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- 2008/08/07 03:18アースルーリンド外伝。テテュス編。『幼い頃』 58
- ウェラハスは、戻るディアヴォロスを見つめて、ため息を付いた。「・・・『光の国』の光龍をその身に降ろすとは、大した器ですね」ディアヴォロスは少し顔をしかめると、つぶやいた。「ワーキュラスからしてみたら私の体は吹き飛ぶくらいに小さい。さぞかし扱いかねたろうな」「その小さな体を通して、あれだけの力を使えるとは・・・・・・・・・」ディアヴォロスはようやく、笑った。「耐えきれない力を使うと私が文句を言うからな。彼は滅... [続きを読む]
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- 2008/08/06 02:03アースルーリンド外伝。テテュス編。『幼い頃』57
- ウェラハスと一同が見守ると、空間が白くぼやけ、そこに白い影が揺らめき、大きくなりやがて・・・そこに、白いローブ姿の・・・・・・ディアヴォロスとウェラハス程背の大層高い、素晴らしい容貌の二人が姿を現わした。「ローズタイン。御前に」一人が頭を垂れ、もう一人も無言で頭を、ディアヴォロスに向かって下げた。「力を貸すから、人を運んで欲しい」ディアヴォロスはそう言うと、ウェラハスを見つめた。彼は開かれた自分の回路から... [続きを読む]
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- 2008/08/05 05:46更新情報。
- <FONT size=3><a href="http://ncode.syosetu.com/n1767e/&
quot; target="_blank">『幼い頃』テテュス編の10 深夜の出来事 11 明るい世界。</a>の更新し ました。この辺り迄はシリアスしてますが・・・。 テテュスがやっと泣いてくれたので一区切りですね 。周囲に人がどんどん沸いて来てテテュスはでもこ の後しみじみ寂しさを噛みしめてる暇も有りません ね。この後にディアヴォロスさんが登場し障... [続きを読む]
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- 2008/08/05 02:30アースルーリンド外伝。テテュス編。『幼い頃』 56
- そしてアイリスに振り向くと告げた。「君は、君の最も苦手とする二人の妹に使者を送ってくれ。すぐここに、来るように」ローフィスとディングレーとが顔を見合わせた。アイリスはつぶやこうとした。『本気ですか?』と。けど彼はもうウェラハスに顔を向けていた。「・・・回路は空いているようだ。飛べる者を呼べるか?」その声は空間が、震え、人の声では無かった。皆が、呆然とディアヴォロスを見つめた。ウェラハスは悲しそうにそ... [続きを読む]
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- 2008/08/04 04:33アースルーリンド外伝。テテュス編。『幼い頃』 55
- そしてディアヴォロスはゆっくりと、振り向く。そこには彼らが待っていた『西の聖地』の神聖騎士が、居た。アイリスが彼を迎えようと立ち上がりかけ、その長身の、『光の王』の血を受け継ぐ、素晴らしい容貌の神聖騎士ウェラハスは彼に視線を投げて礼に変え、ゆっくり、ディアヴォロスの前迄来ると彼の前で膝を折り、頭を垂れて深い礼を、取った。ディングレーとローフィスが、顔を見交わした。アイリスは彼の礼を、見つめた。そ... [続きを読む]
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- 2008/08/03 03:06アースルーリンド外伝。テテュス編。『幼い頃』 54
- だがディアヴォロスは出されたお茶に口を付けた後、テテュスとレイファス、ファントレイユに告げた。「剣を、見てやろう」アイリスが、おろおろした。「ディアヴォロスでも・・・」ローフィスは彼を見つめる三人の子供に告げた。「・・・伝説の使い手で負け知らずの、当代最高の騎士だ。こんな機会は二度と無いぞ。しっかり見て貰え」三人は頬を紅潮させて、頷いた。ディアヴォロスは最初にレイファスに、短剣を握らせた。そして振りを... [続きを読む]
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- 2008/08/02 03:24アースルーリンド外伝。テテュス編。『幼い頃』53
