songcreate さん

songcreateさん: 憎悪が生まれるまで
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プロフィール

ハンドル名songcreate さん
ブログタイトル憎悪が生まれるまで
サイト紹介文サイコサスペンス小説です。
自由文小説形式のブログです。フィクション、ノンフィクションが織り交ざりながら穏やかに生きてきた主人公が、憎悪という感情を持つまでのストーリーが描かれてます。
参加カテゴリー
更新頻度情報提供80回 / 81日(平均6.9回/週) - 参加 2008/03/03 15:28

songcreate さんのブログ記事

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  • 2008/05/11 23:04chapter 81
  • 「………………嘘じゃない。」「結婚する気なんかないから。……最初に言ったでしょう?他の人が産んだ子供がいる人を、私は選ばない。」「……………凛々に出来てくれたら、どんなに………。」「もう、ないから。そんな話、やめよう。…ねぇ、ちゃんとしなよ!私は1人で、自分の力で、立ち上がろうとしてるの!誰も憎まず、誰も恨まず…」気がふれそうに辛かった時間を、這いずるように耐えてきたのに………!「だって…………俺 [続きを読む]
  •   関連キーワード
  • 結婚
  • 2008/05/10 23:02chapter 80
  • 「2人で行った店は、他の人と行かないことにしような。」「…は?」「だって、嫌じゃねぇ?」「別に…………私は好きなように…」「ダメだよ、行きたいなら俺とだけだよ。」意味わかんないし………。今となっては、バッタリ会って、一緒に通ってた店なの?!と詰められるのを避けたいだけだろうと、思ってしまう。「………別れた後のことまで、決めないでいいよ。」「別れるんじゃないよ。何て言っていいかわかんないけど……1度 [続きを読む]
  • 2008/05/09 23:03chapter 79
  • 店長さんと話せて、少し気持ちが救われた。少なくとも、この試練を乗り越えたら………。生死に関わる病気を宣告されたわけじゃない。自由を奪われたわけでもない。なんで私がとか、私ばっかが不幸だとか、どこかでずっと………思っていた。浮気されたと、思いたくなかった。唯一無二の愛は1人にしか注げないものだと、信じたかった。でも………………………。そういう人を選びたいって思うなら、選べばいいだけだ。自分を客観視し [続きを読む]
  •   関連キーワード
  • 病気
  • 2008/05/08 23:01chapter 78
  • 無理、やっぱ無理。ひとりじゃ無理。。。若葉に電話をかける。が、何度かけても出ない。相田に電話をかける。数回コールして、やっと出た。「もしもし!?相田?!」「凛々、悪ぃ、いま家裁来ててさ………かけ直すわ。」「あ……うん。ごめん、急いでないからまた今度、かける。」「おぅ、悪いな。」……………………。誰でもいいからすがりたいほど、孤独感いっぱいだった。神様は……まだ試練を与えるのか。ひとりで乗り越えろっ [続きを読む]
  • 2008/05/07 23:01chapter 77
  • 「わ……分かってるよ!だけど、俺だって好きでもない人とうまくやってけるか不安で!心配でっ………!自信ないし!あ………頭も気持ちもパンクしてるし、立場も辛いんだっ!!!」「立………場………………………………?!」また泣き出す桐谷に、ここから消え失せろっ!!!と、怒鳴りそうになり、唸って必死で堪える。怒りのあまり、ぶるぶる震え、涙があふれてきた。部屋を飛び出し、自分の部屋のドアをガンッ!!とわざと派手 [続きを読む]
  • 2008/05/06 23:42chapter 76
  • 「………柚子から、メール来たよ。」先制パンチのつもりだった。私がいない間、当然連絡をとっていただろう。「あ……そう。俺にも、連絡あった。うん。。」「なんて?」「まだ混乱してて……もう1度ちゃんと説明してって。」「ふーん。」「……………。あと、いろいろ……これからのこととか。」「そう。」「あ………凛々には何て?」「もう会えないって。」「………………ごめん。」家に着くとすぐ、桐谷に話しがあると言った。 [続きを読む]
  • 2008/05/05 23:04chapter 75
  • 下見が終わると、お茶でもというマネージャーさんの言葉を断れず、うなずいてしまった。胃が痛い……早く帰りたいのに……………。「凛々さんみたいにテキパキした人、うちの事務所にも欲しいですよ。今の若いコは本っ当にすぐ辞めちゃうですよ。」「どこも同じですね、私もつい最近まで、28歳にして1番若者でしたよ。精神論が通じるギリギリの世代なんでしょうね。」「僕はいずれ独立したいと思ってるんですけどね。先行き不安で [続きを読む]
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  • お茶
  • 2008/05/04 23:02chapter 74
