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- 2007/12/30 01:01犬と老木
- 小高い丘の上に、一本の老木が生えていました。大きな大きなその木は、ずうっと昔から、何年も何百年もそこにいました。春は花を咲かせ、夏には若葉を茂らせ、秋には実を結び、冬には大切な芽を守りながら次の季節を待って老木は一年を過ごすのです。丘には、その老木の他に木は一本も生えていませんでしたが、老木はちっとも一人ぼっちではありません。毎朝昇ってくる太陽とも挨拶しますし、時々休みに来る小鳥達とも話をしますし... [続きを読む]
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- 2007/12/27 15:47小包
- 毎日、夕刻になるとそれは郵便受けに入っている。 毎日、毎日だ。ここ二週間くらい、ずっと。 差出人の名もなければ、消印も無い。宅急便の人が届けるわけでもない。 ただひたすらに、毎日、毎日。 宛名もなく、白い紙包みを紐で縛っただけの、小包。... [続きを読む]
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- 2007/12/26 17:25悪魔の奉職
- その日殿はひどくお疲れでしたのじゃ。疲れすぎて夜も眠れぬと、殿は従者を呼び寄せて何かおもしろい話をせよと言い出したのじゃ。そして困った従者。こんな夜遅くにそんなこと言われても困りますよと心の中では思いつつ、ええいいですともと二つ返事でおーけーしてしまったそうなのじゃ。殿はうきうきしながらその従者がどんな面白い話をしてくれるのかと待っていたそうな。従者は殿の前に座りながら汗をだらだらと流し始めてしま... [続きを読む]
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- 2007/12/25 22:04海をこえて
- あるところに、ポッカリ島という、海の真ん中にぽつんと浮いた島がありました。ポッカリ島には、モボ族という民族が住んでいました。モボ族の人たちはあたたかい太陽を浴びて、幸せに暮らしていました。ところがある日、モボ族の村長の娘のチョマが病気になってしまいました。モボ族の人たちは病気にならなかったので、病気をよく知りませんでした。チョマが死んでしまうかもしれません。モボ族の人たちはみんなで涙を流しました。... [続きを読む]
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- 2007/12/19 14:25どいと愉快な人々
- *序章*あるところに、どいという若者がいた。。。どいの本名はドリスコルで、なぜドリスコルかというと、マッハで地球に到着したM48星雲からきたナーサシスの超高温派がDNAの開発に成功したヒトゲノムの抹茶の中にたっている泡の元である原子の周りを回っているような電子の限りなく無限大のパワーによってこの世に発現した途方もない使命をおった男だからである。この物語は、青年どいことドリスコルが泉のほとりで少年と... [続きを読む]
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- 2007/12/18 12:30空高く
- 唸りを上げる風。叩きつける雨。「面舵一杯!!」視界は真っ暗だ。轟音の中で聴力さえ失う。時折雲間に光る雷光。「抜けるぞ!」 声と共に、一気に世界が開けた。... [続きを読む]
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- 2007/12/17 18:15ちぎれ雲
- 「僕も、一緒に行っていいですか」 夜の城下町を出て行こうとした彼の後ろから、僕は声をかけたのです。春だというのに、妙に肌寒い夜でした。 彼は一度振り返って僕の顔を見ると、黙って馬にまたがりました。それが彼の旅に同行することの、無言の許可でした。僕も馬に乗り、ひんやりとする夜の町を後にしました。知っているのです。... [続きを読む]
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- 2007/12/16 21:41みち
- 「このみちはね、ずっとずっと西の、見たこともない国へと続いているのよ」ミンさんは僕によくそう言っていた。そして必ず、「あなたのお母さんも、西から来た人だったのよ」と付け足した。... [続きを読む]
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- 2007/12/14 22:15黄金の麦の村
- 真っ暗な空の下、僕は煙をくすぶらせる飛行機の前で立ち尽くしていた。 こんなことになるなんて。 僕の愛機は、大切な僕の旅の途中で体調を崩した。そして、今どこにいるのかを確認する間もなく不時着を余儀なくされた。 僕のいた村では一人で飛行機に乗り、荷物を港まで届ける事が、男の証。 大切な初めての旅だったのに。 僕は嫌なにおいのする煙を吐きつづける機体を蹴った。こう暗くては場所の確認すらできない。諦めて僕は日... [続きを読む]
