語流 さん

語流さん: 物語NOTE
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プロフィール

ハンドル名語流 さん
ブログタイトル物語NOTE
サイト紹介文自分の「こんな話が読みたい」をもとに書いた創作小説。現在「青葉の時」という物語を更新中。
自由文○更新中
 「青葉の時」…大学の人形劇サークルの仲間たちの物語。「若葉の時」の続き。

○完結済み
 「宇宙の風」…宇宙の彼方で行方不明になった想い人を探しに行く、軽いSF風味の物語。  
 「Mugen」…軽いアクション・友情もの。
 「忙しい夏」…「Mugen」の続編。夏休みの話。
 「Steady go」…演劇への夢を追いかける主人公の、友情もの。

読んでいただければ嬉しいです。
参加カテゴリー
更新頻度(2年)情報提供301回 / 218日(平均9.7回/週) - 参加 2008/03/08 16:56

語流 さんのブログ記事

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  • 2008/10/06 21:43ピアノマン#1-最終話
  • 「・・・なんのつもりだ? わざと怪我なんかしやがって」 この店の店員であったはずの男が、およそ堅気の人間らしくない目つきで、黙々と傷の手当をしている青年を睨んだ。店のエプロンとともに酒場の陽気な店員の雰囲気を脱ぎ去れば、この男もまた裏世界に染まった人物だった。 政府から依頼された非公式の仕事を実行犯に仲介する『仲介屋』であるその男は、サカタと呼ばれている。少なくとも、それ以外の彼の名をユイトは知らな [続きを読む]
  • 2008/10/05 23:48好きな音楽
  • 普段は日本の歌ばかりなのですが、ときどき、無性に洋楽が聴きたくなることがあります。でも、外国の歌手に全く詳しくないので、昔パソコンに入れていた曲や、持っているCDを聴いて満足します。CDを持っているのはビリー・ジョエルとクイーンだけです。すごくファンだというわけではないのですが、昔、すごく好きで嵌まってしまった曲が入っているので買ってしまいました。後はたいてい好きなミュージカルの曲です。一番好きなのは... [続きを読む]
  • 2008/10/05 12:19青葉の時23-緊張
  • 「じゃあ、いよいよ本日の公演を開始します。今日一日、よろしくお願いします」「よろしくお願いします」 演出長の千裕の発声に、全員で小さく声を出し、立ち上がった。 公演開始直前の舞台袖の中。けこみを隔てて向こう側の客席スペースは、この規模の会場としては十分すぎるくらいの子どもたちで埋まっていた。 始めのお姉さん役の千裕が、ひらり、と袖とけこみの間に取り付けられた入り口の布を翻して舞台の前に出て行く。「... [続きを読む]
  • 2008/10/04 17:33ピアノマン#1-4
  •  あの青年は、まだ帰っていなかったのか、とコウジはぼんやりと思った。 店が引けて客が帰ってから店内のピアノを借り、客向けの演奏ではなく、自分の心の赴くままに弾いているのだろう。胸が締め付けられるような切ない旋律が気の済むまで繰り返されたかと思うと、不意に転調する。リタルダンドで終わるのかと思いきや、また前のフレーズの繰り返し。青年の表情は照明の陰で見えないが、ただただ演奏に没頭しているように見えた... [続きを読む]
  • 2008/10/03 23:41ピアノマン#1-3
  •  男は疲れに足を引きずりながら店の扉を開けた。 チカチカとネオンが眩しい派手な看板が取り付けられた場末のバー。出す酒はありふれたものばかりだが、値段はそれほど安いというわけでもない。それでも、ここは男にとって金を払ってでも訪れる価値のある店だった。 扉を開けると、店の騒音が耳に飛び込んでくる。さっと店内を見回し、男は舌打ちをした。(見当たらないな。今日は、はずれか) 目当てのものには有りつけないよ... [続きを読む]
