日向夏とどを さん

日向夏とどをさん: 原稿用紙10枚
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オリジナル小説発表☆小説書きませんか?☆短編小説
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プロフィール

ハンドル名日向夏とどを さん
ブログタイトル原稿用紙10枚
サイト紹介文原稿用紙10枚分からのオリジナル短編小説を書いています。主に1話完結の読み切り作品です。チラ見も歓迎。
自由文普段、小説を読まない方でも、好奇心旺盛な方やデリカシーのある人なら多分、楽しめると思います。一部、音声合成ソフトを使用した朗読を聴きながら読むことができます(当ブログからリンク)。なんとなくフラっと訪れてみて下さい。
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更新頻度(2年)情報提供30回 / 238日(平均0.9回/週) - 参加 2008/04/25 01:55

日向夏とどを さんのブログ記事

記事削除機能過去の記事 … 1 2 次へ
  • 2008/11/18 00:34原始的な生活
  •  駆け出しの若手俳優、百々太(ももた)が日本から遙か遠くにある、少数民族の村に滞在している。その原始的な生活や慣習を直也が体験し、その様子がテレビ番組で放送される。 初めてテレビに出演することになり、これを機に俳優としての仕事に繋がればと願う直也は並々ならぬ意気込みで、この村に滞在することになる。 灼熱の日差しが照りつける中、ほとんど裸の、修正無しではテレビ放送に堪えない格好で、なんだかわけのわか [続きを読む]
  • 2008/11/02 20:50vol.2 「買ってますよ。」と言わないで
  •  些細な出来事なのだが、いつだったか、ある漫画が読みたくなって漫画喫茶に出掛けた。ちなみに、その漫画が何かは、この話に直接的な関係は無い。 気になる人のために書いておくとすれば、それは富樫義博先生の『HUNTER×HUNTER』である。その出来事があった頃は単行本が26巻まで出ていた。 連載が始まった時期に数話読んだ程度だったので、まとめて読むには良い機会だった。とても面白くて、時を忘れて読み耽... [続きを読む]
  • 2008/11/01 19:19vol.1 タスポを持っていない喫煙者
  •  私は去年の年末に煙草をやめた。禁煙に成功して、だいたい10ヶ月くらいになる。運良く色んな偶然が重なって、禁煙するための条件が整ったのか、今までは何度も失敗したにも関わらず、自分でも不思議なくらい、それほど禁断症状に悩まされることもなく、やめることができた。 ただ、たまに夢で見ることがある。煙草を吸ってしまった!という夢だ。しかし、その頻度も段々と減ってきている。多分、これからも煙草を吸うことは... [続きを読む]
  • 2008/10/31 21:23vol.0 プロローグ
  •  今の段階では未来の話、それなりに時間を経た後には永遠に過去の話。 海外に滞在している小説家の友人が太陽の眩しさに眼をこわばらせながら一人で見慣れぬ街を歩いている。 この友人は生活にそれほど困ってはいない。しばらく暮らしていけるほどの蓄えがある。最近、あまりにも忙しすぎた仕事を辞め、とりあえず休養を摂るつもりでいたところ、昔、よく一緒に遊んでいたが、しばらく疎遠になっていた小説家から、ちょっとし... [続きを読む]
  • 2008/10/26 18:10ジョン・レノンのブログ
  • http://caspeee.jp/channels/todowo/nxPEVrKEV4/ ←音声版はこちら。   兄が仕事から帰宅すると両親と、都会に住んでいるはずの弟が晩御飯を食べていた。少し驚いた様子の兄がとりあえずスーツの上着を脱いでいると弟が話しかけてきた。 「よう。久し振り。今日友達の結婚式があって顔を出して来たんだ。すぐまた向こうに帰らなくちゃいけないんだけどな。兄貴、飯喰ったら空港まで送ってってくれないか?」 兄は部屋着に... [続きを読む]
