- 2008/03/27 17:2907 暴露
- 「ふーん。まつ毛ねぇ。」楓太はそう言って まったくないまつ毛を無理につまむ。最後の講義は 楓太と一緒だった。数時間前に告白してきたのに 楓太はいつものように私の席の隣に座った。逆に告白された私のほうが 少しだけ照れて赤くなっていた。ミチと同じ講義じゃなくて良かった。私は ミチや楓太のようにモテる側の人間じゃないのだ。ちょっと好意があると分かったら 少しだけ緊張し 少しだけ相手を異性として意識して... [続きを読む]
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- 2008/03/27 17:0006 幸福
- 葉月って子 ミチに気があるんじゃない?講義が終わり教室に出ると 私はミチの耳元でそう言った。「ふぅん。」ミチは よほどまつ毛を褒められたの嬉しかったらしく右まつ毛をつまみながら返事をした。そして私の顔をマジマジと見つめる。もう 今にもキスをしてくるんじゃないかと思うほど 顔を近づける。「ハルちゃん…そのまつ毛偽物だよね?つけまつ毛ってやつ?」違います。まつ毛エクステです。って今はこんなこと話して... [続きを読む]
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- 2008/03/22 16:3705 ライバル
- ミチが女になる宣言をしてきて めちゃくちゃ動揺してその動揺を落ち着かせようとして 食堂でご飯食べてたらミチの幼馴染の楓太に告白された。動揺に動揺が重なって 私の心臓は疲れきっていた。こんなに疲れたのは久しぶりだ。もう漫画だったら 私のバックに“ぐったり”という言葉がついてるだろう。それでも まだ私には講義が残っている。これから まだ3講義も残っている。時間にして4時間ちょっと。耐えられない。ヨボ... [続きを読む]
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- 2008/03/21 11:5404 嘆き
- 学食のメニューで 一番安くておいしい ハタハタオムライスを食べる。国旗が刺さっているだけの ただのオムライスなんだけど 今日の国旗を見て私は驚く。赤 白 青 白 赤 と順序良く並べられた国旗。これタイの国旗だ。ニューハーフが多くて有名なタイ。その国旗が たまたま私のオムライスに刺さっていた。ミチの説得に失敗して落ち込んで ご飯を食べて元気になろうとしたのに。元気どころか落ち込むわ。国旗を抜き出し... [続きを読む]
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- 2008/03/13 18:1703 訴え
- 「ハルちゃん おはよう。」逆立ちをして来たのかと思うほど ミチの髪はフワフワと空に向って立っていた。私は玄関ドアを開けて ミチの髪型を見て数秒笑った。「ミチ…髪すごいよ?用意終わるまで入りな。」うん。ミチはそう言いながら 手で瞳をこすり部屋に入ってくる。時間は8時。ミチは大学への登校を一緒に行きたくて 私のアパートに来る。こうなったのも私が朝のバスで痴漢あったから。軽くお尻を触られ 耳元で「気持... [続きを読む]
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- 2008/03/09 16:0002 悩み
- 大学2回生 春希さんからの悩み。すんごく好きな彼氏が女になろうとしてます。どうすればいいですか?「別れろ。」スッパリと言いきると じゃぁ。 と言って電話を切ろうとする。「ちょっと桃!!もっと 真剣に悩んでよ!!」目の前に桃はいないけれど 無意味に立ち上がる。「はぁ?あのねぇ 私忙しいの!これからバイトなんだから!」壁にかけられた時計を見る。もうすぐ20時だ。これからお風呂に入って寝ようとしている... [続きを読む]
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- 2008/03/06 10:1801 出会い
- 入学式のオリエンテーションでのこと。「ここ空いてる?」「あっ…はい空いてます。」ミチは私の隣に座った。瞳はココア色で濁り知らず。鼻はスッとしていて高くない。唇はすごく薄い。この人 私のすごく好きな顔だ。ミチを初めて見た時の私の感想だ。配られてくるプリントをミチに渡すたび 私の手は震えていた。ミチはそれを見て笑い かわいいね。って言ってくれた。その瞬間 私は心の中で叫んだ。すばらしいぞ!大学生活。... [続きを読む]
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- 2008/03/04 17:30prologue
- 確かに前々から思ってました。女々しい人を彼氏にしちゃったなぁ。とちょっと怒っただけで すぐ泣くしファミレス行ったら 必ずデザート食べるし少年マンガよりも少女マンガ読むし時々 ピンク色の小物身につけてくるしでも顔はもちろん 体も男らしいし女々しい女々しいと言っても 実際は柔道有段者だし見た目と中身のギャップが違っていて そこが好きだなぁって思っていました。色々と男の人と付き合ってきたけれど 今の彼... [続きを読む]
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- 2008/03/02 09:00epilogue
- 21歳になる1週間前。私は 虎之助に彼女が出来た後 かなり落ち込んでいたみたいだ。んで 元気がない理由が 自分にあると全く気づかない虎之助は私を心配して「すごく元気になるよ。」と KIYOSHIのCDをあげたらしい。まぁ 虎之助が大好きだった私から見れば「元気がない理由」は何か気づけよ!とビンタをしたかったにちがいない。でも 行動に動かせない私は 素直にKIYOSHIのCDを曲聞き KIYOSHIを好きなった。そして 熱... [続きを読む]
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- 2008/03/01 11:00birthday
- ピッ…昔の約束ピッ…最悪な日ピッ…自称天使ピッ…恋人ピッ…黒猫ピッ…ピッ…ピッ…なんだ?この電子音?色々考えたいのに すごくじゃま。ピッ…この音消せないのかなぁ?あっ 私が消せばいいのか。瞼を開く。ピッ ピッ ピッ ピッ私は音が聞こえる方を見た。本当は体を動かして見たいんだけれど 体どころか顔さえも動かせない。意識だけがあり 体は眠っている感じ。だから瞳だけ 音がする方を見る。あっ この音は止め... [続きを読む]
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- 2008/02/18 14:557日目 scene04
- 太陽が朝を告げるため 光りを私にあて フッと意識を戻した。私は自分の部屋にいた。起き上がって 最初に確かめたのは もちろん自分のお腹。見たくもない ふくよかなお腹が瞳に映る。体系的には大丈夫じゃないけど でも大丈夫。無傷だ。「良かったぁ。」体中で息を吐き出す。本当 刺された時はどうなるかと思ったよ。まさか紫音に刺されるなんて しかも男問題で。こんなこと虎之助に話したら 「お前 夢見てるんじゃない... [続きを読む]
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- 2008/02/13 13:467日目 scene03
- 潔のマンションに着くころには私の瞳は 涙によって視力を失っていた。世界がずっと水に浸ったままで 視界はぼやけている。潔からもらったハンカチを瞳にあてたまま 私は車からおりる。「車置いてくるから 先にマンション入ってな。」本当に泣かすつもりなかったんだけどな。潔はマンションに着くまで そう言いつづけ 私の頭を撫でてくれた。その優しさを思い出し私はこの瞬間さえも明日はないと思ってしまい さらに泣けて... [続きを読む]
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