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- 2008/07/16 09:00あいたいびょう。
- たまには。飾らない言葉で。書いてみようかな、とか。思ったりして。まぁいつもとおんなじかもしれないけど。なんか。この街は日が暮れるのが遅いから一人ぼっちの時間は少なくてすむけどそれでも 一日に何度もつないだ手... [続きを読む]
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- 2008/06/26 03:23ダンスホール
- 刻む秒針の 大時計の音が気になるので夜中の階段を昇るのだ光る猫や人形の目を避けるようにしずかに しずかに 足音たてず針はとまる真夜中に僕の亡霊は 音のないダンスホールで踊っている蒼く 真珠の 薄暗くきらめく透明なオーガンジーを... [続きを読む]
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- 2008/06/17 10:02ずっと一緒。
- 長いこと 時間はたってしまっていたけどほんのちいさな変化でさえ 日常の愛しい生活だったずいぶんと 睫毛も 声も 痩せてしまったんだねそれすらも全部抱きしめたいくらい 日常の風景のひとつだったおぼつかない足取りで浴衣を着て帯を... [続きを読む]
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- 2008/05/26 05:07jules
- 伏せられた睫毛を とても美しいと思った。硝子のような瞳を眼鏡で隠した少年は、おもちゃ箱のようなレッスン室でバイオリンを弾いていて少年、といえどすらりと伸びた長身はおもちゃ箱にはとても似合わなかった。身振り手振り興奮するバイオ... [続きを読む]
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- 2008/05/20 07:54おやすみ。
- 霧のような糸を必死に手繰り寄せてそっと近づいてきたのは一艘のボートだったこの川を渡るのは本当に大変だよ、と案内の白鳥捕りは言ったそっと片足を乗せて揺れる水の上に腰を下ろして右へ 左へと 静かに傾く襞の中をゆっくりと進んでい... [続きを読む]
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- 2008/05/17 21:41裏側うさぎ。
- 月の裏側にひとりで住むうさぎに会いに行ったある 満月のこと表側ではもち ついたり ほら そういう恒例行事をぱたぱたこなすうさぎたちが 青い星の光りをうけてしろくてまるい体を 忙しくふるふるさせながら照らされて裏側のう... [続きを読む]
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- 2008/05/14 07:3160のテンポで。
- しずかにとまった 時間がまたそっと動きだしてわたしたちは ゆっくりと生活をはじめていく手のひらに落ちる 砂時計の砂のようにこぼれていく時間はもう二度と とまることはない作者のひとこと。恋愛と結婚は違う、と... [続きを読む]
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- 2008/05/14 01:54「眠る あなたの」
- 眠るあなたの 心の中をしずかに泳ぐ さかなを 見ていたときおり そっと泡を口から逃がし真珠のようなそれが 夢の中にあらわれるのだった「 もうすこし かい? 」 と さかなに問えどそしらぬ顔でくるりと泳ぐあぁこのま... [続きを読む]
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- 2008/05/12 08:12ある雨の日より
- 「序」万華鏡に甘い想い出だけを そっと詰めてくるくるまわして のぞきこむ金平糖のじゃれあうようなさらさらした音がはじけてあまりの甘さに 歯を痛めて 目を空にやれば 突然の雨に きらめく雨粒は同じように さらさらと 鳴... [続きを読む]
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- 2008/05/12 07:21彼方
- きみが風のようにふわりと笑って僕はそれを目を細めて見やりながらよくわかんない葉っぱくわえて線路を歩くんだ過ぎてしまったこと還らないことそんなもの目をそむけなくたってああ見えてしまうものさ。ぽち・... [続きを読む]
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- 2008/05/08 05:07五月病
- からっぽの音がするから五月を紐で結んで その風の首を絞めたそのまま空高く浮遊したところでずいぶん遠くまで来てしまったことずっと前から分かっていたのに。飛行機の夢を見た飛行機は海へと落ち、水中を進んだそれを外側から見ている自分と... [続きを読む]
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- 2008/04/19 08:12はる ゆき うさぎ
- ゆきの つぶを よくみたら うさぎだったましゅまろうさぎが いっぱい降ってくる手の中でね ふ、って とけるときに手をふってるの 見えたのまたね またね またねまたね またね またね またね またね だいすきよ またね また... [続きを読む]
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- 2008/04/19 02:49le sept janvier
