- 2008/05/05 23:49説教節(小沢昭一のCD2枚)
- 珍しく、本でなくてCD。知人に説教節に興味があると話したら、貸してくれた。 説教の研究書というと、以前に関山和夫の本を少し読んだくらいなのだが、やっぱ実際に聞きたいし! 私は説「経」だと思っていたのだが、説「教」でもいいみたいね。 【1】 唸る、語る、小沢昭一の世界「節談説教板敷山/榎物語」 (ビクターエンタテインメント、2001/12/19) 小沢昭一さん、私はよく知らないのだが、俳優で俳人らしい。 [続きを読む]
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- 2008/05/03 00:19山びこ学校(久野収ほか『戦後日本の思想』)
- 戦後日本の思想 (同時代ライブラリー)久野 収 (著), 藤田 省三 (著), 鶴見 俊輔 (著) 『戦後日本の思想』(岩波同時代ライブラリー、1995/09) たしか昨年読んでいて、記録書かなきゃなーと思っているうちに返却期限到来。 それからずっと忘れていたのだけれど、ふと思い出した。 「心」とか「生活綴り方運動」とか、そんな話を漠然とおぼえている。 というか、漠然とそれくらいしかおぼえていない。 無着成恭『山びこ学 ... [続きを読む]
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- 2008/05/01 00:19眠くないときに、か(阿満利麿『法然の衝撃』)
- 法然の衝撃―日本仏教のラディカル (ちくま学芸文庫)(2005/11)阿満 利麿商品詳細を見る阿満 利麿 (著) 『法然の衝撃―日本仏教のラディカル』(ちくま学芸文庫、2005/11)去年とちゅうで放り出してしまっていたのを、先々月あたりにようやく読み終えた。こんな素晴らしい本なのに、私ってば…。なんというか、やっぱり私は、親鸞よりも法然のほうがゴツゴツしたあたたかみを感じる。 『徒然草』の著者・兼好法師は、法然浄土 ... [続きを読む]
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- 2008/05/01 00:15翼賛会とルナール(杉森久英『大政翼賛会前後』)
- 大政翼賛会前後 (ちくま文庫 (す18-1))(2007/12/10)杉森 久英商品詳細を見る杉森 久英 (著)『大政翼賛会前後』(ちくま文庫、2007/12/10)著者が、大学卒業後に中学校の教師を経て、中央公論に入社し、しばらくして退社、そして大政翼賛会興亜局へ…と辿っていった人生の回想録。私の知らない人の名前が沢山出てきた(ああ恥ずかしい)のだが、それでも面白く読めた。それにしても、文章を読んでいて、なーんか楽観的という ... [続きを読む]
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- 2008/05/01 00:12またソ連抑留ついての本(高杉一郎『征きて還りし兵の記憶』)
- 征きて還りし兵の記憶 (岩波現代文庫)(2002/06)高杉 一郎商品詳細を見る高杉 一郎 (著)『征きて還りし兵の記憶』(岩波現代文庫、2002/06)ああ、2、3ヶ月前に読んだのだったか。ようやく記録する気持ちになれた。やっぱ論文(というか発表原稿だけれど)を書くのって大変。さて、この高杉一郎さんの、もちろんソ連抑留の頃の話や、帰国後の中野重治や宮本百合子との対面の話も大変興味深いのだけれど、たとえば私は次の ... [続きを読む]
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- 2008/04/22 23:40赤よろし(鬼川太刀雄『ラーゲリ歳時記)
- ラーゲリ歳時記 (同時代ライブラリー)鬼川 太刀雄 (著) 『ラーゲリ歳時記』(岩波同時代ライブラリー、1993/02) ポツダム宣言の受諾の連合国への打電が8月10日(前日に御前会議)、 改めて8月14日に御前会議、連合国へまた受諾用意の連絡。 玉音放送は8月15日、軍隊への停戦命令は翌16日。 ソ連が、当時日本領だった南樺太へ侵攻したのは、8月16日。 著者は、かの地で軍医候補生見習士官として勤務していた。 そこで ... [続きを読む]
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- 2008/04/22 23:36語学の勉強…(千野 栄一『外国語上達法』)
- 外国語上達法 (岩波新書 黄版 329)(1986/01)千野 栄一商品詳細を見る千野 栄一 (著) 『外国語上達法』(岩波新書、1986/01) 世の中にはすんごい人(たち)がいるものだ。 はふう。 繰り返し読みたくなる本。FC2 Blog Ranking人気ブログランキングへ ... [続きを読む]
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- 2008/04/21 21:27少年の夏(キング『ゴールデンボーイ 恐怖の四季春夏編』)
- ゴールデンボーイ―恐怖の四季 春夏編 (新潮文庫)(1988/03)スティーヴン キング、Stephen King 他商品詳細を見るスティーブン・キング(著)、浅倉久志(訳) 『ゴールデンボーイ ―恐怖の四季 春夏編―』(新潮文庫、2003) 邦題にするなら、「少年の夏」なんてのが合うんじゃないかと。 半月くらい前に読んでた本。 キングの小説を読むのは、実はこれが初めてじゃあなかろうか? この文庫には、表題作の前に「刑務所のリ [続きを読む]
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- 2008/04/20 20:47奇跡のクマ(ミルン『クマのプーさん』)
