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- 2008/03/18 03:04オオシマさんちのもうひとつの猫日記
- 1800円は高い!! でも、グーグーシリーズを愛読している人だったら、この本の16ページの最初の写真を見て、感激すると思う。マンガにでてきた「グーグー、あんたってばお腹にテリア犬がいる! なんでいままで気付かなかったのか!」のテリア犬のお顔がバッチリ写っているから。ホントにホントにテリア犬でびっくりした〜。残念ながら、「ヘソ踊りのヘンな顔」の方はハッキリ見える写真がなかったけど。グーグーは今度映画にも... [続きを読む]
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- 2008/03/17 08:36ねこのお医者さん
- 主なねこの病気とその措置や予防法、ねこを飼う上での諸注意が、具体的かつ根拠などからわかりやすく書いてある、ねこ好きな獣医さんが書いた本。「ねこのための家庭の医学」っていう帯のキャッチそのままで、今まで読んだねこ育てのハウツー本の中で、いちばん充実していてわかりやすい。病気の章を読んでいると心配のあまり気が遠くなりそうになるけど、知識がないよりあった方が予防にも役立つと思って頑張って読んだ。雑学系... [続きを読む]
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- 2008/03/17 04:16リピート
- 「あの『イニシエーション・ラブ』より驚けます!」という帯に惹かれて読んだんだけど、なんか違う。あんまりどんでん返しという本じゃなかった。『イニシエーション・ラブ』みたいに淡々と進んで最後の最後で驚かせるというより、物語が二転三転していくジェットコースターストーリーだ。帯を見て、てっきり大ドンデンがあるんだとばかり思っていたから拍子抜けしたけど、お話全体だったら『イニシエーション・ラブ』より面白か... [続きを読む]
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- 2008/03/17 01:52夏の名残りの薔薇
- 表向きをつくろいつつも裏側はどろんどろんのハイソな世界。物語の舞台やキャラクターは、ドラマチックてんこもりだった頃の少女マンガのような絢爛豪華さだ。物語で果たすべき役割や、それぞれの関係性を思い切り描くにあたって、生活感があまりにもジャマ過ぎるから、それをできるだけ削除した結果、浮世離れした設定になっているような気がする。退廃や倦怠の甘さや、感傷的な部分が少ないから余計にそう思う。 次々と語り手が [続きを読む]
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- 2008/03/11 23:04ティファニーで朝食を
- 最近、猫が出てくる本になかなか当たらないので、カポーティの猫名作を紹介。『ティファニーで朝食を』に出てくる猫は、ヒロインであるホリーが飼っている。名前もついていないし、「片目がねちねちして盲目状態」だったり、中国製の石膏の猫にいきりたって挙句に壊してしまうような、一筋縄ではいかないコ。得体が知れなくて、甘えたり、凶暴になったり気分の波が激しいところが、飼い主のホリーを映す鏡みたい。映画とはかなり内 [続きを読む]
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- 2008/03/11 23:02貝と羊の中国人
- 白川静が好きなので、漢字についての話は気になる。「美」という字はつまり「大きい羊」なのかとか、「貴い」にも「賢い」にも貝が入っていてお金絡みだなぁとか、身近なことでふと思って面白がっていた。ピンポイントでそこを突いてくるタイトルなので読んでみた。 同じ漢字を使っている国なのに、メンタリティが違うのはどこに理由があるのか。異文化の最大の特徴は論理の筋道が違うっていうことだと思っているので、その差を分 [続きを読む]
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- 2008/03/11 23:01三星堆・中国古代文明の謎
- 四川省の三星堆で、見たことないディフォルメの遺物がどかどか出てきたのにビックリしたのはもうかなり前だ。日本でも展覧会があったり話題になった。黄河文明とは全く違う長江文明の存在が明らかになって、いったいどんな文明だったんだろうとずっと気になっていたら、『山海経』がらみの本が出ていて、さっそく買う。あの中国バケモノ図鑑みたいな『山海経』に関係しているなんてワクワクだ。内容的には、古代の生活が見えてこ... [続きを読む]
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- 2008/03/11 23:00人体 失敗の進化史
- 第一線の研究者と対談するという爆笑問題の番組があって、そこでいい味のキャラクターだった遠藤先生の本。動物の遺体を解剖することで、初期にあった設計図から進化はどう起こってきたのかを、実例をあげて詳しく解説してある。音を感知するためにある耳の骨が実は顎関節の流用だったとか、ヒトが直立したことで起こったさまざまな不備にそこらにあるもので泥縄で対処してきた様子は面白いやら情けないやら、いとしくなるやら。... [続きを読む]
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- 2008/03/11 22:58人類進化の700万年
