噌汁を作って食べていた。井口に「食うか」と、言ったところ彼は道端で作っているような不衛生な物は... [続きを読む]
  • 2007/12/23 16:43高校時代21
  •  学校ではまた突然数名が姿を消した。どうせまた馬鹿どもが馬鹿な事をしたに違いないと思った。今回は集団万引きだったらしい。エアガンを大量に万引きしようとして、店の親父に見つかったので、店の親父を殴り飛ばして万引きを完遂したらしい、制服で。鼻で笑うような話だが、親父は災難だっただろう。結局警察に連絡が入り、全員お縄になったそうだ。いっそこのまま死刑にでもなれば、馬鹿が減って世の中平和になると思ったが、... [続きを読む]
  • 2007/12/22 12:26高校時代20
  •  ある日、僕は変な先生にカウンセリングを勧められた。彼が紹介してくれたのは、大学繋がりなのだろうか、Q大学のカウンセラーだった。カウンセリングを受ける中で、僕は人を憎む事を意識した。馬鹿な学校の連中の存在を憎み、無能な教師を憎み、自由を奪う権限を持つ両親を憎んだ。怒りではない、憎しみ。そして高校退学を拒絶されたことで、自由を強く意識するようになった。この二つが僕がカウンセリングを受けて得られた成果... [続きを読む]
  • 2007/12/21 11:57高校時代19
  •  暇だったがお金は無かったので、書店やアニメショップをうろうろして、小説の立ち読みをしていた。疲れたら予備校に行って、変な先生と話していた。どうやら彼は大阪の大学の教授だったそうだ。出稼ぎに予備校の講師もしているらしい。そのため、福岡にも実験室を持っていた。偶然だが、その実験室は僕の家からそれほど遠くなかった。それを聞いて僕はそのうち遊びに行きますと言った。 この頃から僕はやっと勉強を始めた。高校... [続きを読む]
  • 2007/12/20 00:07高校時代18
  •  二年生になると、またクラスの人間が大幅に入れ替わっていた。またもや成績順にクラス替えをしたらしい。今回が最後のクラス替えで卒業までこのままだという事だった。どういう訳か当時クラス内ではエアガンが流行っていた。もしかしたら新しく入ってきた連中がエアガン好きだったのかもしれない。彼らは時折教室内でサバイバルゲームをはじめ、頻繁に無関係の人間にも流れ弾が当たっていた。僕に流れ弾を当てた連中には必ず仕返... [続きを読む]
  • 2007/12/18 23:27高校時代17
  •  春休みに入ると、久しぶりに兄が帰省した。兄は東京の土産に、お茶の水という古本屋で見つけたという「金枝篇」をくれた。僕が中学の頃から読みたがっていたのを覚えていたらしい。ただ、兄が買ってくれたのは一巻のみで、続きを読むことはできなかった。福岡市内の大きな本屋にも売っていなかった。もしかしたら当時は絶版だったのかもしれない。結局僕は一巻だけを何度か読み返し、続きを読むことはできなかった。兄に「金枝篇... [続きを読む]
  • 2007/12/17 14:53高校時代16
  •  僕がオリジナルメニューの「唐辛子ごはん」を食べようと、学食に行くと井口くんがお盆をもって歩いていた。B定食、学食で一番高いメニューだ、800円もする超高級料理だったので、僕は一度も食べた事がなかった。彼に「お、今から食事?」と声をかけると、「いや、もう食い終わった」と、答えた。どう見ても彼のB定食は手付かずだったので、訊いてみると、彼は好きなおかずだけ少し食べてほとんど捨てているのだと言う。ご飯まで... [続きを読む]
  • 2007/12/16 21:03高校時代15
  •  3学期が始まるとクラスのメンバーが入れ替わっていた。成績順にクラス替えをしたらしい。その頃既に学校に友人は一人もいなかったので、どうでもよかった。ただ新しくクラスに入った白根くんはなにかと僕に言いがかりをつけては叩いてきた。彼は井口君と気があったようで井口くんもなにかと言いがかりをつけて来るようになった。バレー部のアタッカーである彼に叩かれると痛そうだと思ったが、彼は叩きはしなかった。 僕は冬期... [続きを読む]
