漢景明 さん

漢景明さん: エリートと呼ばれた漢たち
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プロフィール

ハンドル名漢景明 さん
ブログタイトルエリートと呼ばれた漢たち
サイト紹介文東大進学数日本一の開成学園に集った5人の漢の生き様を描くほぼノンフィクション小説
参加カテゴリー
更新頻度情報提供150回 / 251日(平均4.2回/週) - 参加 2008/01/16 12:37

漢景明 さんのブログ記事

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  • 2008/08/22 18:14(リ)2008漢たちの夏その6〜ああ大連〜
  • 大連という単語からまず私が連想したのは中国でありこの時期に中国から想起されるものと言えば五輪以外ない。となると皇帝が北京五輪を見に渡中したというのが導き出される結論としてはもっとも妥当なものということになり、実際私の頭にも一瞬その考えがよぎったが目の前で照れた表情を作っている皇帝を見てすぐさま打ち消した。皇帝が北京五輪を見に行ったことを話すとしたらこんな表情を示すはずがない。皇帝が最近こういう照... [続きを読む]
  • 2008/08/21 07:50(リ)2008漢たちの夏その5〜正木の払い腰〜
  • 皇帝が電話をかけてくること自体そう珍しいことではない。どちらかと言えば皇帝はメールよりもいきなり電話で連絡を取ってくることの方が多いくらいだ。しかも相手にまだ小さい子供がいて、どれだけ夜更かしの子供でも寝ているであろう時間帯であっても事前に断りもなくダイレクトに電話を鳴らしてくるという皇帝らしい傍若無人振りを発揮して。その皇帝がつい先ほどまでメールをしていたにもかかわらずわざわざ電話の許可を求め... [続きを読む]
  • 2008/08/20 18:49(リ)2008漢たちの夏その4〜昨夏の想い出〜
  • 「今度の木曜あいてる?」約2週間ぶりくらいに皇帝から届いたメールの全文が、タイトルも含めてこれである。大体において皇帝にしろ魔王にしろメールの内容に脈絡がなさ過ぎるのが特徴だった。一日に何度もメールのやり取りをしているような関係でお互いに相手の一週間くらいの予定を把握しているという前提であればこれだけでもその意図は通じるだろう。確かに文章自体は平易であり文字通りの意味を理解するだけなら小学生でも... [続きを読む]
  • 2008/08/19 16:35(リ)2008漢たちの夏その3〜至福のハラミ〜
  • 注文して程なく運ばれてきたハラミとカルピ。口コミ情報から恐らくハラミの方が良いのだろうと思いその比率も5対2にしていたが見た瞬間その判断が正しかったことを確信した。と言ってよいほどにテーブルに運ばれてきたハラミはそのルックスで我々食い手を瞬時に魅了したのだった。もっとも私も魔王も肉の質を見抜く眼力など全く持ち合わせていないしそもそも肉の質などにほとんど関心がない。唯一興味があるのは王道焼肉としてそ... [続きを読む]
  • 2008/08/18 16:35(リ)2008漢たちの夏その2〜ランキング1位の実力〜
  • 難波から徒歩2分という近さにもかかわらず道を一本誤ったために10分ほど周辺を徘徊して目指す「多平」に辿り着いたのが6時10分過ぎ。月曜日のこの時間ということでまさか入れないことはないだろうと高をくくっていたが店内は既にピーク時のような混雑振りであり早くもランキング1位の力の一端を見せつけられた形となった。カウンターと4人がけテーブル席が3つほどのこじんまりとした店内はなぜか扉を常に全開にしているせいもあ... [続きを読む]
  • 2008/08/16 15:25(リ)2008漢たちの夏その1〜魔王の帰省〜
