芽生 さん

芽生さん: ドラマは日常のなかに
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短編小説恋愛小説(オリジナル)
短編小説恋愛小説(オリジナル)

プロフィール

ハンドル名芽生 さん
ブログタイトルドラマは日常のなかに
サイト紹介文色んな人がいる。色んな出会いがあり、出来事がある。幾通りもの“日常”を描く、恋愛小説ブログ
自由文短編小説「リアル・フェイス」最終話、更新済み。
行きつけのバーで元彼の名前を久しぶりに聞いた、主人公・今日子。元彼が言った“別れの理由”が、いまだに引っかかっていて……。

参加カテゴリー
更新頻度情報提供20回 / 488日(平均0.3回/週) - 参加 2008/01/29 19:19

芽生 さんのブログ記事

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  • 2008/03/31 01:42The sunlight of summer. −あの夏のように−
  • 「私たちも夏休みをしない?」 という、友人の誘いに乗って出かけることなった、東伊豆への小旅行。ルールは、「仕事はもちろん、家事や子供のことも忘れること」。たまには、独身気分で羽を伸ばそうというワケだ。 だから服装も、友人はノースリーブの花柄のワンピース、素足にサンダル。私は、タンクトップにハーフ丈のジーンズ、スニーカー。まるで、南国のリゾートにでも出かけるような格好で、車に乗り込んだ。 渋滞する... [続きを読む]
  • 2008/03/05 23:37迷子が引き寄せる恋もある
  •  先週、良介に電話を掛けたとき、「待ち合わせは、横浜のルミネの前に6時。迷うなよ、浩二」 と本気で心配していた。だけど俺は、「なに言ってんだよ。さんざん、歩き回った場所だぜ」 と笑って取り合わなかった。 それが、いけなかったのだろうか。 俺は、さっき、確かに横浜駅で降りた。階段を下りて、改札口を出た。 それなのに……ここは、どこだ? 俺は、中学から大学を卒業するまで、横浜で過ごした。就職した直後、... [続きを読む]
  • 2008/02/25 23:13今さらながらの、ごあいさつ
  • お立ち寄りいただき、ありがとうございます。「幾通りもの“日常”を描く、恋愛小説ブログ」と書いてあるのにもかかわらず、小説は、今のところ、掌編1本、短編1本の、2作品しかありません(^^;;;「リアル・フェイス」は、元彼にバイセクシュアルであることを告げられて、別れたヒロインの、心の葛藤を描いた作品です。ちょっと説明的過ぎるかな……と思うフシもあるのですが、気軽にお楽しみいただければと思います。更新が不定期... [続きを読む]
  • 2008/02/24 22:54リアル・フェイス 16 (完)
  • 「へえ……しばらく会わない間に、そんなことがあったの」 と千秋は言ってから、シンガポール・スリングに口をつけた。「うん、目まぐるしかったっていうか……色々と考えさせられたわ」 真二と飲みに行った翌週の水曜日。 化粧品会社へのプレゼンテーションが通り、ひと息ついた私は、千秋と一緒にケイズバーに来ていた。 仕事柄、お酒を飲む機会は多いけれど、この店のカウンター席で飲む酒が、一番おいしいし、リラックス... [続きを読む]
  • 2008/02/24 22:29リアル・フェイス 15
  •  私には、まだ真二に聞きたいことがあった。たけど、聞くべきかどうか、ためらっていた。 そんな私の様子を察したのか、「なんだ? 何でも聞けよ。遠慮するな」 と真二が水を向けてくれた。「……私のこと、愛していた?」「もちろん、愛していたよ」「じゃあ、彼氏さんを選んだのは、なぜ?」「………」「ごめんね、知りたいの。私を嫌いになった?」「嫌いになったのなら、こうして呼び出さないよ」 と真二。そして、「…... [続きを読む]
  • 2008/02/23 17:38リアル・フェイス 14