  • 2008/10/19 08:35夢を叶えない方法
  • http://ul.caspeee.jp/channels/todowo/8skAjKNP38/ ←音声版はこちら。   常夏のリゾート地で二人の男が久し振りの休日を楽しんでいる。海辺でビーチパラソルの日陰になっている折り畳み式のイスに、海パン姿で寝そべりながら快晴の空を見上げている。暑い日差しの熱が芯から疲れをほぐす。 空には小さな太陽が二つ昇っている。くつろいでいる二人の男はそれぞれ、三ツ矢の形をしたプロペラのようなサングラスをしている。そ... [続きを読む]
  • 2008/10/01 00:20コンビニの隣のコンビニ
  • http://caspeee.jp/channels/todowo/jMcvdnkBbi/ ←音声版はこちら。   朝5時に目覚めたコンビニの店主、諸沼源太(もろぬまげんた)は二階の窓から外を眺めている。外はまだ闇が濃い空の色と森の深い緑色に包まれていた。 その手前の下の方へ視線を向けると、店の駐車場を見ることができる。そこは沢山のトラックでひしめき合っていた。アイドリングしたままのエンジンの重低音が振動と共に聞こえてくる。外の寒さが排気... [続きを読む]
  • 2008/09/23 16:255次元でのダーツ  3/3
  • http://caspeee.jp/channels/todowo/szZKxuhwYi/ ←音声版はこちら。1/3へ    2/3へ   レストランの個室で、ダン・マツイと真宮寺摩依がお互いの人生の共通点について熱心に話している。その時、ドアから遠慮がちなノックが籠もるような音を立てて店員が入って来た。ラストオーダーの時間であることを告げられた。二人は何も頼まなかった。開いているドアからいつの間にかメインホールに流れていたボサノヴァのBGMが... [続きを読む]
  • 2008/09/20 21:015次元でのダーツ  2/3
  • http://caspeee.jp/channels/todowo/lCx48L7VRq/ ←音声版はこちら。1/3へ    3/3へ   オレンジ色とゴールドを混ぜた優雅な印象を与える照明が食卓を照らしている。白いテーブルクロスの上には軽食程度にピッツァやサラダが置かれている。音楽はメインホールからボサノヴァ風のBGMが少し漏れてきて微かに聞こえる程度である。 そのテーブルに向かい合うようにして、路上で出会った摩依と男が席に座っている。 男は... [続きを読む]
  • 2008/09/18 20:325次元でのダーツ  1/3
  • http://caspeee.jp/channels/todowo/P8tnMHe1kP/ ←音声版はこちら。 2/3へ    3/3へ  誰が何のために開催したのか誰も知らないような豪華なパーティーが高級ホテルで盛大に行われている。参加している人々の年齢層は高めで何やらお金の臭いがする。会場の少し高いところに4人の弦楽器奏者がいて、聞き覚えのあるビバルディの春を演奏している。その音楽を掻き消すように、あちらこちらに見受けられる正装した人々の輪... [続きを読む]
  • 2008/08/23 21:443/3 おそらく私は生きている
  • http://caspeee.jp/channels/todowo/Iuq5t5uqn8/ ←音声版はこちら。1/3へ    2/3へ  新たな空間は全体的に明るい白色で、どこまでも果てしなく広がっていた。特に空から眩しい照明の光が射し込んでいる場所に巨大な茶色のテーブルがあり、顔が見えないくらいの眩しさに照らされている論客達が8人ほど向かい合うようにして座っている。 キャスターの手に委ねられて、この空間に彼が降り立って振り返ると、元来た方角に... [続きを読む]
  • 2008/08/14 14:442/3 おそらく私は生きている
