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- 2008/07/25 17:46byoutou(小説)エピソード9 ・生存異論
- 診察室患者A自己生存懐疑者「先生、不思議なんです。生きてるってのが。うまく言葉に出来なくて。なんとなくっていうのが本当のところなのかもしれません。別にそこに恐怖とか苛立ちなんかはないんですけど、とても生きていることが不思議で。こんなこと普通の人は考えないじゃないですか?でも、僕にはとても重要なんです。例えば、生存する事に意味を見出したり、無理矢理意味付けしたり人はしますよね?子供のためとか、なにか... [続きを読む]
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- 2008/07/21 18:37ハーフマラソンへの道
- 最近、10キロをようやく1時間で走れるくらいになってきた。ハーフマラソン。20キロはなげ〜って感じもなくなってきてる。しかし、いろんな大会をみたりすると、ハーフマラソンで2時間30分以内という条件があったりする。う〜ん、まだきついかもしれない。とりあえず継続してランニングして手初めに10キロマラソンからでも始めようかしらと思う今日です。しかし、物語が進まない……。... [続きを読む]
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- 2008/07/19 18:41byoutou(小説)エピソード8・『青い花』
- 自宅午後9時書斎しきりに患者から勧められた『青い花』を読んでみる。元来、文学に造詣がない私にこの物語のロマン性がわかるわけもない。それでも読み進めていくうちに、この物語が人生を哲学するものであるように感じられてきた。勧めてきた患者はもう既に50回以上を読んだという。あまり正常とは言えないその行動の裏には無意識に人生の意味や生命の始原を探しているからなのかもしれない。私はそう思うと、次回の診察時に話す... [続きを読む]
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- 2008/07/18 15:39byoutou(小説)エピソード7・依存症若しくは狂気
- 病棟A回診依存症の女性ある人がこう言ったのを本で読んだ気がする「この世は狂気だ。狂気でないとしたら別のやりかたで狂気なんだ」たしかそんなことを言った人がいたような気がする。なぜこんなことを思い出すのか?それは依存症の人と瞳を見て話をするからだ。狂ったようにアルコールを欲してしまう。彼女は無軌道に無謀に有りのままに振る舞う。全身にアルコールが回ると吐き出し、そしてまた補う。なんと狂気じみたことだろう... [続きを読む]
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- 2008/07/16 17:26byoutou(小説)エピソード6・レトロスペクティブ
- 休日自宅にて時折、懐古的な趣を自分自身で感じることがある。それは些細なものから始まる。例えば、この缶詰はなんで購入したのか?いっこうに食することなく放置されているからだ。手にとり、なぜおまえはここにいるのか?そんな問いが私の中に勃興する。そうなってくると身の回りの全てのものの存在に疑問符がつく。あれも、これも、いったいなんの為にあるのかって。私はそんな問答地獄に陥った時は卒業アルバムを見る。高校生... [続きを読む]
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- 2008/07/15 12:33byoutou(小説)エピソード5・空也像
- 自宅回診後の一服空也像今日、とある患者が空也像が好きでしかたがないと言っていた。美術に関する知識のない私はそれとなくネットでそのありようを調べた。口から小さな象を吐き出すその姿は私の想像を絶するものだった。私はこの像が好きだという患者の思いを想像し考えもした。しかしながらただの絵と説明、仏教の教えのようなものを見て読んだところでなにも浮かびはしない。私はメガネを取り静かにPCの電源を切った。つづく... [続きを読む]
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- 2008/07/13 15:31byoutou(小説)エピソード4‐3・日記
- 診察室接見接見などと大仰なことを言う必要はない。単なる診療の一つに過ぎない。たった一度診療したきりでそのままである患者との診療だ。日記を介してのみ繋がっていた診療を今日は顔を見て行うわけだ。私はどことなく自分自身が落ち着かないことに気づいていた。ほぼ初めてに近い対面だけに、相手の出方がどういうものなのかも心配であったし、まず何を、どうやって声をかけていいのかすらわからない。私は自分を落ち着かせてそ... [続きを読む]
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- 2008/07/12 13:17byoutou(小説)エピソード4‐2・日記
- 私は過去の日記をそれとなくめくっていた。今回の日記とどう心のあり様が違うのかを確認し、次に来るべきあり様を想い、想像した。しかしながら、未来とは不確定で、今考えていることなどとるにたらないと痛感してしまう。そうであって、そうだからこそ、私の仕事があるのだろう。そう自分に言い聞かせる。先生、私、そろそろ先生と顔を見て診察に行かないと行けないかなって思うようになってきたんだ。それは妹がそれとなくそう言... [続きを読む]