  •  私たちは、関内にあるワインバーに場所を移した。真二が選んだ、イタリア産の赤ワインを飲んでいた。つまみはチーズの盛り合わせだ。「さっきは、ビックリしたよ。突然、キレるんだもんな」 と真二。そして、「アレは、俺が言うべき台詞だぜ」 と言って笑った。「ごめん、ごめん。ちょっとイラついていたのよ。でも、お陰でスッキリしたわ」 と私。そして、ワインに口をつけてから、「ねえ、聞いてもいい?」 と言った。「... [続きを読む]
  • 2008/02/14 17:32リアル・フェイス 13
  •  10分ぐらいは無言で食べていただろうか。 真二が生ビールを飲んで〈ふうっ〉と息をついた。そして、「あのとき、きちんと話ができなかったと思う。気になってたんだ」 と話を切り出した。「なんだ……何かあったのかと思った」 と私。「なんだよ、それ」 真二はぶ然とした表情で言った。「だって……急に連絡をしてくるから」「ずっと気になってたんだ。俺の色々な気持ちとか、考え方とか……そういうのを話すべきだったっ... [続きを読む]
  • 2008/02/14 17:22リアル・フェイス 12
  •  金曜日、午後6時半。私はJR桜木町駅の改札口の前にいた。 そろそろかなと思いながら、続々と改札口を通って来る人たちを見ていたら、後ろから肩を叩かれた。 真二だった。「早く着き過ぎてさ。近くのファミレスでコーヒーを飲んでたんだ」「元気そうね」「ああ。今日子は……少し痩せたか?」「忙しいときのお昼は、飲むタイプのゼリーや、クッキーで済ませるときもあるから」「相変わらずだなあ」 と真二は苦笑い。そして... [続きを読む]
  • 2008/02/13 21:10リアル・フェイス 11
  •  自分への怒りがイライラに変わり、感情の落としどころが見つからなくなってしまった、土曜日の午後。私は、湘南へと車を走らせていた。 千秋に付き合ってもらおうと思って誘ってみたら、「ごめん、谷口君と約束してるのよ」 と断られた。 そういうことなら仕方がない。1人のほうが、冷静になれるかもしれない。 鎌倉街道を走り、公田の信号を右へ、鎌倉女子大前の信号を左へ。小袋谷の信号を左に曲がり、そのまま道なりに進... [続きを読む]
  • 2008/02/12 18:53リアル・フェイス 10
  • 「じゃあ私は、スケジュールを組み立ててみます。あと、参考になりそうな資料も、当たってみますね」 私は、資料とノートをそろえながら言った。「うん、ありがとう。私は企画とプロットを考えるわ。素案ができたら、見てもらえる?」 と美樹さん「はい、分かりました」 月曜日の夕方。 オリエンテーションから帰社した私と美樹さんは、ミーティングルームで打ち合わせをしていた。 化粧品会社の担当者は、「ふとしたときに... [続きを読む]
  • 2008/02/11 08:30リアル・フェイス 9
  •  涼子さんは、ジュンさんとは反対側の、私の隣に腰を下ろして、「大丈夫? 楽しんでる?」 と聞いた。「こういう集まりは、初めてで……ちょっと驚いちゃって……」「それが普通だよ。無理しなくていいよ」「ありがとう。大丈夫よ」 私はウイスキーの水割りを飲み干した。そして、「みんな、楽しそうね」 と言った。「そうだね。それはたぶん……」「たぶん?」「素顔でいられるからだと思うよ。取り繕う必要がないもの」「…... [続きを読む]
  • 2008/02/11 08:15リアル・フェイス 8
  • 「迎ちゃん、いらっしゃい!」 と美樹さん。とびきりの笑顔で出迎えてくれた。 15畳ぐらいはありそうな、広いリビング・ダイニングに通された。大きなテーブルと座り心地のよさそうなソファ、サイドボードと液晶テレビ、だけ。シンプルなインテリアに驚いていると、「何もないでしょう」 と美樹さんが笑った。「そんな、カッコイイですよ。他の人たちは……まだなんですね」「もうすぐじゃないかな。その辺に座ってて」 と言い... [続きを読む]
  • 2008/02/08 02:35リアル・フェイス 7
  •  水曜日、午後2時過ぎ。私は会社の近くにある喫茶店で、カレーライスを食べていた。 急遽、朝イチで取材が入ったので、午前11時の予定だったT社での打ち合わせを、午後イチに変えてもらった。 それにも関わらず取材は押しに押して、終わったのは昼の12時半。T社に時間通りに駆け込むのが精一杯で、昼食を食べる時間がなかったのだ。 まあ、よくあることだ。T社の打ち合わせに遅れなくてよかった。 カレーライスを食べ終わ... [続きを読む]
