- 2008/05/12 23:41記憶の断片 戦いの後の宴
- 「立てるか?」応急処置をしながら聞いてみる。桜花は首を横に振った。 「総太さ、さっき「オレ」って言ってたね」唐突にそんなことを聞いてくる。 「そうか?僕は覚えがないのだが・・・・・・」そもそも僕は生まれて1度も「オレ」なんて言った事は無い。 「幻聴じゃないのか?しっかりしろよ」そう言ってひょいっと桜花を背中におぶる。 「な、何するの?!」聞かなくても分かることを桜花は聞いてくる。何でかは分からない。 ... [続きを読む]
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- 2008/05/11 22:19記憶の断片 覚醒
- 「・・・・・・よくも桜花をやってくれたなぁ」刃物を振り下ろそうとする男を穿つ。立て続けに襲ってくるからそいつらも穿つ。そうしているうちに数がだんだん減ってきた。 「そんなにも壊せる人間始めてみた」不意に幼い声がした。その声のしたほうを凝視すると少女が立っていた。多分、こいつが親玉だろう。 「貴様何者だ?人間じゃねぇな」 「ええ、私は人間じゃない。「人形使い」とでも呼んで頂戴」 「貴様が「人形使い」か ... [続きを読む]
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- 2008/05/10 22:45記憶の断片 戦闘
- 「・・・・・・太。総太!!しっかりして!!大丈夫?!」桜花の声で我に返った。気が付くとさっきよりも敵が増えていた。 「あ、ああ。大丈夫だ」 「敵が目の前に迫ってきているのによくボーっとしてられるわね」半ば呆れ口調で言われた。ご尤もな意見。 「もう大丈夫だ。安心しろ」何でそんなことを言ったかは分からないけど一応言っておく。すると、桜花は納得したような顔をして、 「じゃあ・・・・・・戦闘開始!!」そう言って敵 ... [続きを読む]
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- 2008/05/09 21:38記憶の断片 断片
- 死体があった。僕の手には金槌が握られていた。僕が・・・殺したのか?そのとき、頭に何かが乗せられる感触がしたので見上げると女性が優しい笑みを浮かべていた。 「大丈夫か?坊主」男口調だが僕には女性だということが分かった。 「・・・・・・誰?」そんなことしか聞くことができなかった。 「私は・・・・・・「殺人鬼」だ」そう言うと女性はわずかに顔を曇らせた。多分、僕にそんなことを言って後悔しているのだろう。でも、僕は全く ... [続きを読む]
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- 2008/05/08 22:36記憶の断片 初陣
- 「具体的には依頼をこなす、かな」当然だろう。 「僕が聞きたいのはその依頼内容がどんなものなのかって事だ」 「主に殺人、その他に護衛が入ってる」 「今回の依頼内容は何だ?」 「この町に巣を張ってる「人形使い」を殺す」やけにファンタジーだな。「人形使い」なんて漫画でしか見たことが無い。 「で?そいつが居る場所は何処なんだ?」 「今捜してる。レモンティーでも飲んでて」 「分かった。マスター、レモ ... [続きを読む]
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- 2008/05/07 22:36記憶の断片 喫茶店にて
- いつものように起きると、時計は午後6時を指していた。約束の時間まであと1時間だな。適当に準備をすると残り30分、家からあの喫茶店に着くまでは20分ってところか。コートを羽織って家を出ると朝と同じような冷たい空気が体に纏わりついた。・・・歩くこと20分。ようやく喫茶店が見えてきた。外から見ると既に桜花は席で待っていた。すると自然と足早になり、喫茶店の扉をくぐっていた。 「いらっしゃいませ」相変わらずのマスター ... [続きを読む]
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- 2008/05/06 21:24記憶の断片 桜花の視点
- 「何も無いよりかはマシか」そう自分に言ってからナイフをポケットに入れた。何気なく時計を見ると午後3時。まだまだ時間があった。 「町でもぶらついてくるか・・・」つぶやいてからコートを手に取り、外に出た。町には当然のことだが昼の顔と夜の顔があった。昼は学生が行きかい、夜にはかなり危ない連中がうろついている。まぁ、僕も危ない連中の内に入るんだろうな。 「こんばんわ、東山総太」不意に後ろから声をかけられたの ... [続きを読む]
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- 2008/05/05 23:24記憶の断片 出会い
- 「・・・・・・それは僕の事か?」振り返らずに聞く。 「貴方以外に誰が居るの?店には誰もいないし」そう言われて周囲を見渡すと僕と彼女以外の客は一人もいなかった。 「何か用?」嫌な予感を感じながら聞いてみる。 「私の話し相手になってくれない?東山総太さん?」・・・今彼女は何て言った? 「何故僕の名前を知っている?」表情がどんどん険しくなっていくのが自分でも分かる。 「まぁまぁ、堅いことは気にしないの。で? ... [続きを読む]
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- 2008/05/01 21:43記憶の断片 歪むセカイ
- それでも僕は近づけると思いながら声を出す。そのときに朝の日光が差し込んできてこれが夢なのだと改めて認識して僕は起きた。時計を見ると時刻は9時30分。あの人との約束まで1時間ある。適当に準備を済ませると残り30分。 「近いからな。歩いて行くか」家を出るとコートの中に冷気が入ってくる。 「結構着込んだつもりだけどな。うう〜さむ。まぁいいか」家から歩いて30分。目的地が見えてきた。僕が6年間世話になった刑務所 ... [続きを読む]
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- 2008/05/01 00:44記憶の断片 プロローグ
- アア・・・マタコノ夢カ・・・ 最初は真っ暗で分からなかった 手にはヌルヌルとした感触があって単に「気持ち悪いモノ」という認識でしかなかった。暫くすると人がだんだんと集まってきた。 人々は「うわっ!」とか「気持ち悪っ!」としか言わなかった。中には胃の中の物を吐いている人や、泣き出している子供もいた。不意に1人の男が僕に懐中電灯を当てた。 その時に僕はようやく「してはいけないこと」をしたということ ... [続きを読む]
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