- 2008/04/26 15:42深い深い想い
- 「愛って深いよね」それは屋上で授業をサボっていたときのこと。授業中であるはずの緑木がやってきてそう言った。「愛がどうした?」私は屋上の入り口に立つ緑木を見上げながら尋ねる。「昨日、ドラマでさ〜」緑木はそう言って語り出した。緑木が語ったあらすじは... [続きを読む]
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- 2008/04/19 16:47無題
- 自分に子どもができたと分かったとき私は動揺した。なんとなく嬉しかった。一緒に喜んで欲しかった。でも、今の状況を考えたらそんなこと出来なかった。私たちは今、学生で親に養って貰っている身でありながら新しい命を作ってしまった。歓迎される命がある一方で... [続きを読む]
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- 2008/04/14 23:29怒れる神を触りに行く
- 雨だ……今日は雨が降っている。こんな日は椎名の機嫌が良くない。屋上に出れないからだろうか?それとも偏頭痛がするからかもしれない。こんな日はあまり近づかない方がいい……のだが。「ツバキ、椎名さんに聞いといてよ」こういう日は良く、伝言を頼まれる。... [続きを読む]
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- 2008/04/13 00:20なんてことない言葉
- 「そろそろ寝ようか」私はそういって押し入れから布団を出した。すばるちゃんは眠そうに目をこすり、こくんと頷いた。一緒に布団に潜り込んで、ふわりと毛布をかける。「ばしょうさん おやすみなさい」すばるちゃんは、そういってスヤスヤと眠りに落ちた。「おやすみ」... [続きを読む]
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- 2008/04/12 00:10雨に濡れた子猫4
- 目が覚めて最初に見つけたのは氷焔だった。「……氷焔?」つぶやいて、氷焔とヒエンが似ていることに気がつく。ヒエンがあと10年もすれば、氷焔になるんじゃなかろうか?なんて馬鹿なことを考えた。「どうしてここにいるの?」氷焔が尋ねてきたから、俺は今までのいきさ... [続きを読む]
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- 2008/04/11 00:10雨に濡れた子猫3
- 「凍也」私は凍也の名前を呼びながら体を揺する。そこはマスターが死んだ洞窟の前。大きな木の下で凍也が寝ていた。日本にいるはずの彼がどうしてここにいるのかは知らない。突然、マスターが死んだばかりの頃に日本人の青年に会ったことを思い出す。今の私たちくらいの年... [続きを読む]
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- 2008/04/08 23:21雨に濡れた子猫2
- ヒエンはスタスタと森を歩き続けていた。こんなところに森なんてあっただろうか?そう思いながらもヒエンの後をついていく。1時間ほどぬかるみを歩き続けたためか息が切れる。ヒエンは慣れているのか、普通の道を歩くかのようにスタスタと進んでいく。俺は時々、木の根やぬかるみ... [続きを読む]
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- 2008/04/07 23:31雨に濡れた子猫
- 春に降る雨は冷たい。突然降り出した雨になすすべもなく、俺はずぶ濡れに濡れてしまった。寮まではまだ遠い。早く帰って暖かいシャワーを浴びたい。俺は寮までの道をひたすら走る。あと少し、というところで寮とは反対の道にオレンジ色が見えた。雨雲のせいで薄暗く冷たい... [続きを読む]
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- 2008/04/06 23:47夜の散歩
- ピンポーン♪玄関のチャイムが鳴った。誰かが出るだろうと俺はその音を無視した。それどころでは無かったから。今は誰かと連絡を取りたかった。誰でもいいから友人と話したかった。カチャ……不意に部屋の扉が開いた。そこには父親が立っていた。... [続きを読む]
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- 2008/04/06 20:47携帯依存
- 携帯電話を曲げてはいけない方に曲げてみた。パキッ意外と軽い音がして、携帯電話が1つから2つに増えた。それは自分でしでかしたことなのに何故かとても驚いて。同時に不安と恐怖に襲われた。これが無くなったら誰とも連絡が取れないんだ。俺は手の中の哀れな携帯を抱き... [続きを読む]
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- 2008/04/05 00:18壊したくて壊せなくて
- 「たまに壊したくなるんだ」鍵がかけられていて決して入れない学校の屋上で緑木は校庭を眺めながらそう言った。「何をだ?」私は屋上の柵に背を預けて空を見上げる。「携帯電話ってさ……便利じゃない?」「そうか?」「簡単に連絡取れるしさ、電車やバスの時間なんかも調... [続きを読む]
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- 2008/04/01 01:04天に輝く星は見えない
- 今はもう、使われることのないビルの屋上。俺はそこで空を眺めていた。本来なら光輝く星が見えるはずの空は、地上で輝く星たちのせいで何も見えない。あぁ……ここから飛び降りても星にはなれないんだな。それを確認しては真っ暗な空を眺める。今すぐ大地震がきて地上の星を全部消... [続きを読む]
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- 2008/03/30 14:22雨の日は嫌い
- 雨が降ると頭が痛くなるのだから雨の日は嫌い... [続きを読む]
