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- 2008/05/10 18:43『L・O・D+α 〜光と闇が始まる時〜』
- 神の声を聴き、決戦の地<天空の聖園>へと集った冒険者達は、熾烈なる戦いの末に、復活を果たした魔神を打ち倒した。 そして、<魔神討滅>という偉業を果たした冒険者達には、伝説の達成者の証したる<ロイヤル・クラウン>が与えられ、それと共に戦いし全ての冒険者に、戦いの功績に見合った地位や領土といった恩賞が与えられた。 その魔神との戦いで,大いに活躍しながら、地位も名誉を求めず、唯、自由のみを求め、パー... [続きを読む]
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- 2008/05/05 23:53『 L・O・D 〜ある冒険者の追憶〜 』 下編
- 「済まなかったな、セイウ。あれも悪意があって、あんな事を言った訳じゃないんだ。それだけは、分かってやってくれ」 雷聖は、雪華が去っていった方向に視線を遣りながら、そう俺へと詫びた。「分かっています。寧ろ謝るべきは俺の方である事も」「まあ、実際それに関しては、難しい問題であるんだがな」 『謝る必要』と『謝る意味』という二つを指して、雷聖は、その言葉を口にしていた。「雪華が君に対しぶつけたのは自分の感... [続きを読む]
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- 2008/05/05 23:42『 L・O・D 〜ある冒険者の追憶〜 』 中編
- 嘗てこの世界は,創造の主たる《神》に見捨てられ、《邪神》と呼ばれる邪悪なる意志持つ存在によって滅ばされる運命にあった。その運命に抗い《邪神》の僕である魔物達と戦い続けた存在、それが『冒険者』達であった。生命の危険すら冒す幾多の旅を経て、終に《邪神》を倒し世界を救った《神殺し》の英雄達。その偉業の達成者にして、《栄光の冠(ロイヤル・クラウン)》を頂く存在の一人が、《雷斬り》の異名を冠する目の前の剣士... [続きを読む]
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- 2008/05/05 23:10『 L・O・D 〜ある冒険者の追憶〜 』 上編
- その出会いを一言で言い表すならば、それは『邂逅』という言葉こそが相応しいだろう。「嗚呼、空が蒼いな・・・」 仰向けに寝転がる俺は、その視線の先に在る天を見詰めて呟いた。俺が住む世界が『神蒼界』と呼ばれるのは、この空の蒼さに由来しているのだろうか。「ねぇーねぇー、そんな所に寝転がって何してるの?」・・・自分で自分の不甲斐無さが情けないです。「・・・そうですね。一体、俺は何を遣ってるんでしょうね・・・... [続きを読む]
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- 2008/04/27 22:02『L・O・D 〜ある冒険者の受難〜』 後編
- 「じゃ、俺は、ここで退くよ。貴方も御武運を!」 それは、冒険者が冒険者に対し捧げる儀礼である別れの挨拶。「はい、御武運を!」 そう返す女魔導師に手を上げて応え、俺は、街に戻る為、ヴァレンシアに《転移の導き》を発動するよう合図する。「あっ! ちょっと、お待ちを!」 何かを思い出したように、彼女が慌てて俺を引き止めた。 如何したのかと怪訝そうにする俺に対し、彼女が苦笑に似た微笑を浮かべる。「まだ、お名... [続きを読む]
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- 2008/04/27 21:50『L・O・D 〜ある冒険者の受難〜』 前編
- その受難の原因を一言で語るならば、それは『口は災いの元』なのだろうか。 俺が住む世界である『神蒼界』、そこでは今、《秩序の光》と《力威の闇》という二つの勢力が互いに争っている。 そして、冒険者という因果な生き方を選んだ俺も又、そこで傭兵の真似事をしながら、日々の暮らしを凌ぐ身分であった。 正直な事を言ってしまえば、俺にとって二つの勢力のどちらが世界の覇権を握るのかは、些細な問題であった。 戦場と... [続きを読む]
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- 2008/04/20 15:05『L・O・D 〜ある冒険者の物語・序〜』
- その冒険の始まりは一つの出逢いであった。 嘗て《神》と呼ばれるその存在は、世界に一つの大地を生み、そして、その偉大なる力を示すように新たなる生命を世界に生み出した。 《神》によって生み出された生命の一つにして、『人間』の名を与えられし者は、自分達が生きる美しき世界を『神蒼界』と呼んだ。 しかし、《神》が世界を去り、その存在が神話へと消えた後、世界は在るべき秩序を失った。 ある時、《神》によって生み... [続きを読む]
