安田菓子 さん

安田菓子さん: 秘密箱
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プロフィール

ハンドル名安田菓子 さん
ブログタイトル秘密箱
サイト紹介文ストーリー重視18禁BL。「黄昏の王」続編「花檻の蝶」連載開始。傷心に忍び込むその愛は運命か罠か。
参加カテゴリー
更新頻度情報提供54回 / 37日(平均10.2回/週) - 参加 2008/04/17 18:25

安田菓子 さんのブログ記事

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  • 2008/05/15 18:47花檻の蝶/10 プロセルピナ
  • 東京の曇天の陰鬱さは、地方都市のそれとは違う独特なものがあると和永は思った。人のどろどろとした感情が街の熱に熱せられて雲になり、怨みを吐きながら黒々といつま [続きを読む]
  •   関連キーワード
  • 東京
  • 2008/05/14 20:16花檻の蝶/9 傷狐
  • 「なんで側近やめちゃったの、お前」楡康晴は面白そうに笑いつつ、子供にでも尋ねるように和永に話しかけた。白衣を腕まくりしながら老人の診察中だ。久遠邸からの帰り [続きを読む]
  •   関連キーワード
  • 2008/05/14 00:41花檻の蝶/8 青い鳥逃げた
  • 和永は先の廊下からゆっくりと歩いて来た。未だ、仁はこのよく磨かれた廊下を歩きにくく感じる。だが、長年ここに暮らした和永は苦もなく、そして音もなく足を運ぶ。仁が [続きを読む]
  • 2008/05/13 15:05花檻の蝶/7 人魚が如く
  • 数時間前の久遠邸は、無音の中で空気が沸騰していた。その日、午後から急に体調不良を訴えた久遠青海を、側近の飯島仁は屋敷にと連れ帰り、自室のベッドへと助けながら寝 [続きを読む]
  • 2008/05/10 16:46花檻の蝶/6 罪の香
  • 肩を誰かの腕が包んだ。和永はそれを咄嗟に振り払った。「どうした」振り返ると五十嵐の驚いた顔があった。その精悍な顔に微かな心配が過ぎる。和永は険のある表情 [続きを読む]
  • 2008/05/08 16:19花檻の蝶/5 夜の熱
  • 音楽だけが流れ、しん、と人声が静まった店内の真ん中で、和永は立ちつくしていた。目の前には良く知らないタレントが土下座をしている。全員の視線が集まっている。年 [続きを読む]
  • 2008/05/07 16:14花檻の蝶/4 アンフォゲタブル
  • 携帯が和永のポケットで震えた。和永は五十嵐の背が今日の最終カットである被写体のクレマチスに集中しているのを見遣りつつ、足音を忍ばせてスタジオの鉄扉を細く開け [続きを読む]
  • 2008/05/06 23:02花檻の蝶/3 ダリア
  • 和永が掌を開くと、蝶はスタジオの外で満開のノウゼンカズラに向かい、ひらひらと舞い上がった。つる状に垂れ下がるオレンジ色の花に黒い蝶は良く映えた。「……なぜ写真 [続きを読む]
  • 2008/05/06 12:04花檻の蝶/2 迷い蝶
  • 撮影初日は午後からだった。初めての撮影に悩んだあげく、ノーネクタイのカジュアルスーツで出た。五十嵐の口ぶりだと多少の力仕事もありそうだったからだ。花粉が付く事 [続きを読む]
  • 2008/05/05 21:11花檻の蝶/1 出会い
  •  大沢雅晶は、その瞬間たちまち恋に落ちていた。服を脱がせながらソファで2回、ベッドに押し倒して3回達した所為ではない。堪えるのに時々漏れてしまう甘い声でもなく [続きを読む]
  • 2008/05/04 23:19空蝉の塚/4 名も無き愛に心揺れ
  • 先導する老女の背を見つめていないと迷子になりそうな屋敷だった。飯島仁は、その久遠邸の長い廊下を歩きながらも気持ちを決めかねていた。今日は青海と和永、家令の ... [続きを読む]
