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- 2008/07/24 20:50t109「跡」 お見合いの日12
- がやがやとみんながあわてふためいているのが解る。「佐紗、心に決めた人って・・・どういう事だ!」何だかみんなの声が遠くなっていくヤバイ、目の前も、真っ白になってきたみんなの声が・・・体がぐらりと揺れるのを感じた瞬間、誰かが、後ろに来たのを感じた。「さーちゃん?」って敦の声あ〜どうしよう・・・・もう、自分自身をどうしようもない。「大丈夫?ねぇ!しっかりして!」と敦が体を支えてくれた。「どういう事だ! [続きを読む]
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- 2008/07/24 12:50t108「跡」 お見合いの日11
- 「いえ、この方が、良いですよ、自然で・・・」と隆さん双方の両親の愛想笑いが続いている。敦と美千子ちゃんは、10分ほど部屋に入って来なかった。きっと二人のこと美千子ちゃんに聞かれて説明していたのだろう食事が進み、デザートの果物が運ばれて来たとき、叔父様が、「佐紗ちゃん、隆と会ってみてどうだね?」来た、今がチャンスだ。私は、あえて、敦の方を見ないようにして、叔父様の目をまっすぐ見て「ハイ」と言った次に [続きを読む]
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- 2008/07/24 08:50t107「跡」 お見合いの日10
- 「へ〜そういうこと・・・・」と美千子ちゃん「美千子は、黙ってろよ」「私、多分ね、父に、言っても取り合ってもらえないと思って、結婚できないこと、隆さんに、直接謝ろうと思って今日は来たの。でもさっきから、言うタイミングがなくて・・・」「僕がみんなに話す」「だめ!今日は、私が隆さんに謝る為に、ケジメ付けるために、来たんだから」「・・・」私は、持っていたワンピースを着て、ストッキングを履きながら「髪の毛 [続きを読む]
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- 2008/07/23 20:50t106「跡」 お見合いの日9
- 「こっち」「はい」「今、美千子に声かけるから・・・」とさっきいた和室に向かった所で美千子ちゃんが出てきた。「ごめんなさい、ご迷惑おかけして」「あ〜気にしないで!、私の部屋、汚いから驚かないで!」と自室のドアを開けてくれた続けて敦まで入って来て、ドアを閉めた。「なんであ〜にいが入ってくるのよ、佐紗さん着替えられないじゃん」「お前は、良いから」「えっ?」「まったく、真っ青な顔して、貧血おこすんじゃない [続きを読む]
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- 2008/07/23 12:50t105「跡」 お見合いの日8
- 甘い声で優しく話しかけないでよ。涙でそうになるじゃん。このまま敦に、抱きついてしまいたい。目の前にご馳走が並んでるけど、気持ち悪くなりそうで食べられない。隆さんが、「着物苦しくて、食べられませんか?お洋服でおいでになれば良かったのに・・・」「そうなんですけど・・・今日だけは着物でって・・・・」と父の方を見た。「美千子の服で良かったら、着替えませんか?」「そんな・・・・大丈夫ですから・・」「私ので [続きを読む]
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- 2008/07/23 08:50t104「跡」 お見合いの日7
- こんな、いたずらっ子みたいな表情は、敦にそっくりだ。私は、頷いて、バックから携帯を取りだした。【現実】目の前に現れた君は、やっぱり美しくてでも君は、僕に会いに来たんじゃない悲しい現実目の前に現れた君は、やっぱりかわいくてでも君は、僕を見ずに他の人をみてる淋しい現実目の前にいるのに、抱き寄せることも出来なくて僕の頭は、パニック!その綺麗な瞳を僕の物にできなくて・・・敦から「なんで?どうして?兄貴の相 [続きを読む]
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- 2008/07/22 20:50t103「跡」 お見合いの日6
- 20分ほど、雑談の中でついでのように、式はいつ頃とか、話しがどんどん決まっていく。私は、とんでもないことを頭の中で想像した。今、すくっと席を立って、敦の所に行って、敦に抱きついてディープキス!そして言う「私結婚するんだったら、敦さんが良い!」思いっきり我が儘に・・・・女王様のように高飛車に・・・そしたら、両親はどうするだろう。引き離される?それとも、それなら、それでも良いと言ってくれる?後者は、あ [続きを読む]
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- 2008/07/22 12:50t102「跡」 お見合いの日5
- もう、後ろになってしまった階段。気配で、階段の途中で固まっているのがわかる。私は、何事もないかのように、そのまま進んだ。応接間に通され、そこで待っていたのは、やはり、目が敦にそっくりな25〜6才の男性。背は、敦よりちょっと低めで、ちょっと細めな感じかな?「長男の隆です。」と叔父様が紹介する彼は、少し、ぎこちなく会釈した。私の事は、父が勝手に紹介する私は、彼の目をしっかり見て、にこっと笑顔を作り頭を [続きを読む]
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- 2008/07/22 08:50t101「跡」 お見合いの日4
