- 2008/05/16 09:20伝説の猫と仲間たち〔求む、里親2〕
- 『さぁ、子猫さんを置く場所を決めなくては、どこが良いかな』って、僕が言うと『あそこの、ベンチの横がいいよ』って、アッちゃん言う。『それは、アッちゃんの鼻がそう言っているの』って、すかさず空君が『まったく、元ちゃんも空君も、駄目よ』って、また愛ちゃんに叱られる。『場所は、ここに決まったとして、何かポスターじゃないけれど、書いておこうよ。子猫さんを飼ってください見たいなこと、人の目に留まるように』って [続きを読む]
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- 2008/05/15 09:11伝説の猫と仲間たち〔求む、里親〕
- ビルは、片付いた。多分、『ここに何か建物があったかな』程度には、思う人はいるかもしれないけれど、深く考えたりする人は、そうそういないだろう。もしかしたら、テレビのニュースで取り上げられるかな、こんな感じに『昨日まで、廃虚となっていたビルが、一夜にして更地となりなりました。周りの住人は、誰も気付くことはありませんでした。何しろ、それは、音もなく、深夜に行われたと思います。しかし、建物を崩すためには、 [続きを読む]
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- 2008/05/14 09:04伝説の猫と仲間たち〔跡形もなく〕
- 『良かった、サッカーボールじゃないけれど、このボールでも大丈夫だと思うよ』と、空君の声が聞こえる。『ここ、人里離れていると思っていたけれど、以外に町に近かったね。公園なんかもあったし、助かった』とアッちゃんの声も聞こえる。僕は、愛ちゃんに聞こえたとおりに話してあげた。『公園が近くにあるんだ、やった。子猫さん良かったね』と言って愛ちゃんは、子猫さんのほっぺにチュって僕は、そんな愛ちゃんを見ていたら、 [続きを読む]
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- 2008/05/13 09:12伝説の猫と仲間たち〔捨て猫〕
- 外は、すっかり日が落ちて特にここは、近くに街灯らしきものも何もないので、かなり暗い。強いて言えば、お天気が良かったので、星がでていたり月の明かりに助けられた。なかなか、探し物は見つからない。4人で、口々に『ボール、ボール』って言いながら、あたりを捜す。一体、ここは、依然何のビルだったんだろう、体育館ってことじゃないことだけは分かった、体育館だったらボールの一つくらいあっても良さそうだもの。『僕、少 [続きを読む]
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- 2008/05/12 00:19伝説の猫と仲間たち〔ここから始まる〕
- 『聞こえた』、『聞こえた』、『聞こえた』、『聞こえた』ボス猿さんの声、僕ら全員に聞こえた。『悲しいよ、どうしてこんなに、悲しいことがいっぱいあるの。みんな悪くないのに』って愛ちゃんが泣いている。『ボス猿さん、家族を愛していたんだよね。いいお父さんだったんだ。人間のこと恨むよね、ボス猿さんたちも、生きていかなきゃいけないんだもの。食べ物は欲しいよ。でも、畑を荒らされた人にも、生活があるし。』と、僕が [続きを読む]
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- 2008/05/11 08:57伝説の猫と仲間たち〔地上から天界へ〕
- 元ねずみさんたちは天界へ、少しにぎやかに向かった。何しろ、大勢だから、温もりが残る円筒の地面からはるか上を見ると、そんな声だけが聞こえるような気になってくる。僕らには、感傷に耽っている時間はない、このビルを何とかしなくてはいけない。とはいえ、僕らはそれぞれ、ボス猿さんの過去を想像している。誰が最初に口を開くかだ、『ボス猿さんって、どんな過去があったんだろう。猟銃に撃たれたって言っていたけれど。自然 [続きを読む]
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- 2008/05/10 00:18伝説の猫と仲間たち〔新たな気持ちで天界へ 4〕
