あつこ さん

あつこさん: タイムシェア〜TimeShare〜恋愛小説
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プロフィール

ハンドル名あつこ さん
ブログタイトルタイムシェア〜TimeShare〜恋愛小説
サイト紹介文電子(携帯)コミック配信中!!新連載「NoNameEyes」クライマックスへ・・・。
自由文オリジナル恋愛小説2作品掲載。完結済作品「タイムシェア〜TimeShare」が電子コミックになりました。「I LOVEコミックMODE」「三省堂書店BOOKレビュー」にて配信中です。
参加カテゴリー
更新頻度(2年)情報提供141回 / 219日(平均4.5回/週) - 参加 2008/05/15 22:12

あつこ さんのブログ記事

記事削除機能過去の記事 … 1 2 次へ
  • 2008/12/02 00:08【クローン・第26話】あいつの代わりに・・・
  • 【小説】TimeShare〜タイムシェアが、携帯コミックになりました。 目次ページへ 第1話・プロローグへ それからの俺は、麻美の『大好きなお友達』になるべく、最大限の努力をした。とはいえ、押せ押せで彼女を誘うなんてことは相変わらず出来なくて、俺はいつも彼女の様子を伺って、落ち込んでいるようならランチやお茶に誘ってずっと彼女の話を聞く…そのくらいしかできなかったけど。俺たちは相変わらず研究の話ばかりしていたけ [続きを読む]
  • 2008/11/26 08:00【クローン・第25話】恋の先にあるモノ
  • 【小説】TimeShare〜タイムシェアが、携帯コミックになりました。 目次ページへ 第1話・プロローグへ 麻美は暫く泣いたあと、へへっと笑って「ごめんね」と顔を上げた。 「ありがとう、テルくん。少しスッキリしたよ。」 まだ涙で濡れている睫毛を指先で整えながら、麻美は照れたように笑っていた。 「あの…なんで、俺に?」 俺は胸に湧いた疑問を思い切って彼女にぶつけてみた。 なんで彼女は俺なんかに打ち明け... [続きを読む]
  • 2008/11/25 08:44【クローン・第24話】抱きしめたい
  • 【小説】TimeShare〜タイムシェアが、携帯コミックになりました。 目次ページへ 第1話・プロローグへ 屋上へ抜ける階段を昇り、重いドアを開けると、いっぺんに瞳孔に降り注いだ光に耐えきれなくて、俺は瞼をぎゅっと閉じた。 一歩前を歩く麻美は、大きく腕を広げて胸いっぱいに空を吸い込んでいるようだ。 その姿は精一杯の虚勢を張っている儚げな小鳥のようで、俺は後ろからそっと彼女を抱きしめたくなった。 「昨日は、ごめん... [続きを読む]
  • 2008/11/24 14:57【クローン・第23話】涙の理由
  • 【小説】TimeShare〜タイムシェアが、携帯コミックになりました。 目次ページへ 第1話・プロローグへ 俺は部屋に入るなり、クロのリードを放り投げ、がっくりと肩を落とした。 彼女の大きく見開いた瞳、そこから零れ落ちた大粒の涙…。 どちらかといえば中性的で、サッパリとした印象の彼女が見せたあの表情は「女」そのものだった。 どうして俺はあんなことを言っちまったんだろう。 あの一言さえなければ、俺は麻美と楽しい休日... [続きを読む]
  • 2008/11/22 12:00【クローン・第22話】勇み足
  • 【小説】TimeShare〜タイムシェアが、携帯コミックになりました。 目次ページへ 第1話・プロローグへ 翌日、空はイヤミなくらいに晴れ渡り、成層圏まで見渡してしまえそうに高く澄んだ空が、俺を嘲笑っているみたいだった。 クロがぐいぐい引っ張るリードに引きずられるようにして、俺は重い足を引きずりながら駅へと向かっていた。 これから麻美と休日デート(コブ付き)。 それなのに、俺の心は沈んでいた。 ──昨夜、クロが出... [続きを読む]
