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- 2008/03/07 17:36フラメンコを踊っておくれ
- 朝起きたら頭の孫悟空の輪がきつくて体が重くて、 「仕事に行きたくない!」 と思った。 行きたくない加減が珍しく激しかったので、介護していた頃を思い出すという奥の手を使った。 「誰も今は死にかけてないし、行けばお金になる。」 これで立ち直り、弁当作り。 今日は野菜キノコ炒め、バナナのオムレツ、チーズひとかけ。 ご飯は海苔弁。 体が弱ってるから栄養高め。 バナナオムレツなんて普段から食べてる訳じゃない。 人... [続きを読む]
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- 2008/03/06 16:56[うつつの声]インフォメーション
- 大きな目標のために3月の終わりまでにしなければいけないことがあって、2月はメルマガの配信をお休みしました。 あらかじめお知らせするべきなのに、日常の仕事に流されてしまって反省しています。 しばし「ストリートライブのようなブログ」ではなく、もっと小さな記事が続くことになりそうですが、その分感じたことをこまめに投稿したいと思います。 布団をとりこみにウッドデッキに出たら、空が劇的に美しくて戸惑ってし... [続きを読む]
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- 2008/03/01 01:47[落書き]毎朝彼らを見る
- [f:id:oiharamumay:20080301230530j:image] 朝、焼鳥屋の店先に犬と爺さんがいつも座っている。 ゴミ収集所には一羽のカラスがいる。 それは私の朝の一部である。 しかし私は彼らの朝には含まれていないだろう。 いつか犬に話しかけたいと思っている。 ... [続きを読む]
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- 2008/02/27 05:10[ゆめかうつつか]時計
- 1956年3月1日、私はスイス製の小さな美しい腕時計を 洋食屋の化粧室の窓から投げ捨てた。 何故正確な日付を覚えているかと言うと、その日は 妹の20歳の誕生日だったからだ。 私は貴婦人気取りの小娘だった。 時計は壊れて止まってしまっていたのだが、 修理も出来たろうに。 でもその日私は何か虫の居所でも悪かったのかも知れない。 今の私にはまったく理解出来ない行動だ。 1966年4月、長女が生まれた日に夫が振り子時計を買... [続きを読む]
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- 2008/02/25 06:44[ゆめかうつつか]ヤカンさがし
- 子供の頃住んでいた家の近くに、狐の木乃伊を祀る小さな神社があった。 それには別れ別れになった親子狐の短い物語があったが、よく覚えていない。 狐忠信にしても親子のきずなの話。狐は親子の情の厚い動物なのだな。 その悲しい伝説よりも、私は隣駅にある「やかん坂」の話の方が好きだった。 夜の坂にヤカンが現れて転がるのだ。 読む本によっては「真っ赤に焼けたヤカン」とか、下から上に転がるなどの怪異を伝える。 しか... [続きを読む]
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- 2008/02/24 16:57[ゆめかうつつか]震える犬
- 今日撮った1枚の写真。 小さくかいま見えるのはインドネシア舞踊の踊り子達。 (jpgデータだけの写真を「1枚」と数えるのは正しいのだろうか) どこかで春が生まれてる。 どこかで物語が生まれる音がする。 [f:id:oiharamumay:20080223140514j:image] ... [続きを読む]
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- 2008/02/17 17:10[与太話][黒猫]黄昏眼鏡
- 三週間前に使ったCD-ROMが見つけられずに、本棚と引き出しをかき回している内に一時間が過ぎた。 必ずここだと思った場所に並ぶのは、既に5年以上手を触れたこともない旧世代のソフトやゲームばかりだ。この棚一段だけ20世紀にタイムトラベルしてしまったのか。 次の心当たりを探しても、出てきたのは解約した携帯電話やミシン用のボビンケース(うちにミシンは無い)、小さなウサギの人形が20匹入った小箱等々。ウサギは... [続きを読む]
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- 2008/02/14 08:13[ゆめかうつつか]さようなら
- いつの頃からか、別れの挨拶が苦手になりました。 うまくやれる時もありますが、大切な人に告げるさようならは例えそれが日常のしばしの別れでも、あまり上手に出来ないのです。 恋人同士の束の間の別れを想像したあなたは、2月14日の夜をロマンティックに過ごしているでしょうか。 しかしここで言う大切な人とはどちらかと言うと恋人ではなく離れて暮らす親やきょうだいや親戚、友人、仕事で知り合った面白い知人など、普段... [続きを読む]
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- 2008/02/11 18:34[ゆめかうつつか][黒猫]月色UFO