- 新聞記者が書いた「ヒトの起源」のノンフィクション。学校で習ったコトって最近はす〜ぐ古くなっちゃうので、最新の科学トピックはすごいことになっていて面白いなぁ。人類の進化について、大づかみに、そしてすっごくわかりやすく書いてあるので読むのもラクチン。この本には、猫もちょっとだけ出てくる。2004年に「最古の飼い猫を発見」したニュースがあったのを猫好きさんは覚えているかも。それが、キプロス島でみつかった猫で [続きを読む]
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- 2008/03/11 22:57隠蔽捜査
- んもぅ、人生の敵とさえ思えるような、「原則を大事にする、頭コッチコチのキャリア警察官僚」が主人公のお話。まぁ、確かに人間の集団で「例外を認める」っていうのは諸悪の根源だ。面倒なコトが次々派生してくるし、「例外を認める」前よりも線引きがより難しくなる。でも、こういうコッチコチなヤツは嫌いだ。主人公の竜崎って、ほんとにイヤなヤツなんだよ。融通利かないし、言うことは言葉が足りないし、建前ばっかだし。で... [続きを読む]
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- 2008/03/11 22:56きいろいゾウ
- ロハスで近所付き合いが濃密で、しかも肩肘張らないゆるくてプリミティブな生活。心臓が弱いツマ(妻の旧姓)と、過去になにかを抱えているムコ(夫の名前)。『きいろいゾウ』という童話を軸に、2人の絆が試されていく。とってもピュアな恋愛小説だから、好きな人にはたまらないかも。わたしはちょっと苦手かもしれない。きいろいゾウ (小学館文庫 に 17-3)/西 加奈子¥690Amazon.co.jp ... [続きを読む]
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- 2008/03/11 22:53蝶のゆくえ
- 橋本治は、「こういうトコ、自分でもなんかイヤだな」という部分をガリガリ引っかいてくるから、読んでいるうちに気持ちがシーンとしてくる。正直に言えば、いい感じじゃない。でもあまりにもうまいので、読んでしまう。そして、小さなシコリみたいなのが心の底に残る。いつかそれが大きくなったり消えたりするまで、ふとしたことで思い出す。ちょっと稀有な作家だと思う。 この本は短編集。子どもを虐待する若い母親、夕ごはんを [続きを読む]
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- 2008/03/03 10:02贖罪
- 果てしなく暗い。少女の思い込みが残酷な冤罪をもたらすという設定も暗いけど、事件がなにも起こっていない時点ですでに、不幸がどよんと重い雲のように垂れ込めている感じがする。まぁ、それもそのハズだと後でわかるとはいえ、徹頭徹尾こんなに暗い本というのも珍しい。ちょっと興味がわいたのが、チョコレート富豪が考え出した「カカオバターを一切使わないチョコレートのレシピ」くらいかも。ずっと暗くて、最後にまた暗さ二乗 [続きを読む]
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- 2008/03/03 10:01サウスバウンド
- 映画が公開された時、「ちょっと面白そうだけど、今さら過激派かぁ」と思ってイマイチ食指が動かなかったけど、『空中ブランコ』がよかったので読んでみた。物語のツボが丁寧に落とし込んであって、面白かった〜。世間からズレズレの迷惑な父親に振り回されながらも、たくましく生きる小学生っていう話だと思っていた。なのに読み進めるうちに、元過激派という時代から乖離した父親が、ちょっとシンパシーを感じる魅力的なキャラ... [続きを読む]
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- 2008/03/01 00:03ペネロピ
- いかにもアメリカ人が考えそうなお話で、そのどストレートぶりにやや引く。なんせ、お金持ちで頭もスタイルもよくて、でも鼻がブタという女の子が、『自分の力で』幸せをつかめるのか?! というお話だもの。ステロタイプこそ王道とは思うけど、女性が主人公のアメリカ映画や物語はほとんど常にこのテーマが見え隠れしていて、ちょっと食傷気味。でも、これは私の脳に乙女があんまりなくなっちゃっているからであって、ふんだん... [続きを読む]
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- 2008/02/29 23:41イニシエーション・ラブ
- 最後の最後まで、80年代後半の少しショボい恋愛小説で、登場人物もそう感情移入できるキャラクターじゃないんだけど、最後の最後の最後で「どっかーん」と来る。それも、「え? なに? どうなっているの?!」とパラパラ前をめくってポイントポイントを確認してはじめて、そのシカケが身に染みてくる。これは新しい! 帯や裏表紙のあらすじで、「なんかある」というのはわかってて読んだのに、まんまとやられました。あ〜、言... [続きを読む]
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- 2008/02/29 23:36イムリ
- ものすごく絵が下手。でもあまりにも物語が壮大かつ異質なのでぐいぐい読んでしまう力技のファンタジーマンガ。用語は複雑だし、誰が誰やらで、読んでいてものすごく混乱するんだけど、それでも先へ先へキモチが急かされる。絵の下手さもそのうち味になってきて、異様な世界観にピタリと嵌ってくる。ちょっとすごい。不思議な能力を持って世界を高圧的に支配する種族、夢を共有して情報をやりとりする種族、今では用途も使い方も... [続きを読む]
