幸田和総 さん

幸田和総さん: P*Door
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プロフィール

ハンドル名幸田和総 さん
ブログタイトルP*Door
サイト紹介文オリジナルBL小説ブログ(一部R18)ストーリー重視。青年実業家x風俗嬢ヒモ / ヤクザx遊び人? 2本連載中♪
参加カテゴリー
更新頻度(2年)情報提供28回 / 127日(平均1.5回/週) - 参加 2008/06/11 04:02

幸田和総 さんのブログ記事

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  • 2008/10/14 23:00ロクデナシでいるのも楽じゃない 14
  •  つまらない。何もする事がない。「暇だなぁ〜」 9月に入ってから、史裕は急遽頼まれた臨時講師の方が忙しくなり、悠希はここ2週間仕事をしてなかった。 今度はいつだろう? アトリエで仕事を終えた後、いつも次の日程を決めていたが、次回はいつになるか予定が立たないと史裕に言われている。 モデルを始めてから収入面だけでは無く、この仕事が気に入っている悠希にとって、他の仕事などする必要がない。それにしたく [続きを読む]
  • 2008/10/11 04:05剥きだしの魂に抱かれて 09
  •  イキたい…。 出したい…。 名草はすぐにでも自身を慰め、今にも爆発しそうな身体中の昂ぶった熱を放出したかった。 きつく縛られていた所為で、手が痺れて言うことを利かないなら、何にでもいいから擦りつけてでも出したい。 その為にはひとりにならなければ、灰吹の前で自慰行為なんか出来ない。何よりもしたくない。今こんな格好を灰吹の前で曝していることさえ我慢できないぐらいなのだ。「頼む…ひとりに…して…くれ… [続きを読む]
  • 2008/10/10 00:04剥きだしの魂に抱かれて 08
  •  噴出す汗が何度も顎を伝って落ちる。 ハッハッ…ハッハッ…ッ…。 椅子に拘束さたまま、名草は犬が体温調節するように舌を出して息をしていた。 その名草の下着ごと足首まで下げ露にした片方の太股の上に、舞子が跨るようにして乗っている。湿った陰部を擦りつけ、蜜液を垂らしてパンパンに張り詰めているペニスを可愛がるように優しく膝で小突く。「どう、ヤリタイでしょ。アタシのここに挿れたいって言いなさいよ」 グッ [続きを読む]
  • 2008/10/07 23:35剥きだしの魂に抱かれて 07
  • 「アレはどうしてる」「相変わらずです」 都会の真っ只中とは思えない静粛した空気の中、手入れの行き届いた日本庭園に猪おどしの石を打つ音が、辺りの静けさを更に際立たせる。「頑固者め、全く誰に似たのか」 石嶋が呆れたように言い放つ。 組長、貴方です――と言いたいのを、灰吹はグッと抑えた。 石嶋組は、主に神宿町界隈を縄張りにしており、200人を越える構成員とその何倍もの準構成員を抱える名の通った組織だ。 [続きを読む]
  • 2008/10/07 23:10剥きだしの魂に抱かれて 06
  •  鼻につく埃の匂い、シンと静まり返る部屋。 名草は部屋で襲われた時と同じ状態で床に寝かされていた。 携帯の着信音と共に、革ジャンのポケットの中でブーン…ブーン…と振動を繰り返す。 じっとしたまま様子を伺う。 7、8回鳴って止まった。 全く人の気配を感じない。どうやら見張りも居ないらしい。 多分、今の着信は高宮だろう。 だがこの状態では、掛けることも出ることも不可能だ。 後ろ手に手錠をされてる両 [続きを読む]
  • 2008/10/04 02:45剥きだしの魂に抱かれて 05