- ひと気の無い小さなプラットホームで、黒猫がうとうとしていた。 ベンチの向こう側では男の声がしている。 「夜は気持ちが沈むので、太陽を追いかける西行きの電車に乗ろうかと思います。 朝はいつでも気分がいいので、夜から逃げてしまえばすべては解決だ。 しかし夜に小さな死の疑似体験があるから、朝生まれ変われるのかもしれません。 だとしたら東に向かう電車に乗るべきでしょう。」 聞き手は無言で、じきにこの... [続きを読む]
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- 2008/02/06 16:01青鬼の里帰り
- 節分に街を出て故郷鬼ヶ島に帰省中。 青鬼が日焼けすると赤鬼になるのか試している。 常夏の陽射しの中でご機嫌。 楽しい気持ちのまま、雪の節分に出会った瞳を思い出す。 いずれ悪くない再会が待っているかもね。 未来は誰にもわからない。 (昼休みの落書き) f:id:oiharamumay:20080206121422j:image ... [続きを読む]
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- 2008/02/06 11:47赤鬼青鬼
- 南の島の赤鬼と雪の街の青鬼はどちらも同じ鬼。 けれども彼女は青鬼を見て「孤独」と、赤鬼を見て「自由ね」とつぶやいた。 ... [続きを読む]
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- 2008/02/03 04:33[ゆめかうつつか]牡丹雪降り積もる
- [f:id:oiharamumay:20080203232519j:image:right]とても寂しい。 灰色シャーベットの道をどこまで歩けばいいのか。 とても寂しい。 今日ばかりは雪なんか降らないでほしい。 世界中誰もオレを求めない。 それだけなら別にいい。 豆をぶつけられて凍る町に追い出されるのが嫌いなんだ。 歩き続けて、胸に肩に頭に、頬に唇に瞼に雪が積もり真っ白になる。 灰色の道ももう、真っ白になる。 やっと見つけたバス停も、行先は見え... [続きを読む]
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- 2008/02/02 11:44[歌]ひさかたのブルーにあい
- 僕の心の深い森で生まれた憂鬱 君のせいでも不吉な予感でも何でもないさ ひさかたのブルーをあいがつつみこむ 海のように 打ち寄せる物思い大波小波 玉虫色の波 涙のあとが残る顔をうつむかないで 笑うことも出来る 大丈夫 大丈夫 何故なら君を愛してる 見えなくても広がる君の海 小さな疑問答えを求めさ迷う密林 君のせいでも人の無情でも何でもないさ 潮風の自由にあいが目をさます 旅の夜明け コンパ... [続きを読む]
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- 2008/01/31 17:32[ゆめかうつつか]dressed dog
- [f:id:oiharamumay:20080131122842j:image:right]冬の通勤電車は確実に夏よりも ぎゅうぎゅう詰め具合50パーセント増しである。 大寒を過ぎて人々が着込むのは ダウンジャケットと分厚いロングコート。 服を着ないと生きて行けないところまで 来てしまった動物なのよね、私たち。 不自然きわまりない。 お散歩犬もドレッシーなのが増えたね。 はげなきゃいいね。 厚着は嫌いよ。寒くても靴下もきらい。 しかたなく履いている。... [続きを読む]
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- 2008/01/28 07:45[落書き][うつつの声]曇り夜
- 朝は濃いブラックコーヒー、昼と三時はカプチーノ。 かわりばえのない仕事、習慣化した食事メニュー。 うつろいやすいと評判のこの世界で、今日みたいに平凡な1日こそ奇跡的。 じゃ、いつも聴かない曲を聴いて、違う香水つけて、 夜更かししないで早寝でもすりゃ奇跡は台なし。 コーヒーの話をしたかっただけだけどさ。 そっちは今日1日どうだった? [f:id:oiharamumay:20080129014950j:image] そうさね。ネズミを1匹... [続きを読む]
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- 2008/01/27 13:20[うつつの声]ステルス犬も笑ってる
- [f:id:oiharamumay:20080123004400j:image] 右の立札 STEALTH BOMBER no one beyond this point deadly force authorized 左の立札 STEALTH BOMBER GUARD DOG beware 1999年8月、OSHKOSHの航空ショーにて撮影。 [http://www.eaa.org/:title=EAA] の [http://www.eaa.org/a ... [続きを読む]
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- 2008/01/24 15:44[うつつの声]雪の降る街に猫の皿
- 雪の降る公園の片隅に、開いた傘が置いてあった。 傘の下には猫のごはん皿。 しかし猫はいない。 もっとあたたかい所にいるんだろう。 小さな皿を気にかけるようなことが、世界中に溢れている。 たくさんの、猫のいないごはん皿。さしかけられる傘。 また猫に会えるだろうか。 メールで配信する「別冊ゆめとうつつ」を送信しました。 登録していただいた方のみに、月に1度お送りするメールマガジンです。 ブログでは書... [続きを読む]
