主水 さん

主水さん: モンドの読書日記
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プロフィール

ハンドル名主水 さん
ブログタイトルモンドの読書日記
サイト紹介文日々の読書の記録や感想文など。
最近は日本の近現代文学が面白いです。
参加カテゴリー
更新頻度情報提供77回 / 161日(平均3.3回/週) - 参加 2008/02/24 23:58

主水 さんのブログ記事

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  • 2008/06/03 22:01LAILONIA / lie ironia(レシェク・コワコフスキ『ライロニア国物語』)
  • ライロニア国物語―大人も子どもも楽しめる13のおとぎ話レシェク コワコフスキ(著)、沼野 充義、芝田 文乃(翻訳)、土橋 とし子(画)『ライロニア国物語―大人も子どもも楽しめる13のおとぎ話』(国書刊行会、1995/11)沼野さんの『ユートピア文学論』に出て来た本。面白そうだったから、また図書館で借りた。おとぎ話なんて読むの久しぶり…とは言えない、こどもな私。だが、気づいたのだが、おとぎ話ってのは短い(短め ... [続きを読む]
  • 2008/06/01 22:53知と恥(美馬達哉『〈病〉のスペクタクル―生権力の政治学』)
  • 〈病〉のスペクタクル―生権力の政治学(2007/05)美馬 達哉商品詳細を見る美馬 達哉 (著)『〈病〉のスペクタクル―生権力の政治学』(人文書院 、2007/05)一年前に図書館で借りようとしたら、○十人待ちだった。買えば良かったのだが、他の本を読んだりしていてズルズルと…気が付くと順番が回って来ていた。どの章も刺激的でとても面白かったのだけれど、特に第三章(グローバルエイズの政治経済学)と、第五章(「脳死」の神話 [続きを読む]
  • 2008/05/28 00:12異人にめまい(タイモン・スクリーチ『大江戸異人往来』)
  • 大江戸異人往来 (ちくま学芸文庫 ス 9-1)(2008/02/06)タイモン・スクリーチ商品詳細を見るタイモン・スクリーチ (著), 高山 宏 (翻訳) 『大江戸異人往来』(ちくま学芸文庫、2008/2/6)美馬達哉『〈病〉のスペクタクル―生権力の政治学』を読んでいたのだが、半分読んだところで中断、事情によりこちらから読んでしまった。おもちろかった!単行本では1995年11月発刊。視覚と表象されたものから、どんな社会が読み取れるか…と ... [続きを読む]
  • 2008/05/24 17:33グイ呑みと金魚(藤枝静男『田紳有楽;空気頭』)
  • 田紳有楽;空気頭 (講談社文芸文庫)(1990/06)藤枝 静男商品詳細を見る藤枝静男(著)『田紳有楽;空気頭』(講談社文芸文庫、1990/6)「田紳有楽」は、ある池を舞台に、そこで暮らす陶器や金魚たちの話。他にも骨董商に化けた弥勒やら、地蔵菩薩や妙見菩薩まで登場して、奇妙に古めかしくもあり面白い。 [続きを読む]
  • 2008/05/24 13:27ニプ島≠ニッポン(沼野充義『徹夜の塊 ユートピア文学論』)
  • ユートピア文学論―徹夜の塊沼野充義(著)『徹夜の塊 ユートピア文学論』(作品社、2003/03)第一巻「亡命文学論」に続く、『徹夜の塊』三部作シリーズの第二巻。私はこちらから読んでしまったが、別に問題はないみたい。(ちなみに第一巻は借りてきたまま未読…。)内容は、著者の沼野氏が高名なロシア・東欧(ポーランド)文学者であるし、その辺りの近代文学をユートピア的想像力という点から検討したものだってことは [続きを読む]
  • 2008/05/19 22:25神童だけれど(谷崎潤一郎『潤一郎ラビリンス? 自画像』)