  • 2008/10/02 23:53青葉の時22-公演直前
  •  公演当日。全員時間通りに集合した。達郎もきちんと集合時刻に間に合っていた。彼自身が言い渡されていた30分前集合はできていなかったが。「タツ、額、どうかした?」 竹久が真新しいコブができている達郎の額を面白がって触ろうとしている。晴乃はその様子を見ながら、朝、達郎の携帯に電話をかけたときのことを思い出した。 1分近く呼び出し音がなり、眠そうな声で出た達郎が、晴乃の名乗りを聞いた途端、は、晴乃ちゃん?... [続きを読む]
  • 2008/10/01 22:43ピアノマン#1-2
  •  一方、怯えまくっている政治家は、夜中に目を覚ますと、扉の前を守っているはずのボディガードたちの姿が消えていることに気づき、パニックに陥っていた。慌てて通信機の発信番号を合わせ、ガードの男たちに連絡を取る。しかし、どれも一切応答が無かった。 コツコツ、と、控えめなノックの音が響き、隣室で休んでいるはずの秘書の男が入ってきた。「先生。ボディガードはどうしたんです?」「ああ、君か。それが、どこかに行っ... [続きを読む]
  • 2008/10/01 00:48並行して
  • 急に秋らしくなってきました。明日からはもう10月です。週明けから雨が続いていますが、これがあがったとき、暑すぎず寒すぎず、秋晴れのいい気候が訪れてくくれればいいなあと思います。小説の方は、「青葉の時」が2、3日に1回の更新になりそうなので、その合間に、並行して別の話をUPしていきたいと思います。割と日常的で平和な「青葉の時」の反動(?)で、アクション多めの、作者の趣味全開の話になりそうです。3〜5話程... [続きを読む]
  • 2008/10/01 00:17ピアノマン 登場人物
  • ユイト  (酒場のピアノ弾き)  世界政府の指令で、第一級危険薬物『DKマジック』の中毒患者に中和剤を撃つ仕事をしている。100件の仕事をこなせば本物のグランドピアノを譲り受けることを条件に契約を結ぶ。普段はサカタの酒場で古い電子ピアノの演奏のバイトをしている。ひょろりとした長身痩躯で、髪もぼさぼさの伸び放題。漂う雰囲気は退廃的で「めんどくさい」が口癖。サカタ  (酒場の店員・仲介屋)  普段は酒場の店... [続きを読む]
  • 2008/10/01 00:05ピアノマン#1-1
  •  黒塗りの高級車がホテルの裏口に横付けされた。 音もなく扉が開き、まず、黒いスーツに身を固めた一目でボディガードだとわかる風体の男たちが先に降り立った。辺りに警戒しながら後部座席の扉を開く。そこから恐る恐るといった様子で降りてきたのは、最近世間の話題をさらっている、ある汚職事件に関与したとされる世界政府の重鎮だ。その後ろから秘書が続く。 太った政治家は、よほど後ろめたいことがあるのか始終びくびくし... [続きを読む]
  • 2008/09/29 10:28青葉の時21-通し稽古
  •  公演一週間前。竹久は結局、日帰りで帰省することにしたようだ。一日だけ抜ける、と西尾に連絡してきたらしい。 通し稽古のため学生会館に移る前日に音響、照明のセッティングを終えてから行くことで西尾も同意した。妹の墓参りという事情を聞いてしまった以上、帰省するな、とは言えない。 学生会館への大移動の日は、四回生たちも総出で手伝いに来てくれた。「悪かったわね、ほとんど練習を見に来られなくて」「先輩なのに何... [続きを読む]
  • 2008/09/27 12:16秋風
  • 最近、朝晩涼しくなってきたと思ったら、今日は朝から秋の風が吹いています。朝起きて一歩部屋を出ると、空気がひんやりしていました。(廊下はいつも小窓が開けっ放しなので)服装も、いつもの夏と同じ格好(半袖短パン)だと寒くて、上に一枚着込んでしまいました。日差しはまだきつめですが、風が涼しいと気持ちがいいです。しばらくこんな気候が続けばいいのになあと思います。いつも利用するレンタル屋さんで半額クーポンが配 [続きを読む]