  • 2008/11/21 15:08フリーペーパーに掲載されました。
  • 事後報告になっちゃいましたが…。 当ブログに掲載しております、完結済み作品「NoNameEyes〜名もなき瞳」が、 メトロナビ さんが発行しておりますフリーペーパー「RE:」にて紹介していただきました。 メトロナビさんとは、東京にあります首都大学(旧都立大)の学生さんが運営する団体です。 学生さんですが、皆さんすばらしくしっかりと組織を運営されていて、 このフリーペーパーも、読み応えがあり、とても楽しい内容です。 こ... [続きを読む]
  • 2008/11/19 07:50【クローン・第21話】デートの条件
  • 【小説】TimeShare〜タイムシェアが、携帯コミックになりました。 目次ページへ 第1話・プロローグへ 「もしもし?楠元くん?」 ケータイの向こうから、麻美の少しハスキーな声が、俺の鼓膜を切なくくすぐった。 とたんに鼓動は大きく波打って、俺は彼女に返事を返すことすら苦しく感じてしまった。 「もしもし?聞こえる?」 ──うん。 そう答えるのがやっとだった。 「今、何してた?」 えっ?な... [続きを読む]
  • 2008/11/17 08:17【クローン・20話】クロ的遺伝子考察
  • 【小説】TimeShare〜タイムシェアが、携帯コミックになりました。 目次ページへ 第1話・プロローグへ あの日以来、俺と麻美の距離は急速に縮まっていった。 学食で一緒にランチを食べたり、帰りにコーヒーショップやファストフード店でお茶を飲んだりするようになった。 とはいえ、会話に色気などまったくなく、話題と言えばもっぱらで研究の話ばかりだった。 でも、他に何を話したらいいのか分からない俺にとっては好都合だった... [続きを読む]
  • 2008/11/14 13:23【クローン・19話】初めてのデート
  • 【小説】TimeShare〜タイムシェアが、携帯コミックになりました。 目次ページへ 第1話・プロローグへ 麻美と待ち合わせをした駅は、東京のはずれにある、比較的大きなターミナル駅だった。 連れていきたい店があるから、と彼女が指定したその駅は夕方の通勤客でごった返し、クロを抱えた俺は何度も人とぶつかりながら、やっとのことで改札を潜り抜けた。 「楠元くん!」 長袖のTシャツにジーンズ姿の彼女は、俺たちを見つけると大... [続きを読む]
  • 2008/11/10 15:54【クローン・18話】コーディネートは、こうでねえと。
  • 【小説】TimeShare〜タイムシェアが、携帯コミックになりました。 目次ページへ 第1話・プロローグへ 上下の瞼をぐっと広げて、指先にのった薄いレンズを目玉の真ん中にそっとのせた。 すると、小さな波紋がじわっと広がるように、俺の世界は新鮮なくらいの明るさを取り戻した。 鏡を見ると、松ジュンばりにかっこいいヘアスタイルの俺が、にやにやしながらこっちを見ている。 今日はいよいよ、麻美とのデートの日。 ワックスで髪... [続きを読む]
  • 2008/11/08 08:00【クローン・第17話】ヘアサロンでの死闘
  • 【小説】TimeShare〜タイムシェアが、携帯コミックになりました。 目次ページへ 第1話・プロローグへ 次の休日、俺はクロを連れて、代々木にある美容院に向かっていた。 クロがネットでわざわざ調べて、ここへ行こうと言い出したのだ。 その店は犬好きのオーナーが経営していて、ペット同伴での来店も大歓迎、という俺にとっちゃ大迷惑なシステムの店だった。 「いらっしゃいませ。」 ぴかぴかのガラスドアを開けると、茶髪で厚化... [続きを読む]
  • 2008/11/07 13:09【クローン・第16話】コンプレックスの原因