- 緊張で、さっきから貧血起こしそう。帯が苦しいこんなにぎゅうぎゅうに締め付けられて、赤ちゃん大丈夫かな?「さーちゃん、大丈夫?やっぱりお洋服の方が良かったかしら」母が言う「うん、帯が苦しい」「いまさら、どうしようもないから、車から降りたら少し緩められるところ緩めましょう」「うん」堂ヶ崎家のお宅は、どちらかというと、和風な我が家と違って洋風な外見。想像通り、立派なお家。門から玄関まで、何十メートルある [続きを読む]
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- 2008/07/21 20:50t100「跡」 お見合いの日3
- しかし、姫は、姫の国を滅ぼした国の兵士に見つかってしまい、そのお城に連れていかれ、その国の、王子と結婚をさせられそうになってしまったのです。必死な抵抗をして、すきを見て、なんとか、その国のお城から逃げ出すことに成功するけれど、姫は、一人っきり。頼る者もいない。たどり着いた、小さい村。しかし、今まで、姫として、育てられ、働くことすら知らない姫は、何もすることが出来ず、食べ物も手に入れることすらでき [続きを読む]
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- 2008/07/21 12:50t099「跡」 お見合いの日2
- その後、他の絵の整理を始めたが、敦と二人でいた時に描いた絵は、見るのが辛い。全てが敦との思い出・・・・そっとスケッチブックを閉じ、全く違う絵を描くことにした。もしも、敦との仲を引き裂かれたら・・・私の思いだけでも、敦に届けたい。私は、風景が多く、人や動物は、ほとんど描かない。私は、子供向けの童話の絵本に使われるような絵を紙芝居風に、何枚か描いた。思いついてそれらを動画にすることにした。15枚の、オ... [続きを読む]
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- 2008/07/21 08:50t098「跡」 お見合いの日1
- 今朝の敦からのメール「おはよう、今日は、1日家に缶詰です。兄貴の許嫁が来るので家族全員集合です」一度「私は、今日、お見合です」と書き、消した「今日は、お天気が良くて気持が良いね。こういう日は、窓全開でドライブ!!!したいね。」と関係のない事を返した。同じ堂ヶ崎家で、お兄さんの許嫁が来る・・・淡い期待は裏切られる・・・やはり間違えなかった。私は、敦のお兄さんと今日お見合するのだ・・・この2週間、私は、タ [続きを読む]
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- 2008/07/20 20:50t097「跡」 もう会えない3
- 夕方、携帯が鳴る。メールだ。「今、無事に成田についた。さーちゃんはお家に着いた?」「うん、さっき着いて、今シャワー浴びて一休みしてたところ、お家に帰るまで、気をつけて・・・」夜「お休み・・・」久々の一人の夜。寂しい。「お休みなさい」と返す翌朝「おはよう!、今日も1日、さーちゃんが元気でいられますように。僕は今日、事務所に行って、旅の成果を報告してきます」「おはよう、お仕事頑張って!あ〜ちゃんの作っ [続きを読む]
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- 2008/07/20 12:50t096「跡」 もう会えない2
- この時、ふっと、日本に着いたら、きっと誰か迎えに来てるだろう。それを振り切り、午後、敦が日本に到着するのを待ち、そのまま何処かに連れ去ってもらおうか・・・そんな、事が頭に浮かんできた。「なのに、なぜ泣いているの?お別れしなければならない何かがあるの?」「彼とは、もう、二度と会えないんです。」「そうなの?生きていたら、また、何処かで会えるわ」「会ったら、いけないんです。」その後そのご婦人は、自分の... [続きを読む]
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- 2008/07/20 08:50t095「跡」 もう会えない1
- ぎりぎりまで、二人、出国カウンターへ続く扉の近くのソファーに座り手をにぎりあっていた。いよいよ時間。人目もはばからず、抱き合い、キスをした。「愛してる、必ず、迎えに行くから・・・」「うん。私も愛してる。楽しかった。ありがとう」「僕こそ、楽しかった。ありがとう」そんな風に言って別れた。【別れの予感】二度と会えないなんてこと無いよね片時も離れたくない。君がそこにいないと、僕は息が出来なくなるお願いだ [続きを読む]
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- 2008/07/19 20:50t094「跡」 別れのカウントダウン5
- 【荷物】不安な夜君の悪い癖、一人で荷物を抱えて悩むこと僕にもその荷物、半分持たせてよ君は、いつも僕の分まで持とうするね。君が押しつぶされそうな時は、僕が君の荷物を持つね。もし、僕が押しつぶされそうになったら、そんな時だけ、少し助けて、半分だけ僕の荷物を持って!君の悪い癖、一人で荷物を抱え込んで隠すこと!君より力の強い僕に、君の荷物を預けてよ!僕と君は行き先は一緒荷物が重くて、だんだんはみ出す中身 [続きを読む]
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- 2008/07/19 12:50t093「跡」 別れのカウントダウン4
- こんな些細な偶然にも、二人の共通点を見て、いつか彼が言ったように、運命がまた二人を結びつけてくれる・・・そう、信じようと自分に言い聞かず。お互いのアドレスを交換して、登録するする。これで良い。「これで、いつでも連絡とれるね。」「日本に帰ったら、すぐに、さーちゃんのお家に挨拶に行くから」もう、会えないのではないか、という、不安を打ち消すかのように敦は、言った「だから、それはだめ。まず、私にけじめを [続きを読む]
