- 2008/05/16 10:27しあわせな時間 6
- 今日の大学は 2時限からだ。門の中に入ると 学生で溢れていて 活気に満ちている。誰も 自分のことで忙しくて僕のことなんて気にしてるふうもなくまったく ヨンは心配症なんだからと改めて思う。でも こうやって夢にも思ってなかった大学に行かれるのもヨンのおかげだ。ちゃんと勉強しなくっちゃ。教室に入ると 友達二人が先に座ってて僕を手招きしてくれた。チャイムも鳴り 授業が始まると姿を見せたのはいつもの教授では [続きを読む]
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- 2008/05/15 16:03しあわせな時間 5
- 平日は ヨンが病院に出かけるのが先なので 朝ごはんの後先に着替えさせてもらった僕は ヨンがスーツに着替えるのを見てる。ヨンは 余裕の表情で「シュウ なに? 私のスーツ姿が好きなの?」なんて言う。図星で 思わず顔が赤くなる。「う・・・ん だって かっこいいんだもん。 ネクタイ結ぶ姿も。」「あ〜 そんな可愛いこと言われると仕事に行けなくなっちゃうよ。 悪い子 シュウだ。」そう言って ベッドの端に腰かけ [続きを読む]
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- 2008/05/10 14:27しあわせな時間 4
- 「シュウ ちょっと待っててね。」ヨンは 僕の顔を覗き込んでから携帯に出て窓際へと移動していった。うそ・・・ 僕 このまま? どうかなっちゃう・・・「はい あ その人のカルテなら・・・」病院からの電話みたいだ。それなら 仕方ないけど この足を大きく開いたままの体勢は辛すぎる・・・僕は 頑張って足を閉じてヨンの方を向くように横向きになった。「うっ!」その震動で 僕自身もぷるんと揺れるし お尻の中に入っ [続きを読む]
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- 2008/05/09 11:00しあわせな時間 3
- 部屋に戻るとヨンは 僕をぱふんとベッドに下した。そして 手際よくTシャツも脱がす。買う洋服の選択肢の中に 脱がせやすさっていうのもあるんじゃない?「さあ どれにしようかな。」と ヨンは ベッドサイドの引き出しを覗いてる。「な〜に?」と僕が 四つん這いになってその中を覗きに行くと「シュウ 私の指を舐めてごらん。」お仕置きとか言ってたわりには 優しく僕の顔の前に指を差し出すので僕は 素直に指を口に含ん [続きを読む]
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- 2008/05/08 09:15しあわせな時間 2
- 来客は 予想外の人たちだった。僕の大学の友達二人で 近くに遊びに来ててちょっと立ち寄ったというのだ。このヨンの家は 僕も大学に行くようになって知ったのだが渋谷の街からほど近い高級住宅街にあるのだった。その上 家の隣にヨンの病院があるので ヨンがそこの院長だと前に話した気もするので 友達が来ても不思議ではない。「いつも大学の門のところで別れる二人だね。 じゃ 応接間にお通して。」「え? いいの?」「 [続きを読む]
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- 2008/05/07 13:25しあわせな時間 1
- もう 書かないと思ったのに このキャラが好きみたいです。「たぶん しあわせ」のその後を書いてみました。*****************************************************「はい シュウ ちゃんと口開けて〜。」ヨンの声が遠くから聞こえる。え〜と 今は 朝ごはん食べさせてもらってるんだっけ?まだ 眠くて体も言うこときかないし・・・ふぁぁ〜 目もあかないよ。「あくびしてないで ごっくんってして。 ほら 野菜ジュースも [続きを読む]
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- 2008/05/02 19:29ブックマークに入れさせていただきました
- 私が BL小説にハマって彷徨い始めた頃 巡りあった安積 翠子様のBL小説ブログ 「sensuel」を ブックマークに入れさせていただきました。「外商シリーズ」が 始まって間もない頃だと思いますがもう 次が待ち切れないほどハマってしまいました。柏木さん 最高!!ぜひ 読みに行ってみてくださいね。他にも 萌え萌えのお話が どんどん更新されてます。翠子さん ありがとうございました。 [続きを読む]
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- 2008/04/30 15:18「たぶん しあわせ」 あとがき
- いや〜 とうとう書いてしまいました。ある人の影響で BL小説を知り 読みあさってるうちに自分でも書いてみたくなったのでした。でも いろいろな意味で経験不足だなと実感いたしました。特にエロシーンでは 自分のボキャブラリー不足に笑ってしまいそうでしたよ・・・初めから 最初で最後のBL小説にしようと思って書いたものですが書くのは楽しかったけどやっぱり これっきりになりそうだぁ。ここまで読んでくれた方が [続きを読む]
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- 2008/04/30 15:09たぶん しあわせ <最終話>