  • 2007/12/15 03:33高校時代14
  •  冬休みには父に冬期講習に行くように言われた。前回の夏期講習が嫌だった僕は通っている予備校の冬期講習に行くと言った。もらってきたパンフレットには合宿コースが載っていた。電話で訊いたところ、福岡市内の寮は満員だと言われたので、冬期講習は北九州市のK塾に入寮する事になった。荷物は洗面用具とプリティサミーのミニポスターくらいだった。 寮は意外にも奇麗だった。高校にも寮があったが、廊下や部屋は食べかけのカ... [続きを読む]
  • 2007/12/14 02:28高校時代13
  •  二学期の終わり頃には僕は学校では一言も喋らず、予備校でも目立たないようにひっそりと暮らしていた。その頃の僕の頭の中はどうすればプリティサミーのLDが手に入るかでいっぱいだった。中学から貯めていたわずかな貯金を全てつぎ込んで、何とか2巻までは手に入ったが、3巻以降は買えなかった。それでもプリティサミーの下敷きやポスターは全て集めていた。 学校は嫌になっていた。先生は授業中に大量万引きの成功談を自慢げ... [続きを読む]
  • 2007/12/13 00:39高校時代12
  •  父はといえば、兄は留年したとはいえK大学付属高校に行っているので将来安泰だと思ったのか、僕にW大学に行くように言いだした。兄を経済学部に行かせるつもりの父は僕には理系で、理工学部に行くように言った。W大学の理工学部と言えば日本の私大理工学部の最難関だ。父は相変わらず僕の成績か、現実という物を知らないらしい。 この頃僕は福岡市内の本屋で「永遠の薔薇・鉄の貨幣」という詩集に出会った。これまでジャン=コク... [続きを読む]
  • 2007/12/12 01:12高校時代11
  •  二学期の頭にまた全国模試があった。先生の話によると、僕の高校は半数が総合0点らしい。その話を聞いて、なぜ受けさせるのか疑問を持ったが、黙っていた。発言するほど興味があったわけではない。模試は、何故か数学と化学ができた。夏期講習でのマンツーマン授業のおかげかもしれない。結果が返ってくると、僕は初めて化学の偏差値が50を超えていた。一番できていたのは苦手な「気体」だった。物理は偏差値37だった。総合もた... [続きを読む]
  • 2007/12/11 01:15高校時代10
  •  二学期が始まるとクラスの人数が大幅に減っていた。先生は言いたがらなかったが、後で聞いた話によると夏休みの最後の日に公園でキャンプファイヤーをしながら酒盛りをしていた連中が警察に捕まってしまったためらしい。酒盛りはともかく、火は罪が重いとの事だった。放火未遂にもなりかねないらしい。しかも酔っ払って警官を殴った奴もいたそうだ。 また、僕のいるクラスではあまりいなかったが、他のクラスでは裸で廊下をうろ... [続きを読む]
  • 2007/12/10 22:31高校時代9
  •  夏休みが終わる前に僕はせっかく買ってもらったパソコンをもっと使おうと新しい本を買った。今度は「Linux入門」という本だった。厚さは「C言語入門」よりずっと分厚く、値段も6千円くらいした。本に書いてある手順通りに操作をすると、Windowsが消えた。代わりに僕のパソコンは真っ黒な画面に英語しか出てこないなんとも不思議な状態になってしまった。よく本を読むと、Windowsではない、Linuxという全く違うシステムを使うた... [続きを読む]
  • 2007/12/09 16:55高校時代8