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- 2008/03/29 23:13本心を隠した
- 彼女は今、遠いところにいる。連絡の手段はメールだけ。From:氷焔title:元気?(*^-^)私は元気だよみんなはどうしてる?遠い国から送られてきた短いメール。お前がいなくて寂しいとか、会いたいとか色々書きたいことはあったけど。To:氷焔ti... [続きを読む]
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- 2008/03/29 22:44弱音は吐かない
- ここは南国の小さな島ここから日本はとても遠い。会いたいと思っても軽々しく会えない。私は携帯のメールボックスを開く。To:凍也title:さみしいよ日本に帰りたい凍也に会いたい宛名は愛しいあの人へ。後は送信ボタンを押すだけ。だけど私は... [続きを読む]
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- 2008/03/28 21:13伝えられない想い
- 「雨が来る」雲一つない空を見上げて、氷焔はポツリとつぶやいた。「降りそうにないけどな」そういって俺は氷焔を見た。氷焔は静かに目を閉じて「雨の匂いがする」とつぶやいてスヤスヤと寝息をたて始めた。なんだ、寝言か。と思いながら氷焔の頭を俺の膝... [続きを読む]
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- 2008/03/18 03:01もう少しだけ
- 校舎裏のベンチでコーヒーを飲んでいたら氷焔がやってきた。「うー……」ブルブルと体を震わせながら氷焔は唸る。「どうした?」俺が氷焔に問いかけると氷焔は寒い。とつぶやきながら俺のコートの中に潜り込んだ。まるで温もりを求める子犬のような仕草に俺は小さく笑った。... [続きを読む]
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- 2008/03/07 04:04ふざけんな
- 私はその言葉を言わない。何故なら全てを諦めているから。緑木はよくその言葉を使う。何故なら彼はまだ、世界に絶望していないから。「椎名ってあんまり怒らないよな」「違うよ。常に怒ってる」「そのわりには無表情だよな」「違うよ。怒ってるから無表情なんだ」... [続きを読む]
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- 2008/03/05 20:34動物虐待反対
- 優等生の振りして他人を見下しまくる選民思想の強い典型的な弱者排他型外道人間が!昼間はいい子ちゃんぶって影では動物虐待か?ホント腐ってんなお前!お前みたいな奴らがいるから世界は平和にならねーんだよ!この腐れ外道が!なに考えてそんなことしてんのかは知らねーけど今すぐやめろ... [続きを読む]
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- 2008/02/27 14:52本
- 俺は本を閉じて棚に収めた。登場人物の名前が緑木と椎名だった。緑木は俺の、椎名は友人の名前と同じで……なんとなく気分が悪い。幸せを求めて死を選んだ椎名。現実の椎名も幸せを求めてはいるが、死を幸せだと認識するほど愚かではない……はずだ。彼女の幸せに対する執着心は他に類を見ないほどだか... [続きを読む]
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- 2008/02/27 03:38赤い雪
- 目の前が赤いもので塞がれている。胸が痛い。大量の血が流れている。止まらない。このまま流れ続けるのかもしれない。私の手の中に胸の痛みと赤いだけの視界の原因となるものがある。それはぬるぬるしていて尖っている。手が滑る。雪が私の血を吸って赤く染まる。「椎名……なんで... [続きを読む]
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- 2008/02/26 04:37設定
- 設定書いとかないと忘れそうなんで今頃設定を書きます。登場人物主な登場人物は2人だけです。記述として教師とか女子生徒とか両親とか出てくる程度。名前のあるキャラは2人だけ。椎名 アサ(Asa Shi-na)アサ・朝・明日…考え中。性別は女。高校2年生、または3... [続きを読む]
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- 2008/02/26 03:34やってみないと
- 再びチャイムが鳴り、授業が始まる。その間、俺たちは無言を守り続けた。「やってみないとわからない」俺がそういうと椎名はしばらく考えてから「ならばやってみよう」と返した。「今日から私とお前は友人だ」そういって俺に手を差し出す。俺は呆然とその様子を眺... [続きを読む]
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- 2008/02/26 00:56開いた扉と不良少女
- いってー…と小さく呟く。「あぁ、ごめん」開かないはずの屋上の扉を開けたのは同じクラスの椎名アサだった。椎名は少しも申し訳なくなさそうに謝罪し「そこでタバコを吸うのはおすすめしない。火災報知器がなるかもしれないし」とだけ言って俺が文句を言う前に視界から消えた。俺... [続きを読む]
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- 2008/02/26 00:10友達と開かない扉
- 俺の名前は緑木ツバキ。高校2年生だ。俺は遅刻魔でちょっとだけ不良なので、クラスから少しだけ浮いている。当然、友人も少ない。だからいつも1人で行動していたんだ。ある日、美術の授業でお友達の似顔絵を描きましょうなんてことを教師が言い出した。友達なんていない俺は授業をサボること... [続きを読む]
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