  • 最近では我々の中で最も労働時間が長いと思われる働き者の魔王は夏休みも数日しか取れなくなっていた。徳島愛深き魔王は時間が許せば阿波踊りの時期に合わせて帰省するという慣わしを遵守し続けていたが今年はそれも叶わなかったようだ。5月の葛西・千山苑での久々大台突破は私と魔王の気持ちを、メタボなど笑止千万という分厚い脂肪を身にまとった肉体ほどではないにしても少し大きくしていた。今こそ鶴橋・新楽井であの時の借... [続きを読む]
  • 2008/08/14 01:00(日)逆境でこそ問われる真価・ヤワラという漢その3
  • 「最低でも金、最高でも金」金を取る実力がありながら逃してしまった経験を持つ多くの選手がその心理的圧迫から逃れようとあえてその話題を遠ざけたり別の方向に転換させようとする中にあって二度続けてその悪夢を味わったヤワラはこれ以上はないというほど完璧に自身で自身に最大級のプレッシャーを課すこの言葉を口にした。アトランタでリベンジを逃し次は必ずと直後に誓ったその4年後のシドニー五輪大会前の記者会見の席上で... [続きを読む]
  • 2008/08/12 16:32(日)逆境でこそ問われる真価・ヤワラという漢その2
  • 五輪という特殊な舞台で人生を大きく捻じ曲げられたアスリートは国内外含め後を絶たない。ある者は一夜にしてただの人から国民的ヒーローとなりある者は逆に期待に応えられなかったがゆえにその人格をすら否定されてしまう。そうした雰囲気を作り上げるのがマスコミであるのは言うまでもないがあまりにも容易にその雰囲気に乗せられてしまいちょっと冷静になって考えてみればなんら根拠のない言葉による集団リンチに過ぎない残虐... [続きを読む]
  • 2008/08/12 11:09(日)逆境でこそ問われる真価・ヤワラという漢その1
  • 5度目の五輪は微妙な判定で準決勝敗退。しかし最後まで気持ちを切らすことなく3位決定戦では完勝し銅メダルを獲得。直後のインタビューでも配慮の欠片もない記者たちの次元の低すぎる質問の数々に嫌な顔一つ見せず最後まで誠実に明るく答えきった堂々たる姿勢。その漢力並ぶ者なし。結果は最高ではなかったが、いや最高ではなかったからこそ改めて思い知らされたヤワラの底知れぬ精神力の強さ。私がこの正真正銘の国民的スーパース [続きを読む]
  • 2008/08/02 16:17(大)王道焼肉その28〜ラスト3人前の死闘〜
  • 運ばれてきた3人前は出だしであれば瞬殺となるところであったが既に満腹感の波に襲われ始めていた我々には文字通りの死闘となった。この苦しさは過去何度も味わってきたはずであったがここでもまたアウェイの不利を実感させられることとなる。いつも最後の数人前は味わって食べるというよりはライスとコーラで肉を流し込む作業に近くなるのであるがその流し込みに通常の何倍もの労力を要することが分かった。食欲、胃力充実してい [続きを読む]
  • 2008/07/30 18:44(大)王道焼肉その27〜10人前へのこだわり〜
  • 我々3人にとって最大のアウェイの洗礼。それは1枚1枚の肉の大きさだけではなく1人前の量自体の違いであった。もちろん1人前の量には法律で定められた公式な基準があるわけではなくいちいちグラムを計って出しているなどということはないだろうから店によってその量もまちまちであることは十分に予測できることである。しかしこれまで東京で戦ってきた焼肉店においてそう極端に1人前の分量の差を感じたことはなく我々の中に焼肉1人 [続きを読む]
  • 2008/07/26 16:30(大)王道焼肉その26〜絶品ハラミ〜
  • 運ばれてきた皿一面に盛られた肉は第一印象でまず我々を驚愕させた。と言ってもそれは煙によって匂いが付くのを嫌がる客をあざ笑うかのようなもうもうと立ち込める店内の戦いの白煙同様乱雑に積み重ねられ見た目を全く気にしていないハラミの盛り方のことではない。肉自体にしっかりと味付けがされていることを示すこの乱雑な盛り方はむしろ我々の好むところであり驚くようなものではない。問題はその1枚1枚の大きさであった。こ... [続きを読む]
  • 2008/07/23 18:27(大)王道焼肉その25〜カルビがない〜
