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- 2008/11/27 17:51陶芸に関する呪縛
- わたしが陶芸の世界に本当に身をおいてから、10年以上たちます。その間に、たくさんの知識や経験から、自分勝手な常識のようなものを身につけているようです。独立してから、数年になりますが、毎年毎年少しずつ、それらを剥がしていくように努力していますが、それでもたくさんの思い込み、刷り込みがわたしの頭の中にあって、ときにはそれに苦しめられることがあります。陶芸を続けている方々、とくに、プロと呼ばれている方は... [続きを読む]
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- 2008/11/21 02:14100円ショップの器よりも
- 先日、よく電話で話をする、神奈川の先輩陶芸家の方に聞いたはなしです。共通の知人である陶芸家のことです。彼は各地のクラフトフェアなどに車で器をもっていきテントなどで数日間売る、という商売が多いようです。かつてわたしも駆け出しのころそうしたお祭りや、イベントに友人と出店したことがあります。正直、わたしはあまり売れませんでした。それに、安いものを買いに来る人がほとんどで、そうした人の渦にのまれてしまいま... [続きを読む]
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- 2008/11/17 01:03どうやって売るのか
- 作品を売って、収入を得るのが陶芸家です。とはいっても、その他に陶芸教室や、窯業関連の仕事など、さまざまな収入源を持つ人も多いのではないでしょうか。先日、二日間、地元のレンタルスペースで夫婦で作陶展を開催しました。新築の喫茶店のようなとても素晴らしい空間で、しかもそこの隣は、母や嫁がお世話になっている美容室です。二日間、美容室のお客さんも、たくさんママが連れてきてくれました。その場所のオーナーの方も... [続きを読む]
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- 2008/11/07 15:47釉薬のかけ方
- 釉薬をかける方法を調べている方は以外と多いようですね。先日、生涯学習センターの本焼きの窯詰めをしました。窯詰めの日に釉掛けする人が多いのですが、掛けわけの方法などを相談されて、その方の作品には、はけ塗りを提案しました。はけ塗りの方法は後述しますが、みなさんは、釉薬を掛けるときに、どの方法をとられていますか?釉薬というと、バケツや甕に入っていて、攪拌して器を釉液に浸す、という方法を思い浮かべられる方... [続きを読む]
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- 2008/11/06 09:53動画で確認
- 先日、妹の所から、ビデオカメラを借りてきました。ふと思い立って、三脚につけて自分の自転車競技での技を撮影してみると、案外思っていたのとはまったく違うポジションで乗っていて驚きました。これはまずいと思い、仕事の様子などを撮影してみると、ゆっくりやっているつもりでも、非常に手が早く動いていて、びっくりしました。自分はゆっくり説明している、とこれまで講座の中では思っていましたが、あらためなくてはいけない... [続きを読む]
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- 2008/11/02 01:15窯跡の見学
- わたしの家から歩いて10分ぐらいのところに、保
存が決定して、鉄骨の覆屋がつけられた窯跡があり ます。http://www.city.onojo.fukuoka.jp/kyoiku_rekishi_info_ooiyahttp ://www.city.onojo.fukuoka.jp/kyoiku_rekishi_iseki_umegasiratettou( 煙道のよこの溝の役目がまだ完全にわかっていない ようです。)6世紀から7世紀ごろとみられる梅頭 窯跡です。地下式穴窯という様式です... [続きを読む]
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- 2008/10/31 09:43技術と言葉 2
- 技術を言葉に置き換えることの難しさ。たしかに菊練りを写真と文章だけで教えることは難しいと思います。しかし、不可能でしょうか。そもそも、菊練りをしないといけないのでしょうか。YOUTUBEなどで、海外の陶芸関連の動画を見ていると、日本の常識のようなものを簡単に打ち砕かれるような動画が、たまにあります。それと同じように、菊練りをしないで、空気の抜けた作りやすい土はできないのでしょうか。そういう風に考えた時、... [続きを読む]
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- 2008/10/29 18:29技術と言葉
- 陶芸をする人間が避けて通れないのが、土練りです。最近、生涯学習センターの陶芸講座に、新規の受講生が数人入ってきて、土練りを教えています。荒練り、菊練りを順序よく教えていかなければいけません。手首を痛めたりしないように気をつけたり、変なクセがつかないように目を光らせています。数年前から人に教えるようになって、いろいろな陶芸の技法書を見るようになりました。多分、図書館のものは全て目を通したと思います。... [続きを読む]
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- 2008/10/27 17:47夫婦で作陶
- わたしの妻も陶芸家です。といっても、陶人形作家です。こどもの手がはなれてきて、少しずつ仕事をするようになってきましたが、まだまだです。わたしはどうも、旦那がロクロで嫁が絵付け、というのができません。こういうところが美術を学んでしまった人間の哀しいところかもしれませんね。わたしが食器や窯のことをしていて、嫁が陶人形をしているというのは、精神衛生上すこぶるいい方向に働いているような気がします。これでお... [続きを読む]
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- 2008/10/24 13:56陶芸メルマガ!