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- 2008/01/20 13:29[BINOKURO珈琲店]香り奏者
- BINOKURO珈琲店マスターの日記。 「私は時々ピアノを弾きながら考え事をする。 とは言っても大抵がとても素朴なものだ。 電話をかけると何故声が聞こえるのだろうとか、 声は恒久的に発声者の所有物なのだろうかとか、 (もちろん著作権という意味でじゃない。) 大好きな人のにおいを吸い込むのは嬉しいが、 通りすがりの嫌なにおいを体内に吸い込むのはごめんだとか、 素朴というより下らないと言いかえるこ... [続きを読む]
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- 2008/01/18 11:37[うつつの声]飛球を取る心がまえ
- 一昨日あたりから月が、なかなか落ちてこない飛球なのです。 それが私の飛球だと気づいたのは、見上げたその瞬間。 この角度は飛球をとるためのものだと、首がしっかり訴えていました! だから落ちてくるのを待っているところ。 しかもこのボールはチーズナイフで切り取られて半分ほどになっています。 こうして見つめて喉を世界に見せびらかすポーズが、 ナントカ鳥の求愛に似ているのも面白いと思うのです。 背中は反っ... [続きを読む]
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- 2008/01/15 12:57[うつつの声]案内人ネズミ
- 今日はうつつの話。日記みたいなもの。 干支なんて年賀状を書いた後は忘れてしまうものだったのに、まだネズミがちらついている。 この前図書館に行ったら貼り紙。 「市内にネズミが大量発生していますと嘘をつく悪質なセールスが流行っています。」 一体何を売りつけるのかしら。ネコイラズ? ネコイラズのセールスマンに家族はいるかな。稼いだお金で子供を育てるんだろうか。 今日、仕事場で銀のネズミを30磨いた。 リ... [続きを読む]
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- 2008/01/13 04:05[与太話]チーズ・パーティ
- 彼女のお城の窓をあけて顔を出すと、隣のビルとのすき間30cm幅の空が見える。 時々そこにお月さまが見えれば運のいい日。 真珠の月。赤い月。銀の月。いつも違って見えるのは彼女のハートの満腹具合。 こんばんは金色お月さま!今日も美人ね。 あなたの美しい国に行きたいわ。あたしお腹がすいたのよ。 月はチーズで出来ているんでしょ?うさぎがついたお餅はおいしそう。 いいよ、おいでよ。月は気さくに魔法の腕をのばして... [続きを読む]
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- 2008/01/12 04:05[与太話]302号室の噂
- 古いマンションの3階に住んでいた頃のこと。 僕の寝室は窓がひとつもない畳の間だった。 床板がへたっているので歩くとゆさゆさ揺れてズシンズシン響く。 そこで僕は家に帰ると猫のぬきあしさしあし。静かに暮らしていた。 西隣は若夫婦、でも奥さんの姿は引越して来た日から見ていない。 だんなさんが時々鼻唄を歌いながら洗濯する音が聞こえるだけ。 東隣はどんな人が住んでいるのか知らない。 時折ギュルギュルキュルル... [続きを読む]
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- 2008/01/09 04:05[ゆめかうつつか]自転しない応接室
- (まさに「地球の長い午後」だわ) B印刷本社の受付係である私は、ドアを睨んだまま睡魔との死闘を繰り広げていた。 勝つか負けるか。負けたら死…きっと死んだように眠ってしまう。 ノートPCで数字に取り組む仕事もあったが、今は目をさますために好きなホラー小説やSFを数えようとしていた。 オールディスのあのSFは好きだった。 巨大な植物に覆われた遠い未来の地球の話だ。 永遠の昼と夜の世界にしばし頭が旅行した... [続きを読む]
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- 2008/01/08 12:16[与太話]ジンジャー猫の発言
- ぽかぽかとあたたかい自転車置き場の片隅で、猫が演説会を開いていた。 「ニンゲンは図々しいのであります。 いつだって猫が見つめるものも見えないくせに、何か見えるふりをします。 本当は方向転換するきっかけがほしいだけなのは明らかです。 なのに結局うまく見つからなくて十秒、空気を見つめる。 すると何かを感じた錯覚で気がすむのです。 道を間違えて回れ右するだけなのに、芝居じみているんです。 ... [続きを読む]
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- 2008/01/08 00:20[ゆめかうつつか]日常スケッチ=回れ右せざるをえない時
- いつも公園を通り抜けて坂の下に出ることにしている。 一直線に降りる道路沿いの階段よりも、公園内の階段はだらだらと幾つも曲がって長い。 それに町中の小さな公園だが、桜の根っこで支えられている斜面は古くて力強い。 坂の下は隣の神社の鳥居と狛犬が守っているし、雉子トラや灰色猫の縄張りでもある。 だからここを好んで通るのだ。 とある帰り道、丁度公園の中央の階段で、ヒール音高らかな小柄な女とすれ違った。 女は... [続きを読む]
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