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- 2008/07/29 08:32最強ブラザーズの戯言
- おはようございます。倭です。 いやいや、夏休み、倭はかなり堪えています。制作の場と時間が限定されるのはきついですね。やるべきことはやってますから、家人に迷惑はかけてませんが。もう、じたばたしても仕方がないですからね。地道にチビチビと更新致します。 今回はちょっとお遊びなイラストをUP! 日頃のキャラクター様方のご意見(不満?)を聞いてみました。初回は『最強ブラザーズ』こと、主人公の神結霊と兄上様の氷 [続きを読む]
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- 2008/07/28 05:38SPIRITUAL〜東日流神国物語 68
- 「只人贔屓な神威らしい行動でございますな」 弓弦の能面のような白面が僅かに緩んだ。「笑い事ではない。神威の沽券(こけん)に関わることだ」 玖理比古は半分閉じたような重い双眸を眇めて対面の弓弦を見遣るが、彼女はそれに動じる様子もなく軽く失笑して受け流す。「沽券だなどと大袈裟な。過保護な養い親よと笑って受け流せばよいのです。審神者の三つ頭たる玖理殿が、御心を砕くことでもありますまい」「しかし、その娘は... [続きを読む]
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- 2008/07/26 03:31人物設定資料 其之壱
- ずいぶん前に、そのうち公開しますと言っていた人物設定の線画です。人物紹介文と合わせてご覧いただくと良いかと思われます 阿古耶 阿泡比古(アワヒコ)付きの侍女で、伊十勢(イトセ)の乳姉妹。三人は幼馴染という間柄で、かなり仲が良い。第壱部での活躍の場は殆どないが、今後のために仮登場。人生最大の選択に悩むことになる伊十勢を影から後押しする。 卜部具視 彼もまた王権祭祀族の三大名門、卜部... [続きを読む]
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- 2008/07/24 03:01SPIRITUAL〜東日流神国物語 67
- 宮殿の本殿の大広間、御前の間に弓弦(ゆみづる)はただ独りで座している。 御前の間に面した南庭に敷き詰められた、玉砂利の白洲に視線を落としている。 その感情の薄い瞳は、右眼だけが息を呑むほどに紅い珊瑚の色をしている。神栄一族の証である翡翠色の左眼と同様、人ならざる能力を有する者の証である。 その昔、巫覡(ふげき)衆に参入したばかりの弓弦は、その珊瑚の右眼を『破魔の眼』であると神結霊が見抜いたことによ... [続きを読む]
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- 2008/07/23 09:47しまった…!
- おはようございます。倭です。 しまった!です。23日の深夜からメンテがあるのを忘れていました。 おかげで投稿できなかった 本編は着々です。が、今回はイラストのみで。 以前に線画でUPしたものに色をのせました。仕上がりはこんな感じ… 急いだのでやや雑ですね。すみません。 ではまた後ほど。倭は仕事に向かいます。 清茂 倭 [続きを読む]
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- 2008/07/21 03:56SPIRITUAL〜東日流神国物語 66
- その小竹女の反応を楽しげに眺めながら、伊十勢は穏やかに話題を切り換えた。「ささ。刻印のこと、兄様から聞いた」「え…あ、はい」 小竹女の鼓動が一瞬大きく脈打って、どこかに忘れていた緊張感が甦った。「七支刀の刻印らしいな」 小竹女は無言で頷き、胸元に手を添えた。 複雑な表情を見せる小竹女の口からおずおずと言葉が紡がれた。「…実物、ご覧になっておきますか。わたし、いつ戻れるか解りませんし…」「そうだ... [続きを読む]
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- 2008/07/21 01:57今夜中に更新致します
