上岡響 さん

上岡響さん: 陽だまりお話図鑑
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プロフィール

ハンドル名上岡響 さん
ブログタイトル陽だまりお話図鑑
サイト紹介文現在は、「或る恋の一生」連載中。大正時代の画家とその妻の話です。まとめ読みもできます。
自由文小説と、イラストを載せています。
現在は、「或る恋の一生」というお話を連載中。
大正時代の画家と、その妻のお話です。
フリーページでまとめ読みもできるようになっています。
読んでいただけたら嬉しいです。
参加カテゴリー
更新頻度(2年)情報提供255回 / 264日(平均6.8回/週) - 参加 2008/02/02 13:05

上岡響 さんのブログ記事

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  • 2008/10/07 05:22或る恋の一生〔6.恋〕(8)
  • 目の前にいる孝次郎を見た。相変わらず、固く瞼を閉じている。頬を触る。冷たい。固い。『雛子さん』また聞こえた。空耳ではない。でも、目の前の孝次郎が喋... [続きを読む]
  • 2008/10/06 06:16或る恋の一生〔6.恋〕(7)
  • 高い鼻と、こけた頬。吊りあがっていた目は、閉じてしまえばあどけない。睫が長くて、時折、逆睫を痛がっていた。細い手足。薄い胸。何一つ、燃やすことが出... [続きを読む]
  • 2008/10/05 11:41或る恋の一生〔6・恋〕(6)
  • 雛子は、孝次郎の横で静かに座っていた。もう、日付は2月18日になった。孝次郎は、もう開かない瞼を固く閉じているが、まるで眠っているだけのようだ。朝... [続きを読む]
  • 2008/10/04 05:42或る恋の一生〔6.恋〕(5)
  • それがあまりにも静かで、全員が何も言えなくなった。そして、悟ったのだ。雛子は冷静な状態では、決してない。アンナが雛子の横に座った。「私たち・・・カ... [続きを読む]
  • 2008/10/03 06:13或る恋の一生〔6.光〕(4)
  • このまま、ただ、悲しんでいるわけにはいかない。孝次郎を送りださなければならない。「明日お通夜をして・・・仮にでも、お葬式をしましょう。それから、火... [続きを読む]
  •   関連キーワード
  • 葬式
  • 2008/10/02 05:28或る恋の一生〔6.恋〕(3)
  • 処置も終わり、雛子は孝次郎の横に座っている。医師がカバンを持ち、帰るのを、雛子が見送った。ありがとうございました、と丁寧に頭を下げて。シュヴァリエ... [続きを読む]
  • 2008/10/01 05:26或る恋の一生〔6.恋〕(2)
  • 雛子が処置をする間、礼子は、落ち着くようにと、少し離れて、ソファに座っていた。アンナが隣に座って、気遣っている。どことなく、槙に似たアンナに、安倍... [続きを読む]
  • 2008/09/30 05:54或る恋の一生〔6.恋〕(1)
  • 瞳孔を調べ、脈を診て、医師が臨終を告げたとき、栗田は少し身構えた。誰もが、孝次郎の死に対して、覚悟ができていた。だから、少なくとも、栗田と誠治は思... [続きを読む]
  • 2008/09/29 07:24或る恋の一生(横道話)
  • こんにちわ。第5節「光」終了しました。次は、第6節「恋」に、明日から入ります。いつも、読んでくださってありがとうございます。読んでくださる方がいる... [続きを読む]
  • 2008/09/28 11:59或る恋の一生〔5.光〕(73)
  • 当の雛子はもちろん気づいたが、礼子もそれを見ていた。「ねえ、今、手を握ったわよね!」雛子の肩をゆすった。「・・・ええ・・・・」意識が戻るかもしれな... [続きを読む]
  • 2008/09/27 06:05或る恋の一生〔5.光〕(72)
  • 全員の背筋に冷たいものが走った。「さっきまで、元気でしたよ?昼まで・・・けっこう喋って・・・」栗田が、医師に詰め寄った。「さっきまでは・・・」「さ... [続きを読む]
  •   関連キーワード
  • 医師