  • 我々が鶴一本店に到着したのは夕方6時過ぎであったろうか。その日は土曜ということもあってか狭い通りに面した店の入り口の前には既に大勢の客がいた。店の前には店員と思われるおばさんが一人メモ帳のようなものを手に通路に溢れた客の対応をしていた。システムが分からないためとりあえず入り口の前まで行って様子を窺っているとさすがは手馴れたもので目ざとく我々3人を見つけ向こうから声をかけてきた。「3名様ですか?今だと... [続きを読む]
  • 2008/07/22 16:08(大)王道焼肉その24〜鶴橋リベンジ〜
  • 魔王、軍人、私の3人でこの日本焼肉界のメッカともいうべき鶴橋に乗り込んだのはこれが初めてではなかった。あれはまだ私が関西に来て1年目。夏休みの帰省を利用して関西に来ていた軍人と魔王は私と鶴橋で焼肉ランチをすることとなった。もっとも魔王はこの時浪人2年生であり一年中夏休みのようなものであったが。関西出身ではあったが軍人は鶴橋について全く情報がなく魔王も同様であった。まだ関西一年目の私も鶴橋を訪れたこと... [続きを読む]
  • 2008/07/19 16:08(大)王道焼肉その23〜魔王来阪〜
  • 私と軍人がちゃんこ江戸沢に通いだしてしばらくした頃魔王が関西へ上陸してきた。元々阿波出身の魔王の実家は今も昔も徳島にあるため魔王がこの方面へ来ることはそう珍しいことではない。徳島愛深き魔王にとって夏休みに開催される阿波踊り大会には特別な想いがあるらしくたいていこの時期には実家に帰るようにしていたようだ。また同時期には甲子園で全国高校野球大会が開催されており、ここでも郷土愛を発揮して徳島代表を球場... [続きを読む]
  • 2008/07/17 13:52(大)エンゲル君〜ちゃんこ江戸沢その5〜
  • 「いやあ、お客さんよく食べますねえ。確か昨日も来てくれてましたよね。」連夜の江戸沢での戦いを堪能してレジで会計をしていた時にレジ打ちをしながらその男は我々にこう言ったのだった。男は丸い顔に丸い目、おまけに体も丸みを帯びていてどことなく狸を連想させる憎めない風貌をしていた。食い手を自認する我々は「よく食べる」という印象で記憶されることを何より喜ぶ傾向にあったためこの男の甲高い声での挨拶は私と軍人を大 [続きを読む]
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  • 軍人
  • 2008/07/15 15:51(大)絶品〜ちゃんこ江戸沢その4〜
  • 一口目にして私はこの店で食べることになった幸運に感謝することとなった。それほど初体験のちゃんこの味は絶品であった。入っている具自体は特に高価でも変わったものでもない。白菜、しいたけ、エノキ、しらたき、豆腐などの野菜類と肉団子、白身魚、鳥、豚といった肉類という組み合わせは多くの鍋料理でよく見られる定番と言ってよいだろう。味を決定付けているものはだし汁だった。醤油のようなきつさもなくポン酢のような酸っ [続きを読む]
  • 2008/07/14 15:13(大)軍人の勧め〜ちゃんこ江戸沢その3〜
  • 「こうなったらちゃんこでも食うか」肉を焼く非焼肉店を後にした傷心の我々であったが軍人がその沈黙を切り開いた。「ちゃんこ?」と聞き返す私の顔は恐らくはかなりあからさまに否定的な表情を作り出していたことと思う。実はこの時まで私は「ちゃんこ」というものを食べたことがなかった。実家ではすき焼き以外の鍋料理というものを食べたことがなく大学に入ってからコンパの一次会で「名も許されぬ鍋」という美味しいはずもな... [続きを読む]
  • 2008/07/10 12:11(日)誰が一番得をしたのか?〜二岡・モナスキャンダル〜