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- 2007/12/13 14:40伝説の条件
- 俺は旅をしている。目的あっての旅だ。世界を滅ぼそうとする、大魔王を倒すという目的の、壮大な旅。世界のどこかにいる大魔王を探して、魔物を倒し、旅を続ける。なぜなら、俺が選ばれた勇者だから。大魔王を倒して世界を平和にするのは伝説の勇者と相場が決まっている。俺もその選ばれた一人だ。何でよりにもよって、この俺にそのお役目がまわってきたのかはわからないが、周りの人間がそのつもりで俺を育てたというのも、原因の... [続きを読む]
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- 2007/12/12 15:30人魚の眠る海
- 夏も終わりに近づいたその日、夕暮れ時に女は浜辺を歩いていました。しゃくしゃくと音を立てて砂浜に足跡を残しながら歩いていると、岩陰に白い何かが動いたのが見えました。「あらいやだ、人の手だわ」驚いてかけよると、頭から血を流した人の上半身が岩にもたれかかったまま波にふわふわと浮いています。「あなた、だいじょうぶ」男は意識がないようでした。助けを呼ぼうとあたりを見渡しても誰もいません。女は男の体を抱え上げ... [続きを読む]
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- 2007/12/10 11:05ヒーローは冬に。
- 俺は世界を救うヒーロー。悪いやつがいればいつでもどこでも駆けつける。別に110番で誰かが通報してくれるわけじゃない。悪いやつ探知機がついてるようなもんだ。俺がヒーローとして現れるところ、必ず悪いやつがいる。そいつらを毎日倒して、俺は世界を平和にするのが使命だ。ちなみに使命と仕事は別物であって、普段は毎日制服を着て交通整理をしている。いわゆる工事現場に立っているやつだ。深夜にもなると時給はそんなに悪く... [続きを読む]
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- 2007/12/09 23:59日常
- わたくしは由緒あるレヴァイン家に勤める、アメリアと申します。二十歳になる前からレヴァイン家にてご奉公させていただき、十数年。わたくしがお世話申し上げているキャロライナお嬢様も御年十六におなりあそばされました。... [続きを読む]
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- 2007/12/08 14:49久米島の海と黄色
- ・・・それは突然起こった。海の真ん中で。 マスミはハナコとTDLと三人で夏の久米島に来ていた。 本来なら、マスミではなくトシモツが行く予定だったのだが、トシモツが行けなくなったため、急遽召集されたのだ。 久米島に来て二日目。 三人はハテの浜で海蛇と遭遇したり、島の高台へ観光に行ったりと旅行をエンジョイしていた。 「肩が痛い」 ハナコが言い出したのはタクシーで島を観光した帰りのことだった。 「ほんとに、ニデ痛... [続きを読む]
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- 2007/12/07 10:58負けられん
- ハナコは花のOL。五人姉妹の長女で、年齢は三十ウン歳。四捨五入するとすでに年齢の二ケタ目の数字が変わる歳だ。この歳ごろの独身女性に結婚の「ケ」の字でも話題に出そうものなら大変な報復を受けることを覚悟せねばならないが、ハナコも例に漏れずその手のタイプのOLだった。ちなみに五年前、十年も付き合っていた男性と結納までこぎつけたが、四年越しの浮気相手を発見してしまい破局している。それ以後は当然のようにフリーだ... [続きを読む]
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- 2007/12/05 23:43それだけは勘弁してください
- 夕食を捨てられた。新妻に。 半年前、五年付き合って結婚した彼女。まだ妻という呼び名にも慣れない。 きっかけは些細なことだ。 彼女が、鶏肉のハンバーグを作った。 そんなハンバーグを目にしたことが無い俺は、何となく白いそれを見て、── 生焼けなんじゃねえか?と思った。 ので、においをかいだ。 そしたら、激怒して捨てられた。... [続きを読む]
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- 2007/11/19 23:38犬と分かれ道
- 犬は、一人で道を歩いていました。長くてのどかな、ゆるやかな坂道。時折、横を三毛猫が通り過ぎていったり、鳥が「お先に」と言って飛んでいったりします。追い抜かれるたびに犬は焦って早く歩いてみますが、それも長く続きません。なだらかな坂道はどこまでもどこまでも続くので、途中で疲れてしまうのです。そんな中、犬は一人のぶちの犬に出会いました。「こんにちは」ぶちの犬はそう言いました。「こんにちは」犬が返すと、ぶ [続きを読む]
