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- 2008/11/26 11:03358th 風のウワサ
- 澤口さんと別れたその日の午後。そのまま私は 会社へと向かった。この重いファイルと資料を置いて行きたかったし、デスクも少し整理しておきたかった。日曜だから駐車場もまばら。A棟2Fフロアへ上がるとそこにはD棟長 が独り、ぽつんと座っていた。誰も人は居ないだろうと思いながら来た私は少し面食らった。すぐ私に気付 [続きを読む]
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- 2008/11/26 10:34357th 持ち駒
- ・・・え? 「それって・・・引き止めてるんですか?」 意外だった。 「部下さんが減ると、俺が困る」 そう言ってから 澤口さんは しばらくの間黙り込んだ。 私も黙っていた。 この話が京香ちゃんの事ならまだしも ・・・、 こんな出来損ないの私を引き止めるなんて 思いもしなかった。 澤口さんは タバコを1本取り出して火を [続きを読む]
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- 2008/11/11 12:37356th 相談
- 翌日。 私は、お風呂道具を 遼ちゃんの家に忘れてきたことに気づいた。 化粧品やスポンジ、シャンプー、 買ったばかりの高〜いトリートメントまで 全部置いてきてしまった。 毎度恒例の悲しいおまじない は してくるつもりだったけれど、 何もこんなにごっそり置いてくる予定じゃなかった。 ・・・ 何やってんだ、私ったら。 気づいてすぐ、 遼ちゃんにメー [続きを読む]
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- 2008/08/23 16:56355th 鈍感
- ・・・・・・・ 真っ暗な部屋の中、 ただひとつ テレビだけが点いている。 お風呂で髪を洗い、 だけれど ドライヤーのない 遼ちゃんの部屋。 私は 濡れたままの髪で ソファに座っていた。 隣には 熱心にテレビを見ている遼ちゃん。 遼ちゃんが冷たかったらいけない と思い、 私は 髪にタオルを巻いて、 遼ちゃんに寄りかかった。 横か... [続きを読む]
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- 2008/08/23 16:44354th うにうに脱出?
- それは、 ・・・ 他でもない 自分自身 のことだった。 基本的に 人に本音を話さないし、 相手の出方を見てから 自分がどう動くか考えるズルイ奴だし、 あと・・・、素直じゃない。 ・・・ まったく・・・その通りだ 思えば、・・・ 遼ちゃん以外の 今まで付き合った男の人には 「俺のこと好き?」 「本気だよね?」 と、よく聞か... [続きを読む]
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- 2008/08/18 20:19353rd 私の見解
- 遼ちゃんのマンション ・・・の中のお風呂。 その中で、 私は 独り 髪を洗いながら、ちょっと考えた。 ・・・んむ〜。 何か ・・・ ちょっと解ったかも・・・! 遼ちゃんって・・・・・・・ ・・・ お風呂から上がった私。 遼ちゃんの言った通り、 部屋はもう 暖かくなっていた。 私は 濡れた髪をふきふきしながら [続きを読む]
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- 2008/07/25 18:29352nd 解った気
- ・・・ それから、数日後のこと。 また 遼ちゃんと 逢えることになった。 久しぶりにリラク湯へ行こう と思い付いた私。 リラク湯へ向かうその前に 何気に遼ちゃんにメールを送ってみたところ、 運よく連絡がついたのだった。 いつものように、 遼ちゃんのマンション近くにある 閉店後の洋服屋の駐車場で待ち合わせた。 遼ちゃんがやってきた。... [続きを読む]
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- 2008/07/08 17:31351st 怪獣達の巣窟
- それから・・・1週間が過ぎた。 けれど、依然 澤口さんに相談をする機会は 訪れなかった。 澤口さんは 京香ちゃんといつも一緒で 毎朝、私に何か指示を出して、 慌てて社を出て行く ・・・というパターンが定着していた。 京香ちゃんが成績優秀者だ ということがあってか、 はたまた 京香ちゃんと私は友達だから大丈夫 だと思っているのか、 そ [続きを読む]
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- 2008/07/08 17:02350th 「やっと笑ったな。」