- あの日 訓練所のトレーナーが帰ってから ヨンの様子はおかしかった。一言も口をきかず 僕を抱いて部屋に帰るとベッドにそっと降ろした。そして 自分も隣に横になると抱きしめてくれ 僕は疲れと安堵から眠りへと誘われていったのだ。次に目が覚めた時・・・眠った時から 丸一日が過ぎていたのだがびっくりしたことが起こっていた。まず 自分が パジャマを着てることに気がついた。「ヨン・・・」ベッドの傍らには ヨンが座 [続きを読む]
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- 2008/04/30 15:03たぶん しあわせ 17
- 「シュウ また明日な〜。」僕に向かって笑顔で手を振る友達に 「うん また明日!」と手を振り返した。「それにしても毎日 お兄さんのお迎えなんてすごいな。 そのお兄さんもめちゃくちゃ カッコイイしさ。 ほら 今日も来てるぞ。じゃ〜な。」大学の正門前には 大きな黒い車が止まっていて その後部座席の扉に一人の背の高い男が腕を組んで寄りかかっていた。それが 僕のお兄さん・・・ヨンだ。どこから見てもその姿は決 [続きを読む]
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- 2008/04/29 15:39たぶん しあわせ 16
- 「さすが 外科のお医者様だ。 喋れないようにして それから 歩けないようにもしたわけだ。 いいなぁ シュウ。いつも 抱っこしてもらえて・・・ 訓練所じゃ どんなに疲れ果ててもゲージまで歩かされたし 這いつくばって戻った時もあったよな。」トレーナーは 皮肉な笑いを顔に貼り付けたまま 僕の胸からのどへ そして すっーと下半身へと指を這わせた。僕は そのおぞましさにぶるっと身震いし 涙目でその指の行方を [続きを読む]
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- 2008/04/29 00:44たぶん しあわせ 15
- 僕は 体をきれいにしてもらった後 どうにか体を動かして うつ伏せになるとそばにあったタオルケットを抱きしめた。もう 涙は止まっていたけど ヨンがいなくて寂しいのには変わらなかった。いつもだったら 抱きしめたまま眠らせてくれるのに・・・その時 ドアが開いてヨンが戻って来た。「あ・・・」僕は喜びでいっぱいになったが ヨンは違うようでとても険しい顔をしていた。何があったんだろう・・・僕のそばまで来ると... [続きを読む]
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- 2008/04/28 10:23たぶん しあわせ 14
- ピアスをつけた傷を心配してくれて 何日間はヨンは僕を抱かなかった。それでも 消毒してくれたあと 僕を自分の腕の中に抱きよせて眠ってくれるのだった。ヨンの腕の中は 僕にとって何よりも安心させてくれる場所になっていた。今日もヨンが病院から帰って来て 僕の胸を消毒してくれた。「もう 傷もだいぶいいみたいだけど 傷が 大丈夫じゃなくても 私が限界だよ・・・」え? と ヨンの顔を見上げると僕の顔を見つめる... [続きを読む]
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- 2008/04/25 15:22たぶん しあわせ 13
- 「あ・・・・」ヨンのいない昼間 昼ご飯食べてうとうとして 目を覚ましたらゲージの向こうにヨンの顔が。あれ? お仕事は?「目が覚めた? 寝てるシュウも可愛くて ずっと眺めてたんだよ。」ヨンは ゲージを開けて僕を出してくれた。不思議そうにしてる僕を抱きながら「早く帰ってきちゃ いやだった? もっと お昼寝する?」なんて言うから ううんって思い切り首を振ってヨンに抱きついた。ヨンは そんな僕の頭を優しく [続きを読む]
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- 2008/04/24 12:17たぶん しあわせ 12
- 「さあ ちゃんとつかまってね。」シャワーで 泡を流してくれた後浴槽に僕を抱いて入り浴槽の中では 伸ばしたヨンの足に跨らせて座らせてくれる。「今日は どれにするの? 選んで シュウ。」ちゃんと意識のあるうちに一緒にお風呂に入るのは 滅多にないけど入る時は 僕に入浴剤を選ばせてくれる。浴槽の脇には ボトルに入った入浴剤がズラリと並び袋入りのものやタブレットタイプのものも ステンレスの籠に山ほど入ってい [続きを読む]
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- 2008/04/23 10:31たぶん しあわせ 11
- 今夜は 一人でご飯。夕方から 大きなオペが入っちゃったんだって。ご飯もちょこっとだけ食べると ごろんと横になって傍らのタオルケットを抱え込んだ。このタオルケットは 寝る時もベッドに持って行ってくれるのでヨンのにおいがする。タオルケットに顔を埋めて くんくん・・・早く 帰ってこないかな。ヨンの男らしいけど甘いにおいに 鼻の奥が熱くなる。僕って こんなに泣き虫だったっけ。タオルケットをぎゅっと抱きし... [続きを読む]
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- 2008/04/22 10:35たぶん しあわせ 10
- 「ほら こんなに・・・」って ヨンが僕自身の雫を裏筋からそっと撫であげたので僕は まるで頭のてっぺんに向って電気が走ったように感じてしまった。「ぅううぅ〜。」堪えきれずに上半身だけをヨンの方に向けて しがみついた。「もう だめ?」ヨンは うつむいてヨンの胸に押し付けてる僕の顔を覗き込んだ。その顔は 蕩けるように優しくて僕の胸に甘い思いが広がる。「じゃ こうして・・・」ヨンは 僕を抱き上げると 今... [続きを読む]
