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- 2008/07/26 01:45メーデー
- ニッキのため息ハッカのあくびシャツの刺繍は解けっぱなし内緒話に鉛の眼鏡気球の門番やり過ごす村で黙ってお茶を飲み汽車で踊って町で寝るリボンの島じゃドーランと腿のバターが含み笑いマラリア恋しきゃ除隊しろ極楽鳥なら鍵奪え蛇口の数だけ伸びる髭呼ばれる度に痩せる文字母と子供で作った双子通せん坊で銭を撒くこれじゃ全くカストリ日和汚れぬように着物敷き瓶詰腸詰チクロのドーナツ買ってやるから [続きを読む]
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- 2008/06/23 02:45コーラス
- 明日は怠惰なゴムのあくび静かな足踏み警笛を置き去りにして扉は口ごもる 昨日はただ衣擦れの浅瀬忘れたシンバル魚になった車掌は帰り私は書き留める 大きな帽子は平仮名を拾う窓から誰かが傘をさす駅まで風呂に浸かった二人溶けたがる一人 今日も公園のブランコ乗りは白い二進法遠回りして帰るから電話はいらない [続きを読む]
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- 2008/06/06 00:56エコー
- 破れかけた緑の網にかかった半分だけの海退屈しのぎに雲は流線形の声を投げる削られたばかりの鉛筆の森で誰かを待つ看板諦めた二人は自転車のカゴの中で歌う老婆の出した手紙の束の小屋の屋根にとまった鳥が見つめるテレヴィジョンもきっと子供のころから眠り続けている錆びた硬貨で買ったパンの零れたジャムはもう砂の中おかえり、おかえり [続きを読む]
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- 2008/05/01 18:29花
- 無口な異国の囚人が天井に汲み上げた井戸水にマニキュアをしたヒバリたちが静かに手を浸す人の良い司会者は草むらにこっそりサイダーの瓶を隠し背広のボタンは飛び散ってその下を折り紙の電車が通る風は冬にアイスクリームを食べすぎたから歯を磨いて今はバナナのにおい交差点に誰かが置き忘れたカンバスを見て涙ぐんだ制服の少女は下着をそっと直すマトリョーシカよ背筋を伸ばせ疲れた眼差しになる前に [続きを読む]
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- 2008/04/05 04:33赤
- 電信柱にほおずき生って松ぼっくりも巣に帰る私は坊やのつっかけ履いてどこにも口ないポストを探す二人で一つの絵日記はでたらめだけを書く約束横顔だから眼鏡はかけず開けたら煤だけこぼれ落ちる途中で切れた階段で見下ろす一輪車の広場誰かの息が撫でるのは昨日の晩の引っかき傷一度だけ合った七並べ造花の庭の人形遊びあの子のセルロイドの腿にはらはら落ちた雫を見てた木箱の親子が目指すのはお空に浮か [続きを読む]
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- 2008/04/02 03:30双子
- 聞いてるの聞こえてるよ眠いんだ眠いのかないつもそれだねそれはいつもだね真面目な話だよ話すのは真面目だよおじさんが海へ行った時のこと海に行った時のおじさんのことおかしな話でしょこれはこれはおかしな話だよそんなのもわからないのそんなだからわからないよ書いたのは詩のつもりなんだ詩を書いたつもりなんだ犬が噛んだんだね噛んだのは犬なんだねいいかげん普通に話をして普通の話をいいかげ ... [続きを読む]
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- 2008/03/31 03:49おままごと
- お人形が私私がヒヨコヒヨコにお人形の花嫁衣裳私の名前でご挨拶ホオズキむいたラムネの玉がたんぽぽ添えるカタツムリかごのチョウチョを逃がしてあげてかわりに羽を広げてみせてさくら貝なら飼いましょう内緒で離れの鍵を開け写真の人と刀で遊ぶ喉がとっても渇くのにもらった水筒中は空ライカを向けてはいチーズリンゴで作った盃で三々九度四十九日箪笥の錆びたお金をもらい買ったお菓子の缶の中大人 ... [続きを読む]
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- 2008/03/26 22:30電話
- 電話が鳴った君が鳴いた水をやり過ぎベコニアが枯れた電話が鳴った僕が鳴いた地図には付箋珈琲は冷めた電話が鳴った二人が鳴いた朝に日が暮れ雨は黙った電話が鳴った猫が鳴いた券を受け取り窓口に並んだ ... [続きを読む]
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- 2008/03/26 22:10オルガン