  • 2008/09/27 11:33青葉の時20-諍い
  •  9月に入り、最初の一週間は、他県出身者の帰省のため、自主練習となった。今回はなるべく日程を合わせて帰省し、少しでも早く再び人数がそろうようにした。 大学の夏休みは8月9月の二ヶ月間だ。10月から後期の授業が始まる。毎年恒例のTIMの秋公演は、10月の最初の土曜日である。 仲間たちがぞくぞくと実家から戻ってくると、ボックスの大きな作業台は各地からの土産物で一杯になる。着々とそれらの銘菓を消費しながら、練習が... [続きを読む]
  • 2008/09/26 00:11青葉の時19-名前の由来
  • 「そういえば、『人形劇団TIM』のTIMって、何の略なんだろうな?」 達郎がふと、思いついたように言った。そう言われれば、名前の由来って聞いたことがなかった、と、晴乃も気になってくる。 昼下がり、いつものように練習前に達郎と二人で待ち合わせ、発声練習に付き合ってもらった。気持ちよく声が出せたことに満足した晴乃は、ボックスに帰ってきて、その後これまたいつものように彼の縫い物を見ているところだった。「そうい [続きを読む]
  • 2008/09/23 00:43青葉の時18-頼みごと
  •  達郎にバス停まで送ってもらうのはもう何度目になるだろう。隣を歩く長身の横顔をちらりと見上げながら、晴乃は考えていた。 もともと人見知りしがちな性格で、特に男の子とは、高校卒業まで必要最小限の会話しか交わしてこなかった晴乃にとって、達郎は、珍しく緊張せずに自然体で過ごせる相手である。 大学を歩いていれば、明るいキャンパスライフを求めて手当たり次第に女の子をナンパして回る男子学生は多く、彼らはそれな... [続きを読む]
  • 2008/09/22 01:27近況覚書
  • 久しぶりの日記です。自分のための覚書に、最近のことを書いておきます。毎月三回ピアノを習っています。ずっと課題曲ばかりだったのですが、最近、自分で好きな曲を選んで弾くことができるようになりました。今『少年時代』をやってます。やっぱり知っている曲を弾けるのは楽しいです。季節外れにならないうちにマスターしたいです。最近、高校時代にやっていたバドミントンを職場の人とときどきやっています。体は全然昔のように [続きを読む]
  • 2008/09/20 23:49青葉の時17-練習開始
  •  二週間の期限が来て、自分の人形を完成させることができなかったのは達郎だけだった。 最後の二日間はボックスに泊り込み、達郎は根性で人形の本体は完成させていた。しかし、わりと凝ったつくりの人形の服に、かなり苦戦していた。眠い目を擦りながら慣れない縫い物を頑張ったようだったが、あと少しというところで間に合わなかった。「達郎、未完成はお前だけだな。・・・・・・まあ、焦らず残りをしっかり仕上げろよ」 達郎の頑張... [続きを読む]
  •   関連キーワード
  • 人形
  • 2008/09/19 00:01青葉の時16-人形作り
  •  それから二週間、晴乃は、千裕と時間を合わせ、二日にいっぺんの頻度でボックスに顔を出し、人形作りにせいを出した。日によってボックスに他のメンバーも姿を見せた。 真面目な性格の、部長の西尾は、人形が出来上がるまでは毎日顔を出し、こつこつと作業していた。達郎もよくボックを訪れて西尾から作り方を習っているらしく、顔を合わせることが多い。二人と対照的に、竹久は三日間ほどほとんど泊まりこみかというくらい続け [続きを読む]
  •   関連キーワード
  • 人形
  • 2008/09/17 01:38青葉の時15-得意なこと
