月見 さん

月見さん: CotoAra。-月見の本棚-
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プロフィール

ハンドル名月見 さん
ブログタイトルCotoAra。-月見の本棚-
サイト紹介文読んだ漫画、小説の感想文。下手でときどき毒舌で、けど心からの感想を書きますのでどーぞ。
自由文作家さんでは、加納朋子さん、栗田有起さん、森絵都さん、ほか多数。
マンガ家さんでは、志村貴子さん、佐原ミズさん、こうの史代さん。
その他、天野月子さん、Coccoさんの楽曲をとても好みます。
気の合いそうな方、一度立ち寄ってみてください。
参加カテゴリー
更新頻度情報提供76回 / 84日(平均6.3回/週) - 参加 2008/02/19 12:12

月見 さんのブログ記事

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  • 2008/05/10 18:27松井雪子 『チル☆』
  • チル☆ (講談社文庫 ま 58-1)(2008/03/14)松井 雪子商品詳細を見る頭のてっぺんを何かがノックした。「くねり」だ。くねりを初めて見たときの記憶はない。いつのまにか私の側にいた。青白い顔お黒い尾だけを持っていて、得体が知れない。その名を知ったのがいつだったのか、いったいどうやって話をするようになったのかも思い出せない。(「ハッピーバースデイ」より)衝動買いして読んでみて、「失敗したかな」と思ったらけ [続きを読む]
  • 2008/05/05 08:37藤原伊織 『ダックスフントのワープ 』
  • ダックスフントのワープ (文春文庫)(2000/11)藤原 伊織商品詳細を見る「そのダックスフントは、スケートボードに乗っかってたんだよ。ダックスフントのスタイルは知ってるね。とても足が短い。だからスケートボードは理想的な乗りものだった。彼は発見したんだ。体型にとてもあってる。スケートボードに乗ったダックスフント。頭の中で絵になった?」(「ダックスフントのワープ」より)売っては買い、売っては買いを繰り返し ... [続きを読む]
  • 2008/05/03 11:24雨宮処凛 『ともだち刑』
  • ともだち刑 (講談社文庫 あ 95-2)(2008/04/15)雨宮 処凛商品詳細を見る笑われる私はいつもぽかんとした顔をして、次の瞬間、必死で笑顔を作る。だけどその笑顔は、あなたの「笑ってんじゃねぇよ!」という言葉で凍りつく。どんな顔をすればいいのかわからなくて、私は顔の筋肉の震えを必死で堪える。必死で笑うことよりも、笑うことすらできないことの方がよっぽど辛いということを、私は初めて知った。「今日のテーマは『暖か ... [続きを読む]
  • 2008/05/01 21:06片川優子 『佐藤さん』
  • 佐藤さん (講談社文庫 か 101-1)(2007/06)片川 優子商品詳細を見る「単刀直入に言うわ、佐伯君」学校近くのマックで佐藤さんは言った。「はい・・・・・・」なぜだか佐藤さんから逆らえないような空気を感じて僕は思わずうなずいた。「私に憑いてるモノ、見えるんでしょう?」幽霊が見えてしまう気弱な高校生の「僕」と、幽霊に憑かれてしまいやすい同級生の「佐藤さん」。当分関りたくない、できれば近づきたくもない。 ... [続きを読む]
  • 2008/04/29 17:25筒井ともみ 『舌の記憶』
  • 舌の記憶 (新潮文庫 つ 22-2)(2007/07)筒井 ともみ商品詳細を見るそれにしても、おにぎりというのはどうしてあんなにもおいしいのだろう。料理は数々あれど手料理が一番なのは明らかだが、その手作りというものがもっとも素直な形として届くのがおにぎりかもしれない。 (「手のひらに抱かれた米」より)そうそう、そうなんですよねって心の中で何度もうなづいてしまう。同時に、口の中で今まで何度もほおばった、たくさんの ... [続きを読む]
  • 2008/04/27 17:34藤野千夜 志村貴子 『ルート225』