- 今晩は。一時間ほど前に起きだしてきました。寝溜めです(笑) 「ちゃんと寝なさい!」という友人のお叱りの言葉を頂きまして、昨日は満を持して早々に就寝致しました。お陰で頭脳明晰になった気分です。…気分だけですよ。 でも一日寝てた訳じゃありませんよ。倭は接客業なのでこの三連休は仕事です。今日はその二日目。明日も、てか、もう今日ですね。仕事ですよ、もちろん。今二,三時間ほど寝て起きたところです。本編の記... [続きを読む]
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- 2008/07/19 06:14戯言でゴマカシ。・・・やばっ
- 大変だ。( ̄Д ̄;; せっかくネームをフルネームに修正したというのに、肝心の本編がなかなか仕上げられない!(-"-;A 理由は簡単。いつもの如く、坊ちゃん亭主の我儘とその交代勤務故の時間のズレから生じる『倭の時間』の消失…。しかも、近頃行きつけのコーヒーショップが何故か騒がしい。集中できん!あー!勘弁して! え?何?とどめに今日から夏休みですと!? 勘弁して下さい。マジで。昼間、どこへ逃げても親子連... [続きを読む]
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- 2008/07/17 05:14SPIRITUAL〜東日流神国物語 65
- 三 小竹女の斎宮(いわいのみや)召致が正式に決定された四日後の朝、五日間高熱で臥せっていた伊十勢の眼が覚めたと阿古耶に伝えられた小竹女は、逸る気持ちを抑えきれずに邸内を駆けていた。 向かう先は東の対の屋、伊十勢の居室である。 小竹女がこれほど急ぐには理由がある。神結霊に斎宮へ来るように言われ、それを承知したのが丁度伊十勢が高熱を出した五日前で、その小竹女の参入が今日の昼頃に差し迫っていたからだ [続きを読む]
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- 2008/07/15 05:50SPIRITUAL〜東日流神国物語 64
- 伊十勢は再び鉛のように重くなった左腕で右肩に触れ、困ったように苦笑して言葉を継いだ。「貴方が居ないとこの傷が癒えない…傷が癒えないと、わたしは小竹女との約束を違えることになってしまいます」「…その片腕で、どれほどの事がしてやれる」 伊十勢を褥に降ろしながら言葉少なに言うと、彼女は氷座男の顔を見つめてさも当然の如くに言う。「貴方だって片眼で神結霊殿を御守りしておられる」「俺は…生まれつきの片眼だ... [続きを読む]
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- 2008/07/13 05:55SPIRITUAL〜東日流神国物語 63
- 残り火のような熱をもった身体が、冷水を浴びたように一気に冷める。 地面を叩く激しい雨音が、伊十勢の萎えた声音を嗤うように響く。 今、目覚める直前に見ていた夢が脳裏を過った。身罷った父母も、日常の中で突然発病したという神栄の死病。それが身体を蝕む症状を目の当たりにしている阿泡比古は、その症状のあまりの酷さに未だに父母の死に様を伊十勢に語らない。しかしこんなに突然、前触れもなく身体が死体のように冷... [続きを読む]
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- 2008/07/12 07:34SPIRITUAL〜東日流神国物語 62
- 「これを、汝にやろう」 そう言って、神結霊が伊十勢に差し出したのは、四握(よつか)ほどの刀身を持つ矛型の懐剣だった。 十四の誕生の日を無事に迎え、明日から神結霊に呪方と体技を師事しようという矢先、急に呼び出しを受けてそれを渡された。 伊十勢は思いがけないその賜り物に驚いたように眼を瞠り、差し出された矛を両手で受け取った。思いの外重量のあるその矛は、刀身と鞣革の鞘に隙間もなくびっしりと秀真文字が刻み... [続きを読む]
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- 2008/07/11 03:37SPIRITUAL〜東日流神国物語 61
- 鉛のような鈍い重みが、ずっしりと心に圧(の)し掛かる。 望んだ真実の答えは予期していたものだったが、やはり彼の口から直接語られたそれは、小竹女を沈黙させるだけの威力があった。 神威として彼の地へ赴いた神結霊は、いつかの夢中で甦った幼い記憶の中で語ったように、小竹女の仇だったのだ。そして兄である保鷹は、一族郎党を滅ぼされたと同時に、一族の神宝を秘めた妹を神結霊に奪われたと思っているのだ。(…宝…これ... [続きを読む]