- はじめはうしろきもそぞろひとりおやすみあとおはようえかきにならずじもかかずオルガンならしてうたいますなまりのふうせんさわぎたてめがねのラッパはなきわらいはちまきまいたカラスのすはみがきせずにおちばだきおこったかみさまくしゃみしてかつらとおひげがとれましたあそぼとおうちをたずねたらおよばれしてないたんじょうかいおわりはむくろとをしめろひとりおやすみごきげんようおよめにい ... [続きを読む]
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- 2008/03/26 00:07メトロ
- 回る止まる回る止まる夫の顔を確かめに海辺の町へ行く妻はこっそりピルを詰めこんだカバンを大事そうに抱えている遠い国の村で地図が燃えた話と注文したものが中々出てこないレストランの話を書いた作家は表紙とは違う名前を答える開く閉じる開く閉じるいつも約束を破る恋人の問い掛けに上の空で返事をする青年はとっくに小さくなった飴を舌で転がしている何が間違いか答えられる学者は何が正解かは答え ... [続きを読む]
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- 2008/03/25 23:59カメラ・オブスキュア
- ため息でできた雲午後の喉の渇きやり飽きた心理テストふいに覗く外肩のギターの重み夕日色の髪鼻に残る記憶体温の戸惑い全ては逆さの橋の上 ... [続きを読む]
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- 2008/03/25 00:08くりかえし
- 青が白に寄り添って緑がうなだれている台所で水滴は雄弁にキスをして勝手口から出ていく黄が黒に苛まされ乳房に思いを馳せるので計算式はうたた寝と黙ってチェスに興じる冬あるいは、朝島はまだ旅行中で電話はただ無事を祈られていた ... [続きを読む]
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- 2008/03/23 23:43シーン
- 街灯の夢 足跡の雨 羽音の祈り 煙草のけむり 君はつぶやき やがて目を閉じ バスを乗り過ごす 祭り帰りの少年達は はしゃいだふりをしてみせて 僕はお茶を入れる 鉄塔の声 草むらの笛 隠れ家の跡 絵の具の窓 君はとまどい やがて手を振り ポケットを探る 散歩帰りの恋人達は 疲れたふりをしてみせて 僕は猫と遊ぶ ポストを開ける度 こぼれるため息が 曲がり角でお喋りしてる 公園で誰かが 泳いでい ... [続きを読む]
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- 2008/03/22 00:02雪
- その内気な男のせいで化粧の崩れた女は目を背け三人兄弟の次男は介抱に頭を悩ませる彼はと言えば行列の先頭と小競り合いをし別の部屋では隠居した三人が派手な服を着て怠惰な茶を啜る小柄な夫婦はドアのところで手持ちぶさたにそれを見つめ背の高い若者は安物のセーターの毛玉を気にしているやがてスピーカーから壊れた音が響き殆ど聞き取れないいつもの言葉を呟くと身構えるのでもなく憤るのでもなく皆た ... [続きを読む]
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- 2008/03/21 23:15足音
- どこかでチャイムの音がした誰かが昔話を始め色の足りないクレヨンで絵本を全部塗り替えたどこかでチャイムの音がした 消毒液の作り笑い永遠に続く点滴に魚に戻ったままになるどこかでチャイムの音がした おもちゃの箱は行ったり来たり沢山の靴が雨降らし階段の歌は聴こえないどこかでチャイムの音がしたそのうち猫もぐっすり眠る冷めたスープを温めて残りは明日の朝食べよう ... [続きを読む]
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- 2008/03/20 04:35smorzando
- 繰り返す4小節ピアノごと透けていく昼下がりあなたは床一面に散らばったカードの9を探している開け放した窓の内側に鍵壁に古新聞を貼ったアトリエ名も知らない果実のジュースを口に含むあの夜水のないプールで二人とも笑った大きらいだとそして枕元に置いたぬいぐるみの理由をあなたは答えず信号が消えた迷い込んだ羽毛冷めたスパゲッティ少しだけ昼寝して影が見えなくなるまで暗くなったら似顔絵を ... [続きを読む]
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- 2008/03/19 02:12夕暮れ
- 夕暮れ駅を出てくしゃみ僕は売り切れたパンの言い訳を探す眠そうな君とすぐに黙る犬シャボン玉が通り過ぎてこっそりと手を繋ぐどこまで?煙突の所まで何色?好きな色でいいよ長いスカートが駆け上って濡れた鼻が駄々をこねて僕はなんだか可笑しくなってやがて犬越しにキスをして約束をするとずっと見ていた空が咳払いをしてスケッチブックを閉じて灯りが落ちるそしてやっと僕は時計を見る ... [続きを読む]