  • 2008/02/04 00:06リアル・フェイス 6
  •  1時間後。私と美樹さんは、横浜駅の近くにある、レストランバーで飲んでいた。 最初は、もちろん仕事の話。 国内・海外を問わず、有名ブランドの香水は数多く売られている。ユニセックスの香水も多い。そんな中で、どうやって差別化をするか……そんな話で盛り上がっていた。「恋人と一緒につける、彼氏・彼女にプレゼントする……そういう感じの香水なんでしょうか」 と私。「普通に考えるとそうなるわよね。とりあえずオリ [続きを読む]
  • 2008/02/03 23:37リアル・フェイス 5
  • 「迎、ちょっといいか?」 月曜日の、間もなく終業時間になろうかというころ。自分のデスクで書類の整理をしていたら、営業主任の横田さんに声をかけられた。「新規の案件があるんだ。詳細はこれからなんだけど、制作の新藤を交えて軽く打ち合わせをしたい」 と横田さんは言った。 〈新藤〉とは、デザイナーの美樹さんのことだ。この前、千秋と美樹さんの話をしたせいか、少しドキッとした。「分かりました」 ノートとシステム... [続きを読む]
  • 2008/01/30 23:25リアル・フェイス 4
  •  食事を終えて、横浜ベイサイドマリーナを後にした私たちは、千秋の部屋で飲むことにした。 酒は千秋が懸賞で当てたという、フランス・ボルドー産の赤ワイン。つまみは近くのスーパーで買ってきたブルー・チーズだ。 ボトルのワインが半分ぐらいまで減ったころ、「最近、ケイズバーに……行ってる?」 と千秋が遠慮がちに聞いてきた。「うん。昨夜、行ったよ」 と私は答えた。「そう……。私、先週、行ったのよ。谷口君と2人... [続きを読む]
  • 2008/01/30 22:54リアル・フェイス 3
  •  翌日、土曜日。お昼過ぎ。 私は親友の千秋と一緒に、愛車で横浜ベイサイドマリーナに向かっていた。「スキー・ウエアが欲しいから、買い物に付き合って」 と頼まれたのだ。「なんでベイサイドマリーナまで行くの? スポーツ用品店やデパートのほうが色々選べるよ?」 私は、助手席に座っている千秋に尋ねた。「来シーズンも、スキーをするかどうか分からないもの。安いアウトレットのウエアで様子を見るわ」 横浜ベイサイド [続きを読む]
  • 2008/01/29 17:27リアル・フェイス 2
  •  私と真二は、おととしの春、この店で知り合った。大学時代からの親友の千秋と飲んでいるときに、海さんから紹介されたのだ。 海さんがリストランテでシェフをしていた当時、真二は見習いで入ってきた新人だったそうだ。「先月までイタリアにいたんです。今度、関内のリストランテに勤めることになったので、今日はその挨拶です」 と真二は言った。 私より3歳年上。人当たりがいいなと思った。私や千秋はもちろん、他の常連客... [続きを読む]
  • 2008/01/29 17:13リアル・フェイス 1
  •  金曜日、夕方6時過ぎ。 私は横浜・関内にあるT社で、企業内ツールの打ち合わせをしていた。「それでは、お返事をいただけるのは、来週の水曜日になりますか?」 私はスケジュール帳を見ながら言った。「そうですね。私からご連絡を差し上げますよ」 とT社の川原さん。そして、ノン・フレームの眼鏡を右手で直しながら、「この線で進められると思いますが……まあ、詳しいことは水曜日に」 と言った。「分かりました。では... [続きを読む]
  • 2007/03/11 15:12最後のメール
  •  土曜日のクイーンズスクエア横浜、午後5時。 観覧車を間近に望めるオープンカフェで、私は恋人のケンジと待ち合わせをしていた。 注文したコーヒーが運ばれてきたとき、〈ゴメン、遅れる〉 と、ケンジから携帯電話にメールが届いた。私は、微かに苦笑い。そして、〈ケーキ、オゴリでよろしく♪〉と返信して、携帯電話を閉じた。 “何のケーキにしようかな。一番高いのを頼んじゃおうかな”と思いながら、メニューを手に取っ... [続きを読む]
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