- 2008/05/14 13:32バウンダーズ この世で最も邪悪なゲーム
- 世界は無数に存在するのだけど、それら全部が実は、「あいつら」が遊んでいるシミュレーションゲームなんだ、という設定。そして、そのことを知ってしまったゲームの世界の住人(つまり私たちのような普通の人)は、「ランダム要素」と呼ばれて、他の世界へムリやり放り込まれて、自分の元いた世界へ戻る旅をしなくてはいけない「バウンダーズ」になる。 [続きを読む]
|
- 2008/05/12 00:39ビーケーワンでオススメ書評に選ばれました
- オンライン書店ビーケーワン 書評ポータルで、「今週のオススメ書評」に、私の「夢をかなえるゾウ」の書評が選ばれました。「今週のオススメ」に選ばれると、ビーケーワンポイントというのを3,000ポイントもらえました。1ポイント1円で使えるそうです。あぁ、うれしい。 [続きを読む]
|
- 2008/05/11 11:01アヒルと鴨のコインロッカー
- 著者の構成のうまさはこの作品でもうならせてくれる。後半を読んでいて「あれは、こういうことだったのか」と思い当って前のページを繰ると、実にうまく伏線として忍ばせてある。最初に読んだ時には全く別の意味合いを持っていたものが、後で浮かび上がってくる仕組みだ。 [続きを読む]
|
- 2008/05/08 15:15八日目の蝉
- 構成が巧みだし、何より着眼点がとても斬新だと思う。物語は、主人公の女性、希和子が不倫相手の6か月の子供を、思わず連れ去る場面から唐突に始まる。そして、友人の家などを転々として、恐らくは自分に迫っているであろう捜査の手から逃れる。連れてきた赤ん坊を自分の子供として育てながらの、この逃亡生活は3年半にも及ぶ。 [続きを読む]
|
- 2008/05/07 14:44花の魔法、白のドラゴン
- 「バビロンまでは何マイル」の登場人物の1人である、地球の少年ニックと、「ブレスト」という世界に住む少女ロディの2人が主人公。そう、本書も多元宇宙が舞台だ。ストーリーは、「ブレスト」の魔法使いたちの陰謀を、ロディとその友達のグランドが知ることから始まる。その陰謀を阻止しなければ、魔法のバランスが崩れ、世界が大混乱に陥ってしまう。 [続きを読む]
|
|
|
- 2008/04/27 16:23ウェブ進化論 本当の大変化はこれから始まる
- 「Web2.0」という言葉が話題になっている。いや、なった(既に過去形かも)。コンピュータの世界では、常に何か旬な言葉というのがあり、実態より言葉が先行して独り歩きすることが多い。「Web2.0」という言葉も明確な定義を試みようとする人は多いが、もはや好き勝手に使われてしまっている。 [続きを読む]
|
- 2008/04/23 16:10工学部・水柿助教授の日常
- 内容は、某国立大学工学部助教授の水柿先生の、特に劇的なことが起きるわけでもない生活が綴られている。奥さんの須磨子さんがミステリ好きなので、日常のちょっとした不思議を話して、奥さんに感心してもらうのが、水柿先生の喜びだ。しかし、須磨子さんの要求レベルは高く、先生が話す不思議の多くは奥さん的には失格なのだ。 [続きを読む]
|
- 2008/04/21 00:06まほろ駅前 多田便利軒
- 本書はどういったジャンルに当てはまるのか、言葉の矛盾に目をつぶって言えば「ソフトなハードボイルド」か。主人公は、便利屋を営む青年、多田啓介。彼自身が好んでやっているわけではないが、ヤクの売人や娼婦、そのストーカーなどの危ない人間たちと絡み、刃傷沙汰や不可解な事件を乗り越えていく。 [続きを読む]
|
- 2008/04/16 14:54塩の街
- 宇宙から飛来した高さ500mにもなる巨大な塩の結晶が、東京湾に落ちた時から、人間が塩になってしまうという奇病が世界を襲う。こんな世界で人々はどう生きていくのか? [続きを読む]
|
- 2008/04/13 17:27ラスト・イニング
- 同じ著者による小説「バッテリー」第6巻の新田東と横手ニ中の試合の前後談。特に第2章「白球の彼方」では、横手ニ中の名遊撃手、瑞垣の口によってあの試合の後、彼らが歩んできた道が明らかにされる。もちろん、第6巻の最後に巧が門脇に対して投げた白球がどうなったかも語られる。 [続きを読む]
|
- 2008/04/03 00:29バッテリー(1)〜(6)
- 主人公は、中学1年生の天才ピッチャー原田巧。彼が岡山の小さな街である新田市に、父親の仕事の都合で引っ越して来て、やはり才能のあるキャッチャーである永倉豪と出会い、バッテリーを組む。この二人を中心に、その家族、同級生、周辺の大人たち、他校の野球部員と、渦を大きくしながらストーリーが展開する。... [続きを読む]
|