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- 2007/10/05 18:55ヴォヴァノフと失意の男
- 「はああ。ったくやってらんないな」 男は深いため息と共にがっくりと項垂れていました。 時間は夜十二時過ぎ。数時間前までこうこうと灯りがついていたオフィスビルはすっかり静まりかえっています。 男はたった今残業を終え、夜間の唯一の出入り口であるビルの非常口から外へと出たばかりでした。こんな時間になってしまったのは、男が自分で作業していたデータを保存し間違えて作成した資料を消してしまったせいでした。「こん... [続きを読む]
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- 2007/02/19 23:18サンダと七面鳥の話
- クリスマスをこよなく愛する青年、サンダは素敵なクリスマスを過ごせるという噂のセント・ユキグニという村にやってきました。何でも、この村で食べられる七面鳥の料理は大変おいしいということでした。ところが、何やら村の様子がおかしいようです。サンダは七面鳥の料理の話を聞こうと村人に声をかけましたが、誰一人として教えてくれる人はいません。サンダが歩いていると、ある宿の前で泣いている娘に出会いました。娘の周りに... [続きを読む]
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- 2006/09/18 23:16ペンネームが・・・
- ワタクシ、霧鷹純佳というペンネームで長いこと書いてました。ウェブ上で途中からキリタカというカタカナに変えたのですが。ググってみるとですね、キリタカだと、なんか「キリタカー」という単語があるらしく全然関係なさそうなページがたくさん出てきます。霧鷹で検索かけると・・・なんか、なんか、小説書いているっぽい方のペンネームとして出てきましたよ・・・!でもワタクシでないのです! うわービックリ。ちなみに ワタク [続きを読む]
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- 2006/09/16 02:50超冬眠
- そろそろ更新しようよ。。。何も書くことが無いので 作業報告。長編1 もうすぐ完結 現在怒涛の締め切り間際。長編2 いつ何にするつもりなのかわからないが 携帯にて執筆夏休み中。怒涛の締め切り間際のため、休みを延長したい・・・orz [続きを読む]
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- 2006/06/11 00:38はじまりました。
- ついにワールドカップ開催。これからは眠気との戦いの日々がはじまります。ついさっきイングランドvsパラグアイがありましたねーなんつーか、ドイツなのにイングランドにいるようでしたな。ブーイングが超怖い・・・。それはそうとして、あの2メートルな方。何であんなに細いんだーー!!!今にも折れるんじゃないかと心配しながら見てましたがイエローカード貰ったくらいで怪我もなくよかったですな。そして明日は日本・・・何だ... [続きを読む]
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- 2006/06/07 00:11やばーい
- 会社の仕事が というか環境が どんどんやばくなってきているのです。なんか あたしが入った組織がことごとく崩壊するような気がするのは気のせいだと思ったほうがよいのでしょうか。。。つかね やべーんだよ やべーの!とりあえず 混乱している仕事から 一時でも気を紛らわせたくなんか面白いことねーかなーと模索してみる。こんなところ書き込んでるのも 気を紛らわせる一環な感じなのです。面白いアクションプランがあったら誰で... [続きを読む]
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- 2006/05/29 20:22エキノコックス
- OB会で色々YouTubeが楽しいという話を聞いたのでYouTubeに行って色々見てみました。さすがにウワサのしょうこ先生はすごかった・・・!あの、キモチ悪い生物は一体何・・・!となりのお兄さんも笑いこらえるのに必死で大変そうですな。 [続きを読む]
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- 2006/05/28 22:08みっきー?
- 昨晩某元研究室のOB会だったのです。会場が渋谷の微妙な地区周辺の非常にビミョーな場所にあったりとかしたのですが、大変楽しく和やかに過ごさせていただきました。飲みすぎたりとか飲ませたりとかそういうところないあたりやっぱ会社とは違うというか何というか。今日は飲まないぞう、という意気込みをもって参加してその初志を貫徹できたという意味では大変すばらしいと思います。ええ。 [続きを読む]
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