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- 2007/10/29 05:02クリストファーおばけの素晴らしい孤独
- クリストファーには友達がいない。でも敵もいないよ。「ああ、それってなんて素敵だろう!」とげとげした森のとげとげした木に引っ掛かってしまった赤い風船。「ねえ!それってなんて素晴らしいんだろう!」――まあ、すっかり萎びてしまった風船に、話しかけた... [続きを読む]
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- 2007/10/29 04:58クリストファーおばけの自慢
- クリストファーはとげとげした森に住んでいるけれど。クリストファーはまんまる。そういえば地球もまんまるだけど。クリストファーはだからどうしたという顔をする。クリストファーにはかわいいしっぽがあるのが自慢。まあ、地球にもそんなしっぽがあるのなら――... [続きを読む]
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- 2007/10/27 07:17夜の蛾〈ヒヒル〉
- 頼りなげな小さな背中を、徐々に闇へと溶かしてゆこうとする彼女をこちらに引き戻すのは容易いことではなかった。「もうあきらめよう」「どうせ見つからないんだから」そう何度口にしかけてやめたろう。それは言葉を呑み込むというよりも、むしろ胸に積み上げられた強固... [続きを読む]
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- 2007/10/25 01:58少年R
- 彼の名前は少年R。どこにでもいる高校生。ただ少し違うのはみんなから少年Rだなんてヘンテコな名前で呼ばれてるってこと。彼は間違っても大量殺人鬼ではないけれど何故だかみんな彼をそう呼ぶ。「少年R!」そして彼はいつも寝癖だらけの頭を掻きながら振向いて、愛想... [続きを読む]
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- 2007/10/23 01:43レシピ(寒天ゼリー)
- あらかじめ水に浸してもどしておいた寒天を軽く絞って、水の入った小さな鍋に入れてふやかす。一度沸騰させたら、火を弱めてよくかきまぜる。ぽつぽつと溶けきらないかたまりが、残らないように。ぐるりぐるりと木箆を動かして根気よく。寒天が十分に溶けたら、長方形の... [続きを読む]
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- 2007/07/31 02:43おでかけ
- 「さっきそこで先生とすれ違いました」「そう」「随分、きっちりとした格好だったので声をかけそびれましたよ。“触らぬ神に祟りなし”だとかいう言葉がぴったり」「――それ、あの人の前で言わない方がいいわ」「何故です」「喜ぶから」―数時間後―「お土産」... [続きを読む]
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- 2007/07/10 01:39巨大魚
- 桃色の泡が、大小浮かび上がって海面へ。ぱちんと音をたててはじけた途端に甘い匂いが漂い出そうな薄い皮膜。囚われていた光が四方に飛び散り駆けてゆくのを私は小さな魚の群れにもみくちゃにされながらながめていた。ごう。ごう。ごう。向こうから、大きな魚がやって... [続きを読む]
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