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- 2008/02/29 23:35ミトコンドリアが進化を決めた
- 『眠れない一族』が面白かったのと、『迷惑な進化』が抜群に面白かったので、ついつい科学関係の本を続けて買っちゃったんだけど、これはちょっとアレだったかも。 もちろん、ミトコンドリアについて包括的に論じている内容なので、面白いのは面白い。ただ、やっぱり前に2つに比べたら冗長だ。まぁ、比べた相手が悪かったかもしれない。それに、「もっと楽しませてよ」なんていう不埒な客は相手にしてないのかもしれないけど。 ... [続きを読む]
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- 2008/02/29 23:33迷惑な進化
- 今まで読んだ科学系の本の中で、とにかく一番面白いと思う。遺伝子について、ちょみっとでも興味があるのなら絶対オススメ! 進化はより環境に適合した、より生き残りやすい遺伝子を残して、他の有害な遺伝子を淘汰していくはずなのに、なぜ病気の遺伝子が今でも残っているのか。もしかしたら、その病気の特質は、現代では必要がないものだけれど、進化の過程で起こった環境変動で有利に働いたために残っているのではといったこ... [続きを読む]
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- 2008/02/29 23:32眠れない一族
- プリオンの「感染力のあるタンパク質」という性質は、カート・ヴォネガットの『猫のゆりかご』に出てくる「アイスナイン」みたいで、前々から気になっていた。タイトルの『眠れない一族』というのは、不眠を伴う致死性の遺伝病を血統に受け継ぐイタリア貴族のこと。帯や表紙をぱっと見た時には、ゴシックホラーかと思ったくらい。他に、ニューギニアの食人がもたらしたクールー病、イギリスで始まったBSE(狂牛病)、プリオン... [続きを読む]
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- 2008/02/13 01:28完全犯罪に猫は何匹必要か?
- 猫がてんこもりに絡んでくる本格ミステリー。なんせ事件が起こるのは、豪徳寺さんの家だ。猫好きだったら、「豪徳寺=招き猫」は基本。ユーモアミステリーの体裁だし、猫ネタが次々出てくるし、クスクス笑いながら軽く読んでいって、最後であまりにも本格なのに足元をすくわれる。見かけにダマされた方が絶対楽しい。 登場猫の中では、漁師さんがかわいがっているミユキのエピソードがかわいい。猫自体の活躍や描写は少ないけど、... [続きを読む]
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- 2008/02/13 01:25黄金の羅針盤
- 映画公開に向けてキャンペーン華やかな「ライラの冒険」シリーズ。『黄金の羅針盤』『神秘の短剣』『琥珀の望遠鏡』と全部読んで、作者のアンチ宗教の明確な意思や、心の成長がものすごくキッパリ描かれているところにビックリした。正統派のビルドゥングスストーリーだったのか。「ダイモン」という、誰もが持っている守護動物がいる世界なので、動物はわんさかでてくる。主要登場人物のダイモンに猫はいないけど、アスリエル卿... [続きを読む]
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- 2008/02/10 05:01魔術師の帝国 リフトウォー・サーガ
- 剣と魔法のファンタジー。以前、ハヤカワ文庫で出ていたシリーズの再版モノ。『セサノンの暗黒』まで読んだけど、やや冗長なところもあるとはいえ、大ネタの伏線がいくつかあるのでどうしても気になって続きを待ってしまう。再版するときに以前は1冊だったものを分冊しているせいか、ヘンなところで終わっていてズルい。ファンタジーにしては、あまりおいしそうな食べ物が出てこないのや、猫だけじゃなく動物自体がほとんど出てこ [続きを読む]
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- 2008/02/10 05:00爆笑問題の日本史原論グレート
- 由比小雪、内村鑑三、山本莞爾、道鏡、馬琴、清明……。なんか怪しくて、面白そうな匂いがプンプンして、波乱万丈の生涯を送った歴史上の人物ばかりで闇鍋みたい。家系図や参考文献、年表などが載っていて、コンパクトにまとめてあるのが、とても参考になる。かなりざっくりと大づかみに紹介されているので、興味のわいた人が主人公の小説を読みたくなってくる。特に、あまりよく知らなかった人に関しては、ご馳走の香りだけ嗅が... [続きを読む]
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- 2008/02/09 23:08世話焼き長屋
- 猫が出てくる池波正太郎の『お千代』が入っているのでつい買ってしまう。人情時代小説傑作集。アンソロジーは、まったく知らなかった作家が好みの作品を書いてるのを発見することがある反面、全然受け付けない作品が混じっていることもあって、あたりはずれが大きい。これはお目当て以外の全部がかなりのあたりだったのでホクホク。『お千代』は、コレットの『牝猫』江戸人情話バージョン。痩せていくお千代のあたりでその後の展開 [続きを読む]
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