  •  夏休みも終わろうかという頃、ふと今年は兄が実家に帰省しなかった事に気付いた。母に聞いたところ、父との関係が悪くなっているらしい。優秀な兄は父のお気に入りだったので、少し意外だった。父にそれとなく訊いてみたところ、どうも兄は高校で留年したそうだ。つまり今年も2年生な訳だ。父が言うには僕が兄の高校に落ちたショックで留年したに違いないとの事だった。ひどいこじつけだとは思ったが、僕は黙っていた。父からす... [続きを読む]
  • 2007/12/08 03:22高校時代7
  •  夏休みに入る頃には気づいていたが、僕の行った高校はその地元では有名な三流高校だった。つまり僕のようなどの高校にも行けなかった人が行く高校だったらしい。ちなみに入試で落ちた人はいなかったそうだ。近くにもう一つ同じような高校があり、不良グループっぽい連中はその高校と抗争をしていた。バスの中で乱闘になったりした事もあるらしく、時々血だらけで学校に来ていた。いわゆる番長もいて、僕の高校は非常に前時代的な... [続きを読む]
  • 2007/12/07 02:05高校時代6
  •  一学期の前半にあった実力テストの結果が返ってきた。僕は目を疑った。数学国語は校内一位、総合で二位だった。人数は把握していないが100人はいるはずだ。僕は今まで校内順位で半分以上に行った事がなかったので、かなり嬉しかった。全国での順位なんてそれまで気にした事もなく、校内の順位だけで喜んでいた。 夏休みになる頃には父の怒りも収まっていたのか、また塾に行くように言われた。僕は実は塾が嫌いだった。中学の頃... [続きを読む]
  • 2007/12/06 00:30高校時代5
  •  母は無事専門学校の入試に通ったらしく、家の近所の介護学校に通い出だした。忙しくなったのか、外食が増えた。だが僕は実は母の料理が好きではなかったので、外食は嬉しかった。母は特に煮物が下手で、白菜の煮物はとても人の食べ物とは思えない臭いを漂わせていた。 外食はほとんど同じファミレスだった。僕はいつも空揚げ定食しか頼まなかった。唐揚げが好きなのもあったが、値段は500円しないのに結構量があったからだ。家... [続きを読む]
  • 2007/12/05 00:36高校時代4
  •  数日したらそれなりに友人もできた。外国の本を読む人はいなかったが、少年向けの小説――最近で言うライトノベルだ――を読む人はいたので、彼らと適当に話していた。授業の内容はどういう訳かだいぶ前の中学校の復習から始まったが、気にしなかった。どうせ授業なんて聞いても理解できないのだから。 系列校と言っても、中学校とはだいぶ雰囲気が違った。授業中に起きてる生徒はあまりおらず、起きている生徒も普通にマンガを... [続きを読む]
  • 2007/12/04 14:39高校時代3
  •  受験は、また落ちた。母から聞いた話だと父はずいぶんと落胆したらしい。しかしこれで僕のいける高校は一つしかなくなったので自動的にそこに入学することが決まった。父はあまりに勉強しない僕に嫌気がさしたのか学費を払わなかった。結局学費は母が生活費を削って出してくれた。108人いた中学から系列校のその高校に行ったのは僕を含めて4人だけだった。 でもどうせこの高校でも僕は最下位付近で勉強せずに適当に卒業してし... [続きを読む]
  • 2007/12/03 00:21高校時代2
  •  結果発表の前に父が突然パソコンを買ってくれた。兄が高校でバンドをやるので作曲用にパソコンを欲しがったらしい。僕は兄が買ってもらった物はとりあえず僕も欲しがるようにしていたので、言ってみたらあっさり買ってくれた。さすがに兄のよりは性能が低かったが僕は満足だった。当時Windows95が出て少ししたくらいだったので、OSはWindowsが入っていた。買ってもらったまでは良かったけど、実は何ができるのか分らなかった僕は... [続きを読む]
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