  •  それは四代目の跡目争い、身内の恥とも言える内輪揉めだった。 三代目を亡くしたすぐ後に起きた事故のせいで、当時若頭だった父は相次いで大事な人を守れなかったと自分を責め、辛そうにしていた姿を灰吹は覚えている。 まさか巻き込まれて死んだのが、有紀と名草の母親だったことまでは今まで知らなかった。「殺った奴は塀の中で始末された。そしてあの狸は無事四代目を継いだって訳だ。もういいだろう話は終わりだ。車は [続きを読む]
  • 2008/10/04 02:40剥きだしの魂に抱かれて 04
  •  石嶋有紀(いいじま ゆき)は、極道には珍しく女性関係に地味な四代目(現組長)石嶋大志(いいじま だいし)が、過去にたった1人だけ面倒を見ていた愛人との間に生まれた娘である。 子供に恵まれなかった四代目と本妻の友里恵(ゆりえ)は、今アメリカに留学している有紀を眼に入れても痛くない程可愛がっている。 四代目に息子が…? 確か…有紀さんの母親は10年以上前に事故で亡くなった筈だ。 有紀に兄が居る事など、 [続きを読む]
  • 2008/10/04 02:25剥きだしの魂に抱かれて 03
  •  夕暮れ時の混雑する道路は、たとえヤクザであろうとどうすることも出来ない。「組長のお宅でよろしいんですね」「ああ」 灰吹は背もたれに深く身を預け、腕を組んで目を閉じた。「あの…名草とか言う男、放って置いていいんですか?」「構わない」 名草と出会ったあの日から、自分の部下を従えて会いに行ったことなど今までに1度も無い。 勘のいいアイツなら分かる筈だ。 灰吹はゆっくりと目を開け、窓から外を眺めな [続きを読む]
  • 2008/10/04 02:15剥きだしの魂に抱かれて 02
  •  ここ神宿町を仕切る暴力団組織、石嶋組( いしじまぐみ)の幹部に名を連ねる灰吹 綾(はいぶき りょう)は、名草と同じ28歳。20代で幹部入りするだけあり、四代目組長の信頼も厚く、石嶋組の頭脳と言われている。 自信に満ち秀でた額と通った鼻筋、シャープな顎のライン、その顔立ちはドキリとさせるほど美しい。だが瞳はひやりするほど冷たげて、引き締められた唇に不遜なものを感じさせる。 虫ひとつも殺せぬような綺麗な [続きを読む]
  • 2008/10/04 02:10剥きだしの魂に抱かれて 01
  •  日本のみならずアジアでも有数の歓楽街―――神宿町 この眠らない街は、時間の境目、時には季節感さえも忘れさせる。 犇き合うように立ち並ぶ飲み屋や怪しげな風俗のきらめくネオン。 性別、年齢、職業、国籍…そんなものはこの街に関係ない。 成功と言う光を掴みに来る者。侭ならぬ理由を抱え人混みの影に潜む者。 騙され続けた正直者が、いつのまにか騙す方の詐欺師に成り果てる。 群がるように集まる人間達の欲望と快 [続きを読む]
  • 2008/10/04 02:00剥きだしの魂に抱かれて 初めに。
  • ご訪問ありがとうございます。新連載「剥きだしの魂に抱かれて」ですが、これは以前(1年以上も前)「にほんブログ村」で「hug...」と言うブログ名で登録させて頂いていた時の「大胆不敵な恋人」と言うタイトルで、「秋風乱菊」のペンネームで書いておりましたが、諸事情(海外赴任のため)で連載途中のまま退会することになり、完結出来なかった小説です。読んでいる途中で「ああ、前に読んだことあるわ」と言う方に一言。人 [続きを読む]
  • 2008/09/28 22:12ロクデナシでいるのも楽じゃない 13
  • 9月も半ばだというのに残暑を思わせるような早朝。 広いベランダで、真壁がホースを引き摺りながら植えたばかりのコスモスに水を与えていた。 ジェット噴射口が撒き散らす細かい霧状の水が作る小さな虹が、現れては消え、また現れる、を繰り返している。「兄さんって、意外とマメなんですね」 パジャマ姿でその光景を眺めている史裕は、悠希を描くようになってから真壁のマンションに泊まることが多くなっていた。「意外? [続きを読む]
  • 2008/08/30 14:12ロクデナシでいるのも楽じゃない 12