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- 2008/07/19 08:50t092「跡」 別れのカウントダウン3
- 【羽ばたく】楽しかった夢の時間は終わるけど強く激しく燃え上がった時は終わるけど明日からは、新たに、穏やかに時を刻もう焦らず一歩ずつ進んで行こう夢のようだった素敵な時間を胸に明日から、また、二人で歩んでいこう「ねぇ、もう明日、日本に帰らないといけない。ちゃんと連絡先とか教えて!僕のはこれ」1枚の紙を渡されたが、私は、見ずに返した。「これは、受け取れない。」「えっ?」「私自身、きちんと親の決めた結婚... [続きを読む]
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- 2008/07/18 20:50t091「跡」 別れのカウントダウン2
- でも、そんなに簡単に、思い通りになるはずがない。私の心の中は、渦巻いていた。肯定する気持、否定する気持、自分で、自ら、望んだことだけど、もし、本当に出来ていたら、どうしよう!どうしたら良いんだろう。あの時と事情が変わっている。お兄さんが許嫁・・・・私の素性はすぐにばれて・・・・あ〜どうなっちゃうんだろう。子供は、どんなことをしても育てて行かねば。敦の大事な子供・・・でも自分にそんなこと出来る?決 [続きを読む]
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- 2008/07/18 12:50t090「跡」 別れのカウントダウン1
- その日の晩、ちょっと高級なレストランへ、あ〜ちゃんは、アクセサリーなんかを入れる小袋をパンツのポケットからだし、中に入っていた、2本のチェーンを出した。タイ特有のきんきらしたゴールドのチェーンさらに、デザインリングを別の袋からだして、そのチェーンに滑らせて、一個を私の首に付けた。もう一個を自分で首に付けた。「この、きんきらゴールドあんまり好きじゃ〜無いけど。ここは、タイだからタイの思い出に・・・・ [続きを読む]
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- 2008/07/18 08:50t089「跡」 偶然?3
- 跡取りの為に、繁殖用の豚みたいに、無理矢理子供を作らされて・・・・最悪!考えただけでぞっとする。「どうしたの?ぼーっとして」「ジャグジーに浸かりすぎて疲れた〜」「ばかだね〜」忘れよう、あと10日どんなに、悩んでも、どんなに、落ち込んでも、敦と一緒にいられるのはあと10日しか無いのだ。それでも、悩んでもしかたないのに、その事が、頭をもたげる「私、浜辺のタイマッサージ行ってくるわ。あ〜ちゃんも行く?」敦 [続きを読む]
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- 2008/07/17 20:50t088「跡」 偶然?2
- 「さーちゃん!なにやってるの ?」「Gパンがつっかかっただけ」「Tシャツも前後ろ逆だし」「えっ?や〜だ〜ほんとだ」頭の中はごちゃごちゃだった。DOUGASAKI・・・・ドウガサキ?堂ヶ崎?許嫁、堂ヶ崎隆には、3つ違いの音楽をやってる弟、と妹が1人・・・の3人兄妹。父親は、会社社長。敦の3歳年上の兄の名前はたかし・・・隆妹もいる。私のまだ見ぬ、許嫁の名前は、堂ヶ崎 隆佐藤、鈴木、田中、斉藤そんな名字ならいくらでも... [続きを読む]
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- 2008/07/17 08:50t086「跡」 私の野望5
- 敦も、もし子供が出来たら、どんなことがあっても、私の人生に、付き合おうと決心したのかも知れない。暫く、私の目をみて、離さなかった。私も、敦の目を見続けた。吹っ切ったように、私を優しく抱きしめ、私の中に入ってきた。いつもより、より、優しく、力強く・・・・出来れば、 自分一人で親の敷いたレールから飛び出す勇気が欲しい。子供が出来るのも運命、出来ないで、お見合相手と結婚させられるのも運命。敦と一緒なら... [続きを読む]
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- 2008/07/16 20:50t085「跡」 私の野望4
- 敦との子供なら、愛の結晶?敦がどう思っていても、私にとっては、大好きな人の子供・・・軽率と言われたらその通り。でも自分を止められない。私は、日本に帰って、お見合相手に、結婚できないと告白する。敦は、お家がどんなに、お金持ちでも、本当に、自分たちだけで生活が出来るようになるまで結婚はしないだろう。そう言う人だ。もし子供が出来たことが解ったら。自分の夢を捨ててでも、私と子供を養おうとする・・・・だか... [続きを読む]
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- 2008/07/16 12:50t084「跡」 私の野望3
- 家の環境も決して、かけ離れていないみたいだし・・・私、この人のこと好きかも、そう、感じて、この人とずっと居られたらいいなぁ〜、そんな漠然とした思い。そして、私の事をさらって貰いたいと言う願望、私には、この人しかいない。私が、自分の人生を預けられるのは、この人しかいない。そんな、確信に変わるのに、時間はかからなかった。【一緒】一緒に行くあの街、あの店手を繋いで歩いたあの浜辺明日は、どんな店にいく? [続きを読む]
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