- 陶芸教室は、いったい誰のためにあるのでしょうか。少なくとも、わたしのように、食えない作家を食べさせるためではないと思います。陶芸を、趣味や、楽しみとして選んだ人のためにあるのだと思います。わたしは、あちらこちらの陶芸教室を転々としてきた受講生を見て、あまりにも陶芸というものが教えられていない、と思っています。 もちろん、陶芸教室にくるひともいろいろな考えの方がいるでしょう。教室を「癒し」の場として... [続きを読む]
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- 2008/10/21 22:24楽焼その後
- 日曜日の楽焼は、快晴に恵まれて暑いほどでした。楽焼は、低温釉を短時間で焼きます。そのため、普通の釉薬と調合がちがいます。フリットや、唐白目などをつかいます。鉛が使われる釉薬の安全性などについては、占領下の時代から、相当の研究がなされていたようです。しかし、鉛のよさ、というものも存在しています。独特の質感とマチエールはなんともいえないものがあります。今回のイベントでは、無鉛のフリットをベースにしまし... [続きを読む]
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- 2008/10/16 11:27楽焼イベント
- 毎年、春と秋に、お世話になっている器と雑貨のお店で、楽焼のイベントをしています。今年の秋はこんどの日曜日です。いままではレンガをその場で組んでいましたが、今年の春から溶接した枠をつけて、持ち運び可能な楽焼窯を造りました。といっても、ただレンガを四角に組んだだけで、簡単なものです。四角い七輪のオバケみたいなものを想像していただければいいと思います。釉薬は瀬戸の伝統的なレシピを基準にして2種類ぐらいで... [続きを読む]
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- 2008/10/14 20:10トンネルキルン
- トンネルキルンというのをご存知でしょうか。窯の形式の一つで、釉薬をかけて棚に組まれた製品をのせた台車が、列車のようにゆっくり動いていきます。台車も何台も連なって、まさに列車のようです。そして長いトンネル状の窯の中に入っていきます。焙りの低い温度から、だんだんと昇温して、最高温度まで。そしてゆっくりと冷めながら外へ出てきます。そして焼きあがった製品を出して、次を積んでいきます。トンネルキルンはこれが... [続きを読む]
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- 2008/10/05 12:15何焼ですか?
- 先日、注文の大物を完成させて、建設会社の方が取りに来てくれました。「持ち帰って、社長に見せます。」「よろしくお願いします。」そして、翌日、電話がありました。気に入らなかったのか、と少しドキドキして電話に出てみると、「これは何焼ですか?」と聞かれました。わたしは瀬戸で勉強しましたが、伝統工芸の人間ではありませんし、織部を作陶の中心にすえているとはいえ、他のこともします。ましてや今回の注文品はオリジナ... [続きを読む]
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- 2008/10/02 11:59急須珈琲
- 先日作品を置いてもらっているお店を訪れた時のことです。福岡県の情報誌がおいてあったので、なにげなく見ていると、「急須でおいしいコーヒー・・・」みたいな記事が載っていました。福岡の老舗の珈琲店の方が紹介されていました。コーヒーのいれ方、ドリップ方式はテクニックにより、かなり味にばらつきが出るそうです。そこで、家庭にあるもので美味しいコーヒーをいれるには、と思いついたのが急須だとか。やり方は簡単です。... [続きを読む]
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- 2008/09/23 14:48作品を乾燥させる
- 以前、わたしの生涯学習の教室に2年間通われて、曜日の都合から違う教室に移られた方が訪ねてくれました。こうした「卒業生」がまた講座に顔をだしてくれるのは、本当に嬉しく、講師冥利につきるものです。しかし、そうして訪ねてくれるのは、その教室で答えが見つからない相談があるときがほとんどです。その方、仮にMさんとします、の相談は、大物を素焼きするとキレが出てしまう、というものでした。Mさんは、わたしの講座に... [続きを読む]
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- 2008/09/17 03:58窯詰め・窯出し
- 先週、生涯学習センターの講座で、本焼の窯詰めをしました。カルチャーセンターや、個人の教室では、当然講師がこうした仕事をするのでしょうが、わたしの講座では受講生全員で協力して行います。それは、将来このなかの一人でも自分で窯を持つことがあるかもしれないからですし、またなるべく広範囲の作業を体験して、陶芸に対する理解を実地で深めてもらいたいからです。棚板や、ツクはわたしがサンダーでゴミや釉薬を擂り落とし... [続きを読む]
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- 2008/09/06 12:16何が売れますか?