  • ルート225 (シリウスコミックス)(2008/04/23)志村 貴子、藤野 千夜 他商品詳細を見るだからって 今 しゃべったママが 家にいないなんて誰が思う?物言いが可愛くないといわれる姉エリ子と、シャツに落書きされて公園にいる弟ダイゴ。「帰るのがめんどうになっちゃった」ダイゴを公園に迎えにいった帰り道。そこはたしかにいつも見慣れた、住み慣れた町の中。けれど、なにかがおかしい。いつもの公園も国道も郵便局もあ ... [続きを読む]
  • 2008/04/26 20:59朱川湊人 『花まんま』
  • 花まんま(2005/04/23)朱川 湊人商品詳細を見る怪しげな神秘は、やはり怪しげな町と共に忘れ去られていって構わないのです。 (「送りん婆」より)時代は昭和30〜40年代。舞台は大阪の下町。どちらにしろ私にとってほとんど縁のない空間なのだけれど、読んでるとはっきりとそこにいる感覚が生まれてくる。これはその当時子どもだった主人公たちが体験した、不思議な6つの出来事。トカビの夜・・・(これが夢ではありま ... [続きを読む]
  • 2008/04/24 21:41山崎ナオコーラ 『人のセックスを笑うな 』
  • 人のセックスを笑うな (河出文庫)(2006/10/05)山崎 ナオコーラ商品詳細を見る「けど、楽しいっすよ。自由に描けるし、褒めてもらえるし。わからないとこは他の先生に聞けばいいし」「うん。そうしなよ」「先生、足速いですね」「あのさあ」「はい」「私、君のこと好きなんだよ。知ってた?」19歳のとき、オレはユリと出会った。そのときオレは美術の専門学校生で、ユリはそのとき39歳の、デッサン講師だった。かな ... [続きを読む]
  • 2008/04/22 20:24乾くるみ 『イニシエーション・ラブ』
  • イニシエーション・ラブ (文春文庫 い 66-1)(2007/04)乾 くるみ商品詳細を見る望月がその晩、四人目として誰を呼ぶ予定だったのか知らないが、僕はそいつに一生分の感謝を捧げなければならないだろう。そいつがドタキャンしてくれたおかげで、僕は彼女と出会えたのだから。見ず知らずのだれかがドタキャンしてくれた合コンの席で、「僕」は彼女に出会った。男の子みたいなショートカットに、いつもニコニコとしているような ... [続きを読む]
  • 2008/04/20 18:26久世番子 『番線―本にまつわるエトセトラ 』
  • 番線―本にまつわるエトセトラ (UNPOCO ESSAY COMICS)(2008/03)久世 番子商品詳細を見る本を読む人 作る人 売る人 買う人 守る人・・・・・・どこもかしこも愛に溢れておりました!!これはすんごくおもしろかった!!現役書店員にしてマンガ家の久世番子さんが描く、本が好きで好きでたまらない!そんな愛すべき本好きさんたちの、溢れんばかりの本への想いをつづりにつづった新感覚エッセイコミック。本好きさんの ... [続きを読む]
  • 2008/04/19 15:38豊島ミホ 『底辺女子高生』
  • 底辺女子高生 (幻冬舎文庫)(2006/08)豊島 ミホ商品詳細を見るむやみに「もっともっと」と思ってばかりいたことを、遠いものだと思う時はいつか来る。それは確信だった。作家の豊島ミホさんが、ホロ苦にして「底辺」だった高校時代をつづったエッセイ集。ところどころに自筆のイラスト(これがすげー上手い)つき。そのころ豊島さん作品を2,3冊読んですっかりにわかファンになっていた私は、「あんなに素敵な物語を書くひ ... [続きを読む]
  • 2008/04/17 21:07江國香織 『ホテル カクタス』
  • ホテルカクタス (集英社文庫)(2004/06/17)江國 香織商品詳細を見るホテル カクタス、というのが、このアパートの名前でした。ホテルではなくアパートなのに、そういう名前なのでした。ある街の東のはずれのふるいアパート、ホテル カクタス。そこでは数字の2と、きゅうりと、帽子と、その他の住人が暮らしている。数字の2は役場勤め。几帳面な性格で、何でも割り切れないと気が済まない。お酒は飲めず、いつでも手に入る [続きを読む]