  • 【小説】TimeShare〜タイムシェアが、携帯コミックになりました。 目次ページへ 第1話・プロローグへ 確かに、俺は自分の顔にコンプレックスがあった。 眉は濃く、目も二重瞼でくっきりとしていて、その周りを男にしてみりゃ必要以上に長い睫毛が囲んでいる。どちらかというと「濃い」顔なのだ。俺はそれが嫌で嫌でたまらなかった。 子供の頃、俺は近所のオバちゃんに、「あらー、ガイジンさんみたいねー。」なんてよく言われた。 [続きを読む]
  • 2008/11/06 22:15【クローン・第15話】鬼コーチの理論
  • 【小説】TimeShare〜タイムシェアが、携帯コミックになりました。 目次ページへ 第1話・プロローグへ 「いいか、テル。人間、まずは見た目だ。そういう本も売れてるんだろう?」 とうとうと語り出したクロの前に、俺はひざまづいて話に聞き入っていた。 「例えば、お前がテニスを始めたとするよな。当然、初心者だから道具もウエアもない。おまえは仕方なく、高校時代の体操着のジャージと借り物のラケットでテニスコートに立つわ [続きを読む]
  • 2008/11/05 08:00【クローン・第14話】鬼コーチ誕生
  • 【小説】TimeShare〜タイムシェアが、携帯コミックになりました。 目次ページへ 第1話・プロローグへ その日の夜、家に帰ったクロは、意気揚揚として鼻息も荒かった。 「オレの実力を見たか?!オレにかかっちゃ、女なんてイチコロだぜ。」 「バカ言ってんじゃねえ。おまえのやったことは反則行為だ。ボーダーラインギリギリだ。一歩間違えりゃ、俺は二度と彼女に会わせる顔もないところだ。」 そう言いながら、俺は気分が浮き立... [続きを読む]
  • 2008/11/04 07:57【クローン・第13話】デートの約束
  • 【小説】TimeShare〜タイムシェアが、携帯コミックになりました。 目次ページへ 第1話・プロローグへ 「楠元くん?」 麻美は、からっとした笑顔で俺の方へ歩いてきた。 やばい、やばい。どうしよう…。 「やだー、この子、楠元君のワンちゃん?私、ハスキー大好きなのー。」 えっ? 俺は一瞬、耳を疑った。いつも男っぽく、サバサバした口調で話す彼女からは、想像できないくらいにオンナっぽい声だった。 麻美は俺 [続きを読む]
  • 2008/11/03 08:00【クローン・第12話】俺とあいつと、彼女
  • 【小説】TimeShare〜タイムシェアが、携帯コミックになりました。 目次ページへ 第1話・プロローグへ ただでさえ憂鬱な月曜日の朝が、今日はなおいっそう気が重く、俺は朝飯も喉を通らなかった。 部屋に戻り、クロの首輪にリードをはめながら、俺はやつに念を押した。 「おい、クロ。しつこいようだけど外へ一歩出たら、絶対に喋るんじゃねえぞ。わかったか。」 「ホントにおまえ、しつこいよなあ。わかったって何度も言ってるだ [続きを読む]
  • 2008/11/02 08:00【クローン・第11話】鬼畜野郎?
  • 【小説】TimeShare〜タイムシェアが、携帯コミックになりました。 目次ページへ 第1話・プロローグへ 「おい、テル。そう暗くなるなよ。」 がっくりと肩を落とした俺に、クロは憐れむような口調で俺に語りかける。 しかも「テル」と来やがった。呼び捨てか?呼び捨てなのか?俺はこいつのご主人さまで、生みの親なのに。 「オレは何も、おまえに嫌がらせをするために彼女と会わせろ、って言ってるわけじゃねえ。」 何言っ [続きを読む]
  • 2008/11/01 08:00【クローン・第10話】鬼畜野郎
  • 【小説】TimeShare〜タイムシェアが、携帯コミックになりました。 目次ページへ 第1話・プロローグへ 「なあ、Aちゃんって可愛いの?」 クロは、舌舐めずりをしながらこう言った。こいつ、まだガキのくせに、なんていやらしい笑い方をするんだ。 俺は、怒りと一緒にゾクゾクするような寒気を覚えた。 「クロ…おまえ、俺のブログ、どこまで読んだ?」 「どこって、全部。」 「ぜ…全部?!」 「だ... [続きを読む]
  • 2008/10/31 15:35【クローン・第9話】オマエはナニモノ?