- 朝陽の中、テテュスが食堂に姿を現すなり、アイリスの姿めがけて駆け寄り、抱きつき、ささやいた。「アイリス!大好きだ!」アイリスはしこたま飲んだ酒が残っていたのに、ふらつく頭が一気に覚醒し、テテュスを抱きしめてそれは、嬉しそうで、ファントレイユとレイファスが笑ってそれを見た。ディングレーもローフィスも、女中から酔い醒ましを受け取りながらそれを、眺め、頭がふらつき、痛むのをかろうじて、追い払った。食... [続きを読む]
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- 2008/08/01 03:38アースルーリンド外伝。テテュス編。『幼い頃』 52
- カレアスはアリシャに『それでも父親なの?』と糾弾を受けた事を馬上で思い返し、タメ息を付いた。レイファスは、目端のきく子だ。きっと自分と違いアイリスの所に居る立派な騎士ともっと居たくて、『父親に全然構って貰えない』と、のたまったのだろう。レイファスの姿はアリシャそっくりだったが中味はどう見ても、彼似だった。子供の頃から小柄で力の押し出しが無かったから、上手く立ち回る事だけを考えていた。それに彼だ... [続きを読む]
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- 2008/07/31 06:34アースルーリンド外伝。テテュス編。『幼い頃』 51
- 12 『西の聖地』の神聖騎士とその他の訪問者ウェラハスは、ダンザインを見つめた。「シェラダンデス領から出動要請が出ている」ウェラハスは顔を下げた。光の王が没してからここ数年、東に位置する『神聖神殿』が封印を強化しているせいか、その反動で西のこちらに『影』の障気が沸いて出て、総動員しても追いつかない。援軍を頼みたくとも、『神聖神殿』の連中は結界内でしかその力を振るえず、結界を離れても唯一力を使えるの... [続きを読む]
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- 2008/07/30 07:11アースルーリンド外伝。テテュス編。『幼い頃』 50
- テテュスがノックの音に扉を開けると、ファントレイユとレイファスが寝間着姿で枕を、抱えていた。二人はテテュスを、伺うように見つめるから、テテュスは笑って扉を、開けた。テテュスの部屋の寝台も大人用で、二人は枕を置いてその大きな寝台に飛び込むと、寝転がった。テテュスも笑うと寝台に乗る。レイファスが場所を開け、テテュスがまん中で三人で転がった。ファントレイユがくすくす笑い、「今日は、楽しかったね!」と言... [続きを読む]
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- 2008/07/29 07:11アースルーリンド外伝。テテュス編。『幼い頃』 49
- 暗くなりかけた道を皆が、歩く。子供達の後ろに騎士達を見つけ、大人達は大騒ぎに、成った。「まあまあ・・・一緒に、遊んで頂いたんで?!」子供の報告を聞いた農家の女将さんに、こんな立派な大人の騎士が・・・!と呆れるように見られ、ローフィスとディングレーはバツが悪そうに、俯いた。「とても、楽しかったので」アイリスに、優しげに微笑んでそう言われ、女将さんは感激するように彼を見つめた。「・・・これを・・・持っていって下... [続きを読む]
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- 2008/07/28 03:09アースルーリンド外伝。テテュス編。『幼い頃』 48
- 皆が一斉に、どっと、笑った。デングとヨハンセが中心で、薪を拾って火を起こし始める。ディングレーが薪拾いを手伝い、ローフィスがヨハンセのたどたどしい手つきで火打ち石を鳴らすのを取り上げて、火を付けた。魚を焼き始める。人数が多いから。と頑張るサルダンとザックにアイリスが加わり、ローフィスも釣りに参加し、彼らにコツを教わり、二人も釣り糸を垂れた。ディングレーの監視の元、魚が焼かれ始めた。「・・・こっちは塩... [続きを読む]
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- 2008/07/27 02:14アースルーリンド外伝。テテュス編。『幼い頃』 47
