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- 2008/07/31 16:55恋の行方…8
- その後、良美さんと携帯のアドレスを交換して、次の電車に乗り家に帰った。俺は歩いている間中、フワフワの雲の上に居るような気分で、自分がどんな表情をしているのかもわからないような状態だった。 家に帰った途端、母親に「気持ち悪い笑顔やめて」と言われて、自分が笑ったままだったと気づいたくらいで――。「何、その変な笑顔・・・熱でもあるんじゃないの?」 洗面所に手を洗いに行く途中、妹にも言われた。いつもの俺 [続きを読む]
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- 2008/07/26 17:10恋の行方…7
- 2駅くらい過ぎると、良美さんの友達が電車を降りていった。 こんなチャンスもう無いかも知れない。どうにか話しかけるきっかけはないだろうか――そんな事を考えながら、俺はさり気なく良美さんの居る方に振り返ってみた。 良美さんは、カバンの中から文庫本を取り出すと、片手で手すりを掴みながら、もう片方の手で本を持ち読書し始めた。 本を読んでいる横顔を見つめているうちに、電車は良美さんの降りる駅に着いて [続きを読む]
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- 2008/07/19 22:45恋の行方…6
- あいつに会える日を待ち遠しく毎日を過ごしているうちに、高2の3学期はあっと言う間に終わってしまった。短い春休みが過ぎると、俺はめでたく高校3年生になっていた。 そして・・・それは、高3になってすぐの頃だった――。 俺はいつものように家に帰るために電車に乗り込んだ。 部活帰りで疲れていた俺は、出来れば座りたいと車内を見回していた。すると・・・俺は少し離れた座席に、周りの友達と一緒に楽しそうに笑ってい [続きを読む]
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- 2008/07/11 18:13恋の行方…5
- 電車を降りると、いつものように駅から学校までダッシュする。これも朝練のうちだ――そう考えながら、俺は5分間のランニングをすませ、校門をくぐった。 駅から走ってくれば、校門から下駄箱までは少しゆっくり歩いても間に合う。 あいつに会うために遅い時間の電車に変えた俺だったけど、今ではすっかりリズムが決まり、遅刻する事が無くなっていた。 それは、3学期も残すところ後1ヶ月となったある日の事だった。「 [続きを読む]
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- 2008/07/09 16:18恋の行方…4
- 冬休みが始まる前、俺は田部から、彼女の話ばかりを聞かされていた。「クリスマスには美加ちゃんと大人の階段を上る」とか、「新年の最初に美加ちゃんに会いたい」とか「初詣には美加ちゃんに着物を着せてみたい」とか・・・そんな話を何度も聞かされていた俺は、とってもブルーな気持ちで冬休みを迎る事になってしまった。 こんなに惨めな気分になるのなら、村山に告白された時に、断わらずに付き合ってみれば良かったのかも・・・ [続きを読む]
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- 2008/07/03 18:46コメントありがとうございます。
- コメント頂いた皆様、ありがとうございますキャラに対する感想まで頂けて、とっても嬉しかったですこれからもよろしくお願いします尚、本館のURLを知りたい方は、連絡の出来るメールアドレスを知らせて下さいませ。(本館は18禁ですので、年齢に達していない皆は、18才になるまで我慢して下さいね)りょう ... [続きを読む]
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- 2008/07/03 12:30恋の行方…3
- 「よっ、山崎」 今朝はあいつに会えなかったな――そう思いながらボンヤリとしていると、急に田部のだみ声が聞こえて来た。「ん・・・何?」 いつもの時間の電車に乗ったのに、何で居なかったんだろう? 風邪でもひいたのだろうか――朝練以外の日に会えないと、妙にへこむんだよな……。 返事をしたものの、あいつの事を考えていた俺は、目の前で俺に話しかけている田部の声ががちっとも耳に入ってこなかった。「おい、山崎!」... [続きを読む]
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- 2008/06/26 17:50恋の行方…2
- あれは高1の夏が過ぎた頃だった・・・。 ある日の朝、俺はいつもの電車に乗り遅れ、次の電車を待っていた。 ホームで電車を待ちながら、俺は頭の中で「今度の電車だと、駅から走らないと間に合わねーんだよ!」って、ぶつけようの無いイライラと戦っていた。 ほんの数分前、俺はいつもの電車に乗ろうと思い、急いで階段を上っていた。その時、後から階段をかけ上がって来た人が急にぶつかってきて、俺は肩にかけていた鞄を ... [続きを読む]
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- 2008/06/21 23:46恋の行方…1