- 2008/03/21 23:57ドミノ
- 始まりは全く別々のいくつものストーリが同時進行しているからだ。それぞれのストーリーに登場人物が数人いるので、結果的に大人数になっている。そして、このバラバラのストーリーが、ある出来事が別の出来事を引き起こしながら、徐々に1つの場所にまさになだれ込むように集約していく。タイトルとおり「ドミノ」倒し的展開だ。 [続きを読む]
|
- 2008/03/20 16:34ゾラ・一撃・さようなら
- ストーリーは、探偵である主人公の頚城(くびき)悦男が、志木真知子という美しい女性から依頼を受けるところから始まる。「天使の演習」という美術品を、ある男から取り返して欲しいということだ。ある男とは元都知事で、彼は「ゾラ」という暗殺者に命を狙われているという。... [続きを読む]
|
- 2008/03/15 13:06ゴールデンスランバー
- 帯に「伊坂的娯楽小説突抜頂点」とある。宣伝文句に珍しくウソはなく、最新刊の本書は伊坂作品の(現時点での)頂点を極めたと思う。そのくらい他を圧倒して面白い。もちろん他のの作品が面白くないわけではない。しかし、スピード感、良い意味で読者の予想を裏切るストーリー展開、巧妙な伏線と、著者渾身の作品を受け取った感じがする。 [続きを読む]
|
- 2008/03/09 14:55バビロンまでは何マイル(上)(下)
- ダイアナ・ウィン・ジョーンズおなじみの、パラレルワールド、多元宇宙ものだ。マジド(魔法管理官)とよばれる魔法使いが、世界の均衡を保つために、宇宙の境界を越えて活動している。この辺りは、クレストマンシーシリーズの設定に近い。... [続きを読む]
|
- 2008/03/01 15:13夢をかなえるゾウ
- これは面白かった。「興味深い(interesting)」ではなく、「楽しい(amusing)」もっと言えば「バカバカしい(funny)」という意味で。それは、ガネーシャというゾウの頭を持った神様が話す関西弁に負うところが大きいのだが、吉本の漫才のノリだ、それも最近の若手のではなく、往年のしゃべくり漫才の。... [続きを読む]
|
- 2008/02/29 01:20フィッシュストーリー
- 伊坂幸太郎の作品を読むのは本書で4冊目。毎回、よく練られた展開と小気味いいトリックで楽しませてくれる。本書の4篇もそれぞれに仕掛けがあり、ウマい!という感じ。... [続きを読む]
|
- 2008/02/26 01:47崖の国物語8 真冬の騎士
- 崖の国という舞台の、様々な時代の物語をつづるシリーズの8作目。第4巻「ゴウママネキの呪い」の直後の物語。主人公はクウィント。1〜3巻の主人公であるトウィッグの父であり、通り名を「雲のオオカミ」という空賊だが、これはその青年時代。トウィッグの母であるマリスと結婚(するのかどうかは定かではないが)する前の話。... [続きを読む]
|
|
|
- 2008/02/19 15:24「日刊ココログ・ガイド」で紹介されました
- 大変ありがたいことに、日刊ココログガイドで紹介されました。ココログのスタッフの方の目に留まったブログを、1日1つずつ紹介しているコーナーで、レトロな雰囲気のテレビ画面型のサムネイルがいい味を出しています。... [続きを読む]
|
- 2008/02/15 12:59インストール
- 主人公は高校3年生の女の子。「蹴りたい背中」の主人公と同じく(こちらの作品の方が先だけど)、少し変わっている。クラスにはうまく馴染んでいないようだ。 男友達の「疲れてるんなら、休みたいだけ休んだら?」という言葉をきっかけに、学校に行かなくなってしまう。そして思いつきで部屋のものすべてを捨ててしまう、文字通りの意味で。そう、家具まで全部。やっぱりどこかおかしい、異常だ。... [続きを読む]
|
- 2008/02/12 15:12新釈 走れメロス 他四篇
- 表題に「新釈」とあるので、基の作品に新しい解釈を加えて描きなおしたものかと思った。実際はそうではなくて、基の作品のテーマや表現手法などに着想を得て、著者が書き下ろしたもの。文豪の作品のリメイクを期待する人にはハズレ、森見作品を楽しむ人にはひとまずアタリ、ということだ。なぜなら、舞台は京都の街、登場人物たちは腐れ大学生たちと、森見ワールドお馴染みの設定だからだ。... [続きを読む]
|
|
|
|
|
- 2008/02/08 13:06呪われた首環の物語
- このタイトルはいただけない。おどろおどろしいホラー小説かと思って、子どもたちが手に取れないのではないでしょうか。中身は少年少女向けの平易なストーリー。思春期の悩み、他社への理解、家族についてと、どちらかと言えばさわやか系の物語だ。... [続きを読む]
|