  • http://caspeee.jp/channels/todowo/S503qjGQmd/ ←音声版はこちら。1/3へ 3/3へ   広い部屋は殺風景で、天井も壁も床も鮮やかな赤で塗り潰されている。その中央にあるオレンジ色のソファーに彼は座っている。 彼の目線の先には、壁に埋め込まれたテレビがあり、その左隣の棚には分厚い辞書ほどの大きさの、ビデオテープのようなものが並んでいる。その横のキャビネットの上にはミシンのような機械が一台置かれている。... [続きを読む]
  • 2008/08/08 23:421/3 おそらく私は生きている
  • http://caspeee.jp/channels/todowo/Ym5vugq1QI/ ←音声版はこちら。2/3へ  3/3へ   店内にはジャズオーケストラが奏でる品の良い音楽が流れている。一見すると古ぼけた広いだけの倉庫という印象を受けるが、レンガ造りの店内は異国情緒漂う雰囲気が巧く演出されていて、柔らかく濃密な青い照明に染められている。客の姿はまばらである。 バーカウンターには客が一人しかいない。初老に差し掛かった中年男性が、 [続きを読む]
  • 2008/07/30 00:07イスブーム
  • http://caspeee.jp/channels/todowo/7HurbYJCs9/ ←音声版はこちら。  夕暮れ時、村の小さな書店が早くも店を閉じた。店の入り口には貼り紙がしてあった。 (永い間お世話になりました。突然ですが諸事情により閉店することとなりました。本を注文されている方は、お手数ですが今月末までに隣りの自宅玄関より、お受け取り下さい。店主より) 店内は蛍光灯を点けなくても、窓から射し込む夕陽だけで十分明るく、むしろ眩しい... [続きを読む]
  • 2008/07/05 00:33テディーベア似の宇宙人
  • http://caspeee.jp/channels/todowo/pnzpUL1zwy/ ←音声版はこちら。  熱帯夜、外でコオロギが鳴いているのが聞こえている。マサルは蒸し暑さに耐えかねて目を覚ました。夏休みの半ば、特に明日決まった時間に起きなければいけない用事があるわけでもないマサルは、そのままベッドから上半身を起こし背中をもたせながら考え事をした。部屋の中にはこの頃着ていない高校の学生服がかかっていた。 「高校最後の夏休みだというの... [続きを読む]
  • 2008/06/28 00:32沈みかけの夕陽
  • http://caspeee.jp/channels/todowo/QbAPWWFb6l/ ←音声版はこちら。  桜が舞い落ちている。舗装されていない道、土の上に薄桃色の花弁が積み重なっている。 佐野はその道に車を停めた。ここからしばらく歩かなくてはいけない。この辺りは人通りがなく建物も少ない。暖かい日差しを相殺して心地良い風が吹く。涼しげで目にあらゆる色彩が鮮やかに際立つ陽気な光景の中、佐野の気分はそれには相殺されずにいる。 古く小さなア... [続きを読む]
  • 2008/06/10 22:36はてな
  • http://caspeee.jp/channels/todowo/mjuTfWQlz1/ ←音声版はこちら。  夜の公園でマサヤは休んでいる。閑静な住宅に囲まれていて辺りは静かだ。時折淋しげな犬の遠吠えが聞こえる。マサヤは、ぼーっとしている。 最近マサヤは些細なことに悩んでいてもキリがないと思って、なかば人生の色んなことに諦めの感情を覚え始めている。最寄りの駅からアパートが遠すぎること、引っ越したいがお金も探す時間もないこと、友人ケイイチ... [続きを読む]
  • 2008/05/26 16:27珍しい魚
  • http://caspeee.jp/channels/todowo/maHj1Mg9Bq/ ←音声版はこちら。  辺りが暗くなってそろそろ止め時だとわかっているが、マサシは釣りをしている。 森の奥にあるこの川は地元の釣り人が好む絶好のスポットだ。しかし、夜になればここを頻繁に訪れる者でさえ、道に迷い帰れなくなるという。そんな場所でマサシは一人、あと一匹釣れたら帰ろうと思っている。 いよいよ闇に包み込まれるというギリギリのところでマサシは魚を... [続きを読む]
  • 2008/05/13 00:46歪んだグラス