- ボスねずみさんが出て来た。ボスねずみさんの本当の姿は、お猿さんだった。ボスねずみさんのことを、僕らの勝手な想像で、きっと大きな人、もしくは大きな動物って決めていたので、ちょっとびっくり。ボスねずみさんは、君たちの想像していたことは,分かっていたよっていう顔をしていた。ボスねずみさんは、と言うよりボス猿さんは、僕ら一人一人と握手をして、ハグしあってから『やっと、元の私に返れたよ。自分で望んでモンスタ [続きを読む]
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- 2008/05/09 09:35伝説の猫と仲間たち〔新たな気持ちで天界へ 3〕
- ボスねずみさんからは、どんどん人がでてくる、息子さんに殺されたお母さん、彼女は『息子が何をどう考えていても、何を感じていても私の息子だし、私が許すしかない。ただ、あとは息子が世の中に対して、間違ったことをしないように天界から、祈ります。息子に人を思いやる気持ちが、育つように私は祈るだけです。私はきっと、いままで愛情と押し付けを、どこかで取り違えていたのかもしれません。この場に来て、やっと自分も気が [続きを読む]
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- 2008/05/08 09:10伝説の猫と仲間たち〔新たな気持ちで天界へ 2〕
- 今日、5月9日は、僕が亡くなって1年なんだ。 昨日、夕飯のあとに、僕の大好きなメロンを食べた。 今朝は、チョコも食べたよ。 お母さんは、いっぱい食べてって言いながら、今でも泣いているんだ。 僕が、いつもそばにいるのに、泣き虫だから、お母さんは、 僕、今日も夕飯のあとに、メロンを食べるんだ次は、子猫さんとミーコさんが円筒の中に、子猫さんは本当に小さい、目がくりくりしていてすごく可愛い、三毛 [続きを読む]
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- 2008/05/07 08:54伝説の猫と仲間たち〔新たな気持ちで天界へ〕
- ボスねずみさんが、体を共存している仲間たちと話をしている間、僕らは、とりわけ愛ちゃんと空君は、ねずみさんたちと随分仲良くなっていた。この分で行くと、ねずみさんたちがねずみの体から離脱して、本当の自分の姿になって別れる時、淋しくなってみんな泣いてしまうような気がする。僕だって・・・でも、みんなにとって良いことなんだから。また、いつか会うことができるんだし、ボスねずみさんが、目を開いて『長いこと待たせ [続きを読む]
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- 2008/05/06 09:01伝説の猫と仲間たち〔僕らの願い〕
- ボスねずみさんの話が終ると、愛ちゃんが『ボスねずみさん、みんな、天界に帰るんだよね』ってニッコリ微笑んで聞いた。ボスねずみさんも、ニッコリ微笑んで『あー、みんな、天界に帰るよ』って答えた。愛ちゃんは、子猫さんの方を振り向いて『良かったね、子猫さん。もう、何も迷うことなんかないんだよ。愛ちゃんが、子猫さんの蝋燭の炎を消した子を、やっつけてあげるから。そして、のら猫さんたちが、いじめられたりしないよ... [続きを読む]
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- 2008/05/05 08:40伝説の猫と仲間たち〔無償の愛情〕
- みんなの話を聞き終わった、僕ら4人はかなり落ち込んでしまった。 それとは逆に話し終わった、ねずみさんたちの顔は、僕らが地下に来たときと随分変わっている。なんて言うか、決して明るくなったというのではないけれど、穏やかになったっていうのがあてはまるかな。どのねずみさんの話も、今こうしている間もどこかで起きていそうなことなんだ。交通事故、子供の虐待、動物の虐待、子供や動物を捨てる、自殺、殺人、薬物、強盗 [続きを読む]
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- 2008/05/04 09:11伝説の猫と仲間たち〔ねずみの生い立ち 7−3〕
- 『私の中の、動物は自分で飼いきれなくなり捨てられたり、どういう思いがあってそうしたかは分からないが、色々なかたちで殺された犬、猫、鳥、亀、蛇etc。どの子達をとっても、悲しく辛くなる。おい、誰だ、誰が話すんだ。僕、チャーリー、犬なんだけれどみんなを代表して、かいつまんで話すね。人間は、ペットショップで、洋服なんかを衝動買いするように、犬や猫を買ってしまう人がいる。その人たちの大半はちゃんと最後まで、 [続きを読む]