  •  翌日、千裕がバイトから上がるのを待って、昼食を食べに行き、そのまま一緒にボックスに向かった。今日からさっそく人形作りに取り掛かるのだ。 二人してボックスの扉を開けると、中には既に先客がいた。日野達郎と西尾然平だ。二人とも椅子に腰掛け、作業台に向かっていたが、その身の回りは対照的だった。 達郎の周りにはレポート用紙やチラシの裏紙が散乱し、くしゃくしゃに丸められた紙くずも足元にたまっている。だがそれ [続きを読む]
  • 2008/09/14 11:52青葉の時14-配役
  •  やがて、千裕が人数分の台本をコピーして戻ってきた。 秋までに新劇を準備するとすれば、もう余裕はない。今日は配役まで決めておくことになった。演出長の千裕が希望を聞くと、達郎が勢いよく手を上げた。「はいはーい! 俺、やまんばがいい」「・・・気が合うな。俺もだ。じゃあ、じゃんけんだな。いくぞ」 すぐにじゃんけん体勢に入る西尾についていけず、慌ててよく考えずにグーを出した達郎はあっさり負けてしまった。「無 [続きを読む]
  • 2008/09/13 14:22青葉の時13-古い台本
  •  今後の活動は、まず台本が決まらないことにはどうにもならない。五冊の台本が並べられた部屋の中央の作業台を囲み、一人二票までという条件で決を採った。 結果、一番多く票を集めたのは驚いたことに、晴乃の台本だった。『三枚のお札』という昔話を下敷きにした晴乃の台本は、物語としても魅力がある。それに、他の台本が、TIMの公演用の新劇としては向かない点があり、晴乃の台本が一番TIMの人形劇として向いていた。なにしろ... [続きを読む]
  • 2008/09/11 22:53青葉の時12-それぞれの台本
  •  軽く片付けた台の上にそれぞれの持ってきた台本が並べられた。「じゃあ、とりあえず、一通り目を通してみよう。順に回しながら読んでいこう」 西尾の仕切りで、それぞれ自分以外の台本を手に取った。しばらくの間、沈黙の中、ページをめくる音だけが室内に響く。 晴乃が始めに手に取ったのは、千裕の台本だった。きちんと台本の形に書き下ろしている。内容は、童話の王道といった感じで、お姫様と王子様、悪者の大臣、その家来 [続きを読む]
  • 2008/09/10 23:54青葉の時11-集合
  • 「晴乃、元気だった? 一週間ぶりね〜」 ボックスの前で千裕に会った。彼女に会うのはその言葉通り一週間ぶりだ。夏らしいプリントのサマードレスを着た千裕はもとが美人なだけに、人目を引く。同性ながら、どきどきしてしまう晴乃だった。 一緒にボックスに入ると、西尾が部屋の真ん中にでんと置いてある作業台の前に座り、ノートを広げて何やら書いていた。一週間前まで乱雑に物が置かれていた台の上はいつの間にかきれいに片 [続きを読む]
  • 2008/09/08 22:19衝動的に
  • 急に欲しくなってペンタブレットを買ってしまいました。何に使うかと言うと、仕事とかではなく、純粋に、自分の楽しみのため。八月末、最後の休日に、「パソコンで(手軽に)イラストかきたいな〜」と思い、考えること一週間、先週末に衝動的に買ってしまいました。お絵かき用ソフトがついていたので、早速インストールして遊んでます。でも、初心者なので、あまりやり方がわからず…。(背景が変なことに…)いろんなお絵かき講座... [続きを読む]
  • 2008/09/08 21:37青葉の時10-台本
  •  大学が休みに入ると、大学から離れた場所に住む自宅通学生の晴乃は、必然的にTIMのボックスから足が遠のいた。 講義のある日はほぼ毎日足を運んでいた場所であるだけに、行かないとなるとなんだか手持ち無沙汰な気がする。でも、県外の大学に進学した友人から帰省の連絡をもらって一緒に食事に出たり、地元の友達と遊びに行ったりしているうちに、それも気にならなくなった。 けれど、頭の隅には片時も離れず、一週間という期... [続きを読む]
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