- 俺、山崎卓志(やまざきたくし)、高校2年の健全な男子。今俺は、隣のクラスの女の子に告白されている。もうすぐ冬休みだから、クリスマス用の恋人をゲットしようとしているのかな?なんて思ってしまう俺なのだけど・・・。「ねぇ、山崎君、彼女居なかったら、私と付き合って欲しいと思っているんだけど・・・」 寒いこの時期に、今にも雨が降り出しそうな空の下、屋上に呼び出された寒がりな俺は、凍えそうになりながら、彼 ... [続きを読む]
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- 2008/06/09 12:26コメントについて・・・
- コメントで、本館URLの問い合わせを頂いたのですが、アドレスを書いていない方がいらっしゃいました本館は18禁の内容も扱っていますので、ココのブログではお知らせしないことにしています。お心当たりのある方は、お手数ですが連絡できるアドレスを知らせて下さい。あ、そうだ。コメントの件についてもう一つお知らせです。コメントは承認制にしてあります。と言うのも、アダルト系のコメントが入りやすいので…いきなり表 ... [続きを読む]
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- 2008/06/06 22:05ありがとうございます☆
- 読みに来て下さっている皆様、そしてコメントや拍手を下さった皆様いつも本当にありがとうございます。誰かが私の書いた話を読んでくれて、感動してくれたり涙してくれたり・・・自分にとってはとってもうれしい事であります。こんな私・・・実は読書が嫌いだったんですよ。そして、作文も大の苦手。(なので文章が荒いんです)次回作は、山崎卓志くんに語ってもらおうかなー? ... [続きを読む]
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- 2008/06/05 23:08「姉貴の彼氏」番外編のお知らせ
- こんばんは。いつも読みに来て下さっている皆様、本当にありがとうございます☆えっとですね、昨日完結した「姉貴の彼氏」の番外編が急に書きたくなりまして、一気に書き上げ、本館の方でUPしてみました。自己満足な内容なので、喜んでもらえるのかはわかりませんが、良かったら本館の方に遊びに来て下さい。ここには乗せられないエッチな内容なので、読みたい方で本館をご存知無い方は、コメントなどを使ってURLをお問い合わ ... [続きを読む]
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- 2008/06/04 17:40姉貴の彼氏…30(最終回)
- 昼飯を一緒に食べるために学食の前で山崎を待っていると、僕を見つけた山崎が右手を軽く上げ、笑顔全開で僕の方に近寄って来た。「なぁ、カズミ、今日行って良いだろ?」 僕の前に来た途端、山崎がそう言って僕の肩をポンポンと叩いた。 「あぁ、良いよ」 僕が答えると、山崎が嬉しそうに両手を頭の後ろに組み、晴れ渡った秋の空を見上げ、「やった」って呟いた。「明日休みだし、泊まっていっても良いよな」 学食の ... [続きを読む]
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- 2008/06/02 18:38姉貴の彼氏…29
- 「愛情に近い友情がどうのこうの・・・とか、初めてカズミに負けたとか・・・? カズミあんた、何のことだかわかる?」 母さんが僕に向かって聞いてきた。まったく・・・姉貴ったら、ギリギリの内容じゃないか・・・母さんが気づいてないみたいだから良いけどさ――ホントに気づいて無いよな――「さぁ・・・? 全然わかんないけど・・・」 母さんの言葉にビクビクしながら、手に汗握っている状態だったんだけど、僕は冷静に言い返した。母さん... [続きを読む]
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- 2008/05/30 13:01姉貴の彼氏…28
- 「そろそろ帰らないと・・・」 山崎が僕の右手を握りながら言った。「・・・あぁ、そうだよね」 僕は慌てて山崎の肩から頭をあげた。 山崎から体を離すと、僕は急に寂しいような気持ちになってしまい、自分でもかなり驚いた。二人っきりで居たこの数時間の間に、僕はすっかり山崎の事を好きになってしまったのだろうか・・・。僕って、こんなに流されやすい性格だったのかな? イヤイヤ、同性同士だから自分でも気づかなかっ ... [続きを読む]
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- 2008/05/26 16:42姉貴の彼氏…27
- 「カズミも友達やめるのはイヤだろ?」 僕が黙って一人で百面相していたら、山崎が心配そうに僕の顔を覗き込んだ。「そ、そりゃそうだよ。せっかく趣味があって、一緒に居ると楽しいって思える友達が増えたのに・・・」 僕が焦ってそう答えたら、山崎が安心したようにフッと溜め息をついた。「だったら、そんなに悩まないでよ」「え・・・あ・・・うん。そうだな」「じゃあ、付き合ってくれるってことで良いよね」「え? あぁ、ま ... [続きを読む]
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- 2008/05/20 13:06姉貴の彼氏…26
- 「カズミ、こっち向いて」 山崎の大きな手が、僕の頬に触れた。ビビッて電気が走ったみたいで僕はピクッと飛び跳ねてしまった。「・・・・・・」 僕は恥ずかしくて、無言のまま山崎を上目づかいでチラリと見た。 すると、山崎が「ワッ」って言って、嬉しそうに笑った。何? 何が「ワッ」なわけ? 僕は目を瞬かせて山崎を見上げるばかりだった。「あのね、改めてカズミに言いたいんだけど」 山崎が咳払いを一つしてから僕を ... [続きを読む]