  •  ページを捲りながら、真壁が小さく呟く。「コスモスか…」 手にしている雑誌は、今朝届いたばかりの美術専門誌ではない。「そうです。コスモスの時期は、社長もマメに先生方に顔出しして頂かないと困ります」 デスクの上に載っている四季の草花やガーデニングについての本をちらりと見た仁志(にし)が、中指で眼鏡を押し上げる。「今更私が言うまでもありませんが、秋から冬にかけて個展を開く先生方が多いんですから」 [続きを読む]
  • 2008/06/26 08:05ロクデナシでいるのも楽じゃない 11
  •  シャワーは…浴びた方がいいよな?どっちが女役だ?やっぱ俺か? 史裕とふたりだけになったリビングで、悠希は真剣に悩んでいた。「悠希君、そんなに固くならないで。このレモネード、結構美味しいから飲んでみて」 悩む悠希をよそに、史裕がテーブルのグラスを手にして微笑む。「あ、ああ」 知ってる、最高に美味い。どこで売ってるのか教えて欲しいぐらいだ。 でも今はそれどころではない。 始める前にさりげなく、 [続きを読む]
  • 2008/06/25 07:01ロクデナシでいるのも楽じゃない 10
  • 「お名前は?」「不破悠希(ふわはるき)」 少しして、白衣を着た女性がカウンターにバインダーを差し出す。「こちらにサインをお願いします」 悠希のサインを確認すると、封筒を手渡しながら当たり前のように言われた。「お大事に」 封筒をジーンズのポケットに突っ込みながら、悠希はふと思う。 検査表を取りに来ただけなのに「お大事に」と言われたら、何か異常が見つかったように聞こえるのは自分だけだろうか?  [続きを読む]
  • 2008/06/22 09:41ロクデナシでいるのも楽じゃない 09
  • 『金持ちほどケチなもんなんだ。焦らずに相手の様子を見ながら、2倍から3倍の金額をちらつかせるといい。あまり欲張っちゃだめだよ、話が流れたら元も子もないからね』 脇田のアドバイス通りに交渉するつもりだった。2時間で30万稼げると言われた時、真壁に投げ飛ばされてムカついた事など頭から消え、すぐに行くと答えた。 風俗嬢のヒモで生活してきた悠希は、セックスで稼ぐことを否定する気などさらさらない。 自分が今 [続きを読む]
  • 2008/06/20 14:50ロクデナシでいるのも楽じゃない 08
  •  別室に消えた真壁が、美しいデザインカットグラスに注がれたピンクレモネードを手に戻ってきた。家政婦にでも言い付けに言ったのかと思いきや、以外にも真壁自身が持っていた。 どうせならビールで喉を潤したいと思っていた悠希は、ちぇ、ジュースか。と思いながらテーブルに置かれたグラスに口をつける。 美味い! レモネードは悠希も好きなので良く飲むが、今まで飲んだ中で一番美味い。どこのメーカーで作ってるのか聞 [続きを読む]
  • 2008/06/18 10:17ロクデナシでいるのも楽じゃない 06
  •  ネクタイを緩め、真壁はスコッチのオンザロックを一口飲んだ。 喉を通るアルコールの刺激が、体内のアドレナリンを沈めていく。「無茶なことはするなと言っただろう。頼むから俺が一緒のときだけにしてくれよ」「ごめん兄さん、心配掛けて」 一瞬肩を落として反省の表情を見せた史裕だが、すぐに嬉しそうな笑顔に変わる。「でも見つけたよ、今夜」 真壁は溜息を付き、首を横に振った。「駄目だ。あんな薬なんかやる奴 [続きを読む]
  • 2008/06/16 08:34ロクデナシでいるのも楽じゃない 05
  •  六本木のマンションに到着するな否や、ハイヤーから飛び出すように降りた真壁は、走るようにエントランスを抜けて部屋に向かった。 永遠にも感じるエレベーターの速度に苛立ちながら、やっとついた部屋の扉に鍵が掛かっていない。苦々しく舌打ちすると、壁に叩きつけるようにドアを開けた。 常に冷静な真壁には珍しく、靴を履いたまま苛立ちと焦りを露に奥の部屋へと突き進む。 見慣れない男の背中を目にしたと同時に、素 [続きを読む]