  • 仮眠ほどしか眠れず、すぐ覚めてしまう。神経が逆立っているからだろう。カラダのあちこちに支障が出るのも、時間の問題だ。。測ってないが、急激に痩せているのも判る。そりゃ…食べてないもん……な。脳みそが悲鳴あげてますよーー………凛々ちゃん……。しっかり……しっかり………。………………。桐谷は痩せもしないし、よく眠っている。気持ちの疲労の表れは人それぞれだろうが、少なくとも、神経を疑ってしまう。充血した目 [続きを読む]
  • 2008/05/03 23:06chapter 73
  • 桐谷は押し黙る。「それで、なんて答えたの?」「…………分かった………て。」すうっ………と、目の前が暗くなった。ワカッタ………ッテ……………?ソレガ、キョウマデ、タエテキタ、コタエ…………「俺………俺っ、結局お前に言ったこと………ひとつも守れ……なくてっ………!!」運転しながら泣き出した…………。もう、今度こそ、今度こそ、最愛の人と、最大の信頼をおいている後輩との決別が、決まったのだ。断絶…………… [続きを読む]
  • 2008/05/02 23:02chapter 72
  • 近所をグルグル、グルグル歩き回った。はたから見たら、不審者だろう。重く苦しく悲しく、ただやり場のない気持ちいっぱいで、ひたすら歩きまわっていた。どれくらい時間が経っただろうか。。。桐谷から着信があった。「もしもし?」「凛々か、今どのへん?」「近くだよ。話し、終わったの?」「いや………ちょっと…。とにかく、合流しよう。」車に戻ると、桐谷が先に来ていた。「ちゃんと…………話したの?」「うん………何で凛 [続きを読む]
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  • 着信
  • 2008/05/01 23:04chapter 71
  • 桐谷が言葉に詰まり、黙ってしまい、凛々は口を開いた。「柚子……、2人で話せないかな。」柚子がこっちを見て、頷くと、桐谷が立ち上がり、車にいるからと言って、出て行った。「………驚かせて、ごめんね。」柚子が首を振る。「私も……1週間前に聞いたの。」「あの………いつから………一緒に住んでたんですか?」「一緒に暮らしたのは…昨年の秋から。付き合って2年。。」柚子が目を伏せる。自分が後だと、思いたくなかった... [続きを読む]
  •   関連キーワード
  • 柚子
  • 2008/04/30 23:04chapter 70
  • 車で柚子の家へ向かっていた。凛々は家は行った事はない。桐谷がスイスイ裏道を走るのがまた傷付いたが、黙って、助手席に座っていた。。修羅場………になるだろうか。こんな場面、もちろん経験したことはない。誰にも、誰にも言わず、1人でここまで来た。柚子………ごめん、私も譲れないんだ…!1時間ほど走り、静かな住宅街のマンションに着いた。「ちょっと………歩いて落ち着いてから行こうか。」桐谷の言葉に、黙って従う。... [続きを読む]
  • 2008/04/29 23:03chapter 69
  • 「……あはっ…はは、ナニソレ?」「…………俺から、俺から堕ろせって……言えないよ。」「?!……じゃぁちゃんと話しするって言ったのは何!?それを信じて、待ってるのに!!」「産むことは責任とる………やっぱり殺せないよ。」殺せないと言う言葉に、一瞬息をのんだ。だが、「産むことを認めて、結婚は出来ないって言うの?認知だけするの?柚子はそんなの受け入れると思うの?」「……………。」「何の心配もなく、幸せな未 [続きを読む]
  • 2008/04/28 23:05chapter 68
  • シャワーからあがった桐谷がリビングに来た。「あ、起きた?何かうなされてたから声かけたんだけど。悪い夢でも見た?」「……………柚子と話せたの?」「いや………まだ。あいつ体調悪く…」「私も体調悪いよっ!」「ご、ごめん……けど、あいつは凛々ほど強くないんだよ。」「ハァッ?!」声が大きくなり、桐谷はビクっとする。「何だよ、おい、どし……」「今すぐ話しに行ってきて!」「無理言うなよ、ちゃんと話し……」「じゃ [続きを読む]
  • 2008/04/27 23:02chapter 67
  • 2日、3日、4日、5日………日が経過していた。仕事が忙しいのは、百も理解している。死ぬほど理解している。。だが、仕事が忙しかったり、柚子が具合悪かったりと、桐谷は柚子と話せていなかった。今日も、柚子は自宅作業と、ボードに書かれている。自宅にいるなら、何も夜じゃなくても、昼間に話しに行けばいいじゃないかと、思ってしまう。だが、桐谷の仕事のスケジュールなんか、根掘り葉掘り聞いたことないし、触れないのが [続きを読む]
  •   関連キーワード
  • 柚子
  • 2008/04/26 23:01chapter 66
  • 「話すって………なにを?」「凛々がそこまで想ってくれてるんだ。やっぱり、やっぱりあいつとは生きていけない。」「でも………多分、もう………。」「信じて欲しい。」「え…………。」「ちゃんと話してくるから。」「1人でも産むって言ったら、どうするの?」「そう言ってた。聞いたとき、1人でも産んで育てるって言うから………それ以上何も言えなかったんだ。」「…………。」もしそうなったら、それはそれで、複雑で喜べな... [続きを読む]
  • 2008/04/25 23:01chapter 65
