|
- 2008/07/27 22:05『罪と罰』ドストエフスキー
- 「(普通の殺人よりも)どうして人々を爆弾で吹っ飛ばしたり、 正確な包囲で攻め滅ばしたりするほうが、より尊敬すべき形なんだろう?」 「権力を継承によらず自分の力で奪い取った多くの人類の恩人たちは、 その第一歩において処刑されていなければならぬはずだ」 人気ブログ... [続きを読む]
|
- 2008/07/20 22:16『ソネット集』シェイクスピア
- ソネットとは14行詩のこと。なんで14行なのか知りませんが、 シェイクスピアはソネットの名手とされます。 「たぐいなき美しいものの子孫こそ殖えてほしいのです」 などと愛の詩ばかりですが、これは実は美少年を歌った詩なのです。 …同性愛じゃ子孫殖えないやん。 「... [続きを読む]
|
- 2008/07/18 22:02『やけたトタン屋根の猫』テネシー・ウィリアムズ
- 以前『欲望という名の電車』『ガラスの動物園』を 書評した時、この本だけどこかに行ってまして。 このたび、めでたく見つかりましたw 舞台はアメリカ南部。「舞台デザイナーのためのノート」として 南部の家の細かな設定、更に戯曲本文にも南部の発音をするように 指示が... [続きを読む]
|
- 2008/07/16 12:05『悪の華』ボードレール
- 著者ボードレールは、『悪の華』以外には大した著作はないのですが、 この詩集だけで近代詩を一変させてしまいました。 ただ、この詩集は風俗壊乱の罪に問われ、 六つの詩が禁断詩篇とされました。 今読むと大して卑猥とも思えませんが。 女性を描いた詩や、退廃的な詩が多... [続きを読む]
|
- 2008/07/13 20:19『桜の園』チェーホフ
- 桜の園を所有する女地主ラネーフスカヤが、パリから戻ってきます。 亡くなった夫や息子への悲しみを癒すための旅でしたが、 男に金を巻き上げられ、却って傷ついての帰宅でした。 養女ワーリャと商人ロパーヒンの間には結婚の噂が持ち上がっていました。 ロパーヒンは、桜の... [続きを読む]
|
|
|
- 2008/07/12 20:49『かもめ』チェーホフ
- 「風変わりなカモメ、ジョナサン・リビングストンにとって重要なのは、 食べることよりも飛ぶことそれ自体だったのだ」 …という物語ではありませんw 女優アルカジーナの息子、トレープノフは作家を目指していました。 ある日、自分の書いた戯曲を恋人ニーナに演じさせ、湖... [続きを読む]
|
- 2008/07/10 12:39『外套』ゴーゴリ
- 小役人アカーキイ・アカーキエウィチは、 ぼろぼろの上っ張りを皆から笑われていました。 さすがに修繕しようと行き着けの仕立て屋に行くと、 地の布がいかれていて新調するしかない、と言われます。 「『新調』という言葉をきくと、アカーキイ・アカーキエウィチは 眼の前... [続きを読む]
|
- 2008/07/09 22:04『鼻』ゴーゴリ
- ある朝、床屋のイワン・ヤーコヴレウィチが パンを食べようとすると、中から鼻が出てきました。 仰天した床屋、川に鼻を捨てますが。 一方その朝、目覚めて鏡を見て鼻の無いのに気づいた 八等官コワリョフ少佐。 「なんてこった、なんというみっともなさだ!」 外に出ると、... [続きを読む]
|
- 2008/07/08 12:12『死せる魂』ゴーゴリ
- ある町に、謎の紳士チチコフが訪れるところから物語が始まります。 知事のお屋敷の夜会で名士達を魅了。 翌日から早速、その名士達を訪れ、奇妙なことを頼みだします。 それは、死んだ農奴達を譲ってくれ、ということ。 当時ロシアでは、死んだ農奴は次の戸籍調査まで 法的... [続きを読む]
|
- 2008/07/05 21:16『ポー詩集』エドガー・アラン・ポー
- 昔、妹に「『宮沢賢治詩集』は誰が書いたか知ってる?」と尋ねて 「知らない」と言われたことがありまして。 一応、『ポー詩集』の作者も書いておきましたw まず有名な「大鴉」、かなり長い詩です。 部屋の戸を叩く音に、亡くなった恋人?のレノアの名を呟く ところから始... [続きを読む]
|
- 2008/07/04 11:58『モルグ街の殺人事件』エドガー・アラン・ポー
- 名探偵オーギュスト・デュパン。彼が物思いにふける「私」の 考えていることをぴたりと当てる場面がありますが、 シャーロック・ホームズがワトソンの考えていることを当てた場面の 元ネタっぽいです。 さて、「奇怪なる殺人事件」「モルグ街の惨劇」という 新聞記事が二人... [続きを読む]
|
- 2008/07/03 12:45『現代の英雄』レールモントフ
- 「私」はチフリスからカフカス山脈を北へ旅する途中、 マクシム・マクシームイチと道連れになります。 何か旅の面白い話をとせがむと、 ペチョーリンという青年の話をしてくれました。 ペチョーリンは美しいイスラム教徒ベラを見初め、 ベラの弟に良馬を与えて連れてこさせ... [続きを読む]
|
- 2008/07/02 11:20『王子と乞食』マーク・トウェイン
- 「十六世紀もそろそろなかば過ぎようという頃のある秋の日、 ロンドンに住むカンティという貧乏人の家に、男の子がひとり生まれた。 それと同じ日に、同じロンドンの市中の、チュードルの宮殿で、 待ちに待たれた男の子がうぶ声をあげた」 王子は、エドワード・チュードル、... [続きを読む]