- クマのプーさん Anniversary Edition(2006/09)E.H. シェパード、A.A. ミルン 他商品詳細を見るA.A. Milne (原著)、E.H. Shepard (原著)、石井 桃子 (翻訳) 『クマのプーさん Anniversary Edition』(岩波書店、2006/09) わーい! オールカラーの挿絵が素敵だなあと思って、注文してしまった。 先日とどいた。 プーは,なかみを見たとき,もうすこしで,ころぶところでした。そんなにうれしかったのです。それは,特製 [続きを読む]
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- 2008/04/20 20:31Turtle Mountain、Bridge Book
- 図書館へ行ったついでに、そのまた近くの本屋で立ち読み。【1冊目】ドストエフスキー―謎とちから (文春新書 604)(2007/11)亀山 郁夫商品詳細を見る亀山 郁夫 (著) 『ドストエフスキー―謎とちから』(文春新書、2007/11) 前半はすっとぱして、最後のスメルジャコフの父親のあたりから立ち読み。 これが面白い! スメルジャコフの父親の推測もなんだけれど、続編として予想されたはずの皇帝暗殺についての話も「おおーう ... [続きを読む]
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- 2008/04/15 01:09かちかちやま
- 石原吉郎の詩に、かちかちやまを題材にした「ゆうやけぐるみのうた」というものがある。初めてそれをよんだ時に泣いた。石原吉郎が死んだ時に、追悼の特集の中でその詩に「奇妙な愛着とこだわりをもつ」といった彼の知人がいる。その人は石原に「”いたましさ”に似た感情」を抱くともいった。それを読んだ時に、二度泣いた。この詩には、石原の深いナルシシズムが非常によく表れていると思う。私には「自転車に乗るクラリ [続きを読む]
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- 2008/04/07 18:48贈与について
- 全てに言えることだが、買われたくないならば、タダで贈ることだ。 [続きを読む]
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- 2008/04/05 19:06きょうは、どんな?
- 「プー、きみ、朝おきたときに、まず第一に、どんなこと、かんがえる?」 「けさのごはん、なににしよ?ってことだな」と、プーがいいました。 「コブタ、きみは、どんなこと?」 「ぼくはね、きょうはどんなすばらしいことがあるかな、ってことだよ。」 プーはかんがえぶかげにうなずきました。 「つまり、おんなじことだね」と、プーはいいました。 ***** 「モンド、きみ、朝おきたときに、ま [続きを読む]
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- 2008/04/03 23:55気になる文脈と比喩
- ここ数ヶ月、気になり続けていることがある。一つは文脈。もう一つは比喩。よいことを文脈上において言うのは、そんなに簡単なことではない。が、それでもやはり何かが決定的に足りない。「一体、文脈とは何なのか/何でないのか。」それがここ半年ほど頭の片隅から離れない。物事をたとえで言い表すとは、どういうことなのか。比喩にも暗喩や直喩など、色々な形式がある。ああそうか、形式も絡んでくるか。そんなのが [続きを読む]
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- 2008/04/02 22:44残念です/Gratulon
- 順番をつけられた者の気持ちを、 順番をつけたことのある者が分かるのは、 順番をつけたという自覚をしたときだろうよ。 順番をつけたという自覚をするのは、 順番をつけるまで自分を追い詰めたときで、 順番をつけざるをえない残酷と非力さを知るだろうよ。 分かる、 自覚をする、 知る。 それらはするのであって、 できるのではないだろうよ。 そして私はせざるを得ない、順番をつけることを。 ***** 「 ... [続きを読む]
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- 2008/03/31 23:40倒錯ってなに(丹生谷貴志『天皇と倒錯』)
- 天皇と倒錯―現代文学と共同体(1999/08)丹生谷 貴志商品詳細を見る丹生谷 貴志 (著)『天皇と倒錯―現代文学と共同体』(青土社、1999/08)読みはじめたときは、「こりゃ何が書いてあるのか私には意味が分からん」と思ったのだが、読んでいくうちに、少しは「ああ、そうかもな」と思ったところもあってよかった、ほっとした。何が書いてあるのか・書かれていることに何の意味があるのか分からない、というのは、収録されている ... [続きを読む]
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- 2008/03/26 11:10何のための独立か
- MSNビデオで、村上龍氏がトンデモ発言をしている。チベット騒乱と中国「自主独立ってのは、それまでの宗主国からの支援もなくなるんだし、必ずしも良いことじゃあないんだ」「中国は確かに中華思想ってのが強くあるけれど、あいつらの考えも分からないではない」「ダライ・ラマは凄い人だよ、自治区で良いって言ってるんだもん」というのが、村上氏の主張のようだ。(間違いがあれば訂正します。)例えばビデオの中で、村 ... [続きを読む]
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- 2008/03/26 00:33アントニオ/トニ
