- 2008/05/14 15:15★風車[a windmill]
- 暗闇の風に吹かれ回ることを義務づけられた私。今日も東風に吹かれ回り続けている…一心に…。淡々と…。怪しく…。黒い海が私を後押しする。儚い空が私を嘲る。ただ回り続けることに縋る心の卑しさに…。 [続きを読む]
|
- 2008/05/13 21:21★幻影[Vision]
- 霞みの向日から、壱点の記憶が螺旋を描いて舞い降りてくる。重なり行く私は、壊れた映写機の中で、掠れていく自分を観賞する。過去。現在。未来?私は何処…この時間(とき)さえも、判らなくなる。太陽は、暗雲の狭間から無言の視線を投げかけ、地平の幻影は、微かな希望と失望を覗かせる。あなたは、誰? ... [続きを読む]
|
- 2008/05/12 02:22★雲[Cloud]
- 鉛色の雲の先には雲壌を感じる雲水の心。雲雀笛を吹けば瞬く間に雲間見え雲心月性の金糸雀も飛来する。定まらぬ雲向に影となり見守る金糸雀の囀りが聞こえる。 ... [続きを読む]
|
- 2008/05/12 02:02★未来[The future]
- 遥か以前に描かれた未来図。誰もが予想し、誰もが信じぬ世界。何万光年先で書かれた未来記。神をも装い、悪魔も服従する世界。わたしは爾今の定めに従う。 ... [続きを読む]
|
- 2008/05/11 04:04★薔薇[rose]
- ひっそりと夜に咲く…咲いた心の影に蕾の心が隠れる。紅色の薔薇は黄色い薔薇に。ひっそりと夜に抱かれ…閉じた心の瞳に一滴の涙が落ちる。黄色い薔薇はやがて、白い薔薇へ。 ... [続きを読む]
|
|
|
- 2008/05/11 03:03★城[castle]
- 姫を助けに来た王子は、金城鉄壁に立ち尽くす。目の前の景色が引き潮の様に闇に引き込まれてゆく。沈まないはずの夕日は、孤城落日に呆然とする。満ち潮の様に遠くなる景色は闇に溺れてゆく。使命を果たせぬ王子は約束を誓う。 ... [続きを読む]
|
- 2008/05/10 21:21★樹海[Sea of trees]
- 青丹(あおに)色の大地に突き刺さる光が、私をまっすぐ射抜く。遠い気配に振り返れば、静まる大地は、優しい足跡を残す。深く、鈍く、薫る。私が近くに居る…薄っすら化粧した樹海は、また、ひとつ優しくなる ... [続きを読む]
|
- 2008/05/09 21:21★幻惑[Dazzle]
- 向こうに見えるは、不夜城の没落。揺れる風景に宇宙の鼓動が聞こえる。幻覚、現実、錯乱…うなる大地は、立ちつくす私を飲み込み。地球の奥深くへと葬り去る。記憶の景色と違いますか?目の前で聞こえる声は、私を快楽へと誘う。一つ一つの光が集まり、輝く闇となった時。本当の景色が目の前に現れる。 [続きを読む]
|
- 2008/05/08 03:03★波動[Wave motion]
- 赤銅色 (しゃくどういろ)の天を映す海。濃密な対流圏が地平へと降りる。微粒子がぶつかり、散乱するとき。心は撹乱し、いくつもの波動が体を突き抜ける。静かに…。 冷やかに…。 確実に…。光は緩やかに語りかける。波は優しくゆりかごを揺らす。港の匂いが視線を斜へと導く…。 [続きを読む]
|
- 2008/05/07 03:03★クレオパトラ[Kleopatra.]
- 骨肉の争いは紀元前の幻。自らを贈呈し、愛人を溺死させる。凱旋式もつかの間、黒い影が暗殺を企てる。妖艶…。 策略…。 籠絡…。聖域にさえ迫る黒い影。政略結婚し、背後から迫る黒い影は、誤報を信じ自殺する、共謀者はコブラの毒を飲み。共に葬られる。未来でも同じ策謀が行われている…。 [続きを読む]
|
- 2008/05/06 03:03★桜吹雪「a cherry blossom」
- 静寂の夜に突然の風。前触れもなく旅立つ。灰桜色の花びらが舞い散る。静かに…。 可憐に…。 凛々しく…。約束したかのごとく踊る私は、照明のないステージのマドンナ。優しい旋律が私を安らかに眠らせる…。 [続きを読む]
|
- 2008/05/05 03:03★夢見草[Dream grass]
- 錆び色の闇に浮かび上がる幻影。染められた思いが花びらを桃色に輝かせる。誘う…。 浮かぶ…。 沈む…。神も知らぬ真実は、桜の下で咲麗。純白の衣が染まるのは、儚い屍たちの思い。 [続きを読む]
|
- 2008/05/04 02:43★落葉樹[a deciduous tree]
- 暗黒色の天に聳える葉脈の記憶。散りゆく過去は転生の産声。遥か…。 僅か…。 確か…。蘇る息吹は、光の世界に望みを賭ける。眠りの間に先端まで伝わる罠は拡がり続け、今でもすぐ横を通り過ぎる… ... [続きを読む]
|
|
|