  • 【小説】TimeShare〜タイムシェアが、携帯コミックになりました。 目次ページへ 第1話・プロローグへ ケージの中でクロは俺の頭の中を全部見透かしたような眼でじっとこっちを見ている。 なんでだ。なんでこいつ、喋ってるんだ? 確かにこいつは俺の分身のはずだ。俺のDNAを移植したんだから。 だからと言って人間の言葉を喋るなんて。ケータイのCMじゃあるまいし、そんなの、あり得るわけがない。 「…クロ?」 俺はおそるおそる... [続きを読む]
  • 2008/10/28 08:00【クローン・第8話】しゃべる犬
  • 【小説】TimeShare〜タイムシェアが、携帯コミックになりました。 目次ページへ 第1話・プロローグへ 「バカじゃねえの、おまえ。」 確かに、そう聞こえた。 少し高いけど、男の声だと俺は思った。 俺は恐る恐る声のした方へ顔を向けた。 そこにはクロのケージがあるだけだ。 クロはちょこんと座って、上目使いに俺をじっと見ている。 ごくり、と唾を呑み込んだ俺に、クロは薄笑いを含んだ声でさらに畳みかけた。 「おまえはバカ... [続きを読む]
  • 2008/10/27 08:00【クローン・第7話】コンプレックス
  • 【小説】TimeShare〜タイムシェアが、携帯コミックになりました。 目次ページへ 第1話・プロローグへ 「楠元くん、明日の飲み会、どうする?」 電子顕微鏡を覗き込んでいた俺に、山川リカが声を掛けた。 「飲み会?」 「ほら、先週回覧回したでしょ?浜田助教授の学会での成功と、新学期がんばりましょうを兼ねて…って。」 リカは面倒臭そうにプリントを俺の目の前にひらひらさせた。 俺はパーテーションの向こうにチラチラ動く [続きを読む]
  • 2008/10/25 22:34【クローン・第6話】野望への、第一歩
  • 【小説】TimeShare〜タイムシェアが、携帯コミックになりました。 目次ページへ 第1話・プロローグへ 家に帰って俺は、例のクーラーバッグの蓋をそっと開けた。 ドライアイスの冷気がすうっと気管から肺まで入り込んで、俺は思わず背筋をぴんと伸ばした。 ぎっしり詰まったドライアイスの中に、断衝材に包まれた試験官が2本、突き刺さっている。 1本には、トイプードルの受精卵が、そしてもう1本には未授精の犬の卵子が入って [続きを読む]
  • 2008/10/24 00:25【クローン・第5話】卵子を売る男
  • 【小説】TimeShare〜タイムシェアが、携帯コミックになりました。 目次ページへ 第1話・プロローグへ クロは日を追うごとに逞しくなっていった。 生まれた時はべったりと体に張り付いていた体毛も、ふさふさと逆立ち、般若みたいな顔の真ん中に光る眼は淡いブルーに光って、仔犬のくせに怖いくらいの迫力だ。 そしてそれは見かけだけじゃなく、クロは母親が手を焼くほどのやんちゃぶりで、必要以上に元気な仔犬だった。 ──こい... [続きを読む]
  • 2008/10/21 08:00【クローン・第4話】オマエの名前
  • 【小説】TimeShare〜タイムシェアが、携帯コミックになりました。 目次ページへ 第1話・プロローグへ 家に帰ると、俺は真っ先に病院の奥の入院スペースへ向かった。 そこはケージがいくつも並んでいる、犬や猫を入院させるための小さな部屋だ。 幸い今はジャッキーと子犬以外の患畜はいない。 俺はジャッキーのケージを覗き込んで溜息をついた。 「…やっぱり。」 ゴールデンレトリバーの母親の乳首を懸命に吸うそいつは、どう見 [続きを読む]
  • 2008/10/21 08:00【クローン・第3話】彼女の噂、俺の噂
  • 【小説】TimeShare〜タイムシェアが、携帯コミックになりました。 目次ページへ 第1話・プロローグへ 試験管を遠心分離器にセットしながら、俺は横目で彼女をチラチラ見ていた。 麻美はファイルを広げながら、真剣な表情で浜田助教授と話をしている。 シャーペンをカチカチ鳴らしながらファイルを見つめる彼女の長い睫毛は、ときどきふんわり瞬いて、その度に俺はドキッとして目を伏せてしまう。 「なあ、おい、あのふたり、やっ... [続きを読む]
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