慈遠(ジオ) さん

慈遠(ジオ)さん: 慈遠の創作小説
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プロフィール

ハンドル名慈遠(ジオ) さん
ブログタイトル慈遠の創作小説
サイト紹介文エンジニアの仮面をかぶりながら創作活動に励んでいます。このブログでは、小説をUpしていきます。
自由文 がっつり理系の道を歩んできて、エンジニアの仮面をかぶりながら、平日深夜及び休日に、ちびちびと創作活動に励んでいます。
 ジャンルは、多岐に渡るかと思いますが、ブログに、創作した小説をUpしていこうと思っています。
 温かい目と、厳しい指摘と、優しい応援頂けたら幸いです。宜しくお願いします。
参加カテゴリー
更新頻度(2年)情報提供308回 / 158日(平均13.6回/週) - 参加 2008/04/28 22:57

慈遠(ジオ) さんのブログ記事

記事削除機能過去の記事 … 1 2 次へ
  • 2008/09/19 16:26しばしお休み(by引っ越し)
  • 慈遠です。 お世話になっております。 Net上ではなく、本人が物理的に引っ越しを行う為、Net環境の準備などの関係もあり、小説のUpを暫くお休みさせて頂きます。 恐らく、一ヶ月程(11月ぐらいから)で、復活できると思います。 御連絡まで・・・・・。 宜しくお願いします。                           2008/9/19 慈遠... [続きを読む]
  • 2008/09/19 00:01奏 第10_1話(最終話)
  •       十「六年なんて、あっと言う間ね」 ふみよは、今日、礼服として着た少しくたびれてしまった黒のワンピースを、部屋の壁に掛けながら、一人ごちた。 真太を坂本の家に戻した後、拓は、僅かな心の支えとして持ち続けていた息子の存在と言う気力を無くした為か、余命三ヵ月と言われていながら、僅か二週間で、鬼籍に名を並べてしまった。それは、冬に落ちた小枝を踏み折るよりも簡単であっけないほど、そして嘘のような... [続きを読む]
  • 2008/09/18 08:21十八日 8月_1話
  •       --- 八月十八日 --- あかりと堤が約束を交わした次のパン教室の日(七月二十一日)、F班から堤の姿が消えた。もともと自由参加の地域サークルであるから辞める人は彼が初めてではなかった。 だからと言うわけではないのだろうが、先生の説明は事務的かつ簡単で、教室が始まる時簡帯に、「今日から堤さんお休みです」とあっただけだった。先生が堤は休みと言ったものの、彼はきっと復帰しないだろうとあかりは思っ... [続きを読む]
  • 2008/09/18 01:43桃の実が流れ着くまでに 第7_2話
  •  大地は、遠くから自分の名前を呼ばれている気がした。「大地さん。大地さん」 真っ白な空間の中で体が仰向けのまま上下に優しく揺れている感じがした。(あの世って言うのは、こんなに心地良い所なのか) 視界に入ってくるその景色は、全てが真綿の様に真っ白な世界だった。「大地さん。大地さん」「え?」 先ほどかすかに聞こえたその呼びかけが、今度ははっきりと聞こえた。「そんな優しい呼びかけではだめです」 どこかで... [続きを読む]
  • 2008/09/17 11:56担ぐ 第7_2話
  • 「一応けじめと言うか仁義と言うか、連絡だけはしておいた方が良いと思って電話したんだ」「え、何が?」 幸成が困惑の色をその表情に出すと、彼を注目している病室に居合わせた人は、益々その電話が誰からで何の話をしているのかに興味を持っていった。「あのね、私今日赤ちゃんを産んだの」「え! 今日?」「うん、予定日よりちょっと遅れたんだけどね」 幸成は我が耳を疑った。葉子と一日違いで、秀美が彼自身との赤ちゃんを... [続きを読む]
  • 2008/09/17 07:30奏 第9_5話