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- 2008/07/10 04:54SPIRITUAL〜東日流神国物語 60
- その背を見送ってから、神結霊は片方だけ開け放たれた木戸をくぐった。 室内は午後の穏やかな時の流れに静まり返っていた。幼い童たちの賑やかな声がしないところを見ると、今は午後の昼寝の時間か。離れ屋と変わらぬ平穏を幼子たちが送っているのなら、今はその時間のはずだ。 神結霊は室内の奥に設えられた几帳の方向を見遣った。 その薄絹の几帳の陰から、小さな手足が無雑作に投げ出されているのが見えた。やはり昼寝の... [続きを読む]
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- 2008/07/09 03:01SPIRITUAL〜東日流神国物語 59
- 二 翌日の昼過ぎになって、神結霊はふらりと阿泡比古の私邸に現れた。 その日偶々(たまたま)出仕を遅らせていた阿泡比古は、またしても神結霊が昨夜から行方を眩ませていると宮殿(みやどの)からの報せを受けていて、彼を出迎えた途端に小言を言った。「神威!また、貴方は一晩無断でどこに形(なり)を潜めておられました」「…離れ屋が無くなった今となっては、儂の行く所など知れておるではないか。そう目くじらを立て... [続きを読む]
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- 2008/07/09 02:56毎度、お待たせ致します
- font size="5"> 二日も続けて更新が遅れて申し訳ありません。(→o←)ゞしかもペタ返しもできず、失礼致しました。 いやいや、なんてことはありません。主要な登場人物が出そろって、色々とバックグラウンドなんかを考えていましたら番外編が書きたくなりましてね A=´、`=)ゞ 色々と模索していた訳であります。 番外編は、本編が終了してから書こうと目論んでいたのですが、なんせこの作品長い!!超長編ですから! [続きを読む]
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- 2008/07/07 03:21SPIRITUAL 主要登場人物【第壱部・東日流編(三)】
- ※忌部伊忠(インベ コレタダ) 古来から続く王権祭祀族の三大名門のひとつ忌部氏の現当主。神祇官庁の四等官のひとつ、次官小副(しょうすけ)の役職にある。荒廃する神祇官の中で、数少ない『使える術師』のひとり。二十年前の東日流との攻防から関わりを持つ、神結霊(カムス)とは因縁深い人物。十年前に神結霊に滅ぼされた河上一族の神宝である破敵剣・七支刀(しちしとう)の神気を封じられた小竹女(ササメ)を狙っている。その小... [続きを読む]
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- 2008/07/06 04:19SPIRITUAL〜東日流神国物語 58
- 失言した弐狐が長い鼻先の口元を前足で押さえ、参狐と共に転がるように退出して行く。その後ろ姿を見送って、神結霊は呆れ顔で、とぼけた素振りを見せる氷座男に苦言を呈する。「氷座男。いい加減、我が宮の巫女を弄ぶのは止めよと言ったはずだが?」「弄ぶとは随分な言われようだな。俺はきちんと愛(いつく)しんでいるが」「心のない逢瀬の何処が愛しんでおる」 半眼で睨めつける神結霊に怯む様子など微塵もなく、氷座男は何... [続きを読む]
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- 2008/07/05 07:38SPIRITUAL〜東日流神国物語 57
- その氷座男の傍らで、先ほどの白い狐がふわふわと二本の尻尾を振りつつ小さな前足を頭に添えて、おろおろと右往左往する。「あああ、またそんな不遜な口ぶりをっ」 氷座男が眉を吊り上げて半眼でそれを睨めつけていると、開け放たれた木戸口から新たな直立歩行する狐が現れた。こちらは三本の尻尾を持つ黒毛の玄狐だ。 やはりそれも人のように言葉を話し、感情をその毛だらけの黒面に表すのだ。「うちの殿様はへそ曲がりです... [続きを読む]