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- 2008/04/21 10:46たぶん しあわせ 9
- ヨンの部屋の二人掛けにしては 広いソファに二人で座り 僕はテレビを見てヨンは 隣で新聞を広げてた。夕食が終わり 部屋に戻って落ち着いたとこだ。今夜のご飯も もちろんヨンの膝の上で食べさせてもらったのだがあまりちょっかいはかけてこなかったので ちゃんと味わうことができた。途中で ヨンがお箸で僕の胸の先をつまみ「ここに 今度 ピアスつけようか? ピンクダイヤが 似あいそうだね。」と言ったけど それだけ [続きを読む]
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- 2008/04/20 00:43たぶん しあわせ 8
- 僕が まだ茫然としてるなか ヨンは貰ったタオルで僕の体と自分の手をきれいにすると また食事を始めた。僕は まだ体に熱を帯びたままで ヨンの腕の中で身動きすらできない。ヨンの食べる姿を 下からぼうっと見上げていた。なんて きれいな食べ方をするんだろう。僕には あんなことをするくせに・・・端正な横顔を見せながら ゆっくりと食事をするヨン。気品さえ漂っている・・・思わず ため息が出た。こんな人が 僕の... [続きを読む]
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- 2008/04/18 17:17たぶん しあわせ 7
- ヨンは 帰って来て まずゲージの中から僕を出してくれる。そして そのまま抱き上げる。「ただいま いい子にしてた?」そう言って 僕をぎゅっと抱きしめるけど スーツに顔を押し付けられた僕はすぐに腕を突っ張って顔を離した。「あ・・・ そうか・・・ 今日も匂うか?」僕は うんと頷いた。ヨンに抱きしめられるのは大好きだけど 帰って来た時のこのにおいは嫌いだ。特に 今日は「よくわかるな〜 血のにおいがする?... [続きを読む]
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- 2008/04/17 17:29たぶん しあわせ 6
- 僕をきつく抱きしめていたヨンは そっと体を離すと僕の頬を大きな両手ではさむと口づけた。柔らかい唇が触れると ヨンの舌が僕の舌を探しに来て 深く口づけされた。そして ヨンの右手が 頬から離れ 僕の頭を支えると ゆっくりと僕をベッドに横たえた。僕にとって 初めてのキス。訓練所では 決してキスされることはなかったからだ。胸を弄られ 後腔を弄られ ただ強制的に快楽を与えられ相手への快楽を強要されるだけの毎 [続きを読む]
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- 2008/04/17 00:01たぶん しあわせ 5
- しばらくすると ヨンは僕の両脇に手を入れ 膝から持ち上げて床に立たそうとした。でも やっぱり 力が入らなくてヨンの座る前にぺたんと座りこんでしまった。「心配しなくていいよ。 私が どこへだって運んであげるからね。」そう言って 今度は僕のおでこにキスをした。「そうだ。大事なことを忘れてた。」ヨンは ベッドサイドのテーブルの上にあった正方形の箱を手に取った。なんだろう?「シュウ かわいい。その小首を傾 [続きを読む]
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- 2008/04/15 17:41たぶん しあわせ 4
- 目が覚めると 僕は今まで一度も寝たことも見たこともないようなふかふかのベッドの中だった。ここは・・・とあたりを見回そうとしたら ヨンが笑顔で僕の顔を覗き込んだ。「目が覚めた?」その声は やっぱりものすごく優しくて まるで夢の中のようだった。「あ・・・」いつまでもご主人さまの前で 寝てるわけにはいかないので起きあがろうとして僕は体の変化に気がついた。「ほら 抱っこしてあげよう。」ヨンは 僕の背中と... [続きを読む]
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- 2008/04/14 12:44たぶん しあわせ 3
- 夜になるとヨンが帰ってくる。仕事で遅くなる時は ゲージにご飯が出されるけど今日は出ないからちゃんと帰って来てくれるんだ。僕は ゲージの中から部屋のドアを一心不乱に見つめる。朝 別れたばかりなのに 早く会いたくてドキドキしちゃう・・・その時 ドアが開いた。「シュウ ただいまぁ〜。」おかえり! 嬉しくて 僕はゲージに捕まって膝立ちしようとしたけど力が入らなくて倒れそうになる。「あ! 危ない。シュウ ゆ [続きを読む]
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- 2008/04/11 15:44たぶん しあわせ 2
- 僕の一日は ここから始まる。僕が入ってるゲージは 僕が十分横になれるぐらい広くて高さも 僕が跪いても頭がつかないぐらいだ。ゲージの床は 毛足の長い絨毯でふわふわだし 僕の大好きな柔らかいタオルケットも入れてくれてるから とても居心地はいい。そして ゲージは高い台の上に乗っていて 僕が跪くと ちょうど前に立ったヨンと目の高さがいっしょになるぐらい。だから ゲージの隙間から頭を撫でてくれたり キスを... [続きを読む]
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