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- 2008/05/03 09:37伝説の猫と仲間たち〔ねずみの生い立ち 7−2〕
- 『さてと、四番目の僕は、全く知らない女性にストーカーされて殺されたんだ。よく聞くストーカーっていうのは、男性が女性に対するストーカーっていうのが多いけれど、僕の場合は逆だったんだ。僕は取り立て、イケメンっていう感じではなく、十人並みの容姿で強いて何か上げるとしたら、身長が182センチで適当にスポーツをこなすっていうところかな。僕には、ガールフレンドもいて、どうしてこんな目に遭ったのかが分からない。 [続きを読む]
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- 2008/05/02 09:12伝説の猫と仲間たち〔ねずみの生い立ち 7〕
- 『人間としての私は、まず一人目の私は、父親に殺されたんだ。父親に殺されたからと言って、虐待されていたとかじゃない。きっと、私の父親も辛かったんだと思う。私の父親は、極ありふれたサラリーマンだった。私が小学校5年生の時に、リストラにあったの。それまでは、いい家庭だったと思う、両親も仲が良く、私も姉ちゃんとは時々喧嘩はするけれど、仲は良かった。本当にどこにでもある家族って感じだった。父は再就職をするた [続きを読む]
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- 2008/05/01 08:42伝説の猫と仲間たち〔愛ちゃんの涙〕
- 僕ら4人は、マドンナさんの話に打ちのめされたような気がした。 これまでに、聞いた話は、どれもが辛く、悲しいかった。それでも、みんな、一度は天界に行き傷だけは治しているのに、マドンナさんは天界に行っていないんだ。自分で舐めて治したって、マドンナさんは、ラッキーを見送ってあげただけだったんだ。もしかしたら、何も知らないラッキーを苦しめたくないって思ったのかもしれない。だって、マドンナさんも一緒に天界に [続きを読む]
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- 2008/04/30 00:43伝説の猫と仲間たち〔ねずみの生い立ち 6−5〕
- 『ごめんさい。突然、泣いたりして、ちょっと思い出したら、あまりにも悲しくなって、ハッピーさんもラッキーも。主人は、私を返しに来た友達に、ラッキーのことを話していたわ。自分に襲い掛かって来たと。友達は、『また、なんでそんなことになったんだ』と、主人に聞くと主人は、『全く、分からない。可愛がってやっていたのに、どいつもこいつも、逆らいやがって、うちに来る犬は、』って友達は、主人のその言葉に、複雑な顔... [続きを読む]
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- 2008/04/29 09:04伝説の猫と仲間たち〔ねずみの生い立ち 6−4〕
- 『翌朝、主人は、私たちに食事を与えて、仕事に出かけたわ。随分落ち着きをとり戻したラッキーが、重い口を開いたのは、主人が出かけて、小1時間ばかり経ってからだった。ラッキーが言うには、『マドンナさん、僕は、昨日、大変な失敗をしてしまったんだ。それで、ハッピーさんが僕の代わりに、僕の目の前であいつに撃ち殺されたんだ。僕が殴られていたら、ハッピーさんが僕を庇ってくれたんだ初めは、でも、あいつがあまりにも... [続きを読む]
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- 2008/04/28 00:21伝説の猫と仲間たち〔ねずみの生い立ち 6−3〕
- ハスキーさんの問いに、アッちゃんが、『僕は、ハスキーさんのようにチャンピオン犬でも、マドンナさんのような狩猟犬でもなく、ただのいわゆるペット犬なんだ。これといって、何か特技があるわけでもなく、強いて言えば、いつもお母さんのこと守っていたことくらいだ。そんな、僕には、ハスキーさんの突然襲い掛かってきた恐怖の中での死や、マドンナさんの毎日が死へのカウントダウンの恐ろしさは、いくら言葉で大変でしたねとか [続きを読む]