- 人形の瞳ってわけでもないのにねなにもうつさなくなってね。ずっと向こうの洗濯機まわってる 音だけ 聴いてる。笑うねぇ。 さびしいさびしいって愛していたと 気づく のと おなじ?雲がいっぱい雨をためてこ... [続きを読む]
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- 2008/04/17 23:21うさぎ。
- 雪見大福サイズの雪見大福みたいなうさぎたちに 羽がはえてぶーーーーん っていっぱい空を飛んでるなんだかあわててぶんぶんしているのでいっぴき 飛ぶうさぎを捕まえて「どしたん?」 って訊いてみたらそらが そらが(´;ω;`)... [続きを読む]
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- 2008/04/17 05:13春と月と やわらかな旅立ち
- 昔 父さんが庭の木に作ってくれたぶらんこに僕たち兄弟が並んでそうやって毎日 そうやって暮れるまで永遠に思えるような時間を過ごした季節が変わるたびに短くなっていくのだと気づいたら立ち消えていたそれらはみんな 一体 どこにいっ... [続きを読む]
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- 2008/04/15 10:39レール
- ああきみはどうしてこの世界に来たのですか と機関士が言ったのでそうだな、僕はなにひとつ持ってこられなかった と こたえた砂漠の砂は日々減ってゆき海はすぐそこまで迫って僕は両腕をひろげて眠るきみに日陰をつくったそうして僕... [続きを読む]
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- 2008/04/13 02:53素描
- ケンタウルスの夜にケンタウルスの夜に星屑を降らせよ砂糖菓子のように甘くかたまって壮大な橋をつくれ研ぎ澄まされた露を舐めて硝子の角を指先に絡ませてケンタウルスの夜に星屑を降らせよあなたの声は遠... [続きを読む]
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- 2008/03/24 08:27ドルフィン
- ドルフィンの断面を食べたいわ、と つばめが言ったので私は ドルフィンの断面を探すことにした世界中の海を旅し世界中の海に罠をしかけ世界中の綺麗な女をみても私はドルフィンの断面だけを探し続けたそして、いつか私はすっかり潮に焼... [続きを読む]
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- 2008/03/19 00:21good night prince
- 踊りながら森をゆくとそこには湖があった 星の灯りで照らされる水面は静かに夜を描いていた その水の中に鏡を投げ入れた弧を描いて吸い込まれていくそれは夢の中で聴いた時計の音のように舞台の幕の向こう側でちょぽんと、音をさせて 消えていっ... [続きを読む]
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- 2008/01/20 02:46ありし天文所の休暇
- 「ありし天文所の休暇」その坂の上は外人墓地になっていて少しだけ風がそよぐ。港町を見下ろすその場所で、土の上に居場所をなくした人々が 眠っている。 その風を、汗に濡れた指先でなでるのが好きだ。 だから今日も 真夏の陰る坂道をゆく。... [続きを読む]
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- 2007/10/17 02:41不眠症の魚
- あそこの湧き水ほど透き通って 素晴らしく冷たい水はないんですよと彼は土に汚れた手で 美しい白髪を撫でながら言うとっくに遠くへ行ってしまった場所がふいに近づく 朝のニュースでは世間話をする鳥のように 羽ばたきながらめまぐるしく忘... [続きを読む]
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- 2007/08/15 03:06あなたの目が覚めたら
- ここはプラードというカタローニャの街で寂れた旧市街には悲しげなリュートの音が聞こえてこの小さな街にカザルスは亡命してきたのだという晩年 ホワイトハウスでカザルスが演奏したときの言葉と'鳥の歌'をあたまの中で反芻してみるその教... [続きを読む]
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- 2007/06/08 04:44世界
- 誰かに頼まれて夜のオフィスに出掛けた。 最寄のMetroの駅はアールヌーヴォーのオレンジ灯でひとがたくさん歩いていた。あなたを知ってるわ、と 話しかけられ、惑い、通り過ぎる。 そのオフィスに行くのははじめてで、自分がなんの仕事をするのか... [続きを読む]
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- 2007/06/07 04:14車窓
- 久しぶりの東京は六月のむっとした空気と人の匂いとなんだか草のようなぼんやり火照った匂いがした梅雨があるから日本はいいわね、と向こうの友達に言われて別にいいものでもないけど。。と思いつつなんとなく誇る挨拶がわりの雲 空気... [続きを読む]
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- 2007/06/07 03:53かなしみ
- かなしみが涙をぽろぽろこぼして正面を見つめるぽろぽろこぼしたままほら哀しいでしょうと 言うかなしみをほっといてスクランブル交差点を抜けるショッキングな家電量販店の広告や明日の天気を予想する電光掲示板なんかに雨粒を... [続きを読む]
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