  • 「なに………言ってんの?」「決めたんだ。」「決めたって……産まれてくるコはどうするのよ。」「それも………責任とる。だけど凛々の面倒は俺が一生見る。」「バカじゃないの………柚子のこと考えてんの?私の大事な後輩でもあるのよ。いい加減なこと言わないで。」「あいつも……あいつの面倒も、もちろん見るよ。」「面倒って、介護じゃないのよ!結婚するんでしょ?!家庭を持つんでしょ?!父親になるんでしょ?!私が、私が... [続きを読む]
  • 2008/04/24 23:01chapter 64
  • 泣いて突っ伏しているうちに、意識がなくなったらしい。気付いて目を開けると、一時間ぐらい経っていた。桐谷はいない………。「ううぅー………痛っ。」頭が割れるように痛い。目だけじゃなく、顔全体が腫れていて、酷いことになっていた。土曜か………打合せや現場がなくて、よかった………。昨日の会話を思い出し、頭をかかえうずくまる。こんな話、人に話せない……1人で、1人で解決しなきゃ……ひとり……部屋探し……しなき... [続きを読む]
  • 2008/04/23 23:01chapter 63
  • 憔悴しきっていた。一睡もせず朝を迎えた。凛々は俺が幸せにするんだ、俺と結婚するんだ、と、目をギラギラさせてつぶやいている。あきらめるしか道はない。最初はそう思った。。。だが、桐谷の言葉が頭に響き、ぐらついていた………。一緒にいたい…………。いや、そんなこと、無理だ。裏切られたんだ、私は…………………でも、でも、それでも、………一緒に………。「………柚子はなんて言ってたの?」「え……?」「最初に妊娠 [続きを読む]
  • 2008/04/22 23:02chapter 62
  • パアアアァァァン!!!!!瞳の中で光が弾けた。「ゆ………こ………?うそ……冗談でしょ?」「…………。」桐谷はうつむいて、目をキツクつぶっている。「そんな………。」ぐにゃっと力が抜け、背もたれに沈んだ。眼球が震えている。よりによって、柚子……あの辞めたコじゃなかったんだ。。だいすきな……大好きな柚子………体調不良って。。そういうこと……か。自宅作業が始まったあたりも、お酒を飲まなかったのも、彼氏がい [続きを読む]
  • 2008/04/21 23:02chapter 61
  • 急激に冷静になっていく。皮肉だ……要らなかったのに、そんな知識……。「どう………すんの?」「………。」「……。」「早く、言わなきゃ…早く言わなきゃと思ってた。でも……どうしてもお前を失いたくなくて、1分、1秒でも………一緒にいたくて!」また泣きじゃくった。「……どう、するの…」「離れたくない!!!離れられない!!!絶っ対嫌だ!!!」ぐしゃぐしゃの顔で、すがりついてきた。ひざの上で泣きながら、謝って [続きを読む]
  • 2008/04/20 23:06chapter 60
  • ………………………??????????ポカンと桐谷を見つめる。桐谷が、あの桐谷が、、ボロボロ大粒の涙を流している。「ごめん、本当にごめん……ずっと言えなく……て。」「……………。」え?昼ドラ?私?私に起こってること?ん?えっ?何?頭が真っ白…いや、真っ暗なのか、何が何だかわからない。桐谷はひたすら泣きじゃくっている。泣きながら、土下座をしている。男の人がこんなに泣く姿を……見たことがなかった。父が [続きを読む]
  • 2008/04/19 23:03chapter 59
  • 柚子は体調万全じゃないせいか、いつもに比べて静かだった。なので早めに切り上げ、帰った。「ただいま〜。」「……。あれ?帰ってないんだ。」まだか、なんてメール来るから、いるのかと思った。じゃ、シャワー浴びてこ。シャワーからあがり、くつろいでいたところに桐谷が帰ってきた。「おかえり。まだ外だったんだね。」顔が険しい。いや……険しいと言うより、硬くて蒼白だ。「……。」「……え?どしたの?」「……話がある。... [続きを読む]
  • 2008/04/18 23:02chapter 58
  • 梅雨の時期に突入した頃、凛々もエンジンかけ始めた。桐谷は疲れているのか、異様に甘えてきたり、静かに部屋にこもったり、忙しさに辟易してるようだ。それを優しく元気づけたり、そっと見守る。昔の自分だったら、そんな余裕も気もなかっただろう。これから撮影場所のロケハンで、直行する。1カ所目は青々とした大草原、2カ所目は水のある深い森、3カ所目は流木があるような海。決してめずらしくない自然の中でこそ、本人の強 [続きを読む]
  • 2008/04/17 23:01chapter 57
  • 「はい、もしもし。」「凛々?いま電話大丈夫?」「早紀さんですか?大丈夫ですよ。もう会社近くで、まも着きます。」「ホント?なんかみんな風邪やら体調不良でバタバタで、ヘルプして欲しいの。」「わかりました!すぐ戻ります。」急いで会社に帰ると、たしかに人数が少なかった。ここんとこ私は早く帰ってたからな…こんなに風邪流行ってたんだ。「早紀さん、戻りました!」「凛々〜助かる!えーと、1番時間かかる作業で悪いん... [続きを読む]
  •   関連キーワード
  • 風邪
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