  • 2008/06/15 10:50ロクデナシでいるのも楽じゃない 04
  •  六本木のマンション前に午前0時30分到着し、言われた通り本部に連絡を入れる。 脇田が待ってましたとばかりに、ワンコールで電話に出た。「悪いんだけど、翔を客の部屋まで迎えに行ってくれないかな」 臨時雇いのドライバーの俺が、何でそんなことまでやらなきゃならないんだ! ムッとしてすぐに返事をしない悠希に、今度は少し焦りの混じった声で説明し始めた。 なにやら翔の方に非があるらしく。客の方は今までにトラ [続きを読む]
  • 2008/06/12 05:31ロクデナシでいるのも楽じゃない 03
  •  高校すら出ていない悠希の取り柄は、顔と身体だけだった。 本人もわかっていたので、当然のように水商売に入りホストになった。 しかし稼げるホストにとって、忍耐強さこそが命である。 悠希のようないい加減な男に勤まるわけがなく、せいぜい店内指名がいいところだ。 最初は悠希の容姿に惹かれた客も、いくら顔が良くてもただ横に座っているだけで、おべっかの一つも言わなければ、愚痴の一つも聞いてくれない呆けた役 [続きを読む]
  •   関連キーワード
  • 高校
  • 2008/06/11 02:44ロクデナシでいるのも楽じゃない 04
  • 『目的地周辺です』  カーナビの無機質な女性の声が車内に流れたとほぼ同時に、最上階を見上げるのに首が疲れる程の高層マンションが現れた。  目的地である目の前の建物は、照らされる眩い光の中で圧倒的な高級感を漂わせている。  大きなカーブに導かれるように、車は緩やかな坂を登って行く。  次々に視界に広がる緑や洗練されたオブジェが、見事なまでに計算された明かりで演出されている。どこかの有名な美術館のように... [続きを読む]
  • 2008/06/11 00:07ロクデナシでいるのも楽じゃない 01
  •  梅雨明け宣言を待っていたかのように射し込む真夏の日差しが、悠希(はるき)の部屋をサウナ並みの暑さにしていた。 唯一室温を下げてくれるはずの電化製品は、余りの古さにすでにクーラーとは呼べない代物に成り果てている。 ゴーゴーと耳につく音と共に吐き出される生温い風、畳を焼き尽くすような西日。 悠希は逃れるように、安物のカーテンが気休め程度につくった影の中へと非難した。 ゴロリと仰向けになり、見慣れ [続きを読む]
  • 2008/06/11 00:07ロクデナシでいるのも楽じゃない 03
  •  2日前の昼、八月初めの悠希の部屋はサウナ並みの暑さだった。 唯一室内の気温を下げるはずの電化製品は、余りの古さにすでにクーラーとは呼べない代物に成り果て、生暖かい風を吐き出す音だけがゴーゴーと耳につく。 畳を焼き尽くさんばかりに射す真夏の西日を、安物のカーテンが気休め程度に作った影の中、ボクサーパンツ一枚でゴロ寝していた悠希の携帯が鳴った。  携帯を耳につけた途端、クチャリと汗ばんだ音がした。そ... [続きを読む]
  • 2008/06/10 18:59ロクデナシでいるのも楽じゃない 08
  •  真壁が近づいてくる。  振り返った悠希は、威圧感に退きそうになるのを、足の指10本に力を入れて踏ん張った。  相手が通り過ぎた後、悠希は聞こえないよう小さく吐息をついた。  落ち着けと自分に言い聞かせる。何をビビッてるんだ。決定権は自分にあるのだ。怯えることなんかないじゃないか。  「肩の具合はどうか、と聞いたのだが」  答えない悠希に、少し焦れたように真壁は同じことを繰り返した。  緊張している [続きを読む]
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