  • 「小橋さん」 ふいに声がした方を向くと、そこにはかっちりスーツを着込んだ坂本の顔があった。「あっ」と、驚きの声を上げて立ち上がると、手を繋いでいた真太も一緒になって立ち上がる結果となった。 すると、不意に真太が呟いた。「お爺ちゃん・・・・」 拓は、真太はいったい何を言っているのだと思い前方を見ると、坂本のやや斜め後方に、びしっとしたスーツを着込んだ初老の男性が立っていた。「坂本英一郎----加奈子の父... [続きを読む]
  • 2008/09/16 08:30十八日 7月_2話
  •  堤とあかりが乗った車が、山からの帰りの道を走っていた。太陽は既に西の山の向こうに沈んでいて、街には電灯と言う人工の太陽が姿を現していた。「この前、真鍋さんの実家のパン屋さんに行ってきたよ」「瑠璃の所ね。うん聞いてるよ」「そうか、親友だものな。しかし、あのお店のパンは本当に美味しかったよ。僕なんか趣味の域で作っているけれど、あのお店のパンは本当に職人の域だね。とても真似できないと思ったよ」「それ、... [続きを読む]
  • 2008/09/15 22:17担ぐ 第7_1話
  •       --- 出発 --- 開けて二〇二六年。行き着く間もなく時は流れ、既にGWに突入していた。長期休みと言っても、幸成の家は大騒ぎだった。五月はしおりの出産予定日の月である。幸成はもちろん、幸成の両親、そしてしおりの両親もドキドキの毎日を過ごしていた。 しおりの体は母子共に順調で、回りから沢山の祝福を受けながら毎日を過ごしていたら、いつの間にか産み月になっていたと言う感じだった。 しおりと香織は既... [続きを読む]
  • 2008/09/15 22:16担ぐ 第7_1話
  •       --- 出発 --- 開けて二〇二六年。行き着く間もなく時は流れ、既にGWに突入していた。長期休みと言っても、幸成の家は大騒ぎだった。五月はしおりの出産予定日の月である。幸成はもちろん、幸成の両親、そしてしおりの両親もドキドキの毎日を過ごしていた。 しおりの体は母子共に順調で、回りから沢山の祝福を受けながら毎日を過ごしていたら、いつの間にか産み月になっていたと言う感じだった。 しおりと香織は既 [続きを読む]
  • 2008/09/15 13:42奏 第9_4話
  •  結局閉演ぎりぎりまで遊びまわり、それこそ真太はへとへとになるまで走り回っていた。途中お土産屋で見つけたキャラクターのロボッを拓に買ってもらい、彼の機嫌は更に良くなっていた。「真太、帰るぞ」「はーーい」 表情に少し残念な気持ちを表しつつ、しかし大満足の雰囲気をその小さな肩に見せながら、二人は列車に乗り込んだ。 車内は適度に空いていて、向き合った四人掛けの席がいくつか開いていて、真太は滑り込むように... [続きを読む]
  • 2008/09/14 20:32十八日 7月_1話
  •        --- 七月十八日 --- 七月の空は、猛暑と言う強大な力が、この町にも近付きつつある事を教えていた。(今日も暑くなるのかな) 瑠璃が実家のパン屋の中で、父が作ったばかりのパンを棚に並べながら、その棚の向こうに見える空を見上げて思っていた。見やすいシンプルな壁掛け時計が、もうそろそろ昼の忙しい時間帯に近付きつつある事を示していた時、拓郎が自動ドアを開けて中に入ってきた。「こんにちは」 その... [続きを読む]
  • 2008/09/12 07:56桃の実が流れ着くまでに 第7_1話
  •       --- オネの住む森 --- 大地は川辺に膝を付き、両の手で掬い上げた清らかな水を口に運んだ。指の間からこぼれた水が手首から肘に伝って足元に落ちていたが、そのひんやりとした皮膚の感覚が心地よいほど空は晴れ渡っていた。「ミコト、今日も良い天気だね。ほら、お日様があんなに良い笑顔をしているよ」「そうね」 ミコトは上空を旋回しながら一人笑っていた。 旅を勧めていくうちに、青年から大人の男に一歩ずつ成 [続きを読む]
