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- 2008/07/23 10:32短いのを書いてみようかなと
- 本業が随分と忙しくて、ダウンしていました。でも、せっかく始めたブログなので、更新再開します。長編を書こうと思っていたのですが、それは一時断念して、ぼちぼちと短編でも書いてみようかと思っています。近日中に始めますので、よろしくお願いします。 ... [続きを読む]
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- 2008/07/20 01:44スガシカオ効果?
- 今日、こんな一文でつまずきかけた。「……のおかげで、成功を信じてこれた」取材の記事で、元原稿はいただいたもの。リライトの仕事だ。違和感ないが、頭の中でなんだか警報が鳴っている。ああ、そうだ。『夜空ノムコウ』の一節だ。「あれから僕たちは 何かを信じてこれたかな〜」当時、一部で話題になっていたが、個人的には、いつの間にか違和感がなくなりかけている。一昨日ぐらいに書いた、ら抜き言葉だ。ピンとこなくなって... [続きを読む]
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- 2008/07/15 23:59ら、抜く?
- ポスターのキャッチコピー案の一部に、「ら」抜き言葉を使いました。「携帯電話で見れる」説明する前に、クライアントの担当者さん(初めて)から、冷たく一喝されました。「最近の常識はどうなっている? お前、無知だろう?」と。実は、そんなときのために、普段からそれなりに理論武装もしています。「上一段活用と下一段活用、カ行変格活用のときに『ら』が必要というのは知っています」と言うと、相手はウッとなりました。そ... [続きを読む]
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- 2008/07/14 00:58視点
- 時々、撮影のディレクションをします(スチールの方です)。要は現場監督みたいなものですが、写真がいまいちなときは、カメラマンに、視点を変えてもらいます。少しだけ下から見上げたり、上から見下ろしたりするだけで、イメージが変わります。お笑い番組を見ていてふと気付きましたが、深夜のあらびき団は、カメラワークが巧みですね。エンタやレッドカーペットとは、作り込みの手法が違います。ふとっちょ★カウボーイ荒木巴... [続きを読む]
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- 2008/06/19 01:47よくあるまちがい
- 間違いが許されない仕事なので(間違うけどね)、間違いをさらしてみよう。仕事で資料を見ていたら、こんな文章があった。(政府の教育再生会議 第1次報告についてより)「『ゆとり教育』を見直し、学力を向上する」何か変だ。さて、どこがおかしいでしょう?教育再生会議なのにね。。答えは「…を向上する」です。向上するは自動詞だから、正しくは「学力を向上させる」(使役形)です。または前を気にしなければ、「学力が向... [続きを読む]
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- 2008/06/18 00:59視点 続
- 何日か前に視点の話を書きましたが、文章でも視点が重要です。だれの視点で書くかによって、文章は変わります。伝わり方も変わります。文章を書いたり読んだりして、違和感を感じたときには、視点がおかしくなっていることがあります。よくある例(例)学生を集めて、説明会が開催されました。微妙な文章ですね。重文(別々の文がつながったもの)と考えれば、間違いとは言い切れませんが、私は下記のように直します。開催者の視... [続きを読む]
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- 2008/06/18 00:40現在四/親交 3(携帯版)
- ズカズカと入室しながら挨拶する相葉の声に合わせて、適当に声を出すと、僕は最後に部屋に入り、後ろ手に扉を閉めた。 熱気がこもっている室内で、みんなの視線が、僕らに集まっている。 Love will tearのメンバーたちは、雑談しながら休憩でもしていたらしく、ペットボトルの並んだステンレス製の小さな丸テーブルを囲んで座っている。この部屋は、彼女たちだけで使用しているらしく、他には誰もいなかった。使い古しの機材... [続きを読む]
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- 2008/06/18 00:39現在四/親交 2(携帯版)
- やがて、一組目のバンドがぞろぞろと出てきた。有名ミュージシャンの大ホールでのコンサートと異なり、割とだらっと始まる。普通の大学生風ジーンズファッションで、楽曲はパンク系とコミック系が入り混ざっていた。美雪さんが言うには、彼らも近隣の大学生らしい。最初の何曲かは、それなりに興味深く聴けていたが、僕はそのうち飽きてきた。相葉たちもどうやら同じらしく、さきほどから顔を寄せてなにか話している。 騒音の中 [続きを読む]
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- 2008/06/17 23:58現在四/親交 1(携帯版)