- 遼ちゃんと その新車の中で 小一時間喋った。 帰りがけ、 「またね。」 と言った私。 遼ちゃんは 「うん。」 と返事をした。 「またね。 ・・・ って言ったけど、 逢うの 今日で最後だったりして?」 私の胸には いつも そういう不安が付きまとう。 「そんなことないよ」 そう言ってもらって なんだか [続きを読む]
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- 2008/07/02 14:33349th ドライビングマナー
- その夜。 お互いの都合が上手く合い、 遼ちゃんに逢えることになった。 遼ちゃんの部署は 月末に目処がたつことが多いから。 = 時間が作れる ということだ。 待ち合わせの場所で待っていると ・・・ ピカピカのシルバーの車 が 颯爽と現れた。 運転席には 遼ちゃんが乗っている。 「あれっ?!車、換えたの? それとも代車??(゜o [続きを読む]
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- 2008/07/02 13:56348th 押し潰される
- そして、 ・・・ 今月も締め切りが迫っていた。 澤口さんが 「安藤さんも そうしたかったらすればいい。 ただ、 安藤さんの良心が痛まなければ ・・・ の話だけど。」 と言って私に勧めた 例の 奥の手。 それ をつかったお陰で とりあえず 今月分のノルマは達成しているけれど ・・・ 私の気分は 晴れなかった。 [続きを読む]
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- 2008/07/01 17:16・∀・)ノ あなたの脳は男?女?鑑定
- こんにちは。 最近脳を調べていますか?(無茶振りですが) 今回は 脳鑑定です。 ・・・脳鑑定?? なんぞや、それは? ま、ま、見てください。 「Dr.Shimizu」の脳鑑定 あなたの脳は男?女?鑑定(女性用) どことなく頼りない彼、本当は脳が女なんじゃないの? めちゃくちゃ気の強い彼女、本当は脳が男かも? そんな男と女の脳を鑑定! *ちなみに男性用はこちら。 [続きを読む]
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- 2008/06/30 11:04347th 皐月賞
- 野球場へ続く桜並木。 柔らかな風が吹き、 ひらひらと花びらが舞い散る中、 車の窓を開けてドライブするのは とても気持ちがいい。 駐車場の隅に車を停めた私は そこにある自販機で コーヒーを1本買った。 「私・・・何やってんだろ・・・」 野球場=サボリの名所。 退社時間まで暇を潰そうと 私は 独りでここへ来たのだった。 な [続きを読む]
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- 2008/06/30 10:16・∀・)ノ 貧血と口内炎 なりやすさ度チェック(笑)
- えーっと、私事なんですが、 ただいま、ヒドイ口内炎と貧血に悩まされてます( ̄∇ ̄;) 今回は、完璧な自己都合で このチェック行ってみよー・∀・)ノ その1 貧血度チェック その2 口内炎になりやすさ鑑定 元々、低血圧で貧血気味の人なんですけど 最近特にヒドイ。 結構フラフラ・・・・あわわわ・・・ [続きを読む]
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- 2008/06/20 11:28346th ラク
- 「こうして居ても 遼ちゃん、楽しいようには見えないし、 ・・・ どうして私に逢うの?」 すると 「・・・・・・・」 遼ちゃんは言った。 「お前も・・・一緒じゃないのか?」 え? 「お前も一緒」・・・って・・・ ・・・ ・・・ ????? なに、意味がわかんない。 例によって。 いつものことだけれ [続きを読む]
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- 2008/06/14 14:52345th ”冷め〜”とは一体
- ”こんな関係” か・・・。 あーあ・・・。 ”こんな関係” ってそもそも何だ? と 考えちゃう時点でおかしいような気がする。 遼ちゃんと私との関係がおかしいのかもしれないし、 こんなこと考える私が変なのかもしれないし。 少なくとも、 彼氏彼女じゃないな・・・。 知り合い って感じか。これも。 たとえ、付き合っているのだとしても [続きを読む]
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- 2008/06/03 12:46・∀・)ノ あなたの恋人の性格を診断してみよう
- 恋の羅針盤 恋人の性格診断 恋人or気になる人の性格を診断! 恋人の立場になって回答するか、 恋人と一緒に答えてね! ってことで、 せいあは早速、遼ちゃんを診断! そして、ついでに 相性も占っちゃえっ(。・д・)9 オゥ! [続きを読む]