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- 2008/07/11 17:08byoutou(小説)エピソード4‐1・日記
- 診察・回診後病院自室日記先生へ今日もまたすぐに日が暮れてしまって。ああ、また眠れない夜が来るんだなって思うとすごく滅入る。夜は私に張り付いてるようで時間が遅遅として進まない気がするんです。見張られているようなの。先生から貰う薬を飲んでも効き目がないみたい。気にしなくてもいいんだろうけど、気になる。昼間はすぐに時間が経つのに、夜は意地悪です。私だけに意地悪してるのかもしれない。夜はつまらない。ぐった... [続きを読む]
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- 2008/07/10 01:57byoutou(小説)エピソード3・似非方法的懐疑者
- 診察似非方法的懐疑者私は時折、自分自身がランナーだと思う。それはもしかしたら誰しもそうなのかもしれない。そう思った時から時間の合間を見計らってランニングをするようになっていた。ようやく20キロも走れるくらいだろうか。走り終わって感じる爽快感。この感覚が終末感であるとしたらどうだろうか?それも悪くはない……彼はもう私の所に来て一年以上になる。少しづつではあるが回復傾向にある。波はあるものの、客観的にそう... [続きを読む]
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- 2008/07/09 11:40byoutou(小説)エピソード2・奇妙な夢を見る患者の夢
- 病棟・回診奇妙な夢を見る患者の夢ドアノブをがちゃりと回し部屋に入る。六人の患者がいるものの、閉塞感はない。私は受け持つ患者を確認する。彼は昼食を摂りおえたところだった。「どうでしたか昨日は?」「はい。はい。えっと、やっぱり変な夢を……。一昨日、昨日と同じ夢なんです」「また、直角ですか?」「はい。はい。そうなんです。はい。俺は直角が出てきて、直角切りをされる夢ですよ。先生。あのキャラクターを調べまし... [続きを読む]
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- 2008/07/08 14:32byoutou(小説)エピソード1・苛む心の巣
- 病棟20代後半女性「今週はどうでしたか?」「えっと、普通でした。テレビを見たりいろいろしていました。でもなんだか、自分がふわふわしているようで、午後は落ち着かなくなる日が多くて」「そうですか。どんな風に落ち着かないのかな?なんでも話をしていいんだよ。その為にこうやって診療に来ているんだから」私の声に女性、彼女は震えているよにも見える。視線は虚ろで頼りない感が否めない。「いいんです。いや、そうでもない... [続きを読む]
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- 2008/07/07 13:25七夕
- ランニングロードの途中に幼稚園があって、笹の葉に短冊を飾ってあったりして走りながら「七夕やな〜」なんて思ったりして。今日は年に一度の逢瀬ということで夜、織姫・彦星が逢えるいいなって思うわけです。年に一度か……。... [続きを読む]
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- 2008/07/05 21:20なんかすいません。
- 新しく小説載せていたのですが、思いのほか書いていて、「これ、どっかの賞にだしたらええやん」そう思うようになってしまいました。応募するにも、未発表のものと書いてあるが通常。ブログ上での公開って発表になるのかな!?なんて思いグレーゾーンだと思い削除しちゃいました。コメント頂いたのに削除してすいませんんです。また、適当に書きたいと思いますので今後ともごひいきに。... [続きを読む]
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- 2008/07/03 09:08ロスト・モーティブ・ジェネレーション(小説)その5
- 慶応義塾大学病院精神・神経科午後一時頃 せわしなく多くの人が行き来する。何千人という患者が毎日この病院を訪れる。患った場所の痛みや苦しみを取り除いてもらう為だ。生きているから苦しいのか、苦しいからこそその生を理解し認知出来るのか、いずれにしても苦しみから逃れることは出来ない。生きている限り。 江莉香は診察室前に綺麗に並ぶ椅子に座り、名前が呼ばれるのを待っている。特に病院で待たされることに苦痛は自然... [続きを読む]
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- 2008/07/02 21:25望外のよろこび
- とりあえず小説を載せている。今載せているのは完結型で毎日少しづつ書いてるという状況なわけです。誰にも読まれない小説はただの日記だと思っていたけど、すくなからず僕の書いた物語を読んでくれている人がいると感じられるのは望外のよろこび以外のなにものでもありません。たった一人でも読んでくれているのならばそれは僕が僕自身を肯定できるのです。ちょっとお堅くなりましたがそんなことを思いました。... [続きを読む]
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- 2008/07/02 01:31ロスト・モーティブ・ジェネレーション(小説)その4