  • 野間口・もえに続いて巨人軍がまたもワイドショーの話題を攫ってくれましたね。しかし今回も話題の中心は二岡ではなくモナというあたりが寂しいところではありますが。二岡は野間口よりははるかに知名度は高いとは言えスポーツ紙一面を飾ったのは7割がたモナの力でしょうね。それはともかく今回のスキャンダルはキャスター復帰するモナの話題づくりという最近ではありふれた一面もありますがさらに深読みすればもう少し別の見方も... [続きを読む]
  • 2008/07/09 16:11(大)焼肉とは肉を焼くことに非ず〜ちゃんこ江戸沢その2〜
  • 「ラストエンペラーの書」という歴史的な価値がどの程度のものかいま一つよく分からない掛け軸がなにゆえ軍人家に眠っていたかについての軍人のありがたい講釈という形を借りたハッタリが一通り終わるとしばしの沈黙が訪れた。目的を達した満足感という精神的欲求が満たされた後には純粋な肉体的欲求が急速に鎌首をもたげてきたようで軍人は静けさを破りこう言った。「飯でも食いに行くか」「そうだな」当時魔王と軍人と私の間で... [続きを読む]
  • 2008/07/07 16:51(大)ラストエンペラーの書〜ちゃんこ江戸沢その1〜
  • 軍人の関西における住居は大阪南部のJR沿線であった。当日最寄り駅まで私を迎えに来た軍人の顔は誇りと余裕に満ち溢れていた。そこには先日会った時に見られた異常な高揚と緊張の影はなくどうやら短期集中訓練は無駄ではなかったことが窺えた。互いに相手を確認すると右腕を肘で直角に曲げて前腕を胸の前に地面と平行に掲げる姿勢を取りながら数mの距離を置いて無言で頷き合う。開成時代から変わらぬ再会の儀式を済ませた後私は軍 [続きを読む]
  • 2008/07/02 17:27(大)軍人来阪
  • 我々5人の中で最も早く社会に出たのは軍人であった。軍隊というあの極めて特殊な空間を社会と呼べるならという条件付ではあるが。魔王以外の4人は一年浪人後に大学に入学しているが医学部に入った私と天災と皇帝は6年制だったのに対してエリート軍人養成学校を志した軍人は一般の大学生と同じく4年で卒業であった。魔王の進んだ東都の私大も4年制ではあったが「浪人天国」を満喫した魔王がそのパラダイスから抜け出すには我々より... [続きを読む]
  • 2008/06/28 12:13(大)王道焼肉その22〜千山苑との出会い?〜
  • それは必ずしも「食い放題」に慣れ親しんでいたから美味く感じたというわけではない。その日も放題ではない店を2軒回ったものの満足のいく味ではなく1人前だけで店を出たという経緯が図らずもそれを示している。やはりここ千山苑のカルビはその最初の1枚から既に別格だったと言ってよいのだろう。既に時計は12時を回り2軒で1人前ずつカルビを食べたとは言え空腹を満たすには程遠い焼肉探索の旅を終えたどり着いた地、葛西。そこで... [続きを読む]
  • 2008/06/26 11:22(大)王道焼肉その21〜千山苑との出会い?〜
  • 私は車を持っていないこともあってか方向感覚には極めて疎かった。したがって魔王がどの方向に車を走らせていたのかも私は実際分かっていなかった。この時魔王がなぜ東京の中心とは逆方向と言ってよい千葉へと向かっていたのかは謎である。恐らく魔王自身にも他人を納得させられるだけの明確な説明は不可能だっただろう。空腹をも超える魔王の肉への熱き想いがそうさせたのかもしれない。 その時時計の針はもう12時を回っていた... [続きを読む]
  • 2008/06/24 13:00(大)王道焼肉その20〜千山苑との出会い?〜
  • 我々2人にとってその日最初の災難であり今となっては幸運の始まりだったのは予定していた「食い放題」焼き肉屋が閉まっていたことであった。たまたまこの日が休店日だったのかそれとも店自体が閉店に追い込まれたのか、その後一度もここを訪れていないため知る由もない。その日入り口まで行けば何らかの張り紙やら案内やらを見つけることは出来たかもしれない。しかし我々にとってその店がつぶれたのか単なる定休日なのかは大した... [続きを読む]
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