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- 2008/06/02 12:41344th こんな関係
- 遼ちゃんにメールをうってみた。 だけれど、又も ホスト都合で戻ってきた。 遼ちゃんに送ったメールが戻る。 遼ちゃんの携帯電話が止められる。 こういったことは 今までも何度かあって 私はもう慣れっこになっていた。 放っておいたら、 その2日後、 ”新しいアドレスのご案内” というメールが届いた。 理由はわからないけれど、 遼ちゃんは [続きを読む]
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- 2008/06/02 12:28343rd 人嫌い病
- その日、私は お昼のランチを 弥生さんと一緒にとっていた。 先月、会社を辞めた弥生さん。 なのに、 なぜかスーツを着ている。 「実はね〜 さっき就職決まったの♪」 弥生さんは とても嬉しそうにそう言った。 夜は、親戚のスナックで アルバイトをしている弥生さん。 昼間の仕事も探していたのだろう。 弥生さんは 続けて言った。... [続きを読む]
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- 2008/05/29 17:51341st サプリメント
- 本当なら。こんな話 は恭吾にしたかった。きっと、恭吾に話して・・・この先、私はどうしたらいいのか何かのヒントをくれたかもしれない。或いは、何か別のものの見方を教えてくれたかもしれない。・・・・・・。私という人は いつもそうだいつも恭吾を頼ろうとしてしまう・・・。都合が良過ぎる・・・。 ... [続きを読む]
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- 2008/05/20 11:29340th 良心
- それ を聞いたとき、 奥の手?! と、私は思った。 そんなことを 私に提案してくること自体、 何か・・・ 普通じゃないのかも と。 だけれど 澤口さんは言った。 「いや、 俺的には 全然問題ないよ。 会社と取引相手に バレなきゃいいだけだし、 京香もいつもやってる手だから。」 ”京香もいつもやってる手”... [続きを読む]
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- 2008/05/20 10:57339th 知り合い
- その月の最終日、 弥生さんは 会社を辞めた。 総務の若い子から 小さな花束をもらい、 にこやかに去って行った ・・・。 一応、円満退職。 彼女の表情は 何だか とても晴れ晴れとしていて ・・・ 未だに この会社でもがいている私って 何なんだろう とも思った。 結局、その月 私は ノルマを達成できなかった。 鬼の3... [続きを読む]
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- 2008/05/09 14:32338th エビチリ定食
- そんなある日のこと。私はまた社内食堂で 独りきりの昼食をとっていた。澤口さんと京香ちゃんは例によって、朝礼直後にふたりで出て行ったっきりまだ戻らない。書類を仕上げ終えてから来たので 遅かったのか、社員の数はまばらだった。そのとき、「横、いいっスか?」声をかけてきたのは瀬崎くん だった。「あ、どうぞ。 ... [続きを読む]
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- 2008/05/08 13:40アンフェアなのは誰か? :Chapter 6
- こんにちは。せいあです。 ここへ来てくださってありがとうございます。 落ち着いたように見える 遼ちゃんとせいあと。 未だ多分せいあの胸に燻り続ける存在 恭吾と。 ”うにうに”話、 時々修正入れながら先へ進めてるんですけど、 ひとつ くだらないエピソードを思い出したので追加しました。 私的には 「だから有り得ない」 なんですが・・・( ̄∇ ̄;) 30th 射程範囲... [続きを読む]
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- 2008/05/07 13:41337th 盲目
- 弥生さんが、今月一杯で会社を辞める という告白は 私の心に 焦り を生んだ。 ノルマを達成しなきゃ。 そうでなければ、 会社に居られなくなる。 解雇通達はされないだろうけれど ・・・ きっと居づらくて 自主的に退社することになるだろう。 ・・・ この頃の社内で、 私のような 何の取柄もないごく一般的な社員は、みんな そういう想いだったと思う。... [続きを読む]
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