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- 2008/05/14 12:30姉貴の彼氏…25
- 「あのね、二人で勝手に僕のことを、『あげる』だの『もらう』だの言ってるけどさ、僕はモノじゃないんだからね!」 僕が必死に訴えかけたけれど、姉貴も山崎も、僕を見て嬉しそうにニコニコ笑うだけだった。ホントに、二人とも・・・ちょっとは僕の気持ちも考えてくれない?「はいはい、わかってるわよ、カズミはモノじゃなくて、『恥ずかしがり屋で無愛想な男の子だ』って事」「ちょっと、姉貴! 何だよその言い方!」 何 ... [続きを読む]
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- 2008/05/12 11:26姉貴の彼氏…24
- 「ゴメン、良美さん」 山崎が深々と頭を下げた。 すると、意外にも姉貴は微笑んだままで(ニヤケ気味なのはなぜ?)、山崎に向かってウンウンと頷いていた。「何だかなぁ〜。情けないわ私。弟に彼氏取られちゃうなんて」 姉貴がそうボヤクと、山崎が焦ったようにベッドから下り、床に土下座した。僕はその様子をボンヤリ眺めながら、ベッドの上に座っているだけだった。「本当にゴメン。良美さん・・・」 山崎は床に額をく ... [続きを読む]
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- 2008/05/07 12:41姉貴の彼氏…23
- 非力な僕の抵抗は、無駄な努力に終わってしまった。僕は壁際に追い詰められ、山崎に抱きしめられていた。目の前には目を閉じた山崎の男らしい顔・・・押し付けられた山崎の唇は、柔らかくて温かくて――僕の胸の鼓動は異常な程に激しかった・・・。 今、姉貴が入ってきたらどうしよう?! そうは思っているんだけど、キスが心地よく思えてしまって、段々と、頭の中が真っ白になっていく感じ――。 いつの間にか、僕は、夢見る少女の... [続きを読む]
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- 2008/04/28 12:51姉貴の彼氏…22
- 「あの、僕、男だよ? って言うか、もしかして、山崎って男が好きなの?」 誰かに好意を持たれるのは、正直嬉しい。でも、その「好き」がどの程度のものなのか・・・聞くのが怖いような、聞きたいような・・・って相手は同性の山崎なのに――。「男なのは知ってるさ。別に俺はホモとかそんなんじゃない。だから、男のカズミには声かけられなかったんだ」 山崎が僕の顔を見ながらちょっぴり苦しそうな顔をした。あぁ・・・これは本当の ... [続きを読む]
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- 2008/04/24 15:46姉貴の彼氏…21
- 女の子とだって、ほんの軽いキスをした程度の経験しかない僕が、まさかベッドの上に押し倒される事になるなんて――それも、相手は男だよ?ベッドの上で山崎に両腕を押さえられ、顔を覗き込まれているような状況で、僕は非情に焦っていた。「あのさ、山崎。落ち着いてよ」 これから姉貴だって帰ってくるし、ここは僕の家で、母さんだって居るんだから…なんて考えたら、変な汗が出て来てしまった。 一体、山崎は僕に何をしよ ... [続きを読む]
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- 2008/04/21 14:19姉貴の彼氏…20
- 僕の頭の中はパニック状態になっていた。 この状況は一体何だ? 山崎は僕の事「可愛い」って言ってキスしてきた…いや、有り得ないだろ?可愛いのかもしれないけど僕は男だし、山崎も男だし…って事は、これはどういうことなのさ―― 山崎の体を突き飛ばせば良いのに、突然の出来事に驚いて力が抜けてしまった僕は、目を見開いたまま山崎の腕の中にしっかりと抱き込まれていた。微かに揺れている山崎の長い睫毛をボンヤリ眺 ... [続きを読む]
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- 2008/04/17 13:24姉貴の彼氏…19
- 「山崎ったら〜、姉貴の事が大好きなんだねぇ」なんて、ちょっとカラカウような言い方をしながら、僕は山崎の隣に座り込み、山崎が見ているアルバムを覗き込んだ。 山崎の見ていたのは、姉さんの七五三の時の写真だった…。「なぁ、これカズミだろ?」 山崎が指差した写真を見ると、確かに、僕が写っていた。写っているんだけど…。「…うん…まぁね」 姉貴の7才のお祝いの時に、親戚からドレスを借りたんだけど、姉貴がそ ... [続きを読む]
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- 2008/04/14 15:17姉貴の彼氏…18
- しばらく、僕達はそのバンドのライブの話で盛り上がっていた。同じ趣味の人と話すのって本当に楽しいよな…って思っていた。相手が知っているかどうか気にしながらじゃなく、共通の話題を思い切り話せる。小学校以来かな? そんな友達って。 学校の友達もそれなりに面白い奴がいるけど、今は山崎と話している時が一番楽しいかもしれない。まぁ、新しい友人だから、余計そう思うのかもしれないけど――。「そう言えばさ、カズ ... [続きを読む]
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