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- 2008/04/13 14:44『M・O・D+えふ〜ある冒険者の災難〜』 (下編)
- 「否、済まない。笑い過ぎた。それにしても、君たちは、本当に最高だよ」 ひとしきり笑い続けて尚、まだ笑い足りないのか必死にそれを抑えながら、彼は言葉を続けた。「この俺に本気で戦いを挑んだ君達の勇気は、あの《怖れを知らぬ者》の異名を誇るナタルスすら凌ぐ無謀だよ。否、間違いなく、ヤツを超えたな」・・・それ、全然、褒めていませんよね、ねぇ?「あのぉ、そろそろ怒っても良いですよね?」・・・冗談抜きで、否、マ... [続きを読む]
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- 2008/04/13 14:35『M・O・D+えふ〜ある冒険者の災難〜』 (中編)
- オレが奪われた視界を取り戻した時、そこに映ったのは、悠然と立つ男と、その足元に倒れ伏す女魔導師の姿であった。「幾ら、猪みたいに襲い掛かって来たとはいえ、本気でやり過ぎたな」 口にしたその言葉とは裏腹に、男の表情に反省の色は無かった。「まあ、自業自得だし、仕方が無いか」 男は、付け加えるように言って、快心の笑みを浮かべた。・・・うわぁ、鬼畜。「あっ、今、ヒトの事を『外道!』って、思っただろう?」「(... [続きを読む]
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- 2008/04/13 14:24『M・O・D+えふ〜ある冒険者の災難〜』 (上編)
- ズッドォーン!爆発に舞い散る土煙の中、オレと彼女は出会った。・・・と言うか、「こんなトコロで、ザコ相手に高位ランクの攻撃魔法なんてブチかますな!」オレは、爆炎の熱に焼ける肺の痛みに不快を隠せず、その原因である女魔導師へとそう言い放った。「おっほっほーっ!《魔司(ルーン・マスター)》たる者、何時如何なるときにも敵に対しては全力を尽くして臨むものよ」「はいはい、そうですか・・・。(全くもって不可解な・... [続きを読む]
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- 2008/04/06 12:53第十一話・因縁
- 京也と《マナ》の二人は、重ね合わせた唇が離れ抱き締めた腕を放した後も、互いに寄り添い続けていた。 そんな穏やかな静寂も、突然現れた闖入者達の存在によって破られる。「京也、無事か!」 その闖入者の声に驚いた京也と《マナ》の瞳に、征也とそれに数秒遅れるタイミングで、自分達の居る部屋に入って来る万理亜の姿が映った。「・・・父さん、それに母さんまで・・・」 一体何事かと驚きの色を隠せず言葉を洩らす京也。し... [続きを読む]
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- 2008/04/06 12:26第十話・宿業
- 守りたいと望んだ大切な存在がいた 何よりも信じた大切な仲間達がいた 掛け替えのない大切な場所があった その全てが『仲間』であった筈の存在に奪われた 裏切り者であるその存在は、盟友を殺し、愛する者を傷つけ、仲間達を楽園から追放した ワタシは、盟友の死を痛み、愛する者の苦しみに憤り、仲間達の無念を晴らす為に、その裏切り者に戦いを挑んだ ワタシは、己を己たらしめる誇りに縛られ、その裏切り者に敗れ去った... [続きを読む]
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- 2008/04/06 11:54第九話・剛敵
- 京也達は、征也より示された情報に従い、目的とする政府機関の旧研究施設へと潜入を試みる。「どうやら『アタリ』の様だな」 不敵な笑みを浮かべて呟く環の言葉に違わず、封鎖された筈の施設内に大勢の気配が存在していた。『あの中からは、何か妙な気配が感じられます。京也、環、気をつけてください』 《マナ》が口にしたその警告に、京也は警戒と緊張を新たにし、環は特別に変わった様子も無く黙って頷いた。「敵もそれなり... [続きを読む]
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- 2007/12/23 02:18アルカナ・レジェンド‐始動編・叙‐
- それは、啼きしきる蝉の声が眠りを邪魔するひどく暑かった真夏の記憶。汗となって身体から抜け落ちていった水分を求めて、オアシスたる冷蔵庫に顔を突っ込んだオレは、そこにある現実に落胆と虚しさを覚える。「あーあー、このまだクソ熱い中、水分を求めてさすらい人ですか・・・」いくらそんな悪態を付いても、空っぽの冷蔵庫から求めるモノが沸いて出ることがないとわかっている以上、ここは諦めて外に買出しに行くしかなかった... [続きを読む]
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