ちな さん

ちなさん: 小夜嵐
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プロフィール

ハンドル名ちな さん
ブログタイトル小夜嵐
サイト紹介文オリジナル小説。掌編は怪奇・幻想的傾向。長編「アンドロイドとみかん箱の関係について」連載中。
参加カテゴリー
更新頻度情報提供7回 / 35日(平均1.4回/週) - 参加 2008/04/14 19:33

ちな さんのブログ記事

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  • 2008/05/15 12:43アンドロイドとみかん箱の関係について 5
  •  学校は家から自転車で三十分のところにある。 自転車に乗り込む和也の後に付き従うようにするアイリーンに、まさかついてくるつもりじゃないだろうな、と冗談半分に言うと、「はい、わたくしは和也様に付き従いとうございます」 と真面目な答えが返ってきたので和也はハンドルの間に頭をぶつけた。「大丈夫ですか?」 痛む額をさすりながら、アイリーンの心配は無視して命令する。「いいか。絶対についてくるな」 し [続きを読む]
  • 2008/04/24 18:44アンドロイドとみかん箱の関係について 4
  •  窓の隙間から冷たい風が入り込みさっと和也の額を撫でた。 影虎が朝の散歩に出かけたらしい。 影虎は賢い猫だ。鍵さえかけなければ引き戸という引き戸はすべてその肉球のついた前足で開けてしまう。ただ惜しいことに、閉めて行ってはくれない。 影虎の出て行った後を惜しむようにカーテンが舞い踊っていた。 和也は半ば眠りながら枕元にあるはずの目覚まし時計を探った。和也の部屋はよくいえばシンプル、悪くいえば質素 [続きを読む]
  • 2008/04/16 20:34アンドロイドとみかん箱の関係について 3
  •  六畳一間のこじんまりした和也の私室に、一人と一体が座っている。 和也が凝視する畳の表には、アイリーンの足跡がかすかについていた。 どんだけ重いんだこいつは、と和也は嘆きを新たにする。きっと、アイリーンが腰を上げたときには畳に尻の跡が残っていることだろう。 和也はとりあえず数学の課題をすませることにした。難問は山積みしているが、はっきりいって考えたくない。数式は手ごろな逃避材料だった。 数問を [続きを読む]
  • 2008/04/13 13:15アンドロイドとみかん箱の関係について 2
  •  こじんまりとした居間の二万九千七百円のソファにアイリーンが腰掛けると、ソファはこれは規格外ですとでもいう風に軋んだ。見かけよりもかなり重いらしい。「壊すなよ」 現実を何とか受け入れたのか、後から入ってきた和也が言うと、アイリーンは「はい」と神妙に頷き、空気椅子モードに移行した。ソファのスプリングが嬉しげに元に戻る。 ソファと尻の間にかすかな空間を作って微動だにしない彼女の斜向かいに腰掛けなが [続きを読む]
  • 2008/04/13 13:02ABOUT
  • ブログについてこのブログには気ままに書いた小説を適当に載せます。ジャンル・傾向はこれからハッキリさせます。今はまだよくわかりません。のんびりおつきあいいただければ嬉しいです。筆者についてちなと申します。特筆すべきことは何もありません。ゆるいフラフラ人間です。リンクについてリンク・アンリンクフリーです。報告も特に必要ありません。ブログ名 : 小夜嵐管理人  : ちなURL   : [続きを読む]
  • 2008/04/13 00:33アンドロイドとみかん箱の関係について
  •  寺田和也は絶句した。 その後、声帯を励ましながら母祥子に問うた。「これはなんですか」 そこにはダンボールに入った少女がいた。 美少女といっていい外見をしているが、いかんせんメイド服を着ており、一般的な男子高生から見ればドン引きの対象である。少女はなぜか体育座りをして、かろうじてその小柄な体が入るくらいのみかんの箱に入っていた。神妙な顔をしてまわりを見回している。「なにって、かわいいでしょー ... [続きを読む]
  • 2008/04/11 20:10パセリと足元
  • 「パセリの根元には、妖精が住んでいるのですよ」「はあ」 町田くんは青い空を見上げながら生返事をした。 雲が目の端をかすめ、白を追えばどこかで鳥の鳴き声が。「あれ、先生、ヒバリってチーと鳴きましたっけ」「さあ、チーはスズメではないですか?」「スズメはチュンではないかと思うのですが」「難しい問題ですね。後で調べておきましょう」「はあ」 ひとり難しげに頷く先生をまじまじと見つめながら、町田くん ... [続きを読む]
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