- 次の週、僕はやることもやる気もなく、とにかくぶらぶらとしていたが、水曜日の夜に、相葉から電話がかかってきた。「熊さん、金曜日の夜、空いてるだろう?」「ん? なにがある?」「例の詩音ちゃんのライブが金曜日にあるんだけど、見に行こうぜ」「ああ、そんな急な話だったんだ。チケットは?」「美雪さんが持ってきてくれるって」「そういうことか。相葉経由で連絡が来るとはな」「だって美雪さんは、熊さんの携帯の番号を [続きを読む]
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- 2008/06/17 00:01現在三/遭逢 4(携帯版)
- 家に帰り着くころには、小雨が降りだしていた。僕は、湿った服も気にせず二階へ上がると、荷物をベッドに投げて机に向かった。一枚しかない彩音との写真をしばらく眺めていると、やるせない気持ちで、心がいっぱいになってしまった。 僕は、隣にある写真を久しぶりに手に取った。高校の入学式の日に校門の前で二人並んで写った写真は、僕が親父を身長で超えたことを確認した写真であり、親父と一緒に写った最後の写真でもあった [続きを読む]
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- 2008/06/16 00:24現在三/遭逢 3(携帯版)
- 掃除を終えると、先週とは違い、いつものように閉店後の店を一足先に出ることにした。扉を開きかけると、美雪さんが僕らに近づいてきた。叔父と詩音も続いてきて、美雪さんの後ろに並んで立っている。「私、来週はもういないから、今日でお別れね」「あ、そうなんですか。寂しくなるけど、おつかれさまでした」 僕は、軽く頭を下げた。「おつかれさまでした。でも、お別れは言わないよ」 続けて言った相葉の口調は、いつもの軽 [続きを読む]
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- 2008/06/16 00:12現在三/遭逢 2(携帯版)
- 「可愛い子だろう?」 叔父は、僕らにオーロラソースのオムライスを出しながら、軽い調子で訊いてきた。彼女は、聞こえていないはずはないのだろうが、無反応だ。「そうですね。でも、僕は美雪さん一筋ですから」相葉は、さらりと言ってのける。「いやあ、独特のオーラを持ってるなと思って」「彼女ね、私も入っている音楽サークルの後輩なの。サークル内で、ガールズバンドをやっていて、ボーカルを担当してるわ。カリスマ性があ [続きを読む]
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- 2008/06/16 00:12現在三/遭逢 1(携帯版)
- 次の土曜日のabiaのライブは、いつものように無事に終了した。少しずつだが、観客が増えている気がする。荷物を片付けると、相葉と二人で叔父の店へと足を向けた。 いつものように、ドアの鐘が真っ先に僕たちを招き入れてくれる。いつものように、叔父と美雪さんが声をかけてくれる。「よう、おつかれさん」「いらっしゃい」 ちょうど客がはけたところだったのか、二人はボックス席の後片付けをしていた。店内に客はもうい [続きを読む]
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- 2008/06/14 00:42過去十一/挫折1(携帯版)
- 病院を出てからは、親父の半ば強制的な勧めで、中島先生の病院に通うことになった。どうしていいか分からなかったが、とにかくもう一度受験をがんばるしかないと思った。第二志望には、行かないことにした。相葉はこまめに連絡をしてきて、僕を励ましてくれた。 彩音の携帯には何度も電話をかけメールも送ったが、繋がることはなく、返事もなかった。やがてその番号をコールすることはなくなったが、かといって他の手段で、連絡 [続きを読む]
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- 2008/06/14 00:39過去十/審判2(携帯版)
- 瞼の裏の闇の中で、赤と黒の光が目まぐるしく蠢いていた。僕は、手を伸ばしても掴めないそれらの色を振り払おうと、一生懸命に両手で掻き分けた。何度も何度も手を振り回す。 どれぐらいの時間が経ったか分からないが、突然白い光が差し込んできた。「あ……う……」「大丈夫か?」 悪心を忍苦する僕のうめき声に答えて、聞き慣れた親父の声が響いた。声のした方向に、見慣れた顔がぼんやりと見えた。 どうやらベッドの上に寝 [続きを読む]
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- 2008/06/14 00:36過去十/審判1(携帯版)
- 前の日に電話で約束した時間に合わせて、僕は、朝早めのバスに乗った。試験が終わってからは、何度も電話で話していたが、願を懸けるように、合うのは合格発表の時と決めていた。待ち合わせは、僕が受けた学部の合格発表の掲示板前で、ちょうど発表の時間だ。人が多いことは予想できたが、僕らは、わざわざ時間をずらして見に行こうとはしなかった。 しかし早めに出たにもかかわらず、大学に近づいたところで道路が渋滞して、時 [続きを読む]
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- 2008/06/14 00:35過去九/惜別9(携帯版)
- それからの半年間。僕は彼女との約束を守りながら、一生懸命机に向かった。 机に飾った浜辺の写真と指輪のペンダントを糧に、自分を鼓舞し続けた。 できるだけの努力はしたと思った。 年末の模擬試験では、合格ラインをなんとか超えることができた。 クリスマスに、僕らは一度だけ約束を破り、二人のちょうど真ん中の駅で、数時間の逢瀬を楽しんだ。それ以外は、自分でできる努力はすべてやったつもりでいた。 必ず、報わ... [続きを読む]