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- 2008/07/04 05:38SPIRITUAL〜東日流神国物語 56
- 「白鬼よ…お前は、何のために、この世に在る…」 目前の社の階(きざはし)の袂(たもと)で、今にも息絶えようとしている壮年の男がそう問う。 煌々と照る劫火が集落を舐めつくそうと猛るその間近で、血塗れの男はがくりと首を垂れて、焦点の定まらない視線を地に落としている。おそらく、もう視力は無いはずだ。 男の腹部には小刀が突き立てられ、夥しい血液が流れ出た跡が見て取れる。自刃してしばらく時が経っているようだが... [続きを読む]
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- 2008/07/03 05:13SPIRITUAL〜東日流神国物語 55
- そこまで言って、伊十勢は虚ろに開かれている双眸を僅かに瞠って何かを探した。「何だ?」 気遣うように声をかけたのは阿泡比古だ。その阿泡比古に、縋るような眼差しで伊十勢は問う。「…小竹女は?ささと童たちは…?」「ささはここに居るが…童たちがどうかしたのか?」 阿泡比古が詳しい事情を把握していないことを悟って、伊十勢は再び氷座男に蒼白の顔を向けて眼差しで訴えた。「…皆、無事だ。不浄の炎で離れ屋は焼け... [続きを読む]
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- 2008/07/02 02:37今時アナログ人間です…
- 今晩は。先日、誕生日を迎えました倭です。 三十路を過ぎますと、誕生日なんてものはあまり感慨の無いものになってしまうのでしょうか?毎日と同じ、代り映えのない一日でした。 というか、主婦になると、とにかく『私の自由時間をくれ!!』という本音が爆発するものです。o(TωT ) 素敵なプレゼントより、豪華な食事より、ゆっくり、どっぷり創作に浸れる時間が欲しいです。無欲ではありませんが、物欲に乏しい三十路の倭です... [続きを読む]
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- 2008/06/30 06:16SPIRITUAL〜東日流神国物語 54
- 招き入れられた室内は殊の外暗く、閉ざされた空間に秘薬の香が充満しているせいか、異様な雰囲気を漂わせていた。 広い室内に灯された灯明はひとつきりで、御簾と几帳で仕切られた一角の内側だけをぼんやりと照らしている。その几帳の前で、ぐったりと脇息に身を凭れて項垂れている氷座男の姿があった。暗闇の中で、淡い灯明に映し出される陰影がくっきりと浮かんでいるのは、彼が珍しく実体を持ってそこに居る証だ。 氷座男... [続きを読む]
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- 2008/06/28 06:50SPIRITUAL〜東日流神国物語 53
- 湯殿で身体を清め、真新しい衣に着替えた阿泡比古は、阿古耶に先導されて伊十勢の居室へと向かった。 伊十勢の居室は、主である阿泡比古の主寝殿の東隣、東の対の屋にある。長い渡殿を渡って向かうため、阿古耶が先導して暗い足元を灯明で照らしている。 深夜の闇は孤独を感じるほどに深く、沈黙に包まれている。すべてが深い眠りに落ち、思考を止めている。特に、今夜は既に月が沈んでしまって闇は更に濃度を増していた。洗... [続きを読む]
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- 2008/06/27 03:12SPIRITUAL〜東日流神国物語 52
- 阿泡比古が用意されていた馬を駆って私邸に着くと、深夜だというのに邸内には煌々と灯りが燈されていて、家人たちの俄かなざわめきが漂っていた。「誰ぞある!」 阿泡比古の呼びかけに慌てた様子で駆けつけた家人に荷物を投げ渡し、汚れた手足も拭わずに慌ただしく邸内に駆け上がった。「阿泡様!」 伊十勢の居室に駆け込もうと数歩足を運んだところで、聞き慣れた侍女の声が阿泡比古を呼び止めた。「阿泡様、今すぐは駄目で... [続きを読む]
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