|
- 2008/07/01 13:18『エヴゲーニー・オネーギン』プーシキン
- 青年オネーギンは、ペテルブルグで劇場、舞踏会、美女、ごちそう、酒、 と遊びまくり、二十代にして豪華な生活に飽きてきます。早いってw ちょうどその頃、農村の叔父が亡くなり、相続することに。 田舎に引っ込んだオネーギン、田園を楽しみますが それもすぐ飽きてきます... [続きを読む]
|
- 2008/06/30 13:22『初恋』ツルゲーネフ
- 16歳のウラジーミル・ペトローウィチ。 ある日、庭の垣根の向こうに美しい女性が青年達のおでこを 花で叩いて遊んでいるのを見ます。女王様と奴隷達のようで なんかイヤだけどwウラジミールはなぜか一目惚れします。 その後、母の伝言を伝えに隣のお宅へお邪魔したウラジ... [続きを読む]
|
- 2008/06/29 12:05『猟人日記』ツルゲーネフ
- 猟師の「私」が出会う人々を描いた連作?短編集?みたいな小説です。 貧しい農民なども出てくるので、ツルゲーネフはロシアの農奴制を 批判したかどで投獄されたそうですが、この程度の描写で駄目なの? という感じがします。 最も有名な章は二葉亭四迷の訳で有名な「あいび... [続きを読む]
|
- 2008/06/28 12:29『続あしながおじさん』ジーン・ウェブスター
- 「ジャービスさんがジョン・グリア院を… クリスマス・プレゼントとして、あなたにくださった… 私が、孤児院の院長ですって!」 「あしながおじさん」の主人公ジュディの親友サリーの手紙によって 構成される小説です。 孤児院をクリスマスプレゼントにするジャービスもジ... [続きを読む]
|
- 2008/06/27 12:03『あしながおじさん』ジーン・ウェブスター
- ジョン・グリア孤児院に住むジルーシャ・アボット(ジュディ)は、 ある日訪れた紳士の後ろ姿だけを見ますが、 その紳士が自分に大学の学費を出してくれたと知らされます。 学費を出す代わりに将来は作家になるように、 毎月一度は手紙を寄越すように、と言う条件でした。 「... [続きを読む]
|
- 2008/06/26 14:10『絵のない絵本』アンデルセン
- 「さあ、私の話すことを、絵にお書きなさい」と、 月は、初めて訪ねてきた晩に、言いました。 「そうすれば、きっと、とても綺麗な本ができますよ」 第一夜はインドのガンジス河の少女の話。 松明を河に流し、火がついたままなら恋人は生きている、 消えたら亡くなった、と... [続きを読む]
|
- 2008/06/25 12:14『かもめのジョナサン』リチャード・バック
- 「風変わりなカモメ、ジョナサン・リビングストンにとって重要なのは、 食べることよりも飛ぶことそれ自体だったのだ」 私が思うに、かもめのジョナサンとは、 生活(食べること)よりも夢(飛ぶこと)を追いかける若者の象徴かと。 カモメ達の集会でジョナサンは発言します。 ... [続きを読む]
|
- 2008/06/24 12:17『グレート・ギャツビー』フィッツジェラルド
- 『華麗なるギャツビー』とも訳されますが。 ニック・キャラウェイが引っ越してきた家の隣には、 ギャツビー氏の巨大な家が建っていました。 招待を受けて出かけたその家の豪華なパーティーで、 たまたま同席した男に 「まだご主人にお目にかかってもいないんです」というと ... [続きを読む]
|
- 2008/06/23 12:31『悪魔の辞典』アンブローズ・ビアス
- アンブローズ・ビアスはコラムニストで、 芥川龍之介が「(エドガー・アラン・)ポオの再来」と褒めちぎってます。 週刊誌のコラムに皮肉めいた単語の定義を載せてみたのが 『悪魔の辞典』の始まりです。以下、少し抜粋。 abasement【卑屈】財力または権力に直面した際に示す... [続きを読む]
|
- 2008/06/22 12:32『ガラスの動物園』テネシー・ウィリアムズ
- セントルイスの薄暗いアパートに ウィングフィールド家は住んでいました。 一家の父は家を飛び出し、母アマンダ、内気な娘ローラ、 製靴工場に勤める息子トムの3人暮らしです。 ローラの通うビジネススクールの先生と会ったアマンダ、 ローラが学校で緊張のあまり吐いたあ [続きを読む]
|
- 2008/06/21 12:29『欲望という名の電車』テネシー・ウィリアムズ
- ブランチは、ローレルの街から ニューオーリンズの妹のステラの家を訪ねていきます。 「欲望という電車に乗って、墓場という電車に乗り換えて… 降りるように言われたのだけど、極楽という所で」 当時、ニューオーリンズには本当にそんな奇妙な名の電車が あったんだそうで... [続きを読む]
|
- 2008/06/20 22:45『車輪の下』ヘルマン・ヘッセ
- 田舎の秀才ハンス。神学校を受験して失敗したんじゃないかと 悩むあたり、今の受験生にそっくりです。 結局、実は2番の成績で合格と分かると「もう少しで一番だったのに」 と言ったりして、自信があるんだかないんだか。 神学校ではハイルナーという少年と仲良しに。 友情... [続きを読む]
|