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- 2008/06/13 12:23今夜はもう書けないよ
- 今日、ある取材記事のキャッチコピーが、なかなか書けなかった。記事はあるので書くのは1行だけなのに、なんとなく拾える言葉もない。困った。1時間ぐらい煮詰まって、その人のホームページをだらだらと見ているだけになった。ある本を思い出した。『コピーのぜんぶ 仲畑貴志全コピー集』(宣伝会議)(Amazonには、新品はないようです)「コピーライターが、今夜はもう書けないよというときに読む本」みたいなオビが、付いていた... [続きを読む]
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- 2008/06/13 00:19過去九/惜別8(携帯版)
- 夕方暗くなる前に乗り込んだバスの中で、僕らは受験のために、いくつかの約束をした。 一つは、連絡は携帯メールで、お互い週に一回以内にすること。 一つは、月に一回ぐらいは、電話もOKとすること。 一つは、合格発表は、一緒に見に行くが、それまでは会わないこと。 そして、とにかくこの半年ちょっとは、勉強に集中することを約束した。そう遠くはないので、休みの日に会おうと思えば可能だが、結果が出るまで、あえて [続きを読む]
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- 2008/06/13 00:18過去九/惜別7(携帯版)
- ぐんぐん上がっている気温のせいか、チケットを買うと、並ぶことなく観覧車に乗ることができた。周りには、小さめのジェットコースターなどの遊具もある。「ごゆっくりどうぞ」 額の汗をタオルでぬぐいながら扉をロックする係員の言葉に送り出された。僕らは青色の丸いゴンドラに乗り込み、向かい合わせに座った。「中も暑いね」 係員が見えなくなると、僕は呟いた。その言葉に答えることなく、彩音が話し出した。「実はね、熊 [続きを読む]
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- 2008/06/12 23:59過去九/惜別6(携帯版)
- いつしか日が高く昇り、コンクリートに乗せたお尻が、いい加減に痛くなってきたころ、声をかけてきた人がいた。「すみませーん。写真撮ってもらえますか?」 僕らよりも少し年上、大学生ぐらいのカップルだ。泳ぐ所はないものの、辺りには、家族連れなどが散見されるようになっていた。「いいですよ」「押すだけでいいですから」 僕は立ち上がって一眼レフのデジカメを受け取ると、海をバックにその二人をファインダーに収めた [続きを読む]
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- 2008/06/12 00:54作家かコピーライターか
- 少し前の話ですが、仕事でとある作家の方を取材しました。都心の億ションのような素敵なお住まいで、うらやまし限りだったのですが、最近のイメージでは、本よりもメディアへの露出などでがんばっているような気がします。本も売れない時代と言われますし、そうやって稼いでいける人は、ほんとに一握りなんだろうなと思いました。もちろんその方が素敵な方だからだと思いますが。また知り合いで、作家じゃないけど実用書を書いて... [続きを読む]
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- 2008/06/11 01:40まわりくどい文章
- 今日、クライアントからいただいた原稿5000字ぐらいをリライトしていました。要は荒い原稿をきれいに書き直すわけですが、そこで気付いたこと。「…という」「…ような(に)」「…することが」が多い。「感謝するという気持ちが」→「感謝する気持ちが」「驚くような出来事があった」→「驚く出来事があった」「体験することができる」→「体験できる」自分で書いた文章を見ても結構あったりするんですが、ほとんどの場合、無い... [続きを読む]
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- 2008/06/11 01:37過去九/惜別5(携帯版)
- 「熊さん、ごめんね」「なにが?」「だって、しばらく会えなくなっちゃうよ」 風がたなびかせる彼女の長い髪が、僕の小鼻をくすぐった。たおやかな黒髪からは、仄かに優しい香りが漂ってくる。僕には、匂いの種類はわからなかったが、甘く切ない香りだ。「仕方ないよ。大学に入れば、また一緒さ」「うん、そうだね。がんばって勉強してよ。私もがんばるから」「約束する。約束するよ」僕は言葉を繰り返した。「そうだね。熊さん... [続きを読む]
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- 2008/06/11 01:35過去九/惜別4(携帯版)
- 一時間ほどで、バスは目的地へと着いた。そこは、以前はなにもない埋め立て地だったが、数年前に人工海浜と公園ができ、隣接する場所にアウトレットモールが造られていた。モール内には、レストランや観覧車もある。 ショップの方に向かっていく家族連れなどを横目に見ながら、僕らはゆっくりと海の方へと歩いていった。 アスファルトの道路を抜けると、深緑の芝生が見えてきた。緑の間には煉瓦の赤い石畳が続いている。辺りは [続きを読む]
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