  • 潤一郎ラビリンス〈3〉 (中公文庫)(1998/07)谷崎 潤一郎商品詳細を見る谷崎潤一郎(著)『潤一郎ラビリンス? 自画像』(中公文庫、1998/7/18)やっぱり私には、この人の書くものが気に障る。この本に収録されている「神童」「異端者の悲しみ」あたりを読んで、その理由が少し見えてきた気がする。癪なのは、気に障るのだが読みたくもなるってところだ。やっぱりこの人は文豪なんだなあ。或る晩、春之助は蒲団の中にもぐり ... [続きを読む]
  • 2008/05/19 21:59GOD BLESS YOU(カート・ヴォネガット『ローズウォーターさん、あなたに神のお恵みを』)
  • ローズウォーターさん、あなたに神のお恵みを (ハヤカワ文庫 SF 464)(1982/02)カート・ヴォネガット・ジュニア商品詳細を見るカート・ヴォネガット・ジュニア(著)、浅倉久志(翻訳)『ローズウォーターさん、あなたに神のお恵みを』(ハヤカワ文庫、1982/02)「億万長者にして浮浪者、財団総裁にしてユートピア夢想家、慈善事業家にしてアル中である、エリオット・ローズウォーター氏の愚かしくも美しい魂の声」(文庫裏の解 ... [続きを読む]
  • 2008/05/19 21:20夫婦の愛と狂気(島尾敏雄『死の棘』)
  • 死の棘 (新潮文庫)(1981/01)島尾 敏雄商品詳細を見る島尾 敏雄 (著)『死の棘』(新潮文庫 ; 改版版、1981/01)先月読んでた本。ものすごかった。これは素晴らしい。夫トシオの情事を知った妻ミホが、徐々に狂気に陥り何かに憑かれたようになっていく話。それにともなって家族も…。「どうしてもね、これだけはわからないわ。あなた、あたしが好きだったの、どうだったの、はっきり教えてちょうだい」「それは」と効果の ... [続きを読む]
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  • 文庫
  • 2008/05/19 20:52集団精神療法から(なだいなだ『神、この人間的なもの』)
  • 神、この人間的なもの―宗教をめぐる精神科医の対話 (岩波新書)(2002/09)なだ いなだ商品詳細を見るなだいなだ(著)『神、この人間的なもの―宗教をめぐる精神科医の対話―』(岩波新書、2002/9/20)現代の科学(精神科も一応、科学的な知に入ると思うので)の専門家から見た宗教の話。といっても、そのもともとはどんな風だったのかってのを、主にキリスト教のイエスとその集団を例に話されている。イエスの生前とか、死後とか [続きを読む]
  • 2008/05/15 21:23写真がたくさん(『文豪・夏目漱石 そのこころとまなざし』)
  • 文豪・夏目漱石 そのこころとまなざし(2007/09/20)江戸東京博物館・東北大学商品詳細を見る江戸東京博物館・東北大学(編集)『文豪・夏目漱石 そのこころとまなざし』(朝日新聞社、2007/9/20)図書館の入り口付近に飾ってあったので、なんとなく借りた。もううろ覚え…。夏目漱石は自分の痘痕を気にして、写真も修整させてたってのが意外だった。若い頃の写真とか、かなり整ってるのにね。写真といえば、写真をとると長 ... [続きを読む]
  • 2008/05/15 20:57バリ島いいなあ(中村雄二郎『魔女ランダ考』)
  • 魔女ランダ考―演劇的知とはなにか (岩波現代文庫)(2001/12)中村 雄二郎商品詳細を見る中村雄二郎(著)『魔女ランダ考―演劇的知とはなにか』(岩波同時代ライブラリー、1990/9)(上のAmazon画像は岩波現代文庫(2001/12))有名な本(だと私は思っていた)。図書館で借りて、先月やっと読んだ。たとえば「およそ〈科学の知〉は、物事を対象化し操作する方向で、因果律に即して成り立ち、その際、見るものと見られるものと [続きを読む]
  • 2008/05/05 23:49説教節(小沢昭一のCD2枚)