- ここ数日、気になっていたニュースに、アントニオ・ネグり氏の日本入国拒否という出来事(事件)がある。それについて「イルコモンズのふた」に、以下のような記事があり、私のブログは海外のブログではないけれど、発信の役に立てばいいかしらと思って転載。恥ずかしい話、私はジュディット・ルヴェル氏を知らなかった(今もまだ知らない)。▼世界が聞いたら呆れる日本のニュースを世界に堂々と発信それにしても、ネグり氏 ... [続きを読む]
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- 2008/03/22 21:40去年ノーベル文学賞(ドリス・レッシング『草は歌っている』)
- 草は歌っている 新装版(2007/12)ドリス・レッシング商品詳細を見るドリス・レッシング (著), 山崎 勉 (翻訳), 酒井 格 (翻訳) 『草は歌っている』(晶文社、新装版2007/12)ものすごいものを読んでしまったな、というのが読んだ直後の感想だった。著者のレッシングは、昨2007年にノーベル文学賞を受賞している。この本は彼女の処女作で、1950年に発表されたもの。物語の舞台は、アフリカ大陸のローデシア。そこで農夫に ... [続きを読む]
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- 2008/03/22 12:09知識は分けても減りません
- ちしきはいくらわけてもへらない、へらない。 いくらわけてもへらないのがちしき。 へる、と思うようだったら、その時ほんとうにへっているのは、楽しさだ。 わけてもわけてもふえていくのがちしき。 ふえる、というのはゼニカネではなくて、ひとの楽しさだ。 ひろくわけあたえられないちしき、なんてシロモノは、もうちしきと呼べない。 その辺の石ころだって、けって楽しく遊べるぞ。FC2 Blog Ranking人気ブロ ... [続きを読む]
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- 2008/03/20 21:52目標だなー(市村弘正『「名づけ」の精神史』)
- 「名づけ」の精神史 (平凡社ライブラリー (152))(1996/06)市村 弘正商品詳細を見る市村弘正(著)『「名づけ」の精神史』(平凡社平凡社ライブラリー (152)、1996/06)この人の『敗北の二十世紀 増補』が読みたくて、でもその前に他のを読んでおこうと思ったのだった。読んで良かった。所収の数編いずれも素晴らしいのだけれど、特に映画『水俣の甘夏』(青林舎、1984年)について書かれた「「失敗」の意味」が印象的。 ... [続きを読む]
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- 2008/03/16 22:19眞男でなく真男だけど
- 丸山真男の思想がわかる本―「日本の思想」から「古層」までわかる! (ポケット解説)(2007/01)田中 宏和商品詳細を見る田中 宏和 (著) 『丸山真男の思想がわかる本―「日本の思想」から「古層」までわかる!』(秀和システム、2007/01) これ、とっても面白かった。 恥ずかしながら家に持っていなかった、丸山眞男の『日本政治思想史研究』を買いに本屋に行ったら、丸山眞男の本の並びにあったので、立ち読み(ごめんなさい。購 [続きを読む]
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- 2008/03/15 17:56みみずく・ふくろう(花田清輝『ちくま日本文学全集60 花田清輝』)
- 花田清輝(1993/08)花田 清輝商品詳細を見る花田清輝(著)『ちくま日本文学全集60 花田清輝』(筑摩書房、1993/08/20)「みみずく大名」と「眼下の眺め」、「力婦伝」が特に面白かった。多分それは、「沙漠について」などのはじめのほうのものがピンと来なかったことと、無関係ではない。「みみずく大名」は、武田信虎とカルモナとが出会う(というか、カルモナが信虎を見る)場面が最高。 わたしには、鉄砲隊編成の ... [続きを読む]
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- 2008/03/15 16:28女のさとり(夏目漱石『草枕』)
- 草枕 (岩波文庫)(1990/04)夏目 漱石商品詳細を見る夏目漱石(著)『草枕』(岩波文庫 改版;1990/4)明治39年発表作品。 「そういうあなたも随分の御年じゃあ、ありませんか。そんなに年をとっても、やっぱり、惚れたの、腫れたの、にきびが出来たのってえ事が面白いんですか」 「ええ、面白いんです、死ぬまで面白いんです」 「おやそう。それだから画工なんぞになれるんですね」 「全くです。画工だから、小説な [続きを読む]
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- 2008/03/10 21:54欧米対立やら幽霊解釈やら(H. ジェイムズ『ねじの回転/デイジー・ミラー』)
- ねじの回転デイジー・ミラー (岩波文庫)(2003/06/14)ヘンリー・ジェイムズ商品詳細を見るヘンリー・ジェイムズ (著), 行方 昭夫 (翻訳) 『ねじの回転 デイジー・ミラー』(岩波文庫、2003/6/14)収録の順番は逆で、「デイジー・ミラー」(DAISY MILLER, 1878)の次に「ねじの回転」(THE TURN OF THE SCREW, 1898)となっている。どうも私にはイマイチ。これを読むと、なんだか男も女もバカみたいに思えてくる。二篇ど ... [続きを読む]
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