  • 2008/09/26 06:53或る恋の一生〔5.光〕(71)
  • シュヴァリエだ。「何弱気になってんだ。」いつもの豪快な声だ。「ははは・・・大きい手・・シュヴァリエ先生ですね・・・」「おう。いい絵だ。今の。しかし... [続きを読む]
  • 2008/09/25 06:44或る恋の一生〔5.光〕(70)
  • 「孝」近くに寄った。雛子が、孝次郎の手を差し出した。熱い手を握る。「栗田か・・・」「うん。」言葉が出ない。何を言っていいのか、判らない。「孝」名前... [続きを読む]
  • 2008/09/24 06:42或る恋の一生〔5.光〕(69)
  • 「レンガ造りの街に、雪がきらきらしています。光が反射して・・・・あ、お向かいの靴屋さんは、店を開けていますよ、長靴を売ってます。雪だからかしら・・... [続きを読む]
  • 2008/09/23 06:34或る恋の一生〔5.光〕(68)
  • 力なく浮きあがった手をしっかりと握り締めて、ここですよ、と叫んだ。珍しい、大きい声ですねえと、孝次郎が微笑む。「・・・なんか、喋ってください・・・... [続きを読む]
  • 2008/09/22 07:26或る恋の一生〔5.光〕(67)
  • 翌朝、医師が来た。呼んだわけではないが、病院のほうの手が空いたので、と。まだ、熱は高い。手首をとって、脈を診た。少し離れて、雛子を呼ぶと、会わせた... [続きを読む]
  • 2008/09/21 05:40或る恋の一生〔5.光〕(66)
  • 雪が無くなると、少し休むよ、といって、瞼を閉じた。まだ、呼吸は、荒くとも規則正しい。医師は、このまま、様子を見てください、熱が下がるか、呼吸が遅く... [続きを読む]
  • 2008/09/20 05:35或る恋の一生〔5.光〕(65)
  • その時、姉夫婦もアパートにいて、礼子は、その様を見て、悲鳴を上げた。誠治も、一瞬、驚愕したが、ここで、自分が取り乱してはいけないと、すぐに冷静さを... [続きを読む]
  • 2008/09/19 05:49或る恋の一生〔5.光〕(64)
  • 二人の嗚咽が重なって、静かな部屋に響いている。嗚咽の合間に、孝次郎は話した。「その言葉が聞きたかったから・・・俺は、こんなことを言ってるのかもしれ... [続きを読む]
  • 2008/09/18 12:37或る恋の一生〔5.光〕(63)
  • 雛子はなおもかぶりを振る。泣き出していた。涙声で、子供みたいに叫んだ。「厭です、絶対に厭です!どんなことがあったって、私は、安倍孝次郎の妻です!他... [続きを読む]
  • 2008/09/17 06:14或る恋の一生〔5.光〕(62)
  • もう、その顔に、微笑みはなかった。唇をかみ締めて、ぐうっと涙をこらえて、孝次郎を、睨むように見ていた。孝次郎は、睨みかえすくらいの気持ちで、雛子を... [続きを読む]
  • 2008/09/16 05:16或る恋の一生〔5.光〕(61)
  • 「栗田はねえ・・・いいやつですよ。俺にとって、きっと、一番の友達です。」「そうですね」雛子が微笑む。胸が詰まった。鼻のあたりまで、何かこみ上げてき... [続きを読む]
  • 2008/09/15 06:17或る恋の一生〔5.光〕(60)
  • 思えば、あの頃が、一番平穏な時期だったかもしれない。「そうだ、俺はあの時、初めて雪だるまを作ったんです。すごいですよね、20歳すぎて初めてですよ?... [続きを読む]
  • 2008/09/14 06:39或る恋の一生〔5.光〕(59)
  • 2月も半ばになった。2月15日は、雪だった。これがまた、吹雪といっても良いくらいの大雪で、姉夫婦もホテルから出られず、当然、他の誰も訪れなかった。... [続きを読む]
  • 2008/09/13 06:12或る恋の一生〔5.光〕(58)
  • 急激な高熱である。今までは、微熱が出るなどの兆候があった。しかし、今回はなかった。急に、40度近い高熱を発した。そして、激しい腹痛。すぐに医師を呼... [続きを読む]
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