  • http://caspeee.jp/channels/todowo/Iuq5t5uqn8/ ←音声版はこちら。 雨が降っている。特に予定がない休日の昼過ぎに目覚めた、鉄瓶条次(てつびんじょうじ)は昨日もらった箱を見た。やはり夢ではなかったようだ、彼は気怠そうに中を開けようとしている。  昨日も雨が降っていた。仕事帰りにバスの路線を間違えて乗ってしまった。この地方に転勤してきて間もない彼はしばらく気付かなかった。車内は混み合っていた。 やたら... [続きを読む]
  • 2008/04/30 01:18お金のなる木プログラム
  •  今日で同僚が会社を辞める。突然の出来事だった。何が理由なのか、わからないまま彼の同僚は別れの挨拶をし仕事の引き継ぎ等を手際よくこなした。 結果的には会社に迷惑をかけず誠意を持って応じられたが、彼の同僚に対する雰囲気は円満退社というには程遠く送別会も開かれなかった。 按版裕也(あんぱんゆうや)は唯一、同期入社の同僚に何があったのか想像すらできない。同僚の雲呑護(わんたんまもる)とは仕事の愚痴や展... [続きを読む]
  • 2008/04/26 00:03水素を読めない惑星
  • http://caspeee.jp/channels/todowo/kpz858LKqx/ ←音声版はこちら。  地球に隕石が接近している。 かなり大きな隕石だ。墜落したら地球は跡形もなく砕け散ってしまうだろう。 世界中の国が力を合わせた。 軍事力を結集させ、隕石を爆破することにした。計画通りにいけば隕石が粉々になり地球に被害をもたらすことはない。 前古未曾有の人類の危機。しかし、それをきっかけ世界が一つになり、国家を越えた地球人としての意識 [続きを読む]
  • 2008/04/24 01:23最もストレスが少ない職場
  • http://caspeee.jp/channels/todowo/ ←音声版はこちら。  花屋の前に行列ができている。その後ろの方には仕事帰りの日向夏里美(ひゅうがなつさとみ)も大人気商品を買うため並んでいる。 この時、里美は興味こそあったが、この花屋で働くことになるとは思っていなかった。 この花屋は普通の花屋ではない。周りを3つの大きな建物に囲まれている。後ろにはその商品を開発した会社のビル、右隣には精神病院、左隣にはホテルが... [続きを読む]
  • 2008/04/20 22:55わしや!わしや!わしやがな!
  •  混雑する銀行の隅っこで将棋雑誌を読んでいる男がいる。その男、米櫃辰弥(こめびつたつや)は預金を下ろす時には最寄りの同じ銀行には行かず、わざわざこの遠くの支店まで歩いて行く。運動不足解消と何故か毎号きちんと置いてある将棋雑誌を読みに来る。混雑しているのも雑誌を読むのに適している。 「こめびつさーん。」 窓口の銀行員が彼の名前を呼んだ。その声が米櫃には聞こえているが雑誌を切りのいいところまで読みた... [続きを読む]
  • 2008/04/17 23:50世界を語る素直な変わり者
  •  盲腸で入院している母にどうしてもと頼まれた茶葉茂夫(ちゃばしげお)は今まで来たことがない村で会ったこともない人物の葬儀に出席している。 故人は母の母の母の姉の孫娘で、要するに茂夫の母のはとこにあたる人だ。はとこといっても二十才以上歳が離れていて親子くらいの年齢差があった。 母が幼い頃から成人するくらいまでの間、近所に住んでいて何かと世話になる機会が多く、大学進学の際には学費の一部を負担してくれ... [続きを読む]
  • 2008/04/14 17:40ゴミ分別士の陰鬱な気分
  •  「朝のニュースをお伝えします。昨夜、全国に指名手配されていた住所不定無職の連続ゴミ投棄犯、股田股造容疑者が逮捕されました。股田容疑者はゴミを山奥や海岸に捨てるなどの行為を繰り返しゴミ投棄法に違反した疑いについて、ゴミ袋が買えなくてやった、罰金になったら払えないので仕方なくやったなど大筋で容疑を認めている模様です。」 栗尾根高志(くりおねたかし)は、いつもこの手のゴミ投棄法絡みの報道を見ると疎ま... [続きを読む]
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