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- 2008/03/18 00:01シルヴィ
- 朝ママがお祝いしてくれた私はまだ子どもだから学校をさぼった喫茶店でミルクを飲んだ私はまだ子どもだからコーヒーじゃなくて立ち読みして手紙を書いた私はまだ子どもだから猫の封筒に入れて海まで歩いて船に手を振った私はまだ子どもだからあなたに着いていかないそうして暗くなって黒板に書いた私はまだ子どもだから「忘れないために」さようならさようなら私はまだ子どもだから ... [続きを読む]
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- 2008/03/17 00:02カプリッチョ
- 一体何度言ったらわかるんだ?取扱説明書が見つからないんだ冷蔵庫に時計を詰めるなお前のホースは引き出しの中だってば お袋? 妊娠なんかしてないよただ首と乳首を寝違えただけ首と乳首首と乳首真っ黒けっけもうジャガイモだけは勘弁してくれお前の奥さんすごいブスだなあの石器を見つけたのは俺だよだからリモコン隠すなってば静かにしろ! 卓球のようなものをやれ!まあドイツ製じゃないけどな話は変わり [続きを読む]
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- 2008/03/16 23:43扉
- 緞帳係の君が砂浜で眼鏡を拾うと路上生活者の死体は辻褄を合わせたやがて恋人が愛され決定的な火を焼べると向日葵も虎の眼も行列に並ぶしかなかった音楽は終わらず柔らかな行進は中止無精髭と脂身は裏庭で仮眠を取るそしてとても残念なことに浴槽は水晶になった僕はまだ手紙を待っている [続きを読む]
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- 2008/03/16 03:12るすばん
- お庭でひろった日光写真二重うつしの池と雲裸電球セロファン巻いて幻灯機にして見せましょう茶びつの中のドロップは残っているのはハッカだけ誰ものぞいてくれなくて退屈だから飛んできた丸い窓からこっそりと出てきた小人が手風琴障子の裏で影絵を見せて柿の実もいで駆け足逃げるたらいに浮かべた千代紙の舟沈まぬ先の願い事縁側シャボンをふうっと吹いてお手玉する間にはだかんぼう動いちゃだめくすぐった ... [続きを読む]
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- 2008/03/14 03:35いたずら
- お庭でひろった日光写真なくしたとばかり思ってたお池にうかんだシュークリームヒコーキ作って飛ばしましょうお台所のチョコの箱残っているのはお酒入り誰ものぞいてくれなくて退屈だから飛んできたお隣の塀の飾り窓こっそりでてきた小人たちカーテンの裏影絵を見せてチャイム鳴らして駆け足逃げるお風呂にとかした緑の絵の具魔法の泉に願いごとうぶ毛の水玉ふうっと吹いてはだかんぼうで結婚式あたしママの ... [続きを読む]
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- 2008/03/13 00:04灯台
- 扉の前で最後のキスをしよう 耳飾りが揺れて音楽は終わるあらかじめ消えた手で収穫に出かけようそれはポケットの中のメモの言葉覚えているのはカーニバルの夜幾千もの花火と一つだけの嘘どこまでも階段を上り明かりをつける待ちくたびれた鳴き声流れ着いた木箱子宮の中からかすかに聞こえる波の音忘れた頃にきっと手紙が届く ... [続きを読む]
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- 2008/03/12 04:08あゆみちゃん
- 丸々太ったあゆみちゃんはすれ違いざま誰かにデブと言われて息が出来なくなるくらい大泣きするけれど次に首にギブスをしたハゲとすれ違ったら今度は息が出来なくなるくらい大笑いする丸々太ったあゆみちゃんはストレス解消にお菓子をよく食べるだからまた太って太るとそれがまたストレスになってもはやどっちがどっちだかわからなくなってとりあえずアイシャドーの色を変えてみたりする丸々太ったあゆみちゃんは親友 ... [続きを読む]
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- 2008/03/11 05:31日曜日
- 火燵を担いだままトイレに行こうとした君がオナラをした拍子に中川の方まで飛んでいったので暇つぶしに窓から猫の額ほどの庭で日向ぼっこをしている幽霊たちを眺めていたら何か気に障ったらしくやたらヒビの入ったコンタクトレンズを投げ込んでくる一方引き合いに出された猫は憤慨して肉球のせいでバイエルが上手く弾けないのを全てエロゲーの悪影響だと言い張り僕はといえば昨夜駅のホームでぶつかった女の子が担いでい ... [続きを読む]
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