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- 2008/04/27 13:27伝説の猫と仲間たち〔ねずみの生い立ち 6−2〕
- 『だって、聞けるわけないでしょ、順番で行くと3年後に主人と狩りにいって帰らなくなる犬は、私でも、この子犬さんでもないわ。あの犬さんの言ったことは、本当なんだわ。じゃ、私は、あと6年後には、殺されるか、山に置き去りにされるかなんだわ。私の考えていることが、ハッピーさんに分かってしまった。帰ってこなかっった犬さんの名前はラッキーさん、雄、私はマドンナ、雌よ。ハッピーさんは雄。子犬さんの名前はラッキー、 [続きを読む]
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- 2008/04/26 08:33伝説の猫と仲間たち〔ねずみの生い立ち 6〕
- そうなんだ、このままでは 、未来君はお母さんと夢の中で会うことも、話をすることも出来ないんだ。産まれた時のピュアな心になって、天界に帰らなければ、それは無理なんだ。多分、未来君もそれは知っていると思う。悪い人たちをやっけるのは、僕ら4人に任せてもらえばいいんだ。時間は掛かるけれど、それが、僕ら4人の使命だからでも、ドラッグとか自殺とか、周りの人たちを悲しませることはいけない。大事な蝋燭の炎なんだか... [続きを読む]
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- 2008/04/25 00:05伝説の猫と仲間たち〔ねずみの生い立ち 5−5〕
- 未来君の話は、ここからが本題のような気がした。『警察は、色々な事を調べた。始めは、とにかく、祖父母の家に来てからの僕の行動、両親も祖父母も、思い出せる全てのことを一から順序だてて。まず、こんなことを聞かれた。1、未来君は、いつもスケッチブックを持ってくるのですか両親 いいえ、大体持ってきます。あの子は、絵を描くのがとても好きで、ここのベランダからの景色は特に好きだった見たいです。四季折々、それと [続きを読む]
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- 2008/04/24 08:44伝説の猫と仲間たち〔ねずみの生い立ち 5−4〕
- 未来さんは、気を取り戻した見たいで、話し始めた。『僕は、スケッチブッグを広げて昨日の絵を見た。三枚とも、同じような彼女の顔だ、一体僕の中でなにが起きているんだろう。僕は、どこへ行こうとしているんだろう。4日前までの、自分はどこへ行ってしまったんだろう。一つだけ学習したのは、彼女は僕に、好意を持っていたわけでは、ないということが分かったことだ。それでも、彼女は僕にとって見ると、物心ついてからと言う... [続きを読む]
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- 2008/04/23 09:26伝説の猫と仲間たち〔ねっずみの生い立ち 5−3〕
- 僕は、未来君の言った底なし沼ってどんなところなんだと思った。空君と愛ちゃんは、この少しひ弱そうなねずみの未来さんは、悪いことをしたんだ。なのに、復讐なの、誰にアッちゃんは、散歩している時に道路なんかにお座りしている、お兄さんとかお姉さんとも違う感じだなと。ドラッグって薬だよなって、みんなの頭の中は、それはいけない薬なんだ。未来君は、だるそうに話し始める『学校に行くと、いつも僕のことなんか見たりし... [続きを読む]
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- 2008/04/22 09:40伝説の猫と仲間たち〔ねずみの生い立ち 5−2〕
- 未来君が、続きを話し始める。『僕は、女の子の免疫がなかったから、あー、人間全般に免疫がなかったと言う方が正しい。だから、彼女が普通なのか、そうじゃないのかが今でも良く分からないんだ。ただ、僕は彼女と話すようになって、僕の静かな生活が狂いだしたのだけは事実なんだ。最終的に、ここでねずみに姿を変えているような、狂い方をしてしまったんだ。クラスの子達は、適当に彼女と接していたんだ、僕にはそれが分からなか [続きを読む]
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