- 鬼ごっこはいつの間にか終了し、もう勘弁と叫ぶローフィスと、くたびれ切るディングレーの手を引いて、子供達は釣りをするザックの元へと戻ろうとした。が、アイリスの肩の上にテテュスが座っているのを見て、皆が一斉に、ディングレーとローフィスを見上げた。ローフィスはレイファスとデニーを左右の肩に乗せ、ディングレーはヨハンセとファントレイユを、残ったロッテンがアイリスに寄ると、アイリスは笑って屈み、テテュスと... [続きを読む]
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- 2008/07/26 02:43アースルーリンド外伝。テテュス編。『幼い頃』 46
- テテュスがアイリスを見ると、アイリスは笑って、テテュスを抱え上げた。その手に彼の小ささと温もりを感じ、アイリスはまた、涙が滲む気がしたが、構わなかった。抱き上げられたテテュスが、笑い声を立てる。アイリスはずっと心の中でテテュスにつぶやき続けた。『愛してる。とてもとても愛してるんだ』テテュスはまるでそれに応えるかのように声を上げて笑い、アイリスを喜ばせた。アイリスは最後にテテュスを右肩に、乗せて立... [続きを読む]
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- 2008/07/25 03:53アースルーリンド外伝。テテュス編。『幼い頃』 45
- 一回りするがあまりに森は広く、ローフィスは匙を投げた。「『西の聖地』の連中に使者を出そう。もっと上手いやり方を、奴らなら知ってる筈だ」ディングレーも、それがいいと、頷き、ささやいた。「・・・奴ら、疲れ切ってると思うか?」ローフィスが思い切り、顔を下げた。戻るなり、茂みからいきなりヨハンセが現れ、ローフィスに触れて叫んだ。「金髪の騎士が鬼!」ディングレーが、ローフィスを見た。ローフィスが、かかって来そ... [続きを読む]
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- 2008/07/24 01:48アースルーリンド外伝。テテュス編。『幼い頃』 44
- 直に子供達はにぎやかな食事を終えると、サルダンを中心に浅い小川に下っていった。「・・・何するの?」ファントレイユが靴を脱いで川に足をつける子供達に訊ねる。ザックが振り返って微笑んだ。「魚を、釣るんだ!」「釣れるのかい?」アイリスが訊ねる。大層立派だし、大貴族様だと両親から聞かされているし、ザックは彼にそう聞かれて頬を染めて俯いて、もじったが、チビのデニーもヨハンセもロッテンも『大貴族』が、解って無か... [続きを読む]
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- 2008/07/23 11:51アースルーリンド外伝。テテュス編。『幼い頃』 43
- ローフィスが腰を上げる。アイリスも立ち上がろうとし、ローフィスは彼にささやいた。「俺一人で見回る。お前はテテュスと、居ろ」アイリスは、軽そうな遊び人に見えるけど実はとても面倒見のいいローフィスを、そっ、と見上げた。ディングレーも、気づいて立ち上がる。そしてローフィスの横に付いた。ローフィスは彼を、見た。「俺一人で、大丈夫だ」ディングレーは唸った。「『神聖神殿隊』付きで無くたって、二人一組で行動す... [続きを読む]
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- 2008/07/22 04:02アースルーリンド外伝。テテュス編。『幼い頃』 42
- 11 明るい、世界。 朝、テテュスはもう笑わなかった。表情無く、彼の方が人形みたいで、ファントレイユはそれを目にする度に瞳を潤ませた。アイリスは彼を伺い、彼の側に寄り添い続け、だが朝食後に皆に頷き、テテュスを促した。 領地の外の森で、テテュスの姿を見つけて彼の仲間が駆け寄って、来た。「テテュス!」ザックが呼ぶ。デングとデニーと、ヨハンセは笑顔で駆け寄り、サルダンは腕組みして笑い、でもその後ろに続く... [続きを読む]
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- 2008/07/21 05:00アースルーリンド外伝。テテュス編。『幼い頃』 41
- 部屋はランプで明るくて、テテュスは何かが抜け落ちたように力が戻らなかった。自分が空っぽだと、その時本当に、感じた。今までは空っぽは心の隅だったけど、今は空っぽと、自分は同化していた。アイリスが彼に飲み物を勧め、レイファスがそれを受け取った。でもテテュスはそれを目の前に差し出されても顔を、上げなかった。アイリスが受け取り、テテュスを抱き寄せるとそれを口に含んで、テテュスの口に流し込んだ。テテュス... [続きを読む]