  • 2008/05/03 21:29空蝉の塚/3 青き海の想いは深く
  • 「青海」飯島仁は、身体の上に載る愛しい男の裸の肩に顎を載せ囁いた。肩胛骨に両手を回す。全身がくまなく密着し、溶け合って離れない気がする。口の中で、甘く溶ける ... [続きを読む]
  • 2008/05/02 20:26空蝉の塚/2 愛と仁とに佇む者は
  • 飯島仁は、手を合わせている和永のやや白い横顔を盗み見た。あまり調子が良いようには思えない。目の前には土が盛られた土まんじゅうがあった。仁の目に、その墓は奇妙 ... [続きを読む]
  • 2008/05/02 20:21空蝉の塚/1 和を永くと願いし者は
  • 代々の側近が眠るその墓が「空蝉塚」という名である事を和永はのちに知った。塚が墓石の無い土まんじゅうだから、夏になるとその上に落ちている蝉の抜け殻がまるで墓石 [続きを読む]
  • 2008/04/30 10:42黄昏の王/8-5 残照(終)
  • 誰かが額に触れている。和永か。いや、和永ではない。ただ素朴に愛おしむ手だ。潮騒のリズムと同じだ。青海が目を開けると、残照を受け、顔半分を夕日のオレンジに染 [続きを読む]
  • 2008/04/30 10:26黄昏の王/8-4 残照
  • 帰り際、諒子が退屈しのぎにと手渡した夕刊紙には仁の妻、果歩の顔が大きく載っていた。<かほりん離婚、略奪愛へ>と下品な文字が躍っている。青海はそれを一瞥すると、裏 [続きを読む]
  • 2008/04/28 20:13黄昏の王/8-3 残照
  • 飯島仁はようやく留置場から解放された。今後、裁判があるがインサイダー取引の有無が論点となる。仁は偽証の疑いが強いとされているからだ。知り得た情報を漏らした事は ... [続きを読む]
  • 2008/04/28 11:58黄昏の王/8-2 残照
  • 「繰り返します。久遠ホールディングスの株取得に関する問題で、政府はパターソン&パートナーに購入差し止めを求める、異例の中止勧告を出しました」アナウンサーは画面 [続きを読む]
  • 2008/04/28 09:50黄昏の王あらすじ(4覚醒〜7逆転)
  • いよいよクライマックス「黄昏の王」ここまでのあらすじと登場人物をまとめました。苦境に立つ組織の長である久遠青海(くどうおうみ)を、買収先から派遣された側近の [続きを読む]
  • 2008/04/27 23:25黄昏の王/8-1 残照
  • 廊下に出、エレベータホールに向かうと和永が立っていた。その怜悧な顔は何もかも分かっている様子だった。青海を見るやエレベーターのボタンを押し、ドアを開けて礼 ... [続きを読む]
  • 2008/04/27 16:50黄昏の王/7-3 逆転
  • 青海は和永の頬に手を触れさせた。静かな久遠邸の中の青海の自室だった。和永は青海を見上げ、少し笑った。「かすり傷です。心配しないでいい」「……仁がそんな馬鹿 ... [続きを読む]
  • 2008/04/27 15:02黄昏の王/7-2 逆転
  • 冷たい鉄格子のある部屋の前へ、足音が響いて止まった。飯島仁は壁に寄りかかって座っていた。横になると怒鳴られるので日中は横になれない決まりだと理解した。眼鏡が無 ... [続きを読む]
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  • 眼鏡
  • 2008/04/26 14:55黄昏の王/7-1 逆転
  • 薄曇りの院内は暗く、どこか陰鬱なムードが漂っていた。だが、和永の心は穏やかだった。小田和永はナースステーションで退院の挨拶をし、病院の受付で持ち物を宅配に預け ... [続きを読む]
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