  • 珍しく、本でなくてCD。知人に説教節に興味があると話したら、貸してくれた。 説教の研究書というと、以前に関山和夫の本を少し読んだくらいなのだが、やっぱ実際に聞きたいし! 私は説「経」だと思っていたのだが、説「教」でもいいみたいね。 【1】 唸る、語る、小沢昭一の世界「節談説教板敷山/榎物語」 (ビクターエンタテインメント、2001/12/19) 小沢昭一さん、私はよく知らないのだが、俳優で俳人らしい。 ... [続きを読む]
  • 2008/05/03 00:19山びこ学校(久野収ほか『戦後日本の思想』)
  • 戦後日本の思想 (同時代ライブラリー)久野 収 (著), 藤田 省三 (著), 鶴見 俊輔 (著) 『戦後日本の思想』(岩波同時代ライブラリー、1995/09) たしか昨年読んでいて、記録書かなきゃなーと思っているうちに返却期限到来。 それからずっと忘れていたのだけれど、ふと思い出した。 「心」とか「生活綴り方運動」とか、そんな話を漠然とおぼえている。 というか、漠然とそれくらいしかおぼえていない。 無着成恭『山びこ [続きを読む]
  • 2008/05/01 00:19眠くないときに、か(阿満利麿『法然の衝撃』)
  • 法然の衝撃―日本仏教のラディカル (ちくま学芸文庫)(2005/11)阿満 利麿商品詳細を見る阿満 利麿 (著) 『法然の衝撃―日本仏教のラディカル』(ちくま学芸文庫、2005/11)去年とちゅうで放り出してしまっていたのを、先々月あたりにようやく読み終えた。こんな素晴らしい本なのに、私ってば…。なんというか、やっぱり私は、親鸞よりも法然のほうがゴツゴツしたあたたかみを感じる。 『徒然草』の著者・兼好法師は、法然浄土 ... [続きを読む]
  • 2008/05/01 00:15翼賛会とルナール(杉森久英『大政翼賛会前後』)
  • 大政翼賛会前後 (ちくま文庫 (す18-1))(2007/12/10)杉森 久英商品詳細を見る杉森 久英 (著)『大政翼賛会前後』(ちくま文庫、2007/12/10)著者が、大学卒業後に中学校の教師を経て、中央公論に入社し、しばらくして退社、そして大政翼賛会興亜局へ…と辿っていった人生の回想録。私の知らない人の名前が沢山出てきた(ああ恥ずかしい)のだが、それでも面白く読めた。それにしても、文章を読んでいて、なーんか楽観的という [続きを読む]
  • 2008/05/01 00:12またソ連抑留ついての本(高杉一郎『征きて還りし兵の記憶』)
  • 征きて還りし兵の記憶 (岩波現代文庫)(2002/06)高杉 一郎商品詳細を見る高杉 一郎 (著)『征きて還りし兵の記憶』(岩波現代文庫、2002/06)ああ、2、3ヶ月前に読んだのだったか。ようやく記録する気持ちになれた。やっぱ論文(というか発表原稿だけれど)を書くのって大変。さて、この高杉一郎さんの、もちろんソ連抑留の頃の話や、帰国後の中野重治や宮本百合子との対面の話も大変興味深いのだけれど、たとえば私は次の ... [続きを読む]
  • 2008/04/22 23:40赤よろし(鬼川太刀雄『ラーゲリ歳時記)
  • ラーゲリ歳時記 (同時代ライブラリー)鬼川 太刀雄 (著) 『ラーゲリ歳時記』(岩波同時代ライブラリー、1993/02) ポツダム宣言の受諾の連合国への打電が8月10日(前日に御前会議)、 改めて8月14日に御前会議、連合国へまた受諾用意の連絡。 玉音放送は8月15日、軍隊への停戦命令は翌16日。 ソ連が、当時日本領だった南樺太へ侵攻したのは、8月16日。 著者は、かの地で軍医候補生見習士官として勤務していた。 そこで ... [続きを読む]
  • 2008/04/22 23:36語学の勉強…(千野 栄一『外国語上達法』)
  • 外国語上達法 (岩波新書 黄版 329)(1986/01)千野 栄一商品詳細を見る千野 栄一 (著) 『外国語上達法』(岩波新書、1986/01) 世の中にはすんごい人(たち)がいるものだ。 はふう。 繰り返し読みたくなる本。FC2 Blog Ranking人気ブログランキングへ ... [続きを読む]