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- 2008/07/20 02:11アースルーリンド外伝。テテュス編。『幼い頃』 40
- 「テテュス!」レイファスが、叫んでいた。テテュスは小さな彼を、見つめた。アイリスが、彼に振り向き、叫ぶ「それは違う!アリルサーシャなんかじゃない!」ローフィスとアイリスは光を放つ剣を空間に浮かぶ彼女に向けたまま、じりじりと間を、詰める。アリルサーシャの顔が、歪む。テテュスはどうしていいのか、解らなかった。ファントレイユの指が、決して放さない。と言うように彼をきつく、握る。テテュスに顔を向けられて... [続きを読む]
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- 2008/07/19 02:45アースルーリンド外伝。テテュス編。『幼い頃』 39
- テテュスはからっぽな気がまた、していた。寝台に突っ伏して、どうして?と自分に繰り返し、言い続けていた。いつもここで眠った事が殆ど、無かった。大抵アリルサーシャの部屋の大きなソファが彼の、寝台で・・・。でもたまにアリルサーシャの容態がいい時は彼女の寝台で、眠った。でももう、思い出せない。その時がどんな風で、彼女のか細い腕がどんなだったのか。馴染みの無い自分の部屋と寝台の上に、居てテテュスは思った。もっ... [続きを読む]
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- 2008/07/18 03:52地方護衛連隊長会議、その後とテテュス編の、更新情報。
- ファントレイユとの出会い編で、おまけ。その後の、会議。の更新をやっとしました・・・。テテュス編がちっとも更新出来ていませんが・・・。頑張りました。一挙9話迄更新しました。『幼い頃』です。ぜーはー。テテュス編。長くなってます。またまた登場人物が増え続けて読む方はこんがらがる事でしょう・・・。きっと。困ったもんだ。でも、地方護衛連隊長会議での登場人物が出て来ます。これから。ウェラハスさんや、ギュンター。オーガ... [続きを読む]
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- 2008/07/18 02:52アースルーリンド外伝。テテュス編。『幼い頃』 38
- 10 深夜の、出来事 食後酒を、ソファに掛けて騎士達がたしなんでいた。ローフィスがそっとアイリスを見て告げた。「お前、本当にテテュス相手だと自分を無くすな。焦ったってどうしようも無いし、テテュスが少しずつ事態を受け容れていくしか無いって事くらい、いつものお前なら解る筈だ」ディングレーも言った。「テテュスは肝が座ってる。こっちも腹括っていかなきゃしょうがないだろう?」アイリスが顔を揺らした。「いつも... [続きを読む]
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- 2008/07/17 01:26アースルーリンド外伝。テテュス編。『幼い頃』 37
- 夕食の席は、静かで、テテュスはファントレイユを見、ファントレイユが先につぶやいた。「ごめんね」テテュスは顔を、揺らした。レイファスは、俯いた。でも・・・。それは初めから、無かったんだ。君が、取り上げたりはしてない。『僕は全然気にして無いから』テテュスは言おうとし、アイリスがまた悲しむと思って、止めた。俯くテテュスに、レイファスが言った。「でもきっと僕思うんだけど・・・」皆が一斉に、ふいをつかれたよう... [続きを読む]
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- 2008/07/16 03:56アースルーリンド外伝。テテュス編。『幼い頃』 36
- アイリスが参っているのでローフィスが椅子に掛ける彼の横に、付いた。ファントレイユの涙が止まらず、レイファスは気遣うようにファントレイユを覗き込んでいた。テテュスは、ディングレーを見上げた。ディングレーが見つめ返した。くっきりとした青い瞳で。テテュスが自分のせいで大事な楽しい時間を台無しにしたと、気落ちしているのを見て、つぶやいた。「・・・お前のせいじゃない。大概、自分一人で抱え込むな。餓鬼だって事、... [続きを読む]
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