- 和也はビールを机に置き、スーツを脱ぎ、シャワーを浴びた。それからビールをまた飲んだ。椅子に座りながら好きな小説を少し読んだ。小説とは面白いものだなと改めて思った。現実のようで現実ではないのだから。和也はこの、小説を読んでいる時間が好きだ。邪魔されることなくその世界に埋没出来るからだ。最近ではテレビを見ることもなく、小説を読むことに没頭している。浮世離れしているかもしれないが、小説を読んでいるほうが... [続きを読む]
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- 2008/07/01 04:00ロスト・モーティブ・ジェネレーション(小説)その3
- 虚無主義者か……。小田急線の下り急行に乗りながら和也は心の中で呟いた。全てに虚無主義であるわけではない。虚無主義になれば楽だからそうなったまでだ。和也そう思った。 就職して六年目。「ろくな」とまでは言わないまでも良い就職先は和也には当たらなかった。今、振り返れば戦後最低の就職氷河期だったらしい。それでも優秀な人間は世間一般で言うところのいい会社に入社しているわけだから、そう全てが社会や不況が原因だ... [続きを読む]
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- 2008/06/30 00:27ロスト・モーティブ・ジェネレーション(小説)その2
- 「入社六年目の斎藤和也!おまえはまだ結婚しないのか?」だいぶ酔っていい感じになった国本が和也にそう呟いた。「課長を見てるとなんとなく気がひけちゃうんですよ。すいませんなんか悪い例えみたいで」和也は気持ち程度に頭を下げる。「しかし、結婚もいいもんだぞ。子供ってのは間違いなくいいもんなんだから」「でも、課長は明らかに帰宅拒否症候群ですよね?それにこの前、車の中でほぼ家庭内別居だって言ってたじゃないです... [続きを読む]
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- 2008/06/29 17:49ロスト・モーティブ・ジェネレーション(小説)その1
- 動機をもはや失いつつある。嫌、失っているに違いない。何かアクションを起こそうものなら固い畳の上に磔にされて五寸釘で狂ったように叩かれる。指先と足先、そして最後には胸を。いつから動機を失ったのか分からない。ただ分かっているのは惰性で全てを手広くこなし、さも動機付いていますという顔をする。そんな顔をすればする程、能面のように薄っぺらい真白な顔に成ってしまい、それがまかり通るようになる。さもそれが当たり... [続きを読む]
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- 2008/06/29 04:41フットサルしてきます♪
- フットサルしてきます。日ごろ鍛えた体でガチで戦ってきます。これはカミュのキーパーグローブ。新しいのです。今日は勝つぞ!!... [続きを読む]
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- 2008/06/27 12:30とりあえず休憩
- 代々木公園物語の案が枯渇した!!今日は休憩だ。明日もかも!?... [続きを読む]
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- 2008/06/26 12:04代々木公園物語(その42)
- 耳に残るのは君の歌の巻向井くんのギターのメロディーが耳に残りその日はなんとなく眠れないでいた。あれはなんて歌なんだろう?私はベットから起き上がりPCをなんとなく立ち上げた。あれこれサイトを調べていると、女性のボーカルが歌っている歌であることがわかった。私は何度も何度も聞いた。PCからだと少し音は割れているような感じはしたけれど素敵な歌だって思った。向井くんは限りなく高いキーで歌っているのがわかった。明... [続きを読む]
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- 2008/06/25 00:28代々木公園物語(その41)
- 人魚の巻向井くんにノートを貸してから数日後、向井くんとまた学食でばったり遭遇した。左肩にはギターをしょっている。向井くんは無言で私の座るテーブルの机に貸しておいたノートを置いた。「ありがとう。本当にありがとう」「もういいの?」「うん。いいよ」向井くんはそう言うと私の正面に座った。私の隣には上原さんが居る。向井くんは上原さんに頭を下げると、ゆっくりと口を開いた。「この、ノートのお礼だけど、歌でいいか... [続きを読む]
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- 2008/06/24 06:26代々木公園物語その(40)
- 話かけられるの巻学食で上原さんを待ちながら先日購入した『ダムダム団』を私は読んでいた。これが思った以上に面白くて私は一人でくすりと笑ったりしてしまった。なんとなく、どこかで見たような、見ないような……?つまり水戸黄門あり、古畑任三郎などの要素がところどころに散りばめられているのだ。私は一人で読みながら「こんなマイナーなダム知らねー」とか「うわーかなり詳しい」など心の中で呟いた。たぶん顔もニコニコし... [続きを読む]
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