  •   関連キーワード
  • 皮膚
  • 2008/09/12 00:27担ぐ 第6_7話
  • 「幸成、今何て言った。もう一回言ってみろ。はっきり言ってみろ、おい幸成」 孝之が声を荒げて尋ねると。幸成は一瞬その声を発した父親を見てから、ゆっくりと口を開いた。それは、誰もが予想できず、そしてすっかり過去の事として忘れていた事だった。「秀美さんが、妊娠したって。今日分かったらしい。病院で検査したから間違いないって。三ヵ月だってさ」 誰もが、ぽかーんと口を開けてそれを聞いていた。「僕との子だよ。嘘 [続きを読む]
  • 2008/09/11 23:42奏 第9_3話
  •  拓はそんな事を考える一方で、自分の置かれている『死』を目前とした健康状態を呪った。せめて、この体さえどうにかなれば、それこそ日本中どこに行ってでも働き、真太を守り育てて行こうかと言う気持ちが湧いてくるのだろうが、病魔に襲われた体では、それはどう考えても無理な相談だった。もし真太を連れて歩き始めたとしても、あと百日も待たずして、真太を道端で落とすようにしての垂れ死ぬ事だって、十分考えられるのだった [続きを読む]
  • 2008/09/10 00:36十八日 6月_2話
  •  あかりは、堤が運転する彼の車の助手席から、車窓の外に見える景色を眺めていた。「ステーキ、美味しかったわね」 先ほど夕食に食べたステーキの事を思い出しながらあかりが尋ねると、堤はそうだねと答えていた。もう既に何度もデートしていた二人だったが、堤は相変わらず、口数が多い方ではなかった。だからと言って、それが彼が不機嫌でない事を既に知っているあかりは、不満に思う事は一切無かった。「この車、何て言う車な [続きを読む]
  • 2008/09/09 22:26桃の実が流れ着くまでに 第6_6話
  •  大地は辺りを改めて見渡した。そこには、三体の屍が転がっていた。その死体はいずれも凄惨な姿を残していた。「そうだね、彼らはその思いを果たした。でも」 コウタ達も、傷つき今にも倒れそうな程だった。「彼らも大きな犠牲を払った。特にジュンの足の怪我は、恐らく彼の一生について回る怪我になってしまったと思うよ。それもこれもあの鬼のせいだ。そしてそれはネイに元凶があるんだ。あいつの影が、平和に暮らす全ての人間... [続きを読む]
  • 2008/09/09 00:24担ぐ 第6_6話
  •  飲み会は本当に盛り上がり、孝之も幸成もいつも以上に飲んで楽しんでいた。めったに飲まない絹子ですら、お猪口で三杯ほど口にしていた。もちろんしおりはお酒を口にしなかったが、終始その顔から笑顔が消える事は無かった。 気の早い絹子は、出産後の赤ちゃんにはあれを着せるだのあれを編んでやるだの楽しそうに話していた。それを聞きつけた孝之は、まさに競い合うかのように、私はあれを買ってやるだのそれをかってやるだの [続きを読む]
  • 2008/09/08 00:07奏 第9_2話
  •  そしてとうとう、小橋家の全員が、クリスマスの日を迎えた。 ふみよは、朝の四時には蒲団から起き出し、お弁当の準備に取り掛かっていた。 彼女は、拓や真太の再三の頼みこみにも関わらず、遊園地へ一緒に行こうと言う誘いを断っていた。真太は心底残念がったし、拓も折角だからと何度も言ったのだが、ふみよの意思は固かった。 だがその代わりに、腕によりをかけたお弁当を、二人分ちゃんと作ってあげるからと言っていたのだ [続きを読む]
  • 2008/09/07 21:15十八日 6月_1話
  •       --- 六月十八日 --- 六月の空は、梅雨を思わせる天気の匂いを連れて来ようとしていた。瑠璃は実家のパン屋で、棚に並べてあるパンを綺麗に並べなおしたり、空になったトレーを戻してふき上げたりと、駒の様にくるくると働いていた。時計の短針は二時を指していて、お昼時の忙しさがちょっと落ち着いた頃だった。「ねえ、お母さん。今日の夕方って忙しくなるよね」「そうね、金曜日だから。何か予定あるの?」 瑠璃 [続きを読む]