  • 2008/04/15 20:02朱川湊人  『都市伝説セピア』
  • 都市伝説セピア (文春文庫)(2006/04)朱川 湊人商品詳細を見る「だけど誰もが、ときどき無性に、おばさんの絵が見たくなる。見たくて見たくてたまらなくなる。だから誰もいない真夜中に、こっそり取り出して眺めるのさ」 (「死者恋」より)正直、気になってはいたけれどあまり期待はせずに読み始めた本。だけど読み始めたらとまらなかった。ほとんど一気読み。人間はこんなにも不気味で怖くて。そして哀しい生き物。5話収 ... [続きを読む]
  • 2008/04/14 22:04山崎マキコ 『ためらいもイエス』
  • ためらいもイエス (文春文庫 や 40-1)(2007/12/06)山崎 マキコ商品詳細を見る昨日までは徹底無視の気持ちで固まっていた。けれど今日は揺れている。ウナギのおかげで揺れている。わたしの人生、このまんまでいいんだろうか。(体力をつけんといかん!ウナギでカツ!)と一ヶ月うな重ばかり食べてバリバリ仕事をし、あげく(当然ながら)栄養失調でぶっ倒れ、運ばれた病院で母親に押しつけられた見合いを思い出す三田村奈津美。 [続きを読む]
  • 2008/04/13 10:51岩岡ヒサエ 『オトノハコ 』
  • オトノハコ (KCデラックス)(2008/03/31)岩岡 ヒサエ商品詳細を見る「よかった。 みんなで作るんだ。」 (帯より)「花ボーロ」の中の短編(タイトル忘れた)の続編、姉妹編。岩岡ヒサエさんのマンガは久々だけど、これもずいぶん好きになった話。前作はバスケができなくなった鈴木詔子と友人の壇あさみの合唱部入部物語だったけれど(すんげーアバウトな説明ですいません)今回の主人公は「むかし変な声」といわれたこと [続きを読む]
  • 2008/04/12 11:08加納朋子 『ささら さや』
  • ささらさや (幻冬舎文庫)(2004/04)加納 朋子商品詳細を見る「馬鹿っサヤ。おまえがそんなに馬鹿だから・・・・・・そんなに弱くて頼りなくて馬鹿だから、俺は成仏できないんだぞ」突然の事故で夫を失ったサヤ。残されたのは、まだ首もすわらない赤ん坊のユウスケだけ。ユウスケを養子にしてくれと迫る夫の親族から逃れ、サヤは名も知らない田舎町、「佐々良」へと移り住むことに。けれど移り住んだ町、佐々良では不思議な事 ... [続きを読む]
  • 2008/04/10 20:24石黒正数 『ネムルバカ』
  • ネムルバカ (リュウコミックス)(2008/03/19)石黒 正数商品詳細を見る「この歳になって目標がブレてない先輩が 運が良いんですよ」どっかの大学の女子寮。そこでルームシェアしてる、「先輩」であるバンド女の鯨井ルカ。そして「後輩」である、特技も夢も、これといってない女子大生の入巣柚実。この1冊、「モラトリアム」だとかそんな言葉一言で表せる物語なのか。もちろんそれは間違いではけしてないと思うし、端的にま [続きを読む]
  • 2008/04/09 17:41よしながふみ 『きのう何食べた?(1)』(〜続刊)
  • きのう何食べた? 1 (1) (モーニングKC)(2007/11/22)よしなが ふみ商品詳細を見る「ねえねえ 昨日の夕飯何食べた?」某法律事務所での何気ない問いかけ。それに対する弁護士、筧史郎の答え。「小松菜とねぎとわかめとあぶらあげのみそ汁と 長芋と明太子を二杯酢で和えてわさびとのりをのっけてやつと 大根と鶏手羽先を甘辛く煮たのとブロッコリーのおかかあえ それと白いメシ つっても発芽玄米が1/3入ってるけど 以 ... [続きを読む]
  • 2008/04/09 08:28石井睦美 『群青の空に薄荷の匂い―焼菓子の後に 』
  • 群青の空に薄荷の匂い―焼菓子の後に (ピュアフル文庫 い 1-2)(2007/11)石井 睦美商品詳細を見るだってそれは、宣言なんてしなくたって、忘れようとしなくたって、忘れたりするはずのないことだから。でもわたしは、じぶんの人生でいろんなことー忘れたかった嫌なことを望みどおりに忘れるかわりに、ほんとうは覚えていたかった楽しいことをも、ずいぶんと忘れてしまったように思うから。「卵と小麦粉それからマドレーヌ」の姉 ... [続きを読む]