  • 2008/04/21 21:27少年の夏(キング『ゴールデンボーイ 恐怖の四季春夏編』)
  • ゴールデンボーイ―恐怖の四季 春夏編 (新潮文庫)(1988/03)スティーヴン キング、Stephen King 他商品詳細を見るスティーブン・キング(著)、浅倉久志(訳) 『ゴールデンボーイ ―恐怖の四季 春夏編―』(新潮文庫、2003) 邦題にするなら、「少年の夏」なんてのが合うんじゃないかと。 半月くらい前に読んでた本。 キングの小説を読むのは、実はこれが初めてじゃあなかろうか? この文庫には、表題作の前に「刑務所のリ [続きを読む]
  • 2008/04/20 20:47奇跡のクマ(ミルン『クマのプーさん』)
  • クマのプーさん Anniversary Edition(2006/09)E.H. シェパード、A.A. ミルン 他商品詳細を見るA.A. Milne (原著)、E.H. Shepard (原著)、石井 桃子 (翻訳) 『クマのプーさん Anniversary Edition』(岩波書店、2006/09) わーい! オールカラーの挿絵が素敵だなあと思って、注文してしまった。 先日とどいた。  プーは,なかみを見たとき,もうすこしで,ころぶところでした。そんなにうれしかったのです。それは,特製 [続きを読む]
  • 2008/04/20 20:31Turtle Mountain、Bridge Book
  • 図書館へ行ったついでに、そのまた近くの本屋で立ち読み。【1冊目】ドストエフスキー―謎とちから (文春新書 604)(2007/11)亀山 郁夫商品詳細を見る亀山 郁夫 (著) 『ドストエフスキー―謎とちから』(文春新書、2007/11) 前半はすっとぱして、最後のスメルジャコフの父親のあたりから立ち読み。 これが面白い! スメルジャコフの父親の推測もなんだけれど、続編として予想されたはずの皇帝暗殺についての話も「おおーう ... [続きを読む]
  • 2008/04/15 01:09かちかちやま
  • 石原吉郎の詩に、かちかちやまを題材にした「ゆうやけぐるみのうた」というものがある。初めてそれをよんだ時に泣いた。石原吉郎が死んだ時に、追悼の特集の中でその詩に「奇妙な愛着とこだわりをもつ」といった彼の知人がいる。その人は石原に「”いたましさ”に似た感情」を抱くともいった。それを読んだ時に、二度泣いた。この詩には、石原の深いナルシシズムが非常によく表れていると思う。私には「自転車に乗るクラリ [続きを読む]
  • 2008/04/05 19:06きょうは、どんな?
  •  「プー、きみ、朝おきたときに、まず第一に、どんなこと、かんがえる?」  「けさのごはん、なににしよ?ってことだな」と、プーがいいました。  「コブタ、きみは、どんなこと?」  「ぼくはね、きょうはどんなすばらしいことがあるかな、ってことだよ。」  プーはかんがえぶかげにうなずきました。  「つまり、おんなじことだね」と、プーはいいました。 *****  「モンド、きみ、朝おきたときに、ま [続きを読む]
  • 2008/04/03 23:55気になる文脈と比喩
  • ここ数ヶ月、気になり続けていることがある。一つは文脈。もう一つは比喩。よいことを文脈上において言うのは、そんなに簡単なことではない。が、それでもやはり何かが決定的に足りない。「一体、文脈とは何なのか/何でないのか。」それがここ半年ほど頭の片隅から離れない。物事をたとえで言い表すとは、どういうことなのか。比喩にも暗喩や直喩など、色々な形式がある。ああそうか、形式も絡んでくるか。そんなのが [続きを読む]
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