  • 2008/09/07 00:11桃の実が流れ着くまでに 第6_5話
  •  コウタとタカは無事だったが、殴られたジュンは痛みがあるのか、首を二度振った。鬼は噛み付かれた所からどす黒い液体が血の様に流しているが、痛そうな仕草を全くしなかった。「父上、鬼は痛さに強い様ですね」 啓次郎は自分の手柄のように自慢しながら話しかけたが、晴信は、ただ「ひひひ」と笑うだけで何も答えなかった。「まだまだ」 コウタが正面から鬼に突進し、胸元に噛み付く様に見せかけて横に飛んだ。その好きにジュ [続きを読む]
  • 2008/09/06 11:45担ぐ 第6_5話
  •  打ち解けた会話が進む中、絹子が突然不思議なことを真剣に話し始めた。どうも、不思議な夢を見たというのである。幸成は幼い頃の話を思い出していたが、彼の母はたまに不思議な夢を見たという話をする事があった。それは良い夢であったり悪い夢であったりするのだが、それが結構な確率であたるのだった。それを知っているだけに、幸成はもちろん孝之が先に警戒の色を見せた。「突然何ばいいだすとか!」 怒っている風ではなかっ... [続きを読む]
  • 2008/09/06 09:08奏 第9_1話
  •       九 一度動き出すと、色々な事が、一度に勢いを付けて進み始めた。 いや、進み始めてしまった。 拓が、真太を坂本の家に帰す旨を伝えると、佐々木は、それこそ飛ぶ様にしてやって来て、拓が心変わりでもしないうちに、全てやってしまおうと、取り掛かった。 佐々木は何かに付けて低姿勢にまわり、何事にも「はい!」と答えていた。お金の事は、佐々木にとって異存があるはずもなく、翌日には武田と連絡を取り、あの... [続きを読む]
  • 2008/09/05 23:16十八日 5月_5話
  •  携帯をゆっくりと机の上に置いてから、あかりは考え始めていた。真剣に、必死に、そして一生懸命に。正に考えに考え抜いて、翌々日、彼女自らの答えを導き出した。 そして堤に電話をする前に、あかりは、自分の考えを瑠璃に携帯電話で話そうと考えた。「瑠璃、私ね、この恋に、信じて走ってみようと思うの」 瑠璃はしばらくの間、その決意の言葉を噛み砕く様にして脳に収め、そして考えてから答えた。「あかり、やめなって」「... [続きを読む]
  • 2008/09/05 00:51桃の実が流れ着くまでに 第6_4話
  •  大地とミコトは、コウタ達の仇討ちを見届けた後、その日の内に旅の続きを再開する事に決めた。そして太陽が沈み、夜の気配が山を覆い始めていた。 大地は、コウタ達が草木も寝静まる丑三つ時に事を起こすと思っていた。待つ時間は必要無いと言っていた言葉から、今日にでも夜襲をかけるだろうと思っていたからだ。だが、待つ時間が必要無いのはコウタ達だけではなかった。「大地、何か山の裾の方から上がって来るわ。何かしら、... [続きを読む]
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  • 草木
  • 2008/09/04 21:25担ぐ 第6_4話
  •  もしかしたらあり得るかも知れないと危惧していた栄子伯母からの連絡は、幸成の予想に反して全く無く、三ヶ月が過ぎようとしていた。幸成としおりは最初の二日ほどはぎこちなさが現れる事もあったが、有るべき所に物は落着くかのように、しっくりと以前と同じ呼吸で毎日を過ごしていた。 香織も日々元気に過ごしていて、上杉家の中で太陽の様に輝いていた。彼女の笑顔を中心に、それが伝播するようにして両親の笑顔を幾重にも吸... [続きを読む]
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  • 呼吸
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