  • 2008/04/08 09:20川上弘美 『古道具中野商店』
  • 古道具中野商店 (新潮文庫 か 35-7)(2008/02)川上 弘美商品詳細を見るこうやって死ぬまでの一生、不安になったり茫然としたりして過ごしてゆくのかと思うと、今すぐ地面に寝そべってぐうぐう眠ってしまいたいくらい、気が重くなった。でもそれでもタケオが好きだった。好きをつきつめるとからっぽな世界に行ってしまうんだな。わたしはぼんやり思った。今までのところ、私の中の「川上さんベスト作品!」はセンセイの鞄だった [続きを読む]
  • 2008/04/07 16:26こうの史代 『街角花だより』
  • 街角花だより (アクションコミックス)(2007/03/12)こうの 史代商品詳細を見る1つの花に想いを託せば、新しい人生までも見えてくる・・・花を心から愛している花屋の店長と店を訪れる客たちのハートフル・ストーリー。(帯より)久々にこうの史代さん作品の紹介。wiki読んでて知ったんだけど、これ(街角)がデビュー作だたんですね。「さんさん録」や「こっこさん」みたくほのぼのしたのも好きですが、こーいうちょっと遊 ... [続きを読む]
  • 2008/04/04 16:23桜庭一樹 杉基イクラ 『砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない』(上 下巻)
  • 砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない 上 (1)(2008/03/08)桜庭 一樹商品詳細を見る「好きって絶望だよね」「生き残った子だけが、大人になる」 (上下巻帯より)桜庭一樹さん作品をいつか読もうと思ってて、ちょうどコミック化されたというので即買いしてみた。杉基イクラさんの画と併せて、なんて世界観。こんなの、初めてかもしれない。現実を生き抜くための術、「実弾」(早く大人になること)を求める山田なぎさ。世の中に ... [続きを読む]
  • 2008/04/04 10:44川上弘美 『おめでとう』
  • おめでとう (文春文庫 か 21-5)(2007/12/06)川上 弘美商品詳細を見る「朝に生まれた子供はしあわせになるっていう言い伝えを聞いたことがあるよ」竹雄は言った。「竹雄は、朝に生まれたの」「いや、夜遅く、らしい」「それなら夜の子供もしあわせになると思うよ」「そうだといいね」 (「夜の子供」より)束の間の逢瀬だとか、「うらめしい」ととりついた気弱な幽霊だとか、どこまでもゆっくりと流れてゆく川だとか、桜の [続きを読む]
  • 2008/04/03 09:59奥田英朗 『空中ブランコ』
  • 空中ブランコ (文春文庫 お 38-2)(2008/01/10)奥田 英朗商品詳細を見るひとつ深呼吸し、ドアをノックした。すると中から「いらっしゃーい」という場違いに明るい声が聞こえた。そこには白衣を着た太った男がいて、一人がけのソファに胡座をかいていた。(「空中サーカス」)とんでも名医?それともただの変態ヤブ医者? 超ヘンテコ精神科医、伊良部一郎シリーズ第2段にして、第131回直木賞受賞作。5話収録。伊良部節炸 ... [続きを読む]
  • 2008/04/02 11:11三浦しをん 『むかしのはなし』
  • むかしのはなし (幻冬舎文庫 み 12-1)(2008/02)三浦 しをん商品詳細を見る画面に緊急速報のテロップが出ていて、「明日正午、日本政府から国民に向けて重大発表があるもよう。テレビ、ラジオをつけるようにしてください」と言った。(『入江は緑』)今の日本で「昔話」が生まれるとしたら?3ヵ月後に隕石が衝突するという状況に置かれたひとたちの日常生活。7つの書き下ろし中・短編集。それぞれの(今の)物語が昔話とリ [続きを読む]
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