- わたしは芸術コースのある高校を卒業しました。今年の個展ではひょんなことから、高校の同級生に知れ渡り、たくさんきてくれました。芸術系なので、女性が多かったので、きてくれたのも女性ばかりです。その中で、いま福岡市中心部のデパートに勤務している人がいました。どんな売り場担当なのかというと、食器売り場だそうです。そこはわたしも天神に出れば必ず見にいくところで、香蘭社や深川を筆頭に日本と世界の様々なメーカー... [続きを読む]
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- 2008/08/30 03:38おばあちゃん
- ここには陶芸に関わる情報のみを書く、というルールを自分に課していましたが、はやくも破ってしまいます。実は入院していた妻のおばあちゃんがなくなりました。ガンでしたが、発見されて、入院したのも今年の5月ごろでした。その後、義父たちと相談して手術はしない、という決断をしたようです。入院した知らせと一緒にそれを聞いて、いつかこういうときはくると思って覚悟はしていましたが、残念です。高齢とはいっても、母のい [続きを読む]
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- 2008/08/29 18:10赤茶けたもの
- 以前絵具店で半年だけ働かせてもらったことがあります。そのときに、ここに書けるような知識をたくさんいただきました。そのお陰で、わたしは世の中が全く違うように見えてきたものです。弁柄というと、鉄絵を描くときに使ったり、釉薬に使ったりしますよね。じつは、弁柄と一言でいっても、たくさんの種類があるのです。そのはなしはまた次回にゆずりますが、そのときふと、「サビ止めのペンキも似たような色ですよね。」と言った... [続きを読む]
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- 2008/08/25 17:16ガスの話
- 自分たちでガス窯をつくるときに、たまたま図書館にあったガスの本で勉強したことです。こういう知識は知らなくても陶芸をすることはできますが、ガス屋さんと仲良くなったりすることができます。(注文までもらっています)わたし自身、美術・陶芸の世界にいたので、きちんと勉強するまで色々なことを誤解していました。例えば、ボンベが大きくなるほど圧力が高いと思っていましたが、実は20Kボンベも充填所の巨大ボンベも内圧... [続きを読む]
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- 2008/08/21 22:43100V電気炉
- うちには、築炉メーカーに勤務している時に社員割り引きで購入した100Vの電気炉があります。棚板サイズは17センチ角で、炉内の高さも18センチぐらいです。これがとても便利なんですね。コンピューター制御です。少しだけ上絵をしたり、嫁の人形はほとんどこれで焼いていますし、テストしたり、素焼きしたり助かっています。しかし、このごろ最高温度に達するのに、プログラムどおりの時間で昇温しなくなってきました。たぶ... [続きを読む]
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- 2008/08/20 12:18講座で最初に教えること
- 先日、生涯学習センターの講座に、あらたな受講生が入りました。このセンターでの講座は一年講座ですが、ある段階からは個人に合わせて教えていくため、途中入講も受け付けています。なかにはもう何年も陶芸をしている人もいて、レベルはばらばらです。はじめての人には、道具を全く使わない玉作りをしてもらいます。ぐいのみ、湯のみ、重さを揃えて豆皿(後で釉薬の色見本にする)などをつくります。それから紐づくり、それと同時... [続きを読む]
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- 2008/08/16 13:03釉薬の自作について 2
- 陶芸をある程度やった人で、釉薬も自分でつくってみようと思い立つ人はどれだけいるのでしょうか。わたしは訓練校修了して、築炉メーカーで働いていたときに、自分でも作陶をしはじめました。しかし、小さな子供もいて、仕事のあとにロクロを回したり、土をこねたり、という生活は長くは続きませんでした。そこで、つくる方はいったんやめて、先に釉薬を勉強しようと思いました。作陶は1年間訓練校にいっていたから、一応、基本を... [続きを読む]
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- 2008/08/12 21:58中古の陶芸窯
- 個展の会期中に、窯に関していくつか相談のようなことも受けました。そのなかでも、わたしの生涯学習センターの受講生の方の友人の、中古の窯のことを書いておきたいと思います。その方は持ち主が亡くなって、使われずに置きっぱなしになっていた、中古の窯をいただいたそうです。直炎式のガス窯で、バーナーは下に一本、温度計に熱電対も一緒にもらったそうですが、温度計で高い温